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これまで続けて掲載してきた「 IdeaCentre A700 」のレビューをまとめてみました。

IdeaCentre A700のデスクトップ画面

【これまでの IdeaCentre A700 のレビュー記事】
23型FHD「 IdeaCentre A700 」レビュー 高性能オールインワンPCの外観を解説
IdeaCentre A700 に標準搭載のユニークなソフト VeriTouchやIdea Touch他
レノボの一体型PC「 IdeaCentre A700 」でベンチマークを行ってみました

掲載している IdeaCentre A700 は、
レノボが販売するコンシューマー向けの一体型デスクトップPC。

マルチタッチ機能(超音波表面弾性波方式)対応の23型フルHD液晶や、
3波対応のTVチューナを搭載するAV機能重視のマシンで、
現在は量販店及びレノボの直販サイトの両方にて販売されています。

今回の記事では、まとめという事で操作感や思った事など、
IdeaCentre A700 を使用してみた感想を述べてみたいと思います。



掲載しているIdeaPad A700の構成です。

【IdeaCentre A700 (40244UJ)の主な構成】

OS Windows 7 Home Premium 64bit
プロセッサ Core i5-460M(2.53GHz/TB時最大2.8GHz/)
チップセット HM55 Express
グラフィックス HDグラフィックス
メモリ 4GB(2GB×2/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大4GB)
ストレージ 1TB HDD(7200rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ スロットイン形式
ディスプレイ 23型ワイドフルHD(1920×1080)、マルチタッチ対応
無線機能 Wireless WiFi Link 5100AGN(1×2)
TVチューナー 地上デジタル/BSデジタル/110°CSデジタルチューナー
サイズ 568×71×430(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約9.6kg
カラー ブラック

店頭販売のモデルで、予想価格は14万円前後。
・・が、調べた所では、現在は9万円台の価格で販売されているようです。

現在、IdeaCentre A700 はレノボの直販でも販売されていますが、
そちらがブルーレイドライブを搭載しているのに対し、このモデルはDVDスーパーマルチドライブを搭載。

仕様の違いにより、価格は直販モデルの方が高くなりますが、
パフォーマンスは直販モデルの方が若干高めです。



今回掲載しているモデルのエクスペリエンス・インデックスのスコアは・・

A700のエクスペリエンス・インデックス

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 5.2
プライマリ ハードディスク 5.9

上記のような感じで、プロセッサのスコアは高め。

プライマリ ハードディスクに関しては 5.9 と普通っぽいスコアですが、
7,200rpmのHDDを搭載している為か、
他のベンチマークプログラムにおいては若干高めなスコアを記録しています。

そしてグラフィックスに関してですが、こちらは内蔵のHDグラフィックスを利用している為、
性能はそれ程高くはなく、当然PCゲーム等を行えるようなグラフィック性能も持ち合わせていません。

しかしこの A700 は、TVやDVD等のエンターテインメント用途のモデルなので、
用途的には十分なスペックだと思います。

ちなみに初回起動時、やや遅いかなと思ったのですが、
たまたまシステムの更新か何かの影響だったようで、それ以後は快適に操作できるようになりました。





以下、A700 の特徴や操作感など、特に気になる箇所を上げてみました。


【マルチタッチ機能】

A700 のディスプレイには、超音波表面弾性波という方式のマルチタッチ機能を搭載した液晶が採用されています。

私はタッチ機能の技術的な事に関しては詳しくないので、突っ込んだ事はかけませんが、
A700 はこの方式を採用したマルチタッチセンサーを世界で初めて搭載したモデルなのだそうで、
そういった意味でどのような感触の機能なのかが気になります。

実際の操作では、他の方式のマルチタッチ機能を搭載したマシンと比べて、
この方式がどうであるのかなどという違いはいまいちよく分からないのですが、
タッチ操作での液晶の反応は良く、とても操作がしやすいです。

ただ、タッチ機能のみでも快適に操作が出来たので、
付属のBluetoothキーボードやマウスの設定をせずにタッチスクリーンで作業を行っていたのですが、
一部のベンチマークソフトを実行した途端、タッチ機能が全く効かなくなってしまい・・

延々とループするベンチマークプログラムを止める事ができず、
他のマシンで使っていた有線のマウスを接続してとめたのですが、一部のソフトウェアの他、
Rescue and Recoveryワークスペース使用時などもタッチ機能は使えません。

とまあ、これはA700に限った事ではないので、
わざわざ書くまでもないかもしれませんが一応参考として・・



ソフトウェアキーボード

文字入力はキーボードのほか、ソフトウェアキーボードでも行えます。
大抵の事は画面上で出来るようになっています。
(上で述べたように、状況によっては稀にタッチ機能が使えなくなる事もありますが)



コンテキストメニュー

タッチしてそのまま暫く画面を押し続ける(右クリックと同じ)と、
コンテキストメニューが現れます。



デバイスの追加

付属のキーボード
A700に標準付属のキーボード

マルチタッチ以外の操作手段として、
A700にはワイヤレスのマウスとキーボードが付属しています。
Bluetoothに対応。

キーボードはしっかりとした感じで、使いやすいです。






【インターフェース】

インタフェースに関しては、カードスロットやUSB2.0等、
アクセスする頻度が高い端子は側面に配置されており、とても使いやすいです。



側面の端子

ですが逆に、背面の端子類にはかなりアクセスし難く・・

USB2.0が側面に2基、背面に4基搭載されているのですが、
もう1つ位側面にあったほうが自分には便利だと思いました。

インターフェースの内容に関しては、多種のポートが搭載されており、
このモデルの用途的には十分だと思います。




【静音性など】

かなり静かです。
夜中の利用でも、ファンの音などが気になる事はありませんでした。




【独自のソフトウェア】

IdeaCentre A700には、レノボ独自のソフトウェアが多数搭載されています。

通常のパスワード認証によるログインの代わりに、
表示される絵柄のパターンで認証を行う「Lenovo VeriTouch 2.0」や、
DVDや音楽等のアプリーケーションをタッチ機能に最適化した「Idea Touch 3.0」、
またユーザーの画面への近づきすぎを警告する「Lenovo Eye Distance System」、
周囲の明るさに応じて自動で輝度を調整する「Lenovo Dynamic Brightness System」など・・

特にこの中の VeriTouch 2.0 や Idea Touch 3.0 に関しては、
マルチタッチパネル用に最適化されたユニークなアプリケーションで、
実用的かつ非常に面白いと思います。

ソフトウェアに関しては過去の記事に詳しく記載しているので、興味をお持ちの方はご覧下さい。
→ IdeaCentre A700 に標準搭載のユニークなソフト VeriTouchやIdea Touch他






【まとめ】

IdeaCentre A700

用途的に、パフォーマンス、インターフェースともに特に気になるような箇所はなく使いやすいマシンだと思います。

ただこれまでの記事でも述べたように、AV機能重視のモデルの割に、
光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブだと言う部分がやや引っ掛かりますが、
現在ウェブで販売されているモデルにはブルーレイドライブが標準搭載されているので、
気になる方はそちらを選べばよいでしょう。

HDDも標準で1TBと用途的(AV機能)に申しぶんなく、
インタフェースの種類も他種多様でやはり用途的にとても便利。

また、マシンの直接の操作とはあまりが関係ないですが、
シンプルかつスタイリッシュなデザインも個人的に好みです。

少なくとも、マルチタッチ機能を搭載する液晶一体型PCとしては快適に操作できる部類のマシンですし、
価格的にも9万~13万と手頃ですので、TVなどのAV機能を中心に使用されるユーザーなどには、
お勧めできる内容の一台だと思います。


なお、ここに記載した仕様や価格は変更される可能性がありますので、
現時点での仕様や価格に関しては、公式サイトをご確認下さい。