23型FHD「 IdeaCentre A700 」レビュー 高性能オールインワンPCの外観を解説
レノボのコンシューマー向け製品、IdeaCentreシリーズ「IdeaCentre A700」のレビューです。
このIdeaCentre A700は、マルチタッチ機能搭載の23型フルHD液晶や、
インテルのCore iプロセッサを搭載する高性能液晶一体型PC。
昨年(2010年)の11月に登場したモデルで、現在のIdeaCentre Aシリーズ中では最上位となる製品です。
昨年のモデルですので、特に新しいアーキテクチャを採用した製品というわけではないのですが、
超音波表面弾性波方式のマルチタッチ機能を搭載、そしてAV機能が充実しているという特徴を持つなど、
テレビ視聴などのAV機能を快適に使用したいという方には最適なモデルです。
今の所、このA700は量販店モデルのみの販売で、レノボの直販サイトでは購入する事は出来ません。
※2011年5月23日追記:直販でも販売が開始されたようです
ちなみにIdeaCentreには、同じくマルチタッチに対応した一体型PC「IdeaCentre B」シリーズが存在します。
大きな違いは、AシリーズにはインテルのCPUを搭載しているのに対し、
BシリーズにはAMD製のCPUを採用しているという部分。
また23型サイズの液晶を搭載する一体型モデルはBシリーズにはなく、今の所A700のみとなります。
というわけで、今回はその IdeaCentre A700の外観やインターフェースを中心に、
筺体内部の構造などにも簡単に触れてみたいと思います。
IdeaCentre A700 は、背面にスタンドを備える一体型PC。
23型フルHD・マルチタッチ機能搭載の光沢液晶を備えながらも、
とてもスリムで、省スペース性に優れます。
液晶ベゼルの上部中央には、30万画素のウェブカメラとマイクを内蔵します。
A700 を上から見たところ。
かなりスリムです。
A700 の左側面のインターフェースは、上から5in1メディアカードリーダー、
eSATA、IEEE1394、USB 2.0×1、eSATAなどの右側にB-CASカードスロットを備え、
さらにヘッドフォン出力、マイク入力、USB 2.0×1を配置します。
A700 の右側面のインターフェースは、スロットイン方式のDVDスーパーマルチドライブのみ。
A700 の背面の様子。
通常の一体型PCの背面によくあるような、カバーの継ぎ目などがなく、
素材の質感にも拘った作りになっています。
上部中央にはLenovoロゴを配置。
※このモデルはデモ機ですのでシールが貼ってありますが、実際は何もありません。
背面のコネクタ類はちょうどスタンドに隠れる位置に配置。
スタンドにはコネクタに接続したケーブルなどを通す穴が設けられています。
画面チルトは調整可能ですが、可動範囲はそれ程大きくはありません。
ちなみにスタンドが動かないよう、スタンド裏側にはロックが搭載されていますが、
このロックがめちゃくちゃ固く、ロック自体を動かす事が出来ませんでした・・・
A700 の背面に搭載されたコネクタ類。
左からTV入力(地デジ、BS/CS)、無線接続のリセット、AV入力端子、USB2.0×4、LAN、
SPDIF、HDMI入力・出力、電源コネクター。
HDMIは出力だけでなく入力端子も備えているので、単なるモニターとしても使用可能です。
液晶下部の左右2箇所に、本体を支える足を配置。
外側の様子については以上です。
次に筺体内部の構造などを見てみたいと思います。
見たところ、カバーはスタンドの接合部のみネジが使用されています。
このネジを緩めてスタンドを取り外し・・
液晶下部の中央にある取っ手より、背面カバーを外します。
同じレノボ製品である ThinkCentreのオールインワンPCでツールレス筺体のモデルがあるのですが、
そちらはカバーの開け閉めにちょっとコツがいります。
ですが、IdeaCentreのカバーはスタンドのネジの部分以外は簡単に外れました。
A700 の背面全体の様子。
カバーを外しましたが、どこにもメモリなどが見当たらず・・
この IdeaCentre A700 は、コンシューマー向けのモデルだけあって、
あまりユーザーによる増設やメンテナンスが考慮されていないのか、やや保守作業に手間がかかります。
といってもHDDやメモリに関しては、ネジを外していけば簡単に増設や交換が可能です。
ただ、このモデルでそういった作業を行う方は少ないかもしれません。
今回、シールやネジを沢山外すのが面倒だったので、主なパーツの位置だけ確認しておきます。
マザーボードは背面下部の右下側に搭載。
ネジやシールを外してマザーボードのカバーを開くと内部にアクセス可能です。
各パーツの大体の位置は上写真の通り。
次に付属品です。
IdeaCentre A700 の付属品。
マニュアルやドライバのインストールディスクなど。
赤外線レシーバー。
A700 のACアダプター。
接続部はミッキータイプの形状です。
リモコンと電池。
ワイヤレスマウス。
ワイヤレスキーボード。
キーはスクエア型で、配列は6段。
右端に4列のテンキーを搭載、通常キーの右一列にはPgUpやHomeなどのボタンを配置。
カーソルキーの段差など使いやすいキーボードですが、
「ろ」のキーだけ他のキーよりもピッチが短めです。
このLVTと記載されたボタンは、「Lenovo Vantage Technology Start Center」の起動ボタン。
Lenovo Vantage Technology?と思ってしまいますが、
これは、IdeaCentreに標準搭載のソフトの起動等を行うランチャーソフトのようなもの。
また後ほどの記事で掲載します。
A700 の付属のワイヤレスキーボードの底面。
キーボード底面右側には電池ケース。
底面左右に高さ調節の為の足が設けられています。
ワイヤレス接続ボタン。
ワイヤレスキーボードのスイッチは左側面に配置。
地デジを見るための、B-CASカードが付属します。
IdeaCentre A700 の外観やインターフェースなどについては以上となります。
この A700、見た目もスタイリッシュですし、
まだ記事に掲載してはいませんが操作感なども快適。
IdeaCenterならではの機能等も搭載しており、使い勝手の良いモデルだと思います。
AV機能を搭載したオールインワンPCをお探しの方は、チェックされてみてはいかがでしょうか。
A700のレビューはまだ続きます。
→ 23型FHD「 IdeaCentre A700 」レビュー 高性能オールインワンPCの外観を解説 (現在見ている記事)
→ IdeaCentre A700 に標準搭載のユニークなソフト VeriTouchやIdea Touch他
→ レノボの一体型PC「 IdeaCentre A700 」でベンチマークを行ってみました
→ IdeaCentre A700 レビューまとめ 23型FHDの一体型PCを使用してみた感想など
パネル一体型のPCって使ったことがないのですが、動かすことがないなら悪くない選択ですね。
親に買ってあげようかといろいろ考えたのですが、ノートPCも毎度フタ締めて布のカバーかけて片付けてしまうような人なので、じゃまに成るかな。
ヒートシンクは中華風の模様なんですね。
CAT-2さん
中華風の模様は気付きませんでした、というか意識してませんでしたが、
言われて見るとラーメンの器の模様ですね。向こうで製造だからかな。
他のIdeaシリーズでもそんな模様が入ったモデルがあったと記憶してます。
最近の一体型はAV機能が豊富なものが多いので、テレビとPCを兼ねたいって方には便利そうです。
でも画面が大きいものが大半なので、使い方によっては邪魔になるかもしれませんね。