さようなら X100e & 次モデルの X120e を触ってみたかった
貸し出しを受けていた Thinkpad X100e をそろそろ返却しようと思い、朝から色々と作業していたのですが、
なんとなく、このモデルはもう日本のレノボでは購入できないのかと思うと寂しい感じがします。
思えば、Edge(Edge 13”)とX100eが出た当時(2009年1月5日)は、
Thinkpad Edge よりも X100e の方が数段良いモデルだと自分は思っていたのですが、
11.6型というサイズ自体が Edgeシリーズではラインアップされていなかったので、
X100eと勝負できるラインになかったというのもあります。
ですが、その後Edgeのラインナップ追加やカスタマイズ内容の変更など、
様々な変更を繰り返すにつれて Edge シリーズもだんだんと魅力のあるモデルへと変化していき・・
決定的だったのは Edge 11”の登場で、これが考えていたよりもとても良いモデルで、
自分の中では一気に Edge 11”> X100e と形勢逆転してしまったわけです。
でも X100e がなくなるとは思っていなかったので、いざなくなるとなると寂しいです。
マシンは日々使うものなので、ずっと使っていると愛着が湧きます。
(使いやすいものしか使い続ける事はできないので、ずっと使っているものは自分に合うものなんです)
今回のモデルは、愛着が湧くほど長い期間試用したわけではないですが、
今は Edge 11”> X100e でも X120e がでたらまた変わるかも・・なんて考えていたので、
競争相手が勝負無しにいなくなってしまったのが残念。
ちなみに X120e の概要ですが・・
プロセッサにはAMD FusionのAMD E-240、もしくはAMD E-350を搭載。
グラフィックスはRadeon HD 6310。
HDDには5400rpm~7200rpmの250GB・320GBのHDD、もしくは128GB SSD。
バッテリーは3セルで約3.6時間、6セルで約6.6時間。
重量は6セルバッテリ搭載時で約1.5kg前後。
最新のLenovo EE 2.0 を搭載。
新しいモデルでは、従来のX100eで不満のあったバッテリー駆動時間を延長し、
発熱などの問題を解消との事で、確かにX100eの発熱はかなりのものでしたので、
その部分の改善は必須だったと思います。( Edge 11”には発熱の問題がありませんでした)
下(X100eの構成やパーツの温度)を見ていただくと分かりますが、CPUの温度がかなり厳しい事になっています。
数字が絶対に正確なものであるかはわかりませんが、ここまで上がったものは余り見ません。
3Dゲームのベンチをいくつか走らせたらぐんぐん温度が上昇してしまいました。
普段X100eで、そのような負荷の高いアプリケーションを連続で使用する事もないのでしょうけど、
使用環境なんて人によってわかりません。
次モデルの X120e ではこの部分が解消されているとの事です。
あとグラフィック性能に関しても、従来のものと比較すると65%性能が向上するなど、
聞いている限りではとても良さそうな内容で、価格も$399、$449~との事でかなり安価。
日本で販売される場合はこの通りではないでしょうけれど、
それでもX100eの価格を考えるとかなり安価に販売されたのではないかと考えられます。
まあ、来ないモデルについて考えても仕方がないですけど・・
ちなみに、今月の11日(3月11日)に発売となる液晶一体型の「Lenovo C205」には、
上記 X120e と同じ AMDのFusion APU(E-350)が搭載されています。
まあ、共通点はそれくらいで、全然違うカテゴリのモデルです。
日本では新プラットフォームの最初の導入がThinkシリーズではなく、
全てIdeaシリーズやLenovoシリーズなどに偏っているのが少々もどかしい感じがします。
話が逸れましたが、今の Edge 11”があるのは X100e があったからと勝手に思い込んでいるので、
X100e がなくなってしまったのは残念ですが、今後 Edge 11”がどのように進化していくのかなどについて、
またそれはそれで楽しみだったりします。
・Thinkpad X100e のレビュー 11.6型のWiMAX搭載・デュアルコアAMDノート
・X100e の底面内部パーツをチェック & X100e のバラバラ分解版写真
・デュアルコアCPU搭載 Thinkpad X100e の販売が終了してしまった・・
・Thinkpad X100e 1コアCPU VS 2コアCPU 今さら性能を比較してみました
・Thinkpad X100eが完売 販売終了だそうです
・さようなら X100e & 次モデルの X120e を触ってみたかった (現在の記事)