更新日: 2021/02/04
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MASTERPIECEシリーズは、マウスコンピューターが販売するG-Tuneブランドではフラッグシップに位置づけられるゲーミングデスクトップPC。

筺体にはG-TuneとAbeeが共同開発したというオリジナルのケースが採用されており、見た目にも個性的な製品です。

今回ご紹介するMASTERPIECE i1440 シリーズは、インテルのZ87チップセットを搭載するモデルで、下位モデルではGTX760から、上位モデルではGTX780Ti SLI構成等も選択する事が可能となるなど、フラッグシップにふさわしい内容となっています。

単に高スペックであるだけでなく、ボタン一つでCPUやGPUのオーバークロックが行えるというオーバークロック機能を標準搭載。

設定された範囲内であれば、OCによるトラブルや故障も製品保証の対象となるなど、特にOCに興味をお持ちの方には魅力のある製品だと言えるでしょう。(MASTERPIECE i1440 シリーズの製品ページはこちら



【主な特徴】

・CPUは Core i7-4770Kを搭載(水冷)
・グラフィックスは最大でGTX 780Ti SLI構成を選択可能(選択するグラフィックスの種類により水冷もしくは空冷)
・G-TuneとAbeeが共同開発したオリジナルケースを採用
・ボタン一つでOCが可能
・CPUのみOCが可能な下位モデルと、CPUとGPUのOCが可能な上位モデルをラインアップ

MASTERPIECEシリーズにはいくつかのモデルがラインアップされており、MASTERPIECE i1440はチップセットに Z87を採用。
※他、X79やAMDを採用したモデルもラインアップされていますが、今回はそちらには触れません。

2014年5月14日時点では、GTX760、GTX770、GTX780、GTX780Ti、GTX780Ti SLI構成のモデルが提供されており、
プロセッサは標準で水冷クーラーを採用したCore i7-4770Kを搭載しています。

ボタン一つでCPUやGPUのオーバークロックが行えると述べましたが、GTX760、GTX770搭載のモデルはCPUのOCのみで、
GTX780、GTX780Ti、GTX780Ti SLI搭載のモデルにおいてはCPU及びGPUのOCが行えるといった具合に、中身が少し異なります。

CPUはともかく、GPUの自動オーバークロック機能は珍しく、機能の採用はゲームブランドの拘りだと言えるかもしれません。
ちなみにメモリは最初からOCさせてあるそうです。

実際の利用についてですが、ケース前面に設置されたOCボタンを押すだけでOCが可能となっています。再起動を行う必要はありません。

数値の細かい設定などは、私が見た限りではないようで、ボタンを押すだけでCPUに関しては4コア全てが4.20GHzで動作、
GPUに関しては、パワーターゲットの変更によってGPUの最大クロックを向上させ、さらにクロックオフセットの変更によって通常時の動作クロックも上昇させる・・という2段階のオーバークロックを行うのだとか。



左:パワーターゲットの変更によって最大クロックを上昇 / 右:クロックオフセットの変更により通常時のクロックも上昇

オーバークロックの状況については、専用のツール「G-Tune OC Boost」で確認する事ができます。

なお、一般的な製品では、OCによる故障は製品保証の対象外となる事が多いですが、
本製品に限っては、OCボタンを利用したオーバークロックによる故障は保証対象。

限界に挑戦するようなオーバークロックを行いたいという方にはあまり意味がない機能かもしれませんが、
軽くOCを試してみたいという方には面白い機能なのではと思います。


【構成の一例】

MASTERPIECE i1440SA1-DOC-CVL シルバーモデル

Windows 8.1 (64bit)
インテル Z87 Express
Core i7-4770K(水冷)
16GB (8GB×2)
14.0型ワイドHD、光沢
NVIDIA GeForce GTX780(3GB/水冷)
2TB HDD(7200rpm)
DVDスーパーマルチドライブ
マルチカードリーダー
700W 電源(80PLUS GOLD)
CPUとGPUの同時オーバークロック対応

¥229,800 (税別)~
価格・構成内容は2014年5月14日時点

上記は、CPUとGPUの同時オーバークロックが可能な機能を搭載した、シルバーモデルの構成です。

GTX760やGTX770を搭載するブロンズモデル、およびブロンズモデルカスタムはCPUのみのOC機能搭載となりますが、
価格が若干安価になっており、購入には手頃だと言えるでしょう。



以下、簡単な製品の写真とベンチマーク結果です。
ベンチマークにおいては通常時のスコアと、OCボタンを使用したオーバークロック後のスコアも掲載していますので、参考程度にご覧頂ければと思います。



G-TuneとAbeeのコラボケース すっきりとしたシンプルなデザインでありながら存在感があります。

ケースフロント全体の様子

オーバークロックボタン 押すだけでOCが可能

ケースの中身 掲載モデルはCPUとGPU両方に水冷クーラーが採用されている


独自のツール「G-Tune OC Boost」 OC機能オンオフの状況と、CPUとGPUのクロックをリアルタイムで確認できます


FF14 新生エオルゼアキャラクター編のベンチマーク結果

OC機能オン/1920×1080/最高品質/ウィンドウモードで、13865というスコアです。




3DMark Fire Strike オーバークロック機能オフ時

3DMark Fire Strike オーバークロック機能オン時

3DMarkの「Fire Strike」はDirectX11を使用した、ゲーム用PC向けのかなり負荷の高いテスト。

OC機能オンオフでそれ程スコアが変わっていないように思えるかもしれませんが、細かい数字を見ると、
CPUの性能が大きく関係するPhysics scoreは「10613 → 11902」に、GPUの性能が大きく関係するGraphics scoreは「9691 → 9922」に向上しています。

限界に挑戦するようなOCではないため、大幅にCPUやGPUの性能向上が期待できるものではありませんが、
パフォーマンスは確実に向上するようです。




MASTERPIECE i1440については以上となります。

構成や価格等については時期によって変化する可能性が高い為、掲載の情報は参考までに、
正確な情報については公式の製品ページにてご確認ください。