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デルが販売するノートPC、Latitude 5300シリーズのレビューです。

Latitude 5300は、デルのビジネスブランド Latitude 5000シリーズに位置づけられる13.3型のビジネスモバイルノート。

製品情報によると、デルが販売する13.3型メインストリームビジネスノートとしては最小サイズを実現(2019年2月時点)した製品だそうで、モバイルにも向くコンパクトさを持ちながらも、スリムベゼルのディスプレイを採用することで十分な操作性を確保しています。

このサイズのノートとしては高い性能を備えており、CPUには第8世代のCoreプロセッサを、また大容量メモリに加えてストレージには最大1TBものNVMe SSDを搭載可能であるなど、ハイスペックな構成の選択が可能です。

外部グラフィックスの構成は提供されていませんが、一般的なビジネス用途には十分すぎる性能を持ちあわせたノートPCだといえるでしょう。

上位の7000シリーズの製品ほどのプレミアム感はありませんが、ビジネス製品ならではの幅広い選択肢を提供している点が大きな魅力です。

今回は、Core i5-8265Uを搭載するLatitude 5300を使用してみましたので、その特徴や使用感、性能について詳しくご紹介いたします。

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【Latitude 5300 レビュー記事目次】

Latitude 5300 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
 ・Latitude 5300 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Latitude 5300 筺体外観・インターフェース

Latitude 5300の筐体外観をチェックします。

今回掲載しているのはブラックカラーのモデルです。
といっても、製品ページではカラーバリ―エーションについての記載は特になく、ブラック以外の選択肢はないと思われます。





天板はブラックカラー1色。
中央付近に鏡面仕上げのDELLロゴを配置しています。

ブラックといっても、わずかにですがパールのような光沢が感じられる素材で、きれいな仕上がりです。

見た目がきれいなだけではなく、触れた感じでは頑丈かつヒンジなども安定した感触であり、ディスプレイ開閉時のたわみもほとんど気になりません。

安心してPCのさまざまな操作が行えます。


厚さ16.9mm(タッチパネルなしのモデルの場合)と薄型の筐体であり、持ち運びやすいです。




背面、正面側から見た筐体全体の様子。
ディスプレイにスリムベゼルが採用されているためか、スタイリッシュにみえます。

また13.3型サイズのノートにしては小さく見えますね。




スリムな液晶ベゼルを採用しており、洗練された印象を受けます




ディスプレイには、13.3型ワイドHD(1366×768)の非光沢液晶を採用。

本製品では複数の選択肢からディスプレイを選べるようになっており、HD液晶のほかにフルHD液晶やタッチパネルをはじめ、Webカメラなしや、赤外線カメラ搭載のディスプレイを選ぶこともできます。

あと、WWANの搭載もディスプレイ選択の項目で選ぶことが可能です。

なぜディスプレイ選択でWWANの有無を選ぶのかと思われる方もおられるかもしれませんが、多分ディスプレイ側にワイヤレスアンテナが配置される関係で、このような選択肢になっているのではないかと思われます。

WWANが必要な人は、ディスプレイの項目でWWAN対応を選択してください。




TN方式のパネルが搭載されているのか、視野角は狭いです。

上下左右から閲覧すると画面全体が白っぽく色変化してしまうため、複数人で画面を閲覧するような使い方には向いていません。

真正面から閲覧した場合の見え方には問題はなく、作業にも支障はありません。

なお、上記は今回掲載しているマシンのディスプレイの見え方であり、他のディスプレイを選択した場合の見え方がどのようなものであるのかは不明です。


ディスプレイ上部のベゼルには、Webカメラとマイクが内蔵されています。

先でも述べましたが、ディスプレイのカスタマイズでは赤外線Webカメラ付きや、Webカメラなしのディスプレイを選択することも可能です。



なお、Webカメラには物理的にカメラのレンズを遮断できるシャッターが標準でついており、スライドさせるだけでWebカメラのレンズを塞ぐことができます。

完全にレンスを塞ぐことができるため、Webカメラのハッキング対策に有効です。





ディスプレイは完全に後方に開ききることができます。

このタイプのディスプレイは画面の角度調整がしやすいだけではなく、外部モニターに出力して利用する場合に、ノートの画面が邪魔にならないというメリットがあります。




筐体側面のインターフェースをチェックします。

筺体左側面です。
電源コネクター、USB3.1 Type-C(電源供給、DisplayPort対応)、HDMI、USB3.1が並びます。


右側面にはヘッドフォンとマイクのオーディオジャック、microSDカードリーダー、microSIMカードスロット、USB 3.1(PowerShare)、LAN、セキュリティケーブル用のロックスロットが並んでいます。

microSIMカードスロットはオプションです。
WWANの搭載を選択した場合に、スロットを利用できます。

薄型タイプのノートですが、LAN端子を搭載しているところがビジネス向けらしいです。



筺体正面、背面側には何もありません。
正面の右端に見える細長い線のようなものは、電源のステータスランプです。


筐体底面です。
写真は上が筐体背面、下が筺体正面側となります。

特に目立つものはなにもない、一枚板のシンプルな構造の底面です。

バッテリーは完全に内蔵されており、脱着はできません。
また内部へアクセスするには、底面カバー全体を外す必要があります。


底面カバーの中央付近に、Latitude 5300の文字がプリントされているのがみえます。


正面寄りのやや傾斜のある位置に、スピーカーが配置されています。
音質は特別良いというわけではありませんが、筐体が小さい割にはクオリティは良い方だと思います。



なお、本製品にはWaves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティがプリインストールされており、ユーティリティを利用してサウンドのチューニングを行うことが可能です。


Waves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティ




Latitude 5300本体と、付属の電源アダプターやケーブルです。



19.5V、3.34Aで65Wの電源アダプターが付属していました。
カスタマイズでは Type-C対応の65W電源アダプターや、90Wの電源アダプターも選べます。



キーボードの操作性

Latitude 5300に搭載されている、キーボードまわりの外観や操作性をチェックします。



アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用しています。

掲載モデルに搭載されているのはバックライトなしのキーボードですが、カスタマイズではバックライト付きや、英語版のキーボードも選択可能です。。

あと電源ボタンには、タッチ式の指紋認証リーダーを搭載するオプションも提供されています。


キーボードの使用感については、ビジネス向けのノートのキーボードだけあって使い勝手がよいと感じます。

キーボード底面の強度が高く打鍵時のたわみがほとんどないことに加えて、キー配列や機能も一般的でおかしなクセがありません。

デルのノートPCのキーボードの中には、BackspaceやEnter付近のキーが極端に小さくやや使いづらいものもあるのですが、本製品ではそのようなこともなく、違和感なくタイピングが行えます。

タイピング作業が多い方にも納得の使い心地です。


キートップの形状です。
キーの端から中央にかけてわずかに湾曲する形状を採用しており、指先を置きやすいです。

キーストロークは浅めですが、割としっかりとしたクリック感があるキーで打ちづらさはありません。


ボタン独立型のタッチパッドを搭載。

最近の薄型ノートでは、ボタン一体型のタッチパッドを採用したものが圧倒的に多いですが、本製品では操作がしやすいボタン独立型を採用しています。

程良いボタンの押し心地で、とても使いやすいです。
このタッチパッドなら、マウスが使えない環境でも快適に操作が行えるでしょう。



重さ

Latitude 5300の重さをはかってみました。

PC本体の重さは約1243g。
仕様に記載されている、最小重量1.24kgとほぼ同じ数字です。

13.3型ノートでこの重さなら、十分に軽いといえるでしょう。

外出時にモバイルしやすいことはもちろん、場所移動させたりバッグへ収納するなどといったちょっとした取りまわしがしやすいです。



電源アダプターやケーブルを合わせた重さは286g。
これは今回の製品に付属していたアダプターの重さであり、電源アダプターの種類が異なる場合は重さも変わります。



Latitude 5300 構成内容とその特徴について

掲載しているLatitude 5300の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】



【搭載されているストレージ】

東芝製の「KBG30ZMS256G」という256GB M.2 SSD(NVMe)が搭載されていました

【Latitude 5300 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-8265U(1.6GHz~3.9GHz、4コア)
ディスプレイ   13.3型HD(1366×768)、非光沢
グラフィックス   インテル UHD グラフィックス 620
メモリ   8GB(1x8GB DDR4)
ストレージ   256GB SSD(PCIe NVMe M.2/東芝製)
無線機能   Intel Wireless-AC 9560(802.11ac)2×2、Bluetooth 5.0
サイズ   305.7×207.5×16.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.24kg(最小重量)
標準保証   3年間 ProSupport & 翌営業日対応 オンサイト サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2019年08月05日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、13.3型HDの非光沢液晶、Core i5-8265U、8GBメモリ、256GB SSD(NVMe)、WWAN搭載という構成内容のモデルです。

本製品には第8世代のCore i3、i5、i7を搭載する構成が提供されており、外部グラフィクスはなし。

メモリは最大32GB、ストレージは最大で1TBものNVMe規格のSSDを選ぶことができるなど、比較的ハイスペックな構成も選択可能です。

外部グラフィックスを搭載できないため、高いグラフィック性能を必要とする用途には向きませんが、幅広い構成と機能の中から選べるようになっており、ビジネス用のメインノートとして利用するのには最適だと思われる内容です。

性能面以外の構成では、液晶の種類を選択できたりWWANを搭載できるなど、きめ細やかなカスタマイズが行えるようになっています。

単に構成の種類が充実しているだけではなく、搭載の有無を細かく選べるところがビジネス向け製品ならですね。無駄な構成は省き、必要なものだけを搭載した構成を組むことができるというメリットがあります。

標準保証が3年間と長い所も、ビジネスらしい要素です。



以下は、Latitude 5300で提供されている主な構成のバリエーションです。

あくまでも、記事作成時点で提供されている構成を書き出しただけのものであり、以下を自由に組みあわせられるわけではないためご注意ください。

OS
・Windows 10 Home (64ビット) 日本語、英語
・Windows 10 Pro (64ビット) 日本語、英語
・Ubuntu Linux 18.04

液晶
・13.3型 HD (1366 x 768) 非光沢、マイクのみ
・13.3型 HD (1366 x 768) 非光沢、カメラ&マイク
・13.3型 HD (1366 x 768) 非光沢、カメラ&マイク、WWAN
・13.3型 FHD WVA(1920 x 1080)非光沢、カメラ&マイク、WWAN
・13.3型 FHD WVA (1920 x 1080) 非光沢、タッチ、カメラ&マイク、WWAN
・13.3型 FHD WVA(1920 x 1080)非光沢、タッチ、IRカメラ&マイク、WWAN

CPU
・Core i3-8145U(2.1GHz~3.9GHz、2コア)
・Core i5-8265U(1.6GHz~3.9GHz、4コア)
・Core i5-8365U(1.6GHz~4.1GHz、4コア)
・Core i7-8665U(1.9GHz~4.8GHz、4コア)

メモリ
・4GB(1x4GB、DDR4)
・8GB(1x8GB、DDR4)
・8GB(2x4GB、DDR4)
・16GB(1x16GB、DDR4)
・16GB(2x8GB、DDR4)
・32GB(2x16GB、DDR4)

ストレージ
・128GB SSD(M.2 PCIe NVMe Class 35)
・256GB SSD(M.2 PCIe NVMe Class 35)
・256GB SSD(M.2 PCIe NVMe Class 40)
・256GB SSD(M.2 PCIe NVMe Class 40 Opal 2.0 自己暗号化)
・512GB SSD(M.2 PCIe NVMe Class 35)
・512GB SSD(M.2 PCIe NVMe Class 40)
・512GB SSD(M.2 PCIe NVMe Class 40 Opal 2.0 自己暗号化)
・1TB SSD(M.2 PCIe NVMe Class 40)

バッテリ
・3セル 42Whr ExpressCharge
・4セル 60Whr ExpressCharge
・4セル 60Whr ロングライフバッテリー(3年保証含む)

電源アダプター
・65W ACアダプター
・65W ACアダプター (Type-C)
・90W ACアダプター

ワイヤレス
・インテル ワイヤレスAC 9560(802.11ac、2×2)、Bluetooth 5.0
・Qualcomm QCA61x4A(802.11ac、2×2)、Bluetooth 4.2
・インテル Wi-Fi 6 AX200(802.11ax、2×2 160MHz)、Bluetooth 5.0



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているLatitude 5300で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


【3DMark】




Sky Diver、Night Raid、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720/標準品質、ウィンドウモードで実行


【CINEBENCH R15】


今回掲載しているモデルはCore i5-8265U搭載と、Latitude 5300で提供されている中ではやや性能が低い部類にあたるモデルですが、その構成でも日常用途には全く問題のない性能を持ちあわせているようです。

例えばネットやメール、動画視聴、ビジネスアプリを利用した作業など、ビジネスで一般的に行われるようなタスクは容易にこなせるでしょう。

ストレージも非常に高速であり、常にキビキビとした快適な環境で作業ができます。



消費電力・温度

Latitude 5300のアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定した上で測定しています。
(以降、全てこの設定を使用)

アイドル時 ・・・ 4W
ベンチマーク実行時 ・・・ 32W

※実際の値は若干上下します

アイドル時、ベンチマーク実行時ともにかなり消費電力は抑えられているようです。




以下、アイドル時、高負荷時(3DMarkを繰り返し20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

高負荷な状態が続いた場合、ややCPU温度は上がりやすいようです。
キーボード付近の表面温度も、キーボードの中央から左側にかけてやや温度が上がりやすいようです。

キーボードの温度に関しては、キーボードの一部の温度はやや高くなるもののパームレスト付近が低温であるため、実際の操作ではそれほど気にはなりません。

あと、本製品でPCゲームのような負荷のかかる作業を行うことはあまりないと思われ、日常の利用でここまで温度が上がることは稀です。上記結果はあまり気にしなくてもよいでしょう。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、Latitude 5300のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。

今回、バッテリの持ちがよく測定に時間がかかりそうであったため、100%から50%までの駆動時間を測定しました。




バッテリの電力が100%から50%に減少するまでの時間は29881秒。
約8.3(8.30027777…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

消費電力が低いためか、バッテリの持ちはとても良いです。

上記結果はかなり軽めの作業を行った場合の数値ですが、やや負荷をかけた使い方をしたとしてもある程度のボリュームの作業が行えるくらいの余裕はあるでしょう。

モバイルノートとしてはとても使いやすい製品です。



Latitude 5300 まとめ

Latitude 5300のレビューは以上となります。
最後にまとめます。

・13.3型HD、またはフルHDの液晶を採用 タッチパネルもあり
・第8世代のCore i3、i5、i7、最大32GBメモリ、最大1TB SSD(NVMe)を搭載可能
・WWANや指紋認証リーダーなど、オプションで搭載できる機能が充実している
・キーボードやタッチパッドが使いやすい
・13.3型ノートのわりにコンパクトかつ軽い
・標準3年保証(1年も選択可能)
・バッテリの持ちがとても良い

液晶やキーボード、各種のパーツや機能など、カスタマイズオプションの選択肢が非常に充実しているビジネスノートです。

機能の搭載を細かく選べること、またライトな用途からややパワーの必要な用途にまで対応できる構成を提供しており、自分の環境や用途にピッタリのノートを手に入れることができます。

13.3型サイズの液晶を搭載しながら、比較的コンパクトで軽い筐体を実現しているところもよいですね。軽いだけでなくバッテリの持ちもとても良いため、モバイル利用が多い人には特に使いやすいはずです。

Latitude 5300のようなビジネス系の製品は、個人向け製品に比べると価格がやや高めですが、堅牢かつセキュリティ機能が充実していること、また操作性に優れる点などを考慮するとむしろコストパフォーマンスには優れています。

搭載する構成や機能を細かく選びたい人や、操作のしやすさにこだわる人には非常に魅力的なマシンだといえるでしょう。

興味をお持ちの方はチェックしてみてください。


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あわせてご覧いただければと思います。

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