デルが販売するノートPC、Vostro 15 3000(3546)シリーズのレビューです。

Vostro 15 3000(3546)シリーズは、中小企業やSOHOなど、小規模なオフィス向けの製品として提供されている15.6型のノートPC。

光学ドライブなどの基本機能を備えながらも、下は 39,980円((税抜・送料込/2015年3月3日時点)とリーズナブルな価格が魅力の製品です。

現在、Vostro 15 3000シリーズでは、掲載している「Vostro 15 3000(3546)」と、その後継モデルである「New Vostro 15 3000(3549)」の2シリーズがラインナップされています。

名前が同じなので選ぶ際にややこしいのですが、主な違いは選択できるCPUが若干異なるという程度で、筺体やその他の構成に大きな差はないため、単純に構成だけを見て選択すればよいでしょう。

今回は、Core i3を搭載する「Vostro 15 3000(3546)」について詳しくレビューしてみたいと思います。

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在デルでは、以下の15.6型モデルを販売中です。

Vostro 15 3000(3568)の実機レビュー 第7世代CPU搭載の低価格ビジネスノート

【Vostro 15 3000(3546)シリーズ レビュー記事目次】

・Vostro 15 3000(3546)シリーズ 外観や操作性・液晶をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体底面と内部構造液晶の品質

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストール・ソフトウェア
プリインストールされているソフトウェアの内容

・製品のまとめ
Vostro 15 3000(3546) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Vostro 15 3000(3546) 筺体外観・インターフェース

まず、Vostro 15 3000の筺体外観の様子やインターフェースの内容をチェックします。

筺体サイズは幅381.4mm、奥行き267.5mm、高さは25.6mmで、重量は約2.38kg。
15.6型の液晶を搭載するノートにしてはやや薄くコンパクトだと思いますが、2kgを超えているので外出先への携帯は難しそうです。

といっても、持ち歩くようなノートPCではないので問題はないでしょう。部屋を移動しながらPCを使うような方には扱いやすいと思います。

ちなみに確認したわけではないのですが、本製品の筐体には以前掲載した「Inspiron 15 3000」シリーズとほぼ同じものが使われていると思います。







天板の中央にはDELLのロゴ

ボディはブラックに近いグレーといった感じの色味で、見た目にシンプルな印象。
天板はマットな質感であり、指紋汚れが目立ち難いです。

あと、天板全体に細かい凸凹としたデザインが施されているせいか、手に持った時のフィット感が良いです。PCを持って移動するような場合にも、滑り難いと思います。




背面全体の様子


前面側から見たところ

ディスプレイには、15.6型ワイドHD(1366×768)の非光沢液晶を搭載。

ビジネス向けの製品らしく、非光沢タイプのパネルを採用しています。
光沢パネルに比べると鮮やかさには欠けますが、反射や映り込み等が殆ど気にならないため、作業がしやすいです。

解像度が1366×768ドットのみという所で残念に思う方はおられるかもしれませんが、オフィス用としては適当だと思います。




液晶の上部ベゼルにはWebカメラを内蔵


液晶下部にはDELLのロゴがプリントされている




筺体側面のインターフェースの内容を確認します。

筐体左側の様子です。
左からセキュリティケーブル用のスロット、電源コネクター、VGA、LAN、USB2.0、USB3.0、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートが並びます。

VGAポートの搭載は、ビジネス向けの製品らしい要素です。




筺体右側面にはSDカードスロット、USB2.0、DVDスーパーマルチドライブが搭載されています。






前面側には何もないが、底面にやや入りこんだあたりに2基のスピーカーを内蔵


背面には何もない


インターフェースの内容はシンプルではありますが、特に何かが足りないというような事はあまりないでしょう。

ただ、筺体左右の端子が全体的に前方寄りであるため、外部デバイスなどを接続した際に、ケーブルが邪魔になる事はあるかもしれません。

あと、映像出力がVGAのみであるため、自宅などで外部ディスプレイを繋げるような場合に不便を感じそうです。この辺りが、個人向けの製品とは異なると思います。




ディスプレイの最大開閉角度は130度前後と、一般的なPCと同じ


PC本体のサイズに比べて電源アダプターのサイズはやや小型



電源アダプターのプラグの形状はミッキー型、出力は19.5V、3.34Aで65W



上で「Inspiron 15 3000」シリーズと筐体が同じと述べましたが、全く同じというわけではありません。

Inspiron 15 3000シリーズに搭載されている映像出力端子はHDMIでしたが、Vostro 15 3000シリーズにはVGA端子が搭載されています。

また液晶に関してもInspiron 15 3000シリーズが光沢パネルであったのに対し、Vostro 15 3000シリーズは非光沢といった具合に、ビジネスでの利用により適した内容となっています。



キーボードやその周辺の操作性をチェック

Vostro 15 3000 シリーズに搭載されているキーボードや、その周辺の使用感をチェックします。


キーボード表面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

右側にテンキーを搭載する、アイソレーションタイプの日本語キーボードです。

外観だけでの判断ですが、個人向けのInspiron 15 3000シリーズに搭載されているキーボードと、全く同じものではないかと思われます。

特に変わった配列はなく、操作感は普通。
ですが、Backspaceキーの幅が他のキーに比べて非常に狭く、慣れるまでは使い辛いと感じる事があるかもしれません。



テンキーと一般のキーの間にやや広めのスペースが設けられており、瞬時にそれらのキーの区別がつく所は良いのですが、BackSpaceキーの幅が狭いため、BackSpaceを打つ際にどうしてもキーボードを見てしまいます。




キートップはほぼ平らな形状


ボタン一体型のタッチパッド

タッチパッドの使用感は良くもなく悪くもなく、普通。
ただキーボード操作時、パッドの表面に右の掌が触れやすく、ぞれによって誤動作が起こってしまう事があるかもしれません。

もし誤動作が気になるという場合は、システムトレイからアクセスできる「DELL ポインティングデバイス」より、パッドの感度調整を行うと良いでしょう。

またタッチパッドを使わないのであれば、機能をオフにしてしまった方が使いやすいと思います。



筺体底面からアクセスできる内部構造をチェック

Vostro 15 3000シリーズの筺体底面の様子と、底面からアクセス出来る内部の構造をチェックします。




底面全体の様子 写真は上側が筺体背面、下側が筐体前面

背面側にバッテリスロットが、またその反対側に開閉可能なパネルが設けられているのが見えます。




筺体4角に設けられているゴム足



バッテリは着脱可能 仕様は14.8V、40Wh


パネルを開いたところ


底面からは、HDDベイと無線LAN、メモリにアクセスできるようです。
ただメモリは1スロットのみであるため、増設は行えません。

HDDベイには、7mm厚の500GB HDDが入っていました。
アクセスできるパーツは最小限という感じの内容ですが、HDDやメモリに簡単に触れる事ができるというのは良いと思います。



液晶の見やすさ・品質

Vostro 15 3000シリーズに搭載されている、液晶の見やすさや品質をチェックします。
なお実際の製品に、掲載しているモデルと同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、一例としてご覧下さい。



15.6型サイズで1366×768ドットという解像度の非光沢液晶が搭載されています。

画面サイズの割に解像度は低く、画面内容の表示は大きめ。
小さい文字を読むのが苦手というような方には使いやすいと思います。

本製品で選択できるのはこの解像度のみで、フルHDなどの選択肢は提供されていません。




画面の視野角をチェックします。


画面を正面からみたところ


画面を上方向からみたところ


画面を右側面からみたところ

見ての通り、視野角は狭いです。
多分TNパネルでしょう。

特に上方向からの閲覧は表示内容が真っ白に反転してしまい、内容を読み取ることは困難です。正面から見る分には問題ありません。




次に、色域について。
以降、Spyder 4 Elite利用による測定結果を掲載しています。

sRGBのカバー率は62%、AdobeRGBのカバー率は47%。
色域は狭いです。

見た目にも、色が薄いと感じます。




ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブはRGB共にバラついており、デフォルトの状態では青や緑の色味が強いです。




さらに、画面の均一性を測定。
色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

輝度を高くした場合に、やや画面の色ムラが目立つようです。
といっても気になるほどではありません。

輝度ムラについては、殆ど気にならない程度のムラです。


総合的にみて、液晶の品質はあまりよくはありません。製品価格相応のパネルだと思います。

といっても、事務作業などをする分には全く問題ないです。
ビジネス向けのモデルだけに、非光沢パネルを採用している点が良いと思います。





Vostro 15 3000(3546)シリーズの外観や使用感、液晶については以上となります。
引き続き、次記事では掲載モデルの構成特徴や性能面、搭載ソフトウェアなどについて触れたいと思います。

次: Vostro 15 3000(3546)のベンチマーク結果 Core i3-4005Uを搭載する低価格ノートの性能をチェック

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Vostro 15 3000(3568)の実機レビュー 第7世代CPU搭載の低価格ビジネスノート