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HPが販売するノートPC、HP ENVY 15 x360(AMD)のレビューです。

HP ENVY 15 x360(AMD/旧モデル)は、360度ディスプレイを回転させられる15.6型のノートPC。

アルミベースの高級感あふれる筺体の採用に加えて、パフォーマンスの高いRyzen APUを搭載した高性能なノートPCです。

優れたデザインや高性能を採用しながらも、8万円台(キャンペーンにより)というリーズナブルな価格を実現している点が大きな魅力。

ネットや動画視聴、ビジネスアプリを使った日常作業をはじめ、簡単な写真や動画編集など、軽めの制作用途にちょうど良い製品だといえるでしょう。

以下、製品の特徴や使用感、性能について解説していきます。

【HP ENVY 15 x360(AMD) レビュー記事目次】

HP ENVY 15 x360(AMD) 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・キーボードの操作性
 ・重さ
 ・旧モデルと新モデルの違い

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
 ・HP ENVY 15 x360(AMD) まとめ

※掲載製品は Linkshare様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP ENVY 15 x360(AMD) 筺体外観・インターフェース

HP ENVY 15 x360(AMD)の筐体外観をチェックします。



アルミベースのボディに、「ダークアッシュブラック」と呼ばれる上品なカラーを採用しています。

天板の中央には、鏡面仕上げのhpロゴを配置。
ブラックに近いダークブラウンカラーのような微妙な色味の天板が、とても美しいです。

マットな質感で汚れが目立ちにくい点も良いです、

なお後の項でも詳しく説明しますが、本製品には新モデルが登場しており、そのモデルには「ナイトフォールブラック」と呼ばれるカラーが採用されています。

カラー名は異なりますが、見た目は旧モデルの「ダークアッシュブラック」とほとんど変わりません。



厚み19~20mmと、15.6型ノートにしては薄手です。





正面、背面側からみた筺体全体の様子です。




本製品には、360度回転可能なディスプレイが搭載されており、さまざまなスタイルへと変形させて利用できます。

テント型のスタイル。
狭い場所への設置に便利です。



スタンド型のスタイル。



タブレットスタイル。
ペン(オプション)での入力に便利なスタイルです。

2kgを超える重さであるため手で持って利用することは難しく、机の上に設置しての利用が主になるでしょう。




液晶の様子です。


15.6型フルHD(1920×1080)のIPSタッチパネルを搭載。
サイズが大きく解像度もほど良く高いため、写真編集など細かい作業に適しています。

クッキリと鮮明な映りで見やすいですが、最高輝度にしても画面はそれほど明るくはありません。

とはいえ、室内程度の明るさの中での利用であれば、光の反射等で画面の内容が見づらくなるといったことはないでしょう。





IPS方式の液晶を搭載しているため、左右斜めから見ても内容をはっきりと読みとることができます。

複数人で画面を閲覧する場合でも、見る位置によって画面の見え方が変わるといったことは起こりづらいです。



液晶上部には、顔認証センサー搭載の「HP Wide Vision フルHD Webcam(約200万画素)」が備わっています。

Windows Helloの設定を行うことで、顔認証によるログイン機能が利用できます。



液晶下部には、小さなhpのロゴを配置。
HPのプレミアムシリーズに採用されている、スラッシュロゴと呼ばれるタイプのhpロゴです。




筺体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面です。
電源コネクター、USB3.1(Type-A)、電源ボタン、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポート、SDカードスロットが並びます。



右側面には音量調整ボタン、USB3.1(Type-C)、USB3.1(Type-A)、HDMI 2.0が並びます。

この薄さの筐体なので、LAN端子や光学ドライブの搭載はありません。

それらを利用される人は注意が必要ですが、USBや映像出力端子、カードスロットなど利用頻度の高い端子はひととおり揃っています。




筺体正面、背面側には何もありません。



筺体底面側の様子です。
一枚板の底面カバーにゴム足と通気口のみと、最近のノートではよく見かけるシンプルな底面デザインです。

バッテリは完全に内蔵されており、脱着はできません。



HP ENVY 15 x360(AMD)本体と、付属の電源アダプターやケーブル、ウォールマウントプラグです。




19.5V、3.33Aで65Wの電源アダプターが付属していました。



キーボードの操作性

HP ENVY 15 x360(AMD)に搭載されているキーボードまわりの外観や、操作性をチェックします。



アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
右側にテンキーを搭載。

主要なキーのピッチは約18.7×18.7mm、キーストロークは約1.5mmと、HPのノートでは標準的なサイズのキーボードを採用しています。

柔らかめのキーですが、反応も打鍵感もよく打ちやすいです。
筐体がアルミベースでしっかりしているためか、キーボード打鍵時の底面のたわみもありません。

キーの配列や機能にも変わったところはなく、多くの人に使いやすいキーボードだといえるでしょう。



キートップの様子です。
ほんのわずかにではありますが、キーの中央が窪んでいるように見えます。

指先を置きやすいです。



白色のバックライトを内蔵。
明るさの調整機能はありません。




キーボード上部には、スピーカーを配置。


Audio by Bang & Olufsen 対応のスピーカーです。
音はそこそこ良いです。

と言ってもものすごく良いというわけではありませんが、動画等のサウンドをノートのスピーカーで聴けるだけのクオリティは備わっています。



付属のサウンドユーティリティを利用して、サウンドのカスタマイズが行えます。



パームレストの左側に、小さなENVYのロゴを配置。
パームレストにもアルミが用いられているため、高級感がありますね。



ボタン一体型のタッチパッドです。
一般的なタッチパッドと比較してやや横長形状であるため、パッドを使った操作が行いやすいです。

クリックボタンも適度な硬さで、押したときの指へのストレスがほとんどありません。

パッドの配置がホームポジションと比較してやや右寄りであるため、タイピング時に右の手のひらが触れやすい点が気になりますが、私が利用した限りでは誤動作は起こりませんでした。



重さ

HP ENVY 15 x360(AMD)の重さをはかってみました。

PC本体の重さは2086g。
15.6型ノートにしてはかなり軽いです。

モバイルノートとしては重いですが、PCのスタイル変更をはじめ、部屋の移動などがしやすいです。



付属していた電源アダプターやケーブルを合わせた重さは、286g。



電源アダプターやウォールマウントプラグを合わせた重さは、224g。



新モデルと旧モデルの違い

今回掲載している「HP ENVY 15 x360(AMD/旧モデル)」と、HP ENVY 15 x360の新モデルの違いについて簡単に説明します。


まず筺体ですが、新モデルではヒンジ部分のデザインや形状、筺体底面の通気口のデザインが変更され、筐体サイズがほんのわずかではあるものの小さくなり、重さも約2.11kgから約1.98kgへと軽量化されました。

またボディカラーに関しては、「ダークアッシュブラック」から「ナイトフォールブラック」へと変更。ただしカラー名が変わっただけで、見た目に大きな違いはありません。

さらに機能面においては、Webカメラを物理的にオンオフすることができるスイッチや、指紋認証センサーの搭載、キーボードバックライトの明るさ調整機能が追加されるなど、より機能が充実しています。

【旧モデルと新モデルの筐体や機能面の違い】

・背面ヒンジ部分のデザインや形状が変更
・筺体底面の通気口のデザインが変更
・新モデルは筺体が軽くなった
・「ダークアッシュブラック」から「ナイトフォールブラック」へ変更

・新モデルは、Webカメラを物理的にオンオフできるスイッチを搭載
・新モデルでは顔認証はなくなり、指紋認証センサーを搭載
・新モデルでは、キーボードバックライトに明るさ調整機能が追加される


続いて構成面に関しては、旧モデルに「Ryzen 5 2500U」が搭載されているのに対し、新モデルには第2世代のRyzen APUである「Ryzen 5 3500U」や「Ryzen 7 3700U」搭載のモデルが提供されています。

メモリは8GB or 16GBと新旧ともに同じですが、ストレージに関しては旧モデルがSSD&HDDの2ストレージであったのに対し、新モデルでは256GB SSDもしくは512GB SSD(いずれもPCIe NVMe)と、SSD単体の構成へと変化しています。

【旧モデルと新モデルの構成面の違い】

・Ryzen 5 2500U → Ryzen 5 3500Uや Ryzen 7 3700Uへ変更
・SSD&HDDの2ストレージ → 256GB SSDもしくは512GB SSD


旧モデルもそこそこ高性能ではあったものの、ハイエンドといえるほどではなかったのですが、新モデルではハイエンドAPUである Ryzen 7の選択肢も提供されているため、クリエイティブな用途への利用も可能です。

重くない用途への利用なら新旧どちらを選んでも良いと思いますが、新モデルは旧モデルに比べて機能が豊富であること、また全体的に性能が向上しているため、今買うなら新モデルの方がおすすめだといえます。



HP ENVY 15 x360(AMD) 構成内容とその特徴について

掲載しているHP ENVY 15 x360(AMD)の構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】


【GPU-Z】

【搭載されているストレージ】


Samsung製の「MZVLB256HAHQ-000H1」という256GB SSD(PCIe NVMe)と、Seagate製の「ST1000LM049-2GH172」という1TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

【HP ENVY 15 x360(AMD) の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Ryzen 5 2500U(2.00GHz~3.60GHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドフルHD(1,920×1,080)、光沢、IPSタッチパネル
グラフィックス   AMD Radeon Vega 8 グラフィックス(APU内蔵)
メモリ   16GB(8GB×2、DDR4 2400MHz)
ストレージ   256GB SSD(PCIe NVMe M.2/Samsung製)+ 1TB HDD(7200rpm/Seagate製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2
顔認証センサー   あり
バッテリ   3セルバッテリ
サイズ   359×245×19~20(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.11kg
カラー   ダークアッシュブラック
付属品   速効!HPパソコンナビ特別版ほか
標準保証   1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2019年07月01日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、15.6型フルHDのIPSタッチパネル、Ryzen 5 2500U、16GBメモリ、256GB SSD&1TB HDDという構成の内容のモデルです。

ほぼ固定の構成ですが、メモリのみ8GBを選ぶこともできます。

重い用途には向きませんが、外部グラフィックスを搭載しない構成にしてはパワーがあるため、軽めの写真や動画編集程度になら利用できるでしょう。

保存容量にも余裕があり、サイズの大きなファイルを扱うような人にも使いやすいはずです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP ENVY 15 x360(AMD)で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】




Sky Diver、Night Raid、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1920×1080/最高品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】



1280×720、1920×1080(DirectX 11/標準品質(ノートPC))


【CINEBENCH R15】


ドラゴンクエストX程度の軽いゲームタイトルなら、普通にプレイできるのではと思われるくらいのパフォーマンスを発揮できるようです。

といっても内蔵グラフィックスの構成であるため、ゲーム用途にはおすすめできませんが、価格帯の割にパワーがある印象です。

ネットや動画視聴のような軽い用途に向いていることはもちろん、軽めの処理を行う程度なら、写真や動画編集といったやや負荷がかかりやすい用途にも利用できると思います。

なお、クリエイティブ作業用のノートが欲しいのなら新モデルの方がおススメです。
新モデルでは、より性能の高い「Ryzen 7 3700U」を選べます。



消費電力・温度

HP ENVY 15 x360(AMD)のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定、バックライトキーボードはオフに設定した上で測定しています。(以降、全てこの設定)

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 48W

※実際の値は若干上下します

比較的、消費電力は低いです。




以下はアイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

高負荷な状態が続くとプロセッサの温度は上がるものの、心配しなくてはならないほどの温度上昇ではありません。

一方で、キーボードの表面温度は全体的に高めでした。
高温というほどではありませんが、気温の高い場所でタイピングのような作業を行う場合、触れた箇所の熱が気になる場合があるかもしれません。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、HP ENVY 15 x360(AMD)のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から7%に減少するまでの時間は34424秒。
約9.6(9.562222222…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

筐体サイズやパフォーマンスなどを考えると、バッテリの持ちはまずまず良いといえます。バッテリのみでもある程度のボリュームの作業を行えるはずです。

電源のない場所でも利用しやすく、利用場所が限定されないところが便利です。



HP ENVY 15 x360(AMD) まとめ

HP ENVY 15 x360(AMD)のレビューは以上となります。
最後にまとめます。

・15.6型フルHDのIPSタッチパネルを搭載
・ディスプレイを360度回転させられる2in1構造を採用
・パフォーマンスの高いRyzen APUを搭載
・最大16GBメモリ、SSD&HDDの搭載で高速
・スタイリッシュかつ高級感のあるデザインを採用
・比較的お手頃価格でコストパフォーマンスが高い

アルミベースの高級感ある筐体をはじめ、2in1構造の採用やパフォーマンスの高いRyzen APUを搭載しながらも、比較的手ごろな価格を実現した15.6型ノートです。

正直、10万円台後半だといわれても信じてしまいそうな、綺麗な筐体を採用しています。

性能も内蔵グラフィックスの構成にしては高いため、日常用途に使えるノートを探しているのなら買う価値はあるでしょう。

なお途中にも書いたように、本製品には第2世代のRyzen APUを搭載する新モデルが登場しています。

より機能が充実しているだけではなく、全体的に性能がアップしているため、今買うなら新モデルの方がおススメです。