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前記事(Dell Vostro 15 3000(3546)シリーズレビュー リーズナブルな15.6型ビジネスノート)に続き、今回はVostro 15 3000(3546)シリーズの構成特徴と性能面について。

掲載しているのはOSにWindows 8.1、CPUにCore i3-4005U、メモリ4GB、ストレージには500GB HDDを搭載する、税込送料込みで5万円台(2014年3月4日時点)のモデル。

これといった特徴のない構成ですが、ある程度の性能とストレージの容量を持ち合わせており、軽い用途向けのノートとしては手頃な内容ではないかと思います。

今回は、そんなVostro 15 3000(3546)シリーズの構成特徴と実際の性能面について詳しく触れてみました。


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【Vostro 15 3000(3546)シリーズ レビュー記事目次】

・Vostro 15 3000(3546)シリーズ 外観や操作性・液晶をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体底面と内部構造液晶の品質

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストール・ソフトウェア
プリインストールされているソフトウェアの内容

・製品のまとめ
Vostro 15 3000(3546) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Vostro 15 3000(3546) 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているVostro 15 3000の構成内容と特徴について解説します。
以下はCPU-Zの実行結果と、掲載モデルの主な構成内容です。

【CPU-Z】





【Vostro 15 3000(3546)シリーズ の主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Core i3-4005U (1.7GHz)
グラフィックス   インテル HD グラフィックス4400
メモリ   4GB(4GB×1/DDR3L 1600MHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドHD(1366×768)、非光沢
ストレージ   500GB HDD(TOSHIBA製/5400rpm)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   デル ワイヤレス-N 1705(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0
バッテリ   駆動時間:不明(4セル/40WHr/実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   65W
サイズ   381.4×267.5×25.6(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.38kg
保証   1年間 オンサイトサービス(6営業日9-17時)

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2015年03月04日時点のものです。

Windows 8.1、Core i3-4005U、メモリ4GB、500GB HDDを搭載するという構成内容のモデルです。

構成面では特徴と呼べるほどの特徴はありませんが、価格が税込送料込でも5万円台と安く、光学ドライブ付きのノートを出来るだけ安く買いたいとお考えの方には手頃な製品だと思います。

本製品にはCore i3-4005Uを搭載するモデルの他に、CeleronやCore i5を搭載したモデルもラインアップされており、モデルによってはWindows 7の選択やHDDのカスタマイズも可能と、用途に合わせて構成を選択する事ができます。

なお、Vostro 15 3000シリーズには今回の「3546」と、その後継モデルである「3549」がラインアップされていると先の記事に書きましたが、大きな違いは選べるCPUの内容で、他の構成に大きな差はありません。

具体的には、今回のVostro 15 3000(3546)がCPUに「Celeron 2957U」や「Core i3-4005U」、「Core i5-4210U」を選択できるのに対し、後継のNew Vostro 15 3000(3549)では「Celeron 3205U」や、第5世代の「Core i5-5200U」を選択できます。

新しい構成が良いという方には、第5世代のCoreプロセッサを選べるNew Vostro 15 3000(3549)がお勧めですが、New Vostro 15 3000(3549)にはCore i3の構成が提供されていません。

また、価格がややVostro 15 3000(3546)よりも高めとなりますので、Core i3の構成を選択したい方や、出来るだけ安い方が良いという方は、今回掲載のシリーズが適しているでしょう。



搭載されているストレージの内容を確認します。


HDDの仕様


ディスクの内訳

TOSHIBA製の「MQ01ABF050」という、7mm厚の500GB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

あえて書くほどの特徴はないHDDです。
速度は遅いという程ではありませんが、速くはありません。

本製品ではこのHDDとは他に、1TB HDDを選択できるモデルもあるようですが、SSD等の構成は提供されていません。



ベンチマークテストの結果

以下、Vostro 15 3000シリーズで実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.5
メモリ 5.9
グラフィックス 4.8
ゲーム用グラフィックス 5
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 102.098.96
512K 33.5740.25
4K 0.4160.925
4K QD32 0.8400.918

いずれも数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


3DMark 各テストの実行結果


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 32329
Cloud Gate・・・ 3422
Sky Diver・・・ 2167
Fire Strike・・・ 489


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 1691~1700


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1360×768

1360×768 ・・・ 850

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1360×768 ・・・ SCORE:1054 / RANK:D


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720(標準品質) / 右:1280×720(最高品質)

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:3589 / 評価:普通
1280×720(最高品質) ・・・ スコア:2863 / 評価:やや重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 20.05fps
CPU ・・・ 169cb


構成なりのパフォーマンスです。

CPUもグラフィック性能も高くはありませんが、インターネットや動画の閲覧、ファイルの閲覧・操作など、簡単な作業であれば特にもたつきもなく快適に利用できます。

重い作業を行わないというのなら、本製品の構成でも問題ないと思います。



消費電力・温度

Vostro 15 3000シリーズの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、およびベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 27W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時、高負荷時いずれの場合も低消費電力です。




筐体内パーツの温度を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)の各パーツの温度です。

軽く暖房をかけた室内で測定しています。

高負荷な状態が続いてもCPU温度は60度半ばと、ノートにしては低いと思います。




高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

最も高い部分でも30度弱と低温です。
文字入力等を行う場合にも、快適に利用できると思います。

なお、使用する環境によっては上記とは異なる結果となる可能性があります。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Vostro 15 3000シリーズの再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 1:33
2回目 1:12
3回目 1:08
4回目 1:09
5回目 0:59
6回目 0:58
7回目 1:22
8回目 1:32
9回目 1:03
10回目 0:55

再起動の平均時間 ・・・ 1分11秒

Vostro 15 3000シリーズの再起動にかかる時間は平均で1分11秒。
数値を見ていると、速くて1分、遅い場合には再起動に1分半程かかっているようです。

HDDを搭載するPCとしては、平均的な速度だと思います。



バッテリ駆動時間

Vostro 15 3000シリーズのバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に利用したソフトウェアはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎。

画面の輝度は50%程度に設定しています。


バッテリの電力残量が100%から5%に減少するまでの時間は31571秒。
約8.8(8.769722222..)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

15.6型の画面を搭載するノートPCにしては、バッテリの持ちは良いです。

携帯するようなノートではないため、バッテリ駆動時間はそれ程重視しないという方が多いのではと思いますが、屋内での利用であっても、バッテリの持ちが良いとコンセントのない所でもバッテリ残量を気にせず作業が行えますので、結構便利です。



プリインストールされているソフトウェアの内容

Vostro 15 3000シリーズに標準搭載されている、ソフトウェアの内容を簡単にご紹介します。

以下、初期時のデスクトップやスタート画面、アプリ一覧画面の様子です。
製品の購入時期や、選択するオプションの内容によっては、以下とは内容が異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面



アプリ一覧画面

初期搭載されているソフトはWindows 8.1標準のソフトに加え、デル製の各種ツール、CyberLink製の各種ソフトウェア、そしてセキュリティソフトの「MacAfee Security Center 12ヶ月間更新サービス」を「Dell Digital Delivery」を利用してダウンロード可能となっていました。

ストアアプリについては、「Flipboard」などの標準ではないアプリが搭載されていはいるものの、ほぼ標準アプリのみと、非常にシンプルな内容です。

デル製のツールについては、システム全体の管理を行う「My Dell」やバックアップ&リカバリツールの「Dell Backup and Recovery」、製品購入時に追加したソフトウェアをクラウドで管理する「Dell Digital Delivery」、システムを最新に保つ「Dell Update」、オーディオユーティリティの「Dell Audio」が搭載されていました。

またCyberLink製のソフトウェアについては、ラベル印刷の「LabelPrint」や動画編集の「PowerDirector」、ライティングソフトの「Power2Go」、再生ソフトの「PowerDVD」が搭載されるという内容です。

オフィスについてはカスタマイズでMicrosoft Office を追加する事もできますし、基本構成でMicrosoft Officeを搭載したモデルなどもラインアップされていますので、必要な方はそういったモデルを選択すると良いでしょう。




My Dell システム全体の管理を行う為のツール


Dell Backup and Recovery バックアップの管理やリカバリなどを行える


Dell Digital Delivery 製品購入時に追加したソフトウェアをクラウドで管理

今回の製品はこのDell Digital Deliveryを利用し、標準付属ソフトの「MacAfee Security Center 12ヶ月間更新サービス」をダウンロードできるようになっていました。

ソフトをクラウドで管理する事により、システムリカバリ時のソフトの再インストールの手間を軽減する事ができる他、メディアの紛失といったトラブルを防ぐこともできます。




Dell Audio 各種のオーディオ設定を行える



Vostro 15 3000(3546) まとめ

Vostro 15 3000(3546)シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・CeleronやCore i3、Core i5など構成を選択できる
・15.6型HDの非光沢液晶を搭載
・光学ドライブ搭載
・低価格

下位モデルは税込・送料込でも4万円台(2015年3月4日時点)という、低価格な15.6型のビジネスノートです。

個人向けのInspiron 15 3000に使われている筺体をベースにした製品だと思いますが、非光沢パネルやVGAポートなど、所々にビジネス向けらしい要素を備えています。

総合的にみてスペックはそれ程高くはないものの、光学ドライブやテンキーを標準で搭載しており使い勝手は決して悪くはないです。

価格も安く、一通りの機能を備えた15.6型のノートをお探しの方には魅力のある製品だと思います。

なお、前に書いた事の繰り返しとなりますが、本製品の後継モデルとして、New Vostro 15 3000(3549)シリーズというモデルが存在します。

今回掲載のVostro 15 3000(3546)シリーズと内容は殆ど変りませんが、CPUに第5世代のCore i5を搭載可能となっていますので、興味をお持ちの方はそちらもあわせてチェックしてみて下さい。