Inspiron 17R(5721)の特徴(製品解説)

Inspiron 17R は、17.3型の液晶を搭載するエントリーノート。
このサイズの液晶を搭載する個人向けノートの中では、下位機種にあたるモデルです。(Inspiron 17R Special Editionが上位機種)
内容は、超低電圧版プロセッサであるCore i3~Core i7までを選択可、内蔵グラフィックス、メモリは8GBまで・・と、日常的な用途であれば快適にこなせるくらいの性能を持っています。
17.3サイズのノートにしては、最小重量が約2.73kgと軽くコンパクトにできており、屋内の持ち運び程度であれば十分可能です。(このサイズの製品を持ち運ぼうと思われる方はあまりいないと思いますが)
価格も安く、コストパフォーマンスの高いデスクトップ代替機としてのノートが欲しいという方に向く製品だと思います。
Inspiron 17Rには、従来からのおなじみのデザイン(アルミのヘアライン加工)が採用されていますが、
以前のようにトップカバーを外して他のデザインのカバーに付け替える「SWICH(着せ替え)」には対応していません。
個人的には、気軽に気分を変えられるSWICHはユニークだと思っていたのですが、
なくなってしまったという事は、それ程ニーズがなかったのかも知れません。
着せ替え用のカバーは確か4千円~しましたし、PCを着せ替えに対応させる為に1500円程度(価格はうろ覚え)かかったはずなので、
面白いと思う人は多くても、実際に購入する人は少なかったのだと思います。
そこはともかく、一応カスタマイズでは3種のカラーバリエーションが提供されています。
標準がムーンシルバーで、他、インディゴブルーやファイアレッドも選択可能。
今の所(2013年4月11日時点)、カラーの変更は無料です。
なお、今回掲載のInspiron 17Rと、同サイズの Inspiron 17R Special Editionとでは、選択できる構成に大きな違いがあります。
Inspiron 17R Special Editionは「Graphic Pro」という、プロ向けの用途も可能な製品のカテゴリに位置づけられており、
標準電圧版のプロセッサや外部GPU、HD+~フルHDの液晶などが選べます。
高負荷な用途にも使える、プロユースの製品です。
一方でInspiron 17Rは、低電圧版のプロセッサや内蔵グラフィックス、液晶もHD+など選択肢は狭め。
(前は外部グラフィックスも選択できたのですが、できなくなったようです)
もちろんそれなりの構成を選択すれば、写真や動画の編集といった若干負荷のかかる作業も十分快適に行えますが、
そのような作業をするのであれば、Special Editionを選択した方が良いかと思います。
価格に関しても、Inspiron 17RがSpecial Editionに比べて安いかというと、構成なりの値段でそれ程差はありません。
さらに現在、Inspiron 17R Special Editionでは「アドビキャンペーン」が実施されており、
製品を購入すると無料で「Photoshop Elements 10&Premiere Elements 10」が付属します。
ソフトが必要であるかどうかはともかく、今17.3型のInspironを購入検討されており、写真編集や動画編集もするかもしれない・・という方は、
今の所は Inspiron 17R Special Editionを選択された方がお得だと思います。
Inspiron 17R Special Edition 製品ページはこちら
なお、アドビキャンペーンは期間限定なので、購入するタイミングによってはソフトが付属しない可能性があります。
購入の際にはよくご確認ください。
【構成の一例】
Inspiron 17R(5721) プレミアム
Windows 8 (64bit)
Core i5-3337U
8GB (4GB×2)
17.3型ワイドHD+、光沢
HD グラフィックス4000
1TB HDD
IEEE802.11b/g/n+Bluetooth4.0
駆動時間:実測で約3.5時間(Core i7-3537UやAMD Radeon HD 8730Mの構成/bbenchで測定)
¥70,980円 (税込)~
価格・構成内容は2013年4月11日時点
以下、簡単に写真を掲載します。


液晶は、写真のモデルは非光沢ですが、2013年4月11日現在は光沢液晶となるようです。(変わる可能性あり)

右側にテンキーを搭載します。使いやすいキーボードです。


Inspiron 17Rのインターフェースと現在販売中のInspiron 17R Special Editionのインターフェースの違いですが、
Inspiron 17RがUSB2.0×2、USB3.0×2であるのに対し、Special EditionはUSB3.0×4を搭載。
また、Special EditionにあるVGAは、Inspiron 17Rには搭載されません。
以下、Core i7 3517UやAMD Radeon HD 8730M、8GBメモリを搭載するInspiron 17Rの性能です。
※2013年4月11日現在、AMD Radeon HD 8730Mは選択できません。




外部GPU搭載なので、ゲーム系のベンチのスコアが若干高めですが、
上にも書いた通り、外部GPUは現在の製品では選択できなくなっています。
とはいえ、Core i7 3517U搭載なので性能は高いです。
私的には、写真や動画編集等をされるのであればSpecial Editionをおすすめしますが、
Core i3の構成を選びたいとか、軽い方が良いなどというのならば、Inspiron 17Rを選択する意味もあると思います。
以上です。
より詳しいInspiron 17Rの情報については、当サイトに掲載のInspiron 17Rのレビュー記事か、
デルの製品ページにてご確認ください。(選択可能な価格や構成等は、公式サイトでご確認ください)