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少し間が空いてしまいましたが、Thinkpad L412のレビューの続きです。
(前記事:Thinkpad L412 の紹介 (レビュー)

前の記事ではインターフェースなどの外観の詳細を中心に掲載しました。
今回の記事では、L412の主な構成や実際の性能について触れてみたいと思います。

Speccy

掲載している Thinkpad L412は、プロセッサには上位のCore i5を搭載するなど、
Lシリーズで提供されている中では比較的高性能な部類に入ります。

ですが、基本的にビジネスモデルですので、
ゲーム等をプレイできるようなパフォーマンスを持ち合わせているわけではなく、
またそこまでの性能を求める方もいないと思います。

今回掲載したベンチマークの結果は3Dゲーム系のものも含まれるので、
かなりスコアが低いものも見られますが、実際の操作はとても快適。

掲載スコアは負荷の高い作業を行った場合に・・という事でご参考にしていただければと思います。
モデルの特徴や長所などについては、また後の記事にまとめる予定です。

というわけで以下、Thinkpad L412 の構成とパフォーマンスの詳細です。



まず最初に、記事に掲載している Thinkpad L412 の主な構成です。

L412の主な構成

【ThinkPad L412 (05535WJ)の主な構成】

OS Windows 7 Professional 32bit
プロセッサ Core i5-520M(2.4GHz、TB時最大2.93GHz/L3 3MB)
チップセット HM55 Express
グラフィックス HDグラフィックス
メモリ 2GB(2GB×1/PC3-10600/最大8GB)
ストレージ 250GB HDD(5,400rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 14.0型HD(1366×768)、光沢なし
無線機能 Wireless WiFi Link 6200AGN (2×2)、Bluetooth v2.1 + EDR準拠
バッテリー 6セル(駆動時間:約5.25時間)
サイズ 344×233×32~36(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.37kg

今回掲載しているのは、型番05535WJのCore i5を搭載する上位モデル。
(LシリーズにはCore i3とCore i5を搭載したモデルが提供)

ただ、上記と全く同じ構成のモデルはもう販売されておらず、
現在販売されている L412 には、昨年よりもややスペックアップしたプロセッサが採用されるなど、
マイナーバージョンアップともとれない程度の小規模な変更が加えられています。

内容的にそう大きく変わるものではなく、
むしろ現在の方が価格的にも性能的にもパフォーマンスは向上しており、
より高性能なモデルを安価に購入できるようになっていますのでお得です。

というわけで以下、ThinkPad L412 の各種ベンチマーク結果です。
簡単に掲載していきます。



【Win エクスペリエンス・インデックス】

エクスペリエンス・インデックス

プロセッサ 6.5
メモリ 5.5
グラフィックス 4
ゲーム用グラフィックス 5
プライマリ ハードディスク 5.8

それ程低くもなく、むしろ標準的なビジネスモデルとしては高性能な部類かと思います。

価格についてはまだ何も述べていませんが、
低価格が売りの一つでもあるモデルですので、コストパフォーマンスもかなり良いです。

Lシリーズと同系の製品である、旧世代のアーキテクチャを採用したSLシリーズなどは更に安価ですが、
パフォーマンスを考えると、断然Lシリーズの方が長く使えてお得なのではと考えます。
(Sandy Bridgeが登場したので、このL412に搭載のCore iシリーズも旧世代ではあるのですが)



【CrystalMark 2004R3】

CrystalMark 2004R3

Mark ・・・ 104929
ALU ・・・ 32700
FPU ・・・ 32423
MEM ・・・ 19450
HDD ・・・ 8003
GDI ・・・ 8194
D2D ・・・ 1820
OGL ・・・ 2339

CrystalMark 2004R3 各項目の意味

エクスペリエンス・インデックスと同じような感じのスコアです。
内蔵グラフィックス利用ですので下3つのスコアは低いですが、日常的な作業は余裕。

ちなみに現在、カスタマイズでRadeon HD 5145を搭載できるようになっているようです。
ローエンドGPUですが、選択すればある程度のグラフィック性能の向上が見込めると思います。

普通に使う分にはHDグラフィックスでも全然問題はないと思うのですが、
一応そういう選択肢もあるという事です。



以下、スコアのみ掲載していきます。

【3DMark06】

3DMark06

3DMark score ・・・ 1620
SM 2.0 Score ・・・ 474
SM 3.0 Score ・・・ 662
CPU Score ・・・ 2781


【大航海時代 Online】

大航海時代 Online

平均 ・・・ 322~323


【モンスターハンターフロンティア】

モンスターハンターフロンティア

平均 ・・・ 1100~1122


【モンスターハンターフロンティア 絆】

モンスターハンターフロンティア 絆

平均 ・・・ 679~685


【デビル メイ クライ 4】

デビル メイ クライ 4

平均fps ・・・ 12.07~20.25
RANK ・・・ D


【FINAL FANTASY XI】

FINAL FANTASY XI Low

FINAL FANTASY XI High

LOW ・・・ 3833
HIGH ・・・ 2427


L412のベンチマーク結果については以上となります。

冒頭でも述べましたが、スコアだけを見るとパッとしないものも多いですが、
実際の操作においてストレスを感じるような場面はさほどありません。

PCゲームや処理能力を必要とするアプリケーションを使用されるような方が、
このモデルの購入を検討される事はあまりないでしょうし、(サブノートとしてなら別ですが)
ビジネス向けモデルとしては十分なパフォーマンス。

マシンの用途によっては、下位(Core i3)の構成でも十分なのではないかと思います。

ちなみに、従来からのThinkpadを使用されている方は、どうしても従来のマシンと比較してしまうと思うのですが、
他メーカーのノートPCなどを見ていると、やはりレノボのビジネスモデルは基準が高いと感じます。

筺体やキーボードは従来のThinkpad(TやXなど)と異なる部分はあるにせよ、
コストを抑えても肝心な部分は外していません。

とまあ、ありきたりの事ばかりを述べていますが、
そこそこのレベルを保ちながらもコストは抑えられているという事で、コストと性能のバランスを重視される方には魅力の製品だと思います。


なお余談ですが、レノボにはこのL412やL512のような14~15型のモデルが数多く存在します。

一目で違いが分かるモデルもあれば、用途の境界が曖昧でどう違うのかわからない・・
といったモデルも存在し、迷われる方も少なくはないようです。

というわけで、次回の記事ではL412の特徴をまとめると共に、14~15型の筺体を持つシリーズ・・
特にLシリーズと競合しそうなシリーズとの比較等を簡単に行ってみたいと思います。
(主観的な意見も多いので、参考程度に・・)