ESPRIMO WW1/S(WH)の特徴・簡易レビュー(製品解説/フィギュア制作もできるらしい23型オールインワンPC)
ESPRIMO WW1/Sは富士通が販売する、23型フルHDのタッチ対応液晶一体型デスクトップPC。
アジャストライダー機構の採用で、ベーシックスタイル、タッチスタイル、ペンスタイルの3スタイルへの変形が可能となった製品で、構成においてはCPUはCore i3~Core i7まで、メモリは最大16GB、ストレージは最大で3TBまで選択可能という性能の高いPCです。
モデルによってはハンドジェスチャーによる操作に対応していたり、内蔵の3Dカメラを使用して立体を認識させる事もできるなどユニークな機能を搭載しており、今はまだそれほど普及はしていないものの、3Dデータを取り込むソフトや3Dプリンタなどと組み合わせれば、3Dフィギュアを作ることもできるのだとか。
普段利用するメインPCとしてはもちろん、今後、特殊な用途に利用したいというユーザーにも魅力ある製品だと言えそうです。
なお、記事に掲載のESPRIMO WW1/Sは直販向けのカスタムメイドモデルです。
量販店ではESPRIMO WHシリーズとして販売されています。
【主な特徴】
・23型ワイドフルHD液晶を搭載 光沢、タッチ操作に対応
・直販向けのカスタムメイドモデルでは、CPUにCore i3、Core i5、Core i7を選択できる
・メモリは4GB、8GB、16GBまで選択でき、ストレージは1TB、2TB、3TB HDDを選択可能(カスタムメイドモデル)
・スーパーマルチドライブ、またはBlu-ray Discドライブを搭載可
・アジャストライダー気候の採用で3スタイルへの変形が可能
・タッチペンが付属
・構成によってはRealSenseテクノロジー、3Dカメラが搭載される
・無線通信は IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠
総合的にみて、品質の高い製品です。
Core i3からの選択肢はあるものの、高性能なパーツの選択も可能となっており、
上位構成を選択した場合にはRealSenseテクノロジー、また3Dカメラが搭載されるなど、一般的なPCにはない機能も持ち合わせています。
液晶も見た感じでは綺麗であり、表示領域が広い為、映画鑑賞等も存分に楽しめますし、
液晶面を傾斜させれば、付属のペンを利用しての入力も行いやすいです。
デザインがスマートで美しく、部屋のインテリアとの調和を気にされるような方にも向いているでしょう。
タイトルにもあげた3Dフィギュアの制作については、今はまだ家庭に3Dプリンタが普及していないため、用途としては一般的ではありませんが、
家庭向けの3Dプリンタは導入不可能だという程高い価格帯ではないため、そういった用途で本製品の購入を検討される方もおられるかもしれません。
面白い製品だと思います。
【構成の一例】
ESPRIMO WW1/S
Windows 8.1 Update 64bit
Core i7-4712MQ
4GB (4GB×1)
23型ワイド フルHD(1920×1080)、光沢、マルチタッチ
HD グラフィックス4600
1TB HDD(7200rpm)
Blu-ray Discドライブ
RealSense テクノロジー内蔵 フルHD Webカメラ
IEEE802.11a/b/g/n/ac+Bluetooth v4.0
サイズ(横置き時): 幅564mm、奥行き229mm、高さ167~385mm、重量約9.9kg
カラー: シャイニーブラック
付属: ワイヤレス・マウス、ワイヤレス・キーボード、専用タッチペン
延長保証(通常保証の期間延長、+2年間)付き
¥204.984 ~(税込/送料無料)
価格・構成内容は2014年11月14日時点
上記は直販向けのカスタムメイドモデル「WW1/S」のCPUをCore i7-4712MQ に、
光学ドライブをBlu-ray Discドライブ にカスタマイズした場合の価格です。
さらに、記事を作成している11月14日時点で発行の割引クーポンを上記の製品に利用した場合、¥168,086(税込・送料込)という価格。
直販向けのモデルは無償で3年の製品保証が付く事、またワイヤレスタイプのキーボードやマウス、3Dカメラの内蔵、
ac対応の無線搭載など、中身を考えると決して高くはない価格設定だと思います。
なお、製品価格やクーポンは時期によって割引率が変わります。
上記の価格は、あくまでも2014年11月14日時点での数字である事にご注意ください。
以下、ESPRIMO WW1/Sの実機写真と簡単なレビューです。
実際の製品とは異なる可能性がある為、参考程度にご覧ください。
ESPRIMO WW1/Sでハンドジェスチャー操作中
Core i7を選択した場合、RealSenseテクノロジー搭載となり、
対応アプリをインストールする事でハンドジェスチャーによる操作が行えるようになります。
個人的には普通にPCとして利用したい製品なので、3Dカメラなどはあまり必要がないのですが、
例えば、3Dを取り込む専用ソフトを入れて色々したいというユーザーには魅力のある機能です。
Webカメラ部拡大 赤外線カメラとWebカメラが内蔵されている
仕様にIPSの記載はありませんが視野角は悪くないです
液晶を傾ける事で3つのスタイルへと変形できる
最大傾斜時 スタンド台の左側面側に光学ドライブが搭載されている
液晶を支えるスタンドの土台面も傾斜しており、安定感があります。傾斜もさせやすいです。
スタンドの土台側面には端子やドライブなどが並びます。
右側面にはUSB2.0、USB3.0×3、ダイレクト・メモリースロット、ヘッドフォンやマイク入力端子を搭載
標準でタッチペンが付属
スラスラかける ちゃんとしたソフトをインストールして絵画などに利用すると面白そう
23型と画面サイズの大きい製品ですので、タッチペンがあるといろいろ遊べます。
液晶面が大きく傾くため、写真をコラージュしたり、絵を描くなどの作業を長時間続けても疲れにくいです。
性能面に関しては、具体的なベンチマークのスコア等はありませんが、
掲載モデルはCore i7であるため、性能は高いです。
ゲームなどの重い作業でなければ、大抵の作業を快適にこなす事ができると思います。
品質高く工夫のある製品なので、その機能を生かせるようできればCore i7搭載モデルを選択したい所。
購入は、パーツの細かなカスタマイズが行え、3年保証が標準で付属する直販向けのカスタムメイドモデルがおすすめです。
ESPRIMO WW1/S(WHシリーズ)については以上となります。
製品の詳しい機能や構成、価格、現在発行中のクーポン情報等については、富士通の公式オンラインショップ「WEB MART」にてご確認ください。