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ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)のレビューの続きです。
(前:ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)のベンチマーク結果 Core i7-4702MQ 搭載で性能は高い

今回の記事では、掲載しているESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)にプリインストールされているソフトウェアの内容を簡単にご紹介いたします。

なお、多くの方がご存知かと思いますが、富士通製のPCは搭載ソフトウェアの数が非常に多いです。全てをご紹介するのは難しいので、特徴的なものや面白いと思ったソフトについてのみ掲載したいと思います。


【ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M) レビュー記事目次】

・ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)の外観・インターフェース・操作性をチェック
9~62度の角度調整が可能な液晶コンパクトな筐体インターフェースキーボードとマウス液晶の見やすさ

・ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)の構成とベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力と温度再起動にかかる時間

・プリインストールされているソフトウェアの内容をご紹介(一部)
プリインストールされているソフトウェアをチェック

・ESPRIMO WHシリーズ 製品レビューまとめ
製品のまとめ


プリインストールされているソフトウェア

掲載しているESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)にプリインストールされているソフトウェアの内容をチェックします。

なお、内容は掲載しているモデルのものであり、製品を購入する時期によっては内容が異なる可能性がありますので、参考程度にご覧いただければと思います。


以下、初期時(購入直後)のデスクトップ画面やモダンUI、アプリ一覧画面の内容です。(クリックで大きな画面が表示されます)


デスクトップ画面


モダンUI


アプリ一覧画面

富士通製PCでおなじみの様々な管理ツールをはじめ、写真の取り込み、再生ソフトやライティングソフトといったメディア系のソフトウェア、さらに筆ぐるめや電子辞書といった実用的なソフトウェアに、富士通のクラウドサービス「My Cloud」、マカフィーのアンチウイルスソフト、Microsoft Officeなどが搭載されています。※ストアアプリなどもあって非常に数が多い為、正直、私自身も何が搭載されているのか全てを把握できていません。

数多くのソフトの搭載を好まないユーザーもいますが、何かしたいと思った時でも、大抵のソフトウェアがPC内にあるため、後からソフトを買う必要がないという点は便利です。

特に、PCの操作に不慣れなユーザーには使いやすいと言えるでしょう。




内容を簡単にご紹介します。


お気に入りウィンドウ

こちらは画面を擬似的に分割し、それぞれのウィンドウに予め登録しておいたソフトウェアを表示させるというツール。

例えば、いつもメールとブラウザなどの同じアプリケーションを起動して利用するというような方の場合、起動するアプリケーションを画面に登録しておくと、次からは登録した配列のウィンドウをクリックするだけで、それらのアプリケーションを各画面に起動して配置させる事ができます。



予め登録しておいた配列をクリックすると・・



このようにアプリが起動し、配列が再現されます。
ただ、アプリケーションによっては対応していないのか、分割されたウィンドウにきちんと配置されないものもあるようです。

幾つかアプリのパターンを登録しておくと便利かもしれません。




続いて、ぴったりウィンドウ。

先ほどのお気に入りウィンドウと似ていますが、お気に入りウィンドウが登録したアプリを起動させるのに対し、このぴったりウィンドウは、予め指定しておいたレイアウト枠の中にブラウザなどのアプリケーションをドラッグすると、そのレイアウトに合わせてサイズを変更・整列させる事ができるというもの。



レイアウトを選択すると、画面に上図のような枠が表示されます。
この枠の中に、ブラウザなどの画面をドラッグすると・・



このように、レイアウト枠に合わせて各画面を整列させる事ができます。(上図の青・赤・緑の線は、枠がわかりやすいように画像を加工・追加したものです。実際には、このような色付きの枠は表示されません。)

画面の表示を整理整頓できるため、目当ての画面をいちいち探すのが面倒・・・という方に便利なツールです。





ESPRIMO WHシリーズでは、Webカメラを使用してハンドジェスチャーや、人感センサーといった機能を利用する事ができます。

上記のアプリを利用するには、「カメラセンサー機能ON/OFFツール」で使いたいアプリの項目をオンにしておく必要があります。




ハンドジェスチャーはPCの画面に触れずに、マウスや画面のスクロールといった操作を行える機能。使用する前に、ウィザードのようなものが用意されており、練習する事ができます。

ただ、私自身はハンドジェスチャーでの操作は苦手です。
確かに画面に触れずに、ブラウザなどの画面をスクロールさせたりする事ができるのですが、慣れていないからなのかあまり上手く操作が行えず、腕が疲れてしまいます。慣れると便利なのかもしれません。

人感センサーは、人の顔を検出する事で様々なPCの操作をサポ―トする機能。例えばPCの前を離れると自動で画面がオフに、戻ると画面が自動でオンになるという具合です。




さらにストアアプリの「Fresh Paint」。
こちらは富士通製のアプリではありませんが、今回の製品が大画面でタッチ機能に対応しているという所で、とても使いやすいと感じました。

画面が小さいと非常に描き辛いのですが、ESPRIMO WHシリーズは21.5型と大画面であるため描くのが面白いです。

子供のお絵かきにも良いでしょう。
個人的に、簡易的なスタイラスペンのようなものがあると、より面白いのではと思いました。




次も富士通製のアプリではないのですが、チラシを表示する「Shufoo!」という面白いストアアプリが入っていました。


指定した地域のチラシやクーポンなどを表示するのだとか。
チラシを見るのが好きな方におすすめ。買い物する際にチェックするなどいろいろ使い道がありそうです。

今回のモデルはタッチ操作に対応しているため、手でサッサッという具合にチラシをより分けられる所が良いです。




その他、パソコンの使い方や設定などをアドバイスしてくれる「富士通アドバイザー」や、「PCカルテ」、「バックアップナビ」、「アップデートナビ」他、数多くのツールがインストールされていました。


@メニュー ジャンルや目的別にソフトウェアを起動できるソフト


電子辞書 その名の通り電子辞書です


Corel WinDVD ブルーレイやDVDの再生ソフト


Corel Direct DiscRecorder ブルーレイやDVDなどのディスク作成・編集ソフト


Corel Digital Studio for FUJITSU 写真や動画を加工・編集するためのソフト


マカフィー マルチアクセス – インターネットセキュリティ アンチウイルスソフト


載せきれないので他は割愛させていただきますが、非常に沢山のアプリケーションが搭載されているという事がわかると思います。

あと、私は利用した事がないのですが、本製品をはじめとする富士通製のPCでは「My Cloud」というクラウドサービスが提供されており、写真などのファイルをクラウド上に保存したり、スマートフォンとの連携機能など様々に活用する事ができるようになっています。(利用登録が必要)

オンラインストレージの容量は5GBまでが無料で、それ以上は有料となりますが、クラウドサービスとしては非常に多機能。特にスマートフォンやタブレットなど複数の機器をお使いの方には便利な機能です。

My Cloud」は富士通製のPCをお持ちでない方でも、登録可能。興味をお持ちの方はチェックしてみてください。



ESPRIMO WHシリーズ まとめ

ESPRIMO WHシリーズについてのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・デスクトップスタイルやタブレットスタイルなど、場面に応じてスタイルを変えられるところが便利
・スタイリッシュで高級感のある外観
・Core i7-4702MQ搭載で高性能
・HDDの容量が2TBと写真や動画の保存も余裕(WH77/Mの場合。他のモデルは1~3TB)

・光沢パネルであるため、光の反射や映り込みが気になる

この製品を最初に見て思ったのは、スタイリッシュで高級感があるという事。

この製品に惹かれる多くのユーザーが皆そうではないかと思うのですが、薄く縁のない綺麗な液晶パネルに加え、いかにもPCであるというメカニカルな印象を感じさせないすっきりとした背面のデザインなど、インテリアの一部としてPCを持ちたい方に向いています。

見た目だけではなく、デスクトップスタイルやタブレットスタイルなど、場面に応じてスタイルを変更できる所や、性能の高さ、操作性などにも拘って設計されている所などは、PCの扱いに不慣れな方をはじめ、PCで様々な作業をするヘビーユーザーにも納得のいく使い心地。

私的にはキーボードの操作性が良い事、また使用中に、キーボードを移動させずにディスプレイのスタイルを変更できるという所に気付き、何気に感心してしまいました。

ただ、ディスプレイが光沢仕上げであるため、どうしても光の反射や風景の映り込みが気になってしまいます。

特に大画面であるため、小さなノートPCなどよりも光や風景が映り込みやすく、使用しているユーザーは、少なからず見辛いと感じる事があるのではないでしょうか

液晶は非光沢よりも光沢パネルの方が色鮮やかですし、デザイン面でも光沢の方が映えるため、本製品の性質を考えると非光沢にすれば良いとも思えないのですが、もう少し何とかならないかなと感じました。

あと個人的な意見ですが、ESPRIMO WHシリーズには映像入出力系の端子が搭載されていません。HDMIなどの入力端子があると、ゲーム機などを繋げて遊べるので面白いのではと思います。