LIFEBOOK SH WS2/K の特徴(製品解説)
LIFEBOOK SHシリーズは13.3型の液晶を搭載する、富士通の薄型・軽量ノート。
標準電圧版のプロセッサの採用で比較的性能が高く、それでいてバッテリ駆動時間も長く、さらに薄型でありながら操作性にも優れるなど、総合的にみて使い勝手の良い製品です。
筐体側面にモバイル・マルチベイ構造を採用しており、用途に合わせて別売りの内蔵バッテリユニットや、内蔵ハードディスクユニット、モバイルプロジェクターユニットなどと付け替える事も可能。
幅広い使い方ができるモバイルノートをお探しの方に適したノートPCだといえるでしょう。
筐体のサイズは幅316mm、奥行き226mm、高さは13.5~19.9mmと、13.3型のモデルにしては薄型です。
重量は構成によって細かく変わりますが、今回の WS2/Kにおいてはモバイル・マルチベイにスーパーマルチドライブを装着した状態だと約1.44~1.46kg。
モバイル・マルチベイ用カバーを装着した状態だと約1.31~1.33kgの重量となります。
Ultrabookの仕様には準拠していませんが、光学ドライブを搭載した13.3型のノートとしては携帯性は高いです。
上にも書いた通り、SHシリーズはモバイル・マルチベイという構造を採用しており、光学ドライブを取り外して
別売りのプロジェクターユニットやバッテリユニット、内蔵HDDユニットなどと付け替える事ができるようになっています。
モバイルプロジェクターユニットは、仕事先などで簡単なプレゼンテーション等を行う際に便利ですし、
内蔵バッテリユニットを取り付ければバッテリ駆動時間を延長する事ができます。
また、内蔵HDDユニットを用いれば、SHシリーズを2ドライブ構成にする事ができますし、
特にそういったものが必要ない時には、付属のモバイル・マルチベイ用カバーを装着してマシンを軽量化できるなど、
用途に合わせてユニットを付け替えする事で、場面場面に応じたマシンの利用が可能となります。
13.3型で1366×768ドットのみ・・という部分に不満を感じる方はおられるかもしれませんが、
機能性、性能、携帯性など、様々な面で使い勝手の良い製品だと思います。
【構成の一例】
LIFEBOOK SH WS2/K(カスタムメイドモデル)
Windows 8 (64bit)
Core i5-3230M
4GB (4GB×1)
13.3型ワイドHD、光沢
HD グラフィックス4000
500GB HDD&高速処理用SSD
DVDスーパーマルチドライブ
IEEE802.11b/g/n
駆動時間:約12.0時間(公称値/内蔵バッテリパック(L)のみの場合)
¥129,800 (税込)~ 2013年5月1日14時まで20%OFFクーポン適用で¥103,840~
価格・構成内容は2013年4月22日時点
Core i7-3540Mや8GBメモリ、より容量の大きいHDDやSSDへのカスタマイズも可能。
Blu-ray Discドライブ(着脱式)を選択する事もできます。
あと、液晶は標準では光沢ですが、カスタマイズで非光沢液晶を選択する事も可能です。
非光沢液晶は目が疲れにくいため、ビジネス用途などで細かい文字を長時間見続けるような方にはおすすめです。
以下、WS2/Kの旧モデル「WS2/J」の写真と簡単な解説です。
旧モデルのWS2/JとWS2/Kとでは、筐体は同じで内容も殆ど変わりませんので、参考として掲載します。
13.3型ワイドHDの非光沢液晶。もうワンランク上の解像度が用意されていると尚良かったです。
天板カラーはスパークリングブラック。WS2/Kはこのカラーのみ。
こちらはサテンレッド。WS2/Kでは選べず、WS1/Kという下位モデルか店頭向け構成のカタログモデルで選択可能なカラーです。
キーボード。
キーピッチは約19mmと普通、キーストロークは約1.6mmと薄型でないノートPCのキーボードに比べるとやや浅め。
打っていてやや底が浅い感触はありますが、打ち難くはありません。
富士通のノートならではのキーの配置も使いやすいです。
キーのサイドカラー
左がスパークリングブラックモデルに採用の「ブラック&ブルー」のキーボード。
右側のキーボードは、WS1/Kで選択できるサテンレッドカラーモデルに採用されている「ブラック&レッド」キーボード。
今回のWS2/Kでは、サテンレッドは選択できません。
タッチパッド
タッチパッドは使い勝手は悪くないですが、以前使われていたもの(2011~2012年初めのモデル)から変わってしまった所が少し残念ではあります。
※以前はボタン分離型で、パッドの横にスクロールパッドと呼ばれる円形の小さなタッチパッドが搭載されていました。
薄型ノートでは、そのようなタイプのタッチパッドは設置が難しいのかもしれません。
指紋センサー。こちらは標準搭載。
電源ボタンの横に、ECOボタンというワンタッチボタンを搭載。
ECOボタンは、省電力モードと通常モードを切り替えるボタンです。
左側面の様子
前面に搭載のダイレクトメモリースロット(SDカードスロット)
右側面の様子
インターフェースはLANにVGA、HDMI、USB3.0×3基・・という具合に、薄型ノートではあっても普通に充実しています。
モバイルマルチベイ用のオプション類
モバイルマルチベイ構造の採用により、搭載の光学ドライブを取り外し、
上写真にあるようなユニット(別売り)へと付け替える事ができます。
プロジェクターは高価ですが、内蔵バッテリユニットや内蔵HDDユニットは比較的気軽に導入できる価格なのでおすすめ。
底面
底面からはメモリスロットにアクセスできます。
バッテリの取り外しも可能です。
以下、現在販売されているSHシリーズとはやや内容が異なりますが、
参考として旧モデル(2012年秋冬)WS2/Jのエクスぺリエンス・インデックスのスコアを掲載します。
構成はCore i7-3520M、8GBメモリ、HDグラフィックス4000、128GB SSD&高速処理用SSDという内容です。
エクスぺリエンス・インデックス(HDDの容量が小さいのは、パーティションでドライブを分割しているため)
非常に高性能、かつSSDも高速です。
現在(2013年4月22日時点)のWS2/Kとは、プロセッサのモデルが若干異なりますが(現在はCore i7-3540M)、
殆ど変らないと思ってもよいでしょう。
以上となります。
LIFEBOOK SHシリーズは薄型でありながらカスタマイズの融通がきき、
性能面においてもUltrabookに勝るなど、メインPCとしても十分に利用する事のできる内容を持ち合わせています。
光学ドライブを搭載したモバイルノートが欲しい方や、
長く使う方にもおすすめできるモバイルノートだと言えます。
より詳しい製品の仕様や価格等については、公式サイトの製品ページをご覧ください。
LIFEBOOK SHシリーズ WS2/K の製品詳細