Inspiron 15z Ultrabookで、各種のベンチマークテストを行ってみました。

今回掲載のマシンはプロセッサにCore i5-3317U、メモリ4GB、500GB HDD&32GB SSD、
HDグラフィックス4000・・という、Inspiron 15z で提供されている中では最小構成よりもやや上の構成に当たるモデル。

一般的な用途に使用するのであれば、十分快適なパフォーマンスを発揮できるだろうと思われる内容ですが、
オプションでは上位のCore i7や外部グラフィックス、SSDなども選択できるようになるなど、
高性能な15.6型のノートをお探しのユーザーにも適した内容となっています。

今回掲載のベンチマーク結果は、構成を選択する際の一つの目安にして頂けると思います。
興味をお持ちの方は記事に目を通してみてください。

掲載製品の公式ページはこちら: Inspiron 15z




【Inspiron 15z Ultrabook 構成や性能面をチェック】

まずは、掲載している Inspiron 15zの主な構成とその特徴をチェックします。

【Inspiron 15z Ultrabook の主な構成】

OS Windows 8 64bit
プロセッサ Core i5-3317U(1.70GHz/TB時最大2.60GHz)
チップセット HM77 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 DDR3 /最大8GB)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm)+ 32GB mSATA SSD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6型ワイドHD(1366×768)、光沢あり
無線機能 Dell Wireless 1703 802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 6セルバッテリー(駆動時間:公称値不明)
サイズ 382×250×20.9~21.0(幅×奥行き×高さ/mm/6セルバッテリー搭載時)
重量 約2.17kg(6セルバッテリー搭載時)

※以下に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2012年12月15日時点のものです。

掲載しているInspiron 15zの構成は上記の通りとなります。

今回の構成に関しては特に変わった部分もなく、標準的なUltrabookという感じではありますが、
HDD+キャッシュ用SSDというストレージ構成にする事で、価格を抑えています。

あと、構成からは少し話がずれますが、底面からメモリスロットにアクセスできるようになっている部分は
Ultlabookにしては珍しい仕様かもしれません。


今回のモデルはともかく、Inspiron 15zにはより上位のCore i7-3517U や GeForce GT630M(2GB)、
256GBのSSD、タッチパネルを搭載したモデル等も提供されており、性能は構成によって結構差があります。

いずれの構成にせよ、一般的な製品から考えると価格は安いです。

構成だけでなく操作性などもプラスして考えると、
価格の割に良く出来たノートPCだと思います。




以下、上記構成のInspiron 15z Ultrabookのベンチマーク結果です。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.8
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリ ハードディスク 5.9



【CrystalDiskMark】

今回、キャッシュ用のSSDを搭載しているという事で、
キャッシュが効いているかどうかの確認としてCrystalDiskMarkを複数回実行してみました。

実行1回目

実行3回目

以下、3回目の実行結果です。

Seq 237.472.76
512K 255.246.98
4K 16.611.165
4K QD32 44.821.224

数値は左がRead、右がWrite

1回目のプログラムの実行では普通のHDDの速度という感じのスコアでしたが、
3回目の実行ではReadのスコアが1回目に比べて大幅に上昇しました。

今回のInspiron 15zに搭載されているキャッシュ用のSSDは、
通常HDDへ読み書きするデータを、HDDよりもアクセス速度の速いSSDに一時的に
キャッシュする事で、データの読み込みを高速に行うことができるものです。

このSSDは頻繁に使うファイルほどキャッシュしやすいという傾向を持っており、
繰り返し同じプログラムを実行すると、そのプログラムに関連した幾つかのファイルがキャッシュされます。

CrystalDiskMarkにおいても同じ原理で、繰り返し実行する事によってファイルがキャッシュされるため
上写真のようにスコアが上昇します。

全てのプログラムでこのような速度が出るというわけではありませんし、
速度が上がるのはデータの読み込みのみとなるため、SSDを起動ドライブとして
利用している場合の速度にはかないませんが、HDD単体でマシンを運用する場合よりは速度が上がります。

サクサクと作業を行いたいのであればSSDを搭載したモデルの選択をお勧めしますが、
多少遅くても構わない(といってもHDDよりは速い)、製品価格を出来るだけ
抑えたいという方はHDD&SSD(mSATA)の構成でも構わないと思います。



【3DMark06】

3DMark score ・・・ 4525
SM 2.0 Score ・・・ 1435
SM 3.0 Score ・・・ 1948
CPU Score ・・・ 2999



【3DMark11】

3DMark score ・・・ P571
Graphics Score ・・・ 501 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 2511 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 519 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)



【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 1700~1724



【デビル メイ クライ 4】

1360×768

【1360×768】
平均fps ・・・ 30.41~49.47
RANK ・・・ C



【ファンタシースターオンライン2 】

1360×768

1360×768 ・・・ 425

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作



【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 907
HIGH ・・・ 464


グラフィック性能に関してはそれ程高くはないものの、
軽めのPCゲームをプレイできるくらいの性能は持ちます。

Inspiron 15zはゲーム用途向けの製品ではありませんし、ゲームをされる方がこの製品を選択される事はないと思いますが、
この製品には外部グラフィックスの選択肢がありますから、もう少しグラフィック性能を向上させたいという場合は購入時にそちらを選択すれば良いでしょう。

ただ、この製品で選択できるようになっているGeForce GT630Mは、ゲームが出来るほど性能の高いグラフィックスではありません。あくまでも軽め~中程度負荷を持つゲームを快適に行いたいという方に向くグラフィックスだと言えます。
(ゲーム云々関係なく、全体のパフォーマンスを向上させたい場合にもグラフィックスを載せる意味はあります)

とはいえ、内蔵グラフィックスの構成でも、日常的な作業や動画編集等は十分行える性能です。




次に、Inspiron 15zの消費電力の測定結果です。
アイドル時の消費電力と、ベンチマーク実行時(デビルメイクライ4)の消費電力を掲載してみました。

アイドル時 ・・・ 11W
ベンチマーク実行時 ・・・ 34W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

総じて消費電力は低いです。
UltraBookは低電圧版のプロセッサを搭載しているため、殆どの製品がこのような感じです。




次に、Inspiron 15zの筐体内のプロセッサ温度の測定結果です。
消費電力測定時と同じく、アイドル時とベンチマーク実行時の温度を測定しています。

なお、ベンチマーク実行時の温度は、デビルメイクライ4を20分程度実行した後に測定しています。

高い負荷を継続してかけても、温度は大きくは上昇しませんでした。
特に気にする必要はないと思います。




続いて、高負荷時の筐体表面温度の測定結果です。

こちらも総じて低い温度を保っています。
最も温度が高くなると思われる排気口付近の温度でも、45度前後でした。




最後に、Inspiron 15z のバッテリー駆動時間の測定結果です。
測定にはbbenchを使用、設定はストロークが10秒毎でインターネットへのアクセスが60秒毎。

画面の輝度は最大輝度から半分程度の明るさに設定した状態で、測定を行っています。

バッテリーの電力残量が100%の状態から5%の状態になるまでの時間は16061秒。
約4.5(4.46138888888..)時間ものバッテリー駆動が可能だという結果になりました。

Inspiron 15zは15.6型ノートにしては軽量ですが、モバイル用途のノートではありません。

ですのでバッテリー駆動時間に関してはそれ程気にするところではありませんが、
もしバッテリーで駆動させる場面があったとしても、ある程度の時間は使えるようです。



性能面に関しては以上となります。

具体的な製品の構成や価格等に関しては製品ページでご確認いただきたいのですが、
コストパフォーマンスはかなり良いモデルです。

価格が安い製品は他にもあると思いますが、
低コストと優れた操作性を両立させているという部分が魅力の製品です。

ある程度の性能を持った屋内用のノートPCをお探しの方は、購入の選択肢に加えても良い製品だと思います。



もう少し記事は続きます。
製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧下さい。