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HPが販売するデスクトップPC、HP Pavilion Gaming Desktop 690のレビューです。

HP Pavilion Gaming Desktop 690は、コンパクトなミニタワーを採用するゲーミングデスクトップPC。

HPには「OMEN」と呼ばれる本格的なゲーミングブランドが存在しますが、本製品はそのOMENよりも手頃な構成とライトなデザインを採用することで、多くの人にとってより気軽に使えるようなPCへと仕上げられています。

ゲームができる性能を備えながらも価格が抑えられていること、またデザインがシンプルであるため、ゲームだけではなく動画や写真編集をはじめ、日常用途やビジネスなどにも利用しやすいマシンです。

構成については、大きく分けて「AMD Ryzenプロセッサ」と「インテル第9世代Coreプロセッサ」を搭載したモデルが提供されており、AMDモデルにはRadeon RX580(8GB)が、インテルモデルには最大 GTX 1660Ti(6GB)を搭載したモデルが提供されています。

手頃な構成とはいっても、ゲームプレイには十分な構成内容です。

今回は、インテルCPUや GTX 1660Ti(6GB)を搭載する「パフォーマンスプラスモデル」というモデルを利用してみましたので、その特徴や使用感、性能について詳しくご紹介いたします。

【HP Pavilion Gaming Desktop 690 レビュー記事目次】

HP Pavilion Gaming Desktop 690 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観
 ・筐体内部の構造
 ・付属のキーボード・マウス

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度

製品のまとめ
 ・HP Pavilion Gaming Desktop 690 まとめ

※掲載製品は Linkshare様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP Pavilion Gaming Desktop 690 筺体外観・インターフェース

HP Pavilion Gaming Desktop 690に採用されている、筐体外観をチェックします。

シャドウブラックカラーをベースとする、シンプルなカラーリングを採用したミニタワー筐体です。

一見するとおとなしめなデザインですが、フロントパネルの立体形状や、パネル全体に施されたブラッシュメタル加工のおかげで単調さを感じさせない仕上がりとなっています。

ゲーミングPCならではのとがったデザインが苦手な人でも、利用しやすいのではないでしょうか?ゲーム以外の用途にも活用しやすいです。

あとゲーミングPCにしてはサイズがかなり小さいため、場所を問わず設置しやすいですし、置いていても圧迫感がないところが良いです。


フロントパネルの左側には光学ドライブを配置。

右側には電源ボタンやオーディオ端子、メディアカードリーダーUSB3.1 Gen1(Type-A)×2基、USB3.1 Gen1(Type-C)が並びます。

前面のアクセスしやすい位置に利用頻度の高い端子類を配置しているため、使い勝手が良いです。


フロントパネル下半分の様子。
光沢感のあるグリーンカラーのHPロゴが配置されています。

近未来的な印象を受けるカラーリングです。


フロントパネルの中央部分に配置された、LEDによるイルミネーション。

フロントパネルに施された「HPロゴ」と同じグリーン系のカラーが採用されており、デザインの良いアクセントになっています。

LEDによるイルミネーションはともすればうるさく感じられやすいのですが、本製品のLEDは主張しすぎない感じで良いと思います。

なお、LEDのカラーを変えることはできません。





背面をチェックします。
以下はGTX 1660Tiを採用したモデルの背面です。

選択する構成により、背面の端子の内容は変化しますので、参考程度にご覧ください。

背面左上よりライン出力、ライン入力、マイク入力といったオーディオ端子が並び、やや下方にLAN端子、USB2.0×5基、USB3.1 Gen1が、さらに拡張スロット付近にはグラフィックスから提供されているDVI-D、HDMI、DisplayPortが並びます。

電源コネクターは最下部です。



筐体左右の様子です。
筐体正面側からみて左側のパネルに、縦長形状の通気口が配置されています。

右側のサイドパネルには何もありません。



筐体天面です。
こちら側にも何もありません。



筐体内部の構造をチェック

次に、HP Pavilion Gaming Desktop 690の筐体内部の構造をチェックします。

筐体内部へアクセスするには、背面側にある右サイドパネルのねじを外す必要があります。ねじを外すのにドライバーが必要です。




背面にあるサイドパネルのねじは1つ


筐体内部の様子です。
筐体入り口の右半分が、ストレージを搭載したパネルに覆われています。

パネルの奥に、CPUやグラフィックカードなどのパーツが配置されているのがみえます。

一般的なデスクトップPCと比較すると変わった内部構造ですが、この特殊な構造を取り入れることにより、本製品のようなコンパクト筐体を実現できているのだと思われます。


ちなみにパーツにアクセスする場合は、まず右側の固定パネルを取り外さなくてはならないため、パーツのカスタマイズを行うのはやや面倒です。

本製品はそれほど拡張性のあるモデルではなく内部パーツを触らない人も多いと思われるため、メンテナンス性は重視されていないのでしょう。

パーツを触りたい人には不便ですが、大変というほど大変なわけでもないので問題ないと思います。


固定パネルの奥にストレージや光学ドライブが縦向きに配置され、その奥のマザーボード上にメモリスロットやM.2スロットが配置されています。


電源ユニットの仕様記載部分を拡大。
400WのSFF電源(スモールフォームファクタ向け電源)が搭載されていました。

先にも述べた通り今回のモデルにはGTX 1060Tiが搭載されており、上記電源を搭載していますが、GTX 1650を搭載した「スタンダードモデル」では、やや電源容量が小さい「310W SFF電源」が搭載されるようです。



標準付属のキーボード・マウス

HP Pavilion Gaming Desktop 690で提供されている、標準付属のキーボードとマウスです。



USB接続の日本語キーボード


USBマウス


かなり薄型のマウスで、手が小さい人でも持ちやすいと思います。

本製品はゲーミングPCではありますが、付属しているキーボードとマウスは一般的な用途向けであり、ゲーム向けの要素はありません。

有料のオプションとして、Pavilion Gaming専用のゲーミングキーボードやマウスが提供されていますので、必要な方は製品購入時のカスタマイズ画面で追加するとよいでしょう。



HP Pavilion Gaming Desktop 690 構成内容とその特徴について

掲載しているHP Pavilion Gaming Desktop 690の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】



【GPU-Z】

【搭載されているストレージ】

SSDにはインテル製の「SSDPEKNW512G8H」という512GB NVMe SSDが、HDDには東芝製の「DT01ACA200」という2TB HDDが搭載されていました。

【HP Pavilion Gaming Desktop 690 の主な構成】

OS   Windows 10 Pro 64bit
チップセット   インテル H370 チップセット
プロセッサ   Core i7-9700(3.00GHz~4.70GHz、8コア8スレッド)
グラフィックス   GTX 1660Ti(6GB/GDDR6)
メモリ   16GB(8GB×2、DDR4-2666)
ストレージ   512GB M.2 SSD (PCIe NVMe) & 2TB HDD (7200rpm)
ドライブベイ   ウルトラスリムベイx1、3.5インチ&2.5インチ兼用×1
有線   10/100/1000 Mbps
無線   IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
電源   400W SFF電源、92PLUS PLATINUM相当
サイズ   170×277×338(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重さ   約5.15kg
キーボード & マウス   USB日本語(109A)キーボード & USB光学スクロールマウス
標準保証   1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2019年12月27日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Pro、Core i7-9700、GTX 1660Ti(6GB/GDDR6)、16GBメモリ、512GB M.2 SSD&2TB HDD、400W SFF電源という構成内容のモデルです。

上記は、HP Pavilion Gaming Desktop 690のインテルCPU搭載モデルでは最上位にあたる「パフォーマンスプラスモデル」の構成内容になります。

ほか、CPUにはCore i5-9400を搭載したモデルも選ぶことができますし、グラフィックスにおいてはGTX 1650、GTX 1660、GTX 1660 Tiを搭載したモデルに加えて、外部グラフィックスなしのモデルも提供されるなど、多くの構成がラインアップされています。


なお外部グラフィックスなしのモデルは、グラフィックスを搭載したモデルと同様に400Wの電源が搭載されていることからもわかる通り、そのままの状態で利用するのではなく、ストレージやグラフィックカードなどのパーツを自分でカスタマイズしたい人向けのモデルだと思われます。

グラフィックスなしのモデルには、キーボードやマウスも付属しません。

もちろん自己責任でのカスタマイズとなるため、パーツの追加や交換を推奨しているわけではありませんが、ある程度自分好みの構成に仕上げたいという目的がある人は、グラフィックスなしのモデルを選ぶとよいでしょう。



以下、HP Pavilion Gaming Desktop 690で提供されている構成のバリエーションです。

あくまでも提供されている構成を書き出しているだけであり、以下を自由に組みあわせられるわけではないため、ご注意ください。

OS
・Windows 10 Home 64bit
・Windows 10 Pro 64bit

CPU
・Core i5-9400(2.90GHz~4.10GHz、6コア6スレッド)
・Core i7-9700(3.00GHz~4.70GHz、8コア8スレッド)

メモリ
・8GB(8GB×1、DDR4-2666)
・16GB(8GB×2、DDR4-2666)

グラフィックス
・インテル UHD グラフィックス630
・GTX 1650(4GB (GDDR5))
・GTX 1660(6GB (GDDR5))
・GTX 1660 Ti(6GB (GDDR6))

ストレージ
・1TB HDD (SATA, 7200回転)
・256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) & 1TB HDD (7200回転)
・256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) & 2TB HDD (7200回転)
・512GB M.2 SSD (PCIe NVMe) & 2TB HDD (7200回転)

光学ドライブ
・DVDライター

標準キーボード&マウス
・なし
・USB日本語(109A)キーボード & USB光学スクロールマウス



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP Pavilion Gaming Desktop 690で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720、1920×1080/標準品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


1920×1080(DirectX 11/高品質(デスクトップPC))


【CINEBENCH R15】


多くのゲームをフルHD、および標準~高めの画質設定で快適にプレイできる性能を持ち合わせています。

4K解像度でのゲームプレイはやや厳しいですが、そのあたりにこだわらないのであれば十分な性能だといえるでしょう。

CINEBENCHの結果を見る限りではCPU性能もとても高く、動画編集などにも活用しやすいと思われます。



消費電力・温度

HP Pavilion Gaming Desktop 690のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 25W
ベンチマーク実行時 ・・・ 147W

※実際の値は若干上下します

アイドル時は低めの消費電力ですが、ベンチマーク実行時は負荷に応じて消費電力が上昇します。

FF XIV実行時はおおよそ130~140W程度の消費電力でしたが、他のベンチマーク実行時には170Wを超えることもありました。

といっても消費電力が高めだというわけではなく、ゲーミングデスクトップPCとしては標準的な消費電力だと思われます。




以下、アイドル時および高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度です。


パーツ温度

高負荷な状態が続くとパーツの温度は上昇しますが、ゲーミングデスクトップPCの温度としてはやや低い~標準的な温度です。

熱に関しては何の問題もなさそうです。



HP Pavilion Gaming Desktop 690 まとめ

HP Pavilion Gaming Desktop 690のレビューは以上となります。
最後にまとめます。

・設置しやすいミニタワー筐体を採用
・第9世代のCore i5やCore i7を搭載しており、CPU性能が高い
・GPUには最大GTX 1660 Tiや、グラフィックスなしのモデルも選べる
・HDDとNVMe SSDの2ドライブ構成を選べる
・用途を選ばないシンプルかつ洗練されたデザイン
・ゲーミングPCにしては手ごろな価格

ゲーミングデスクトップPCとしてはコンパクトかつ落ち着いたデザインを採用しており、多くの人に利用しやすいです。

またゲームプレイに必要とされるパワーは備えながらも、ハイエンドなゲーミングPCに比べると価格がお手頃であるため、予算に限りがある人や、そこまで高性能なPCは必要がないという人にとっては好都合な製品だといえます。

ゲームプレイはもちろんですが、写真や動画編集用のPCを探しているという人にもおすすめです。


なお現在(2019年12月27日時点)、HP Pavilion Gaming Desktop 690では製品価格が割引となるキャンペーンを実施中です。

キャンペーンは予告なく終了する可能性があるため、ゲーミングデスクトップPCの購入を検討されている方は、早めにチェックしてみて下さい。