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デルが販売するノートPC、Latitude 3301のレビューです。

Latitude 3301は、13.3型液晶を搭載するエントリークラスのビジネスモバイルノートPC。

ディスプレイにスリムベゼルを採用することにより 筐体サイズをコンパクトに抑えることで、大画面の操作性と優れた携帯性を実現した製品です。

主な構成は第8世代のCore i3、i5、i7に加えて、メモリは4GB or 8GB、ストレージには最大512GBのSSD(PCle)を搭載できるほか、モデルによってはWWAN対応も選ぶことができます。

エントリークラスながら幅広い中から構成を選べること、またビジネス製品ならではのセキュリティ機能やサポートの選択肢も充実していますし、外観も洗練されていて上位クラスの製品に劣りません。

比較的リーズナブルな価格で、性能も機能も充実したモバイルノートを手に入れたいという方に向いた製品だといえるでしょう。

今回は、Core i5-8265Uを搭載するモデルを利用してみましたので、その特徴や使用感、実際の性能について詳しくご紹介いたします。

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【Latitude 3301 レビュー記事目次】

Latitude 3301 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
 ・Latitude 3301 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Latitude 3301 筺体外観・インターフェース

Latitude 3301の筐体外観をチェックします。

今回の製品は Latitudeで提供されている3000シリーズ、5000シリーズ、7000シリーズのうち、エントリークラスの3000シリーズに位置づけられるPCで、上位クラスの製品に比べると比較的リーズナブルだという特徴があります。

通常エントリークラスのノートというとコストを抑えている分、基本機能重視でデザインは二の次であるイメージがありますが、本製品のボディは金属素材のような質感を持ち合わせており、きれいです。






やや濃いめのシルバーカラーを筐体全面に採用した、アルミニウムデザインのモデルです。このアルミニウムデザインのほか、ブラックカラーのモデルも提供されています。

見た目が洗練されているだけではなく、動かしたときのたわみもほとんどなく頑丈そうです。




背面、正面側から見た筐体の様子。

スリムベゼル採用のディスプレイを搭載しているため、筐体は幅が約307.6mm、奥行きが204.5mmと、13.3型サイズのノートにしてはコンパクトに抑えられています。


コンパクトなだけではなく、厚みも16.8mmと薄くカバンに収納しやすいです。




ディスプレイです。


13.3型ワイドフルHD(1920×1080)の光沢液晶を搭載しています。
上記液晶のほか、HD(1366×768)解像度、およびフルHD解像度を持つ非光沢液晶も選べるようです。

光沢液晶は鮮やかではありますが、光の反射や映り込みが気になりやすいため、実用性を重視するなら非光沢液晶を採用したほうが作業はしやすいと思います。

とはいえ、人によって好みは異なるため、両方選べるようになっているのは良いですね。




視野角は広いです。
製品の仕様に記載はありませんでしたが、多分IPS方式の液晶を搭載していると思われます。

斜めからみた場合でも色や明るさの変化が小さく、作業がしやすいです。




液晶上部にはHD 720p対応のWebカメラと、マイクを内蔵。
液晶下部には小さなDellロゴが配置されています。


ディスプレイの最大開閉角度は、PC本体の設置面からみて約130度。

標準的な開閉角度です。
問題なく画面の角度調整が行えます。



なお、本製品にはディスプレイを開くと背面側の底面がわずかに持ち上がる、リフトアップタイプのヒンジが採用されています。

わずかにではありますが、底面の一部が床から持ち上がることによって通気が良くなるため、排熱に良い影響があると思われること、またキーボード面がやや傾斜するためにタイピングがしやすいというメリットがあります。

ちなみにこの構造では、ヒンジを軸にしてディスプレイを開閉するため、ヒンジが擦れることでPC本体や設置面に傷がつかないかが気になるところ。

ですが、ヒンジ付近一帯に樹脂製の素材が使われているため、その心配はありません。



ヒンジ付近は樹脂製の素材で覆われており、傷がつきにくくなっている



筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面です。
電源コネクター、HDMI 1.4、USB3.1 Type-C(Power DeliveryおよびDisplayPort 1.2対応)、MicroSD 3.0カードリーダーが並びます。

USB3.1 Type-C端子がPower Delivery対応であるため、付属の電源アダプターだけではなくType-C対応のアダプターでも充電が行えます。


右側面にはユニバーサルオーディオジャック、USB 3.1が並びます。

なお、本製品はWWANの構成も選べます。
今回のモデルはWWANは搭載していませんが、WWANを選択した場合、筐体右側面にUSIMカードスロットが搭載されます。

ちなみに製品ページの構成を見ている限りでは、WWANの構成はブラックカラーのモデルでしか選べないようです。



筐体背面、正面側には何もありません。


筐体底面の様子。
写真は上が筐体背面、下が正面側となります。

底面中央に「Latitude 3301」の文字が印字されている以外には変わったところはない、一枚板の構造を持つ底面カバーを採用しています。

すっきりとした見た目です。



底面カバーの中央付近に「Latitude 3301」の文字を印字


底面カバーの端寄りの位置に、Waves MaxxAudio Pro対応のスピーカーが内蔵されています。

音は普通です。
小型かつ薄型のモバイルノートのわりには良いのではないかと思います。


本製品には標準で、Waves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティが搭載されており、サウンドのチューニングが行えるようになっています。


Latitude 3301本体と、付属の電源アダプターやケーブルです。



19.5V、3.34Aで65Wの電源アダプターが付属していました。



キーボードの操作性

Latitude 3301に搭載されているキーボードやその周辺の外観、機能、操作性をチェックします。



アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
上記のほか、英語版のバックライトなしキーボードやバックライト付きキーボードも選べます。

製品ページの仕様やカスタマイズページを見る限りでは、日本語版のバックライト付きキーボードはないようですね。

あとキーボード右上にある電源ボタンには、オプションで指紋認証センサーを搭載可能です。


使用感については、キーサイズをはじめ、キー配列や機能は標準的な内容であり使い心地は悪くありません。

ただ、BackspaceやEnterといった一部のキーの形状がやや変わっているため、使い慣れるまではやや違和感を感じる可能性があります。

上位クラスのLatitudeシリーズでは一般的な形状のキーが使われていますので、キーボードの操作性にこだわりがある方は、上位シリーズで提供されている13.3型ノート(以下)を選んだほうが良いかもしれません。

Latitude 5300のレビュー(13.3型ビジネスノート)
Latitude 7300のレビュー(13.3型ビジネスノート)

とはいえ、普通に使うぶんには特に問題のない使い心地です。



キートップの形状は平坦です。
ややマットな質感であり、タイピングをした時につきやすい指紋汚れが気になりにくいです。



電源ボタンはキーボードの右上に配置されています。

今回のモデルには搭載されていませんが、オプションではこの電源ボタンに指紋認証センサーを搭載することが可能です。

指紋認証をログイン時に利用すると、パスワードの入力をしなくても良いぶんログイン時の手間が省けるため、追加しておくことをおすすめします。



ボタン一体型のタッチパッドを搭載しています。

パッドの面積が広いため、指を大きく動かせるぶんジェスチャー操作がしやすいこと、またクリックボタンも適度な柔らかさで押しやすく、指へのストレスがかかりにくいタッチパッドだといえます。

ホームポジションとの配置バランスも悪くありません。



重さ

Latitude 3301の重さをはかってみました。

PC本体の重さは1160g。
公称値の最小重量約1.18kgという重さとほぼ同じ数字です。

13.3型サイズのノートにしては、軽くて持ち運びやすいです。

軽いだけではなく、筐体サイズも13.3型サイズのノートにしては抑えられているため、パソコンを持って移動したり、バッグに収納したりといったちょっとした動作がしやすいというメリットがあります。


電源アダプターやケーブルをあわせた重さは、328g。



Latitude 3301 構成内容とその特徴について

掲載しているLatitude 3301の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】



【搭載されているストレージ】

東芝製の「KBG30ZMS256G」という256GB M.2 SSDが搭載されていました

【Latitude 3301 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-8265U(1.60GHz~3.90GHz)
ディスプレイ   13.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)、光沢、IPS
グラフィックス   インテル UHDグラフィックス 620
メモリ   8GB(LPDDR3 1866MHz)
ストレージ   256GB SSD(M.2 PCle NVMe/TOSHIBA製)
無線機能   Intel Wireless-AC 9560
バッテリ   45Whr、4セル バッテリ
サイズ   307.6×204.5×16.8(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.18kg(最小重量)
デザイン   アルミニウム
標準保証   1年間 引き取り修理保守サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2019年09月13日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、13.3型フルHD光沢液晶、Core i5-8265U、8GBメモリ、256GB SSD(PCle NVMe)という構成内容のモデルです。

本製品には大きく分けて第8世代のCore i3-8145U、Core i5-8265U、Core i5-8365U、Core i7-8565Uを搭載したモデルが提供されており、メモリは4GBもしくは8GB、ストレージは最小で128GB SSD(PCle NVMe)、最大では512GBものSSD(PCle NVMe)を搭載可能となっています。

また液晶にはHD解像度や非光沢タイプ(HD、フルHD)も選択できるほか、WWAN搭載のモデルや指紋認証センサーを追加できたりと、比較的幅広い中から構成を選べるようになっています。

外部グラフィックスの構成はないものの、一般的な用途向けのビジネスノートとしては比較的高性能なマシンです。

WWANが選べるところも、モバイルノートとしては便利です。
ただしWWANはブラックカラーのモデルにしか搭載されませんので、選択する場合はご注意ください。



以下、本製品で提供されている構成のバリエーションです。

あくまでも現時点で提供されている構成を書き出しているだけであり、以下のパーツを自由に組みあわせられるわけではないためご注意ください。

OS
・Windows 10 Home (64ビット) 日本語、英語
・Windows 10 Pro (64ビット) 日本語、英語

液晶
・13.3型HD(1366×768)非光沢
・13.3型フルHD(1920×1080)非光沢
・13.3型フルHD(1920×1080)TrueLife

CPU
・Core i3-8145U(2.1GHz~3.9GHz)
・Core i5-8265U(1.60GHz~3.90GHz)
・Core i5-8365U(1.60GHz~4.10GHz)
・Core i7-8565U(1.80GHz~4.60GHz)

メモリ
・4GB( LPDDR3 1866MHz)
・8GB(LPDDR3 1866MHz)

ストレージ
・128GB SSD(M.2 PCle Class 35)
・256GB SSD(M.2 PCle Class 35)
・512GB SSD(M.2 PCle Class 35)
・256GB SSD(M.2 PCle Class 40)
・512GB SSD(M.2 PCle Class 40)

キーボード
・非バックライトキーボード 日本語、英語
・バックライトキーボード (英語)

バッテリー
・4セル 45Whr バッテリー
・4セル 52Whr バッテリー

カラー
・アルミニウム
・ブラック



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているLatitude 3301で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


【3DMark】




上からSky Diver、Night Raid、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1920×1080/標準品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


1280×720(DirectX 11/標準品質(ノートPC))


【CINEBENCH R15】


今回利用しているのは、Latitude 3301で提供されているモデルの中では、中~やや高性能と思われる程度の性能を持つ構成ですが、ベンチマークでは比較的高いスコアが出ています。

ネットやメール、動画視聴、ビジネスアプリを利用した作業など、日常的なビジネス用途には十分な性能を持ちあわせているようです。

ストレージに関しては、NVMe規格のSSDを搭載している割にはスピードがややふるわない結果となっていますが、実際にはサクサクとした使用感で高速です。



消費電力・温度

Latitude 3301のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度を50%に設定にした上で測定しています。
(以降、全てこの設定を使用)

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 43W

※実際の値は若干上下します

外部グラフィックスを搭載しない構成であるため、全体的に低消費電力です。特にアイドル時の消費電力が低いです。




以下、アイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

高負荷な状態が長く続くとややCPU温度が高くなりやすいようですが、熱で性能が落ちたと感じるようなことはありませんでした。

一方でキーボードの表面温度についても、キーボード中央から左側にかけてやや高温になりやすいようです。

タイピングを行うと指先がやや温かく感じられはしますが、手が触れることの多いパームレスト付近が低温であるためか、あまり気になりませんでした。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、Latitude 3301のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。

今回は、バッテリの電力残量が100%の状態から20%になるまでの時間を測定しました。




バッテリの電力が100%から20%に減少するまでの時間は41586秒。
約11.6(11.55166666…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちはかなり良いです。

今回の結果は、あくまでも軽い作業を行った場合のバッテリ駆動時間ですが、仮にもう少し負荷をかけて作業を行ったとしても相当な時間持つと思われます。

電源が確保できない場所でも使いやすいです。
モバイルノートとしては、大きな長所だといえるでしょう。



Latitude 3301 まとめ

Latitude 3301のレビューは以上となります。
最後にまとめます。

・13.3型HD、またはフルHDの光沢・非光沢液晶を提供
・第8世代のCore i3、i5、i7、最大8GBメモリ、最大512GB SSD(NVMe)を搭載可能
・WWANや指紋認証リーダーなど、オプションが充実している
・13.3型ノートのわりに小さく、かつ軽くて持ち運びやすい
・エントリーノートの割に洗練されたデザイン
・バッテリの持ちがとても良い

液晶をはじめ、CPUやストレージ、WWANなど構成や機能の選択肢が多く、用途や環境にあった構成を選びやすいビジネスノートです。

性能は選択する構成によって大きく変わりますが、一般的なビジネス用途には十分だと思われるラインアップで、どの構成をえらんでもそれなりに快適に利用できるはずです。

また13.3型ノートの割にコンパクト&軽量であること、加えてバッテリの持ちが良いため、モバイルノートとして利用しやすいというメリットもあります。

エントリークラスのノートの割に、洗練されたデザインを採用しているところも操作性などには関係がないものの、利用側には嬉しい要素です。

このような内容でありながら、比較的リーズナブルな価格で提供されているところが魅力が大きいといえます。

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