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デルが販売するノートPC、Vostro 15 3000(3583)のレビューです。

Vostro 15 3000(3583)は、15.6型フルHD液晶を搭載するビジネス向けのノートPC。

コストパフォーマンスを重視するビジネスブランド、「Vostro 3000シリーズ」にてラインアップされているマシンです。

Vostro 3000シリーズにはいくつかの15.6型ノートが存在しますが、Vostro 15 3000(3583)はその中でも特に高性能であり、さらにはフルHD液晶を採用しているため、ある程度パワーが必要な方や細かい作業を行うことが多い人に向いています。

光学ドライブがないため必要な場合は注意が必要ですが、ドライブがないぶん筐体はスリム・軽量に仕上げられており、近距離の持ち運びが多い人には利用しやすいはずです。

今回は、そんなVostro 15 3000(3583)の特徴や使用感、実際の性能について詳しくご紹介いたします。

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【Vostro 15 3000(3583) レビュー記事目次】

Vostro 15 3000(3583) 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
 ・Vostro 15 3000(3583) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Vostro 15 3000(3583) 筺体外観・インターフェース

Vostro 15 3000(3583)の筐体外観をチェックします。

本製品には「ブラック」カラーと「アイスグレー」カラーのモデルが提供されており、掲載しているのはアイスグレーを採用したモデルです。



天板の様子です。
中央にはDELLのロゴを配置。

低価格帯の製品であるため、筐体はプラスチック素材ベースですが、一見するとそうとは見えない美しい質感を実現しています。

上位シリーズの筐体に見られるような高級感はありませんが、安っぽさもなく洗練された印象を受ける筐体です。

ブラックカラーのモデルが落ち着いた雰囲気であるのに対し、掲載しているアイスグレーの筐体は派手とまではいかないものの、ビジネス用途以外にも活用できるようなカジュアルさがあるため、ビジネスらしいデザインが好みでない人にはアイスグレーカラーの方がおすすめです。



光学ドライブを搭載していないため、厚み約19.89mmと15.6型のノートの筐体にしてはやや薄めです。

筐体が薄いと、パソコンを持って部屋を移動する場合に扱いやすく便利です。





背面、正面側からみた筐体全体の様子。
スマートなシルエットです。




ディスプレイには、15.6型フルHDの非光沢液晶を採用。
画面サイズが大きく、またほどほどに解像度が高いために画面の内容がみやすいです。

デフォルトでは画面の表示サイズは125%に拡大された状態でしたが、100%に変えても文字やコンテンツの表示が小さくなりすぎないため、作業がしやすいです。

人にもよりますが、私自身は「15.6型フルHD」くらいの表示のサイズ感が一番使いやすいと感じますね。

非光沢パネルが採用されている点も、目が疲れにくくてよいと思います。

色は鮮やかというよりはやや白っぽく色が浅いように感じますが、作業には影響ありません。作業を行う上では実用性の高い液晶だといえます。





TN方式のパネルが使われているようで、視野角は狭いです。
左右斜めから角度をつけて画面をみると、画面全体が白っぽくみえてしまい内容を読み取ることができません。

複数人で画面を閲覧する場合、位置によっては見づらくなる可能性がありますが、真正面から閲覧する場合は問題はありません。



液晶の上部ベゼルには、HD(720p)対応のWebカメラが内蔵されています。



ディスプレイの最大開閉角度は、約135度。
ノートPCのディスプレイとしては標準的な開閉角度であり、画面の角度調整は普通にしやすいです。




筐体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面の様子です。
電源コネクター、HDMI、LAN(10/100/1000)、USB3.1 Type-A×2基、ヘッドフォンとマイクのコンボポートが並びます。



右側面にはSDカードリーダー、USB2.0、セキュリティケーブル用のロックスロットが並びます。


光学ドライブが搭載されていないこと、またビジネス向けのPCに搭載されることが多いVGA端子もありませんが、USB端子やLAN、映像出力端子、カードリーダーなど利用頻度の高い端子がひととおり揃っています。

Type-C端子はないものの、使っていて不便だと感じるようなことはまずないでしょう。




筐体正面、背面側には何もありません。



筐体底面側の様子です。
写真は上が筐体正面、下が背面側となります。

最近のノートの主流となっている、シンプルな一枚板の構造を採用しています。

バッテリも完全に内蔵されており、ゴム足や通気口、Vostroのロゴが配置されている以外には何もありません。



底面カバーの中央に、型押しによるVostroのロゴが配置されています。



正面寄りの位置に、スピーカーが内蔵されています。
音質は特別良いというわけではありませんが、悪くもありません。

音楽や動画等のサウンドを、この内蔵スピーカーのみで聴けるくらいのクオリティは備えています。

エンターテインメント用途向けのPCではないため、十分でしょう。



Waves MaxxAudio Pro専用のサウンドユーティリティが標準でインストールされており、サウンドを詳細にチューニングできるようになっています。



Vostro 15 3000(3583)本体と、付属の電源アダプターやケーブルです。




19.5V、3.34Aで65Wの電源アダプターが付属していました。
選択するモデルによっては、45Wの電源アダプターが付属する場合もあります。



キーボードの操作性

Vostro 15 3000(3583)に搭載されている、キーボード付近の外観や操作性をチェックします。



アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用しています。
右側にテンキーを搭載しているため、数値入力を行う作業が多いユーザーには便利だと思われます。

構成やカスタマイズ内容をみる限りでは、本製品で提供されているのはこの日本語キーボードのみで、英語版のキーボードは提供されていません。

使用感については、打鍵感などに問題はなく普通に打ちやすいキーボードです。

ただ、BackspaceやEnterキーなどいくつかのキー幅が他のキーと比較して狭いため、打ち慣れていないと打鍵ミスする可能性はあります。

その点のみが残念ですが、それ以外には問題はありません。
標準的な使用感のキーボードです。



キートップの様子。
安定感ある押し心地です。



パームレストやキーボードのまわりには、浅い「おうとつ感」のあるテクスチャーが一面に施されています。

デコボコとした形状であるため、手をパームレスト上に置きっぱなしにしても密着することなく快適です。汚れが目立ちにくいところも良いですね。



ボタン一体型のタッチパッドを搭載しています。
モバイルノートなどに比べると、筐体サイズが大きい分パッドの面積が広く設計されているため、操作がしやすいです。

クリックボタンについても、ストロークはかなり浅目ではあるものの押しやすくできており、指先へのストレスが小さいです。

ホームポジションとの配置バランスもよく、このタイプのタッチパッドとしては使いやすい部類だといえます。



重さ

Vostro 15 3000(3583)の重さをはかってみました。

PC本体の重さは1959g。
15.6型液晶を搭載するノートとしては、軽い方です。

といっても、基本的にモバイルノートとしての利用には向きませんが、ノートを持って部屋を移動するような場合に扱いやすいです。



付属の電源アダプターやケーブルをあわせた重さは、329g。



Vostro 15 3000(3583) 構成内容とその特徴について

掲載しているVostro 15 3000(3583)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】


【GPU-Z】

【搭載されているストレージ】

東芝製の「KBG30ZMS256G」という256GB SSD(PCIe NVMe)が搭載されていました

【Vostro 15 3000(3583)の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
ディスプレイ   15.6型フルHD(1920×1080)、非光沢
プロセッサ   Core i7-8565U(1.80GHz~4.60GHz)
グラフィックス   Radeon 520(2GB GDDR5)
メモリ   8GB(DDR4 2400MHz)
ストレージ   256GB M.2 SSD(PCIe NVMe/TOSHIBA製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1、1×1
バッテリ   42Wh、3セル バッテリ
サイズ   380×258×19.89(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.97kg
カラー   アイスグレー
ソフトウェア   マカフィー スモール ビジネス セキュリティ (12ヶ月間更新サービス)
標準保証   1年間 ベーシック オンサイト サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2019年07月05日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、15.6型フルHD非光沢液晶、Core i7-8565U、Radeon 520、8GBメモリ、256GB SSD(PCIe NVMe)という構成内容のモデルです。

本製品には第8世代のCore i3-8145U、Core i5-8265U、Core i7-8565Uを搭載したモデルが提供されており、掲載モデルは最上位構成となります。

全てのモデルにNVMe規格のSSDが搭載されており、下位構成でも比較的高性能だと思われる構成のラインアップです。

ストレージの容量が最大でも256GB(SSD)であるため、用途によってはPCのストレージだけでは保存容量が不足する可能性はあるものの、どの構成を選んでも使い勝手は良いといえるでしょう。

ネットや動画の視聴をはじめ、ビジネスアプリを使用した作業など、日常使いには十分な内容のノートPCです。



以下、Vostro 15 3000(3583)で選べるパーツのバリエーションです(記事作成時点)。

あくまでも提供されている構成内容を書き出しただけであり、以下を自由に組みあわせられるわけではないため、ご注意ください。

OS
・Windows 10 Home 64bit
・Windows 10 Pro 64bit

液晶
・15.6型フルHD(1920×1080)、非光沢

CPU
・Core i3-8145U
・Core i5-8265U
・Core i7-8565U

グラフィックス
・インテル UHD グラフィックス620
・Radeon 520(2GB GDDR5)

メモリ
・4GB(4GB×1/DDR4 2666MHz)
・8GB(8GB×1/DDR4 2666MHz)

ストレージ
・128GB M.2 SSD(PCIe NVMe)
・256GB M.2 SSD(PCIe NVMe)

ボディカラー
・ブラック
・アイスグレー



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているVostro 15 3000(3583)で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


【3DMark】




Sky Diver、Night Raid、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1920×1080/標準品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】



1280×720、1920×1080(DirectX 11/標準品質(ノートPC))


【CINEBENCH R15】


軽いゲームタイトルでは、やや高めのスコアを出せるくらいのパワーがあるようです。
ネットやメール、動画視聴、ビジネスアプリの利用など、本製品の用途には十分な性能を持っているといえるでしょう。

ストレージも高速であり、サクサクとした使用感を実現しています。

なお、今回掲載しているモデルにはRadeon 520と呼ばれる外部グラフィックスが搭載されていますが、それほどパワーのあるグラフィックスではないため、ベンチマークテストのスコア向上にはつながっていません。

ですが、Radeon 520の搭載によって専用のグラフィックメモリが追加されることにより、グラフィックメモリの消費が大きい作業を行った場合に、メインメモリが使われるのを防ぐ効果が期待できます。

メインメモリよりもグラフィックの専用メモリの方が高速であるため、用途によっては性能面でメリットがあるでしょう。

とはいっても、大幅に性能を向上させるグラフィックスではないため、「若干性能面にメリットがある」程度に考えておくと良いと思います。




消費電力・温度

Vostro 15 3000(3583)のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度を50%に設定した上で測定しています。(以降、全てこの設定を使用)

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 63W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力は低いです。
一方で高負荷時の消費電力は、外部グラフィックスを搭載しているためか若干高めです。




以下、アイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

高負荷時、CPUの温度はやや上がりやすいようです。
とはいえ私が使用した限りでは、熱による性能低下は感じられませんでした。

キーボードの表面温度に関しては、キーボードの中央から左側にかけてやや温度が上がりやすいようです。

ですがパームレストが低温であるため、タイピング中に熱が気になるようなことはありませんでした。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、Vostro 15 3000(3583)のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。


バッテリの電力が100%から3%に減少するまでの時間は36825秒。
約10.2(10.22916666…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

モバイル向けのノートではありませんが、軽い用途においてはモバイルノートとして活用できるくらいのバッテリの持ちを実現しています。

バッテリの持ちが良いと電源のない場所でも利用しやすいため、便利です。



Vostro 15 3000(3583) まとめ

Vostro 15 3000(3583)のレビューは以上となります。
最後にまとめます。

・実用的な15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載
・第8世代のCore i3、i5、i7の中より用途にあった構成を選べる
・NVMe規格のSSDを標準搭載しており、高速
・15.6型ノートにしては比較的コンパクトかつ軽い
・高性能ながらリーズナブル

15.6型サイズのVostro 3000シリーズの中では、比較的ハイスペックな構成を採用するビジネス向けのノートPCです。

CPUには第8世代のCore i3~Core i7を搭載し、ストレージにはNVMe規格のSSDを標準採用しているため、高性能かつ高速な環境で作業が行えます。

上位構成においては簡単な写真や動画編集が行えるくらいのパワーがあるため、幅広い作業を行う人にも利用しやすいはずです。

加えて、Vostro 3000シリーズの15.6型ノートには「HD液晶」を搭載した製品が多いのですが、今回のVostro 15 3000(3583)には「フルHD液晶」が搭載されているため、高解像度環境の方が作業がしやすいという方にも向いています。

ストレージの容量が少なめであること、また光学ドライブがないため、必要な場合は別途外付けのドライブを用意する必要はありますが、その点が気にならなければ高コスパでお得感は大きいです。

ある程度高い性能を備えながらも、価格を抑えた無駄のないノートPCをお探しの方には要チェックの製品だといえるでしょう。

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