デルが販売するノートPC、Dell G5 15(5590)のレビューです。

Dell G5 15(5590)は、Dell Gシリーズとしてラインアップされている15.6型のゲーミングノートPC。

デルが販売するもう一つのゲーミングシリーズ「ARIENWARE」が高級志向の製品であるのに対し、Dell Gシリーズはゲームに必要な機能や性能を備えながらもお手頃な価格帯を実現しています。

ゲーミングノートが欲しいけれどARIENWAREだとややオーバースペック、また予算オーバーだというユーザーに向く製品です。

主な構成については、CPUには第8、9世代のCore i5やi7を、またグラフィックスには最大でRTX 2060(6GB)を搭載するモデルも提供するなど、やや重めのゲームプレイにも耐えられる構成をラインアップしています。

また最上位モデルではリフレッシュレート144Hzの液晶を採用するなど、FPSのような動きの速いゲームのプレイにもおすすめの製品です。

お手頃な価格帯とはいっても、上位モデルの中には20万を超える高価格帯の製品もあり、全てのモデルが安く買えるわけではありません。ですが構成内容の割に値ごろ感があるため、多くのユーザーにとって手を出しやすい製品だといえるでしょう。

今回は、アルプスホワイトのボディカラーを採用する Dell G5 15(5590)スペシャルエディションを利用してみましたので、その特徴や使い勝手、性能について詳しくご紹介いたします。

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【Dell G5 15(5590) レビュー記事目次】

Dell G5 15(5590) 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
 ・Dell G5 15(5590) まとめ

※掲載製品はメーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Dell G5 15(5590) 筺体外観・インターフェース

Dell G5 15(5590)の筐体外観をチェックします。

2019年6月10日現在、本製品にはブラック、およびアルプスホワイトのカラーリングを持つモデルがラインアップされています。

ブラックの方が標準モデルで、アルプスホワイトのカラーリングを採用するモデルは「スペシャルエディション」として提供されていますが、スペックやボディのサイズは変わりません。

異なるのはカラーや細部のデザインで、アルプスホワイトのスペシャルエディションの方がやや凝ったデザインを採用しています。

また、スペシャルエディションの方がわずかに価格が高めです。とはいっても大差はないため、単純にデザインの好みで選んでよいと思います。




アルプスホワイトカラーをベースに、ブルーの光沢感を持つDELLロゴが中央に配置されるデザインを採用しています。

ゲーミングノートPCというよりは、一般的な用途向けのノートとしても通用しそうなすっきりとしたデザインです。

ややパール感のあるきれいなホワイトで、多くの方に好まれるのではないでしょうか。



ディスプレイのヒンジ部分です。
中央にはG5のロゴが配置されています。

一面ホワイトの中にシルバーのアクセントはやや異質感がありますが、そこがややゲーミングPCっぽい雰囲気です。


薄型ノートPCに比べるとやや厚みはありますが、ゲーミングPCにしては薄めでコンパクトに仕上げられています。




背面、正面側からみた筐体全体の様子です。
ヒンジ部分のシルバーが目立ちますね。



ディスプレイには、15.6型フルHD(1920×1080)のIPS非光沢液晶を搭載。

今回掲載しているのは最上位モデルであるため、リフレッシュレート144Hの液晶が採用されていますが、それ以外のモデルには60Hzの液晶が搭載されます。

解像度はいずれもフルHDです。

一応説明しておくと、リフレッシュレートとは1秒間にどの程度のディスプレイの書き換えが行われるかを示した数値で、この数値が大きいほどちらつきがが起こりにくく、また映像が滑らかにみえるようになります。

特に動きの速いゲームタイトルをプレイする場合に、メリットの大きい液晶です。





IPS方式の液晶であるために視野角が広く、どの角度からも画面の内容をはっきりと読み取ることができます。

非光沢液晶ですが、その割に発色は良いです。




液晶上のベゼルにはHD(720p)対応のWebカメラが、液晶下部にはDELLのロゴが配置されています。





ディスプレイの最大開閉角度は、約135度。
ノートPCのディスプレイでは標準的だと思われる可動域で、画面の角度調整が無理なく行えます。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。
まず左側面から。


筺体左側面には、USB Type-C(DisplayPort/Thunderbolt)、USB3.1 Type-A、ヘッドフォンジャックが並びます。




そして右側面にはSDカードスロット、USB3.1 Type-Aが並びます。



さらに背面側。


背面には電源コネクター、HDMI2.0、USB3.1 Type-A、Mini DisplayPort(RTX 2060搭載モデルのみ)、LAN、セキュリティ用のロックスロットが並びます。

電源や映像出力ほか、常に接続し続けることの多い端子が背面側に並んでいるのは、操作がしやすいという点でメリットが大きいです。



正面側には何もありません。
端子類はありませんが、左右にスピーカーが内蔵されています。



正面側に内蔵されているスピーカー

音は特別良いということはありませんが、ノートのスピーカーでゲームや映画等のサウンドを聴ける程度のクオリティは備えています。

ただ私自身に関していうと、本製品のようなややパームレストに高さのあるノートPCで作業を行う場合に、アームレストをキーボードの手前に置くことがあるのですが、そうするとアームレストによってスピーカーがふさがれてしまうために音がこもって聴こえてしまいます。

あくまでも私の場合はですが、スピーカーの配置はキーボードの上側などが好みです。



筺体底面側です。
写真は上が筺体正面、下が背面側です。

シースルー素材を用いることにより、筺体内部の冷却ファンが透けて見えるデザインを採用しています。

このデザインはアルプスホワイトのスペシャルエディションのみで、標準モデルであるブラックカラーには採用されていません。

あまり目にすることはない部分ではありますが、凝った印象です。




底面カバーの中央には、型押しによる「G5」のロゴが配置されています


内部の冷却ファンが透けて見える斬新なデザインを採用しています




Dell G5 15(5590)本体と、同梱されていた電源アダプターやケーブルです。




19.5V、9.23Aで180Wの電源アダプターです。

なお、上記アダプターが付属するのは 今回と同構成(RTX2060)を搭載したモデルの場合で、他の構成を選んだ場合には異なるアダプターが付属します。



キーボードの操作性

Dell G5 15(5590)に搭載されているキーボードをチェックします。



アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
キーボードの右側にはテンキーを配置。

購入時のカスタマイズでは、英語版のバックライト搭載キーボードも選べます。

英語版のキーボードは2種類提供されており、いずれにもバックライトが搭載されているようですが、うち1つには「4ゾーンRGBバックライト」が搭載されています。

詳しく書かれていないため詳細は不明ですが、4ゾーンRGBバックライトとは、カラーのカスタマイズが行えるタイプのキーボードだと思われます。

価格は高くはないため、ゲーミングPCらしいキーボードが欲しい場合は「RGBバックライト」つきの英語キーボードを選びましょう。


肝心のキーボードの使用感ですが、今回のこのDell G5 15(5590)のキーボード、キーの打ち心地は悪くありませんし、キー配列も標準的で使用していて違和感はありません。

BackspaceやEnterキーが通常のキーとはやや変わった形状であるため、意識していないと打ち間違いがおこりやすい点はマイナスですが、慣れればそれほど気にはなりません。

特別使いやすいというわけではありませんが、普段使いには悪くないキーボードだといえるでしょう。



キートップの様子です。
ほぼ平らな形状に見えます。

ややザラツキのある素材が用いられており、指紋汚れが目立ちにくいです。



キーボード上部の電源ボタンです。
指紋認証センサーも兼ねています。

あらかじめ設定を行っておくことで、Windows Helloによる指紋認証ログイン機能が利用できます。



キーボードの左上部分に、G5のロゴがプリントされています。



タッチパッドはボタン一体タイプ。
タッチパッドを囲うように施されたブルーカラーの縁取りが、近未来的な雰囲気を感じさせます。

テンキーがある関係でかなり左寄りの配置となってはいますが、ホームポジションとの配置バランスはよく、タイピング時に手のひらが触れることによる誤動作は起こりにくいと思われます。

使用感は特別良いというわけではありませんが悪くもなく、日常的な作業において不便はありません。

…といろいろ述べてはいますが、本製品ではマウスを利用して操作を行う方が多いと思われ、使い勝手を気にする必要はあまりなさそうです。



重さ

Dell G5 15(5590)の重さをはかってみました。

PC本体の重さは2755g。
最小重量の2.68kgという数字よりもやや重めであるようです。

最近の15.6型ノートと比較してもやや重めではありますが、ゲーミングノートでは標準的な重さだといえるでしょう。

モバイルノートとして使用するには重いですが、PCを持って部屋を移動するくらであれば難なく行えます。



電源アダプターやケーブルをあわせた重さは686g。
180Wの電源アダプターであるため、さすがに重いです。

構成によって付属する電源アダプターは異なるため、それによって重さも変わります。



Dell G5 15(5590) 構成内容とその特徴について

掲載しているDell G5 15(5590)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】


【GPU-Z】

【搭載されているストレージ】

SK hynix製の「BC501」という256GB M.2 SSD(NVMe)と、東芝製の「MQ04ABF100」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました

【Dell G5 15(5590)の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-8750H(2.20~4.10GHz/6コア)
ディスプレイ   15.6型フルHD(1920×1080/144Hz)、IPS非光沢
グラフィックス   GeForce RTX 2060(6GB/GDDR6)、インテル UHD グラフィックス 630
メモリ   16GB(16GB×1、DDR4 2666MHz)
ストレージ   256GB SSD(PCIe M.2/SK hynix製) + 1TB HDD(5400rpm/TOSHIBA製)
有線   Killer E2500
無線   Intel Wireless-AC 9560(802.11ac 2x2、Bluetooth 5.0)
サイズ   364.3×273.4×23.7(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.68kg
カラー   アルプスホワイト
ソフトウェア   ALIENWAREコマンドセンターほか
標準保証   1年間 引き取り修理保守サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2019年06月10日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、15.6型フルHDのIPS非光沢液晶(144Hz)、Core i7-8750H、GeForce RTX 2060(6GB/GDDR6)、16GBメモリ、256GB SSD(PCIe M.2)&1TB HDD(5400rpm)を搭載する、Dell G5 15(5590)では最上位構成のモデルです。

少し前に構成がリニューアルされ、提供されている構成の多くが第9世代のCPUに入れ替わったために上記CPUを搭載したモデルはすでに無いようですが、CPU以外の内容はほぼ変わりません。

ALIENWAREほどのハイスペックなラインアップではありませんが、構成によっては重いゲームでも、標準的な画質であれば十分快適にプレイできる性能を持ちあわせています。

また価格がクーポンなしでも13万円台からと、ゲーミングノートとしてはリーズナブルです。

そのようにお手頃感のある製品ですが、ゲーマー向けのLANと言われるKiller E2500を搭載していたり、ゲームに便利なユーティリティ「Alienware Command Center」を標準搭載するなど、ゲーミングらしい内容を備えています。

お手頃であっても、ゲーミングPCにふさわしい機能が充実している点が魅力です。




Killer E2500を搭載

Killer LANのユーティリティである「Killer Control Center」がプリインストールされています。



ALIENWAREシリーズに標準搭載されている「Alienware Command Center」もプリインストールされています。

ゲームやシステム設定の管理、オーディオのカスタマイズなどゲームに役立つ機能を集約したユーティリティです。



以下、Dell G5 15(5590)で提供されている構成のバリエーションです。

あくまでも現時点(2019年6月10日)で提供されている構成を書き出しただけであり、以下の構成を自由に組み合わせられるわけではないため、参考程度にご覧ください。

OS
・Windows 10 Home 64bit
・Windows 10 Pro 64bit

液晶
・15.6型フルHD IPS非光沢 60Hz
・15.6型フルHD IPS非光沢 144Hz

CPU
・Core i5 8300H
・Core i5-9300H
・Core i7-9750H

メモリ
・8GBメモリ
・16GBメモリ

グラフィックス
・GTX1050Ti(4GB)
・GTX1650(4GB)
・GTX1660Ti(6GB)
・RTX2060(6GB)

ストレージ
・128GB M.2 SSD(PCIe NVMe)+ 1TB HDD(5400rpm)
・256GB M.2 SSD(PCIe NVMe)+ 1TB HDD(5400rpm)
・512GB SSD



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているDell G5 15(5590)で実施したベンチマークテストの結果です。

画面の輝度は50%に、またNVIDIAコントロールパネルで優先するグラフィックスプロセッサを「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」に設定したうえで、実行・測定しています。


【CrystalDiskMark】


左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】




Fire Strike、Fire Strike Ultra、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1920×1080/最高品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】



1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION】




軽量品質、標準品質、高品質(1920×1080/フルスクリーン)


【CINEBENCH R15】


負荷が高めのゲームタイトルであっても、フルHDの解像度で標準的な画質であれば快適に遊べるという結果です。

グラフィックスだけではなくCPUの性能もとても高く、動画編集などにも向いています。

標準でシステムドライブにNVMe SSDが搭載されているため、常時サクサクとした使用感であるところも快適です。

なお、今回の製品には第8世代のCore i7が搭載されていますが、実際の製品には第9世代のCPUが搭載されます。新モデルではベンチマークのスコアが変わる可能性がありますので、参考程度にお願いいたします。



消費電力・温度

Dell G5 15(5590)のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定、またNVIDIAコントロールパネルで優先するグラフィックスプロセッサを「自動選択」にしたうえで測定しています。(以降、この設定を使用)


アイドル時 ・・・ 13W
ベンチマーク実行時 ・・・ 132W

※実際の値は若干上下します

高負荷時はゲーミングPCらしい消費電力であるものの、アイドル時は低消費電力です。




以下、アイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

やや、CPUの温度が高くなりやすいようです。
またキーボードの表面温度もやや高めです。

使用している限りでは、熱による性能の低下は感じられませんでしたが、気になる人はPCクーラーなどを併用すると良いかもしれません。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、Dell G5 15(5590)のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定については、ストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から3%に減少するまでの時間は17507秒。
約4.9(4.863055555555556)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

一般的な用途向けのノートPCに比べると消費電力が高めであるため、バッテリの持ちもやや短めです。

電源の確保できない場所では使いづらいものの、電源に接続して利用することがほとんどだと思われるため、問題はないでしょう。



Dell G5 15(5590) まとめ

Dell G5 15(5590)のレビューは以上となります。
最後にまとめます。

・60Hz、もしくは144Hzの15.6型フルHD IPS非光沢液晶を採用
・第8世代、第9世代のCPUを搭載
・GTX 1050 TiからRTX 2060まで、幅広いグラフィックスを選べる
・ストレージには標準でNVMe SSDを搭載しており、快適に作業が行える
・多くの人に受け入れられやすい落ち着きのあるデザインを採用
・構成内容の割に価格が安い

リーズナブルさの感じられるラインアップでありつつも、第9世代のCPUやRTXなど最新のグラフィックスを搭載できる点や、Killer LANを搭載しているなどゲーミングらしい要素を備えた製品です。

144Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載したモデルが提供されているところも、少しでも有利にゲームをプレイしたい人にとっては惹かれる点ですね。

最小13万円台(2019年6月10日時点)とゲーミングPCにしてはお手頃感があるため、ゲームプレイだけではなく、日常用途や写真や動画編集用のPCとしてもおすすめです。

落ち着いたデザインであるため、ゲーム以外にも利用しやすいと思います。

リンク先の製品ページに表示されている「クーポン」を利用すると価格がかなり安くなるため、製品購入時は必ず利用するようにしてください。