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レノボのコンシューマー向けPC「 IdeaCentre A700 」のレビューの続きです。
(前回 → IdeaCentre A700 に標準搭載のユニークなソフト VeriTouchやIdea Touch他

今回は IdeaCentre A700 でベンチマークを行ってみました。

IdeaCentre A700 プロセッサの詳細

この A700、マルチタッチ対応の液晶やTVチューナーなど、
AV関連の機能が搭載されている他は、特別目だった箇所があるわけではなく、
構成内容もパフォーマンスが高いスペック・・という程ではありません。

ですが標準で4GBのメモリや7,200rpmのHDD、プロセッサにはCore i5-460Mを搭載するなど、
この A700 の利用用途(AV機能中心)であれば、全く問題ないパフォーマンスの構成です。

この A700はパフォーマンス以外の細かな部分、
例えばインターフェース等が比較的細かい部分まで充実しているとか、
液晶のタッチパネルが超音波表面弾性波方式であるとか、使って初めて分かる魅力を持つモデルだと思うので、
パフォーマンス云々はあるレベル以上であれば、さほど気にする部分ではないかと思います。

ですが一応、一通りのベンチマーク結果を掲載してみました。




まずは今回掲載している IdeaCentre A700 の主な構成です。

IdeaCentre A700 speccyの内容

【IdeaCentre A700 (40244UJ)の主な構成】

OS Windows 7 Home Premium 64bit
プロセッサ Core i5-460M(2.53GHz/TB時最大2.8GHz/)
チップセット HM55 Express
グラフィックス HDグラフィックス
メモリ 4GB(2GB×2/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大4GB)
ストレージ 1TB HDD(7200rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ スロットイン形式
ディスプレイ 23型ワイドフルHD(1920×1080)、マルチタッチ対応
無線機能 Wireless WiFi Link 5100AGN(1×2)
TVチューナー 地上デジタル/BSデジタル/110°CSデジタルチューナー
サイズ 568×71×430(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約9.6kg
カラー ブラック

上記構成は店頭で販売されている型番「40244UJ」のモデル。
店頭での予想価格は13~14万円前後となります。
(現在は、9万円台で販売されている店舗もあるようです)

冒頭でも述べましたが、ディスプレイには超音波表面弾性波方式(※)の23型フルHD液晶を搭載、
Core i5-460Mや4GBのメモリ、1TB HDDにスロットイン形式のDVDスーパーマルチドライブ、
そしてTVチューナーなどを搭載します。
※ガラスの表面に高超音波を発信、タッチによる超音波信号の変化をを認識して座標を計算する方式

AV機能を重視している割には、ブルーレイドライブの搭載がないなど、
中途半端なところもありますが、全体として細かい部分まで配慮されたモデルだと思います。

ちなみにこの A700、少し前までは量販店のみでの販売だったように思うのですが、
現在はレノボの直販でも購入可能となっています。

プロセッサの内容が向上し、さらにブルーレイを搭載しながらも13万円を切るなど、
コストパフォーマンスは向上しています。

今回掲載しているものとはやや仕様が異なりますので、
そちらのモデルに興味をお持ちの方は公式サイトをご確認下さい。




次に、上記構成モデルのパフォーマンスを見ていきます。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

A700のエクスペリエンス・インデックス

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 5.2
プライマリ ハードディスク 5.9

基本スコアはグラフィックスの4.6。
グラフィックス機能に内蔵のHDグラフィックスを使用しているため、このスコアです。

構成どおりの数値で、特に高性能だというわけではありませんが、
普通に快適に様々な作業を行えるスペックです。

用途的には十分な内容だと思います。



【CrystalMark 2004R3】

IdeaCentre A700 CrystalMark 2004R3のベンチ結果

Mark ・・・ 123512
ALU ・・・ 34303
FPU ・・・ 34418
MEM ・・・ 24468
HDD ・・・ 16007
GDI ・・・ 12135
D2D ・・・ 0
OGL ・・・ 2181

D2Dだけ計測できませんでした。
(エクスペリエンス・インデックスの結果から考えると、多分1000~2000程度)

HDDが7200rpmだからなのか、16007と比較的高めなスコアです。


【3DMark06】

IdeaCentre A700 3DMark06のベンチ結果

3DMark score ・・・ 1718
SM 2.0 Score ・・・ 526
SM 3.0 Score ・・・ 685
CPU Score ・・・ 2943

3D性能に関しては、内蔵グラフィックス利用なのであまりパッとしないスコアですが、
ゲームをするなどというのでなければ特に問題はありません。

逆に、パフォーマンスの必要なソフトウェア等を動かすには、少々物足りないスペックです。


【大航海時代 Online】

IdeaCentre A700 大航海時代 Onlineのベンチ結果

平均 ・・・ 271~337


【モンスターハンターフロンティア 絆】

IdeaCentre A700 ベンチ結果

平均 ・・・ 700~785


【FINAL FANTASY XI】

IdeaCentre A700 FF XI LOWのスコア

IdeaCentre A700 FF XI HIGHのスコア

LOW ・・・ 3805
HIGH ・・・ 2442


【BIOHAZARD】

IdeaCentre A700 BIOHAZARDのベンチ結果

平均fps ・・・ 11.7
RANK ・・・ C


IdeaCentreのベンチマークの結果は以上となります。

記事途中にも記載した通り、AV機能を楽しむという本製品の用途であれば、
全く問題のないパフォーマンスを持つモデルです。

AV機の割りにブルーレイが搭載されていないなど、掲載モデルに関しては気になる点はありますが、
現在ウェブで販売されている IdeaCentre A700に関しては、ブルーレイドライブが標準で搭載されるなど、
よりエンターテインメントPCらしい内容となっています。

ウェブと量販店では仕様が異なるので、どちらで購入するにせよ、
購入時には細部の機能を確認した方が良いでしょう。



次回は最後の記事となります。
次の記事では実際の操作感などついて、簡単に感想を述べてみたいと思います。

短い記事となりますが、興味をお持ちの方はご覧下さい。