前記事(Diginnos Tablet DG-Q7C レビュー 1万円を切る 7型Androidタブレットを使う)に続き、今回はDiginnos Tablet DG-Q7Cの構成と実際の性能について。

前記事でDiginnos Tablet DG-Q7Cには4コアのプロセッサが搭載されており、これまでのDiginnos Tabletよりも若干性能が高い・・というような事を述べましたが、体感できるくらいのパフォーマンスの差はあると思います

もちろん、ゲームをバリバリこなすハイエンドなタブレット程の性能は持ち合わせていませんが、高負荷でないゲームなら十分プレイできますし、普段の操作もサクサクと快適。

今回は、そんなDiginnos Tablet DG-Q7Cの構成や特徴、性能面について触れてみました。

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【Diginnos Tablet DG-Q7C レビュー記事目次】

・Diginnos Tablet DG-Q7C 外観・インターフェース・液晶等のチェック
外観・インターフェース重量付属品は最小限液晶の見やすさカメラ

・主な構成と特徴・実際の性能について
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間搭載ソフトの内容

・Diginnos Tablet DG-Q7C にGoogle Playを導入する
Google Playの導入に必要なものインストール手順Google Play 導入後の様子

・製品レビューのまとめ
Diginnos Tablet DG-Q7C まとめ


構成とその特徴

まず、Diginnos Tablet DG-Q7Cの主な構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果と、タブレットの設定より確認したタブレット情報とストレージの内訳です。

【CPU-Z】


【タブレット情報】

【ストレージ情報】

【Diginnos Tablet DG-Q7Cの主な構成】

OS   Android 4.2
プロセッサ   Allwinner A31s(クアッドコア 1.0GHz/CPU:Cortex-A7/GPU:PowerVR SGX544MP2)
メモリ   1GB
ストレージ   8GB
ディスプレイ   7型(1280×800)光沢あり、5点のマルチタッチ(静電容量式)
無線機能   IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth はなし
センサー   加速度センサー
バッテリ   公称の駆動時間:約3.5時間(バッテリ容量3.7V 2800mAh)
サイズ   191×116×8.3(横持ち時/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約250g
付属   USBケーブル(USB-microUSB)、取扱い説明書
保証期間   1年

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年03月18日時点のものです。

DG-Q7Cの構成は上記のとおりです。

少し前に掲載したGoogle Play対応の7型タブレット「Diginnos Tablet DG-D07S/GP」と比べると、プロセッサの種類が変化。DG-D07S/GPにはデュアルコアのRockchip RK3168が搭載されていましたが、今回の DG-Q7CにはクアッドコアのAllwinner A31sが搭載されています。

クアッドコア・・といっても、Allwinner A31sのCPUであるCortex-A7のクロックは1.0GHzと低めであるため、Rockchip RK3168と比べて大きな性能差があるというわけではありません。(加えると解像度のサポートが1280×800までと低いなど、Rockchip RK3168と比べて劣る部分もありますが、今回の製品では特に問題なし)

スペックから想像される Rockchip RK3168とAllwinner A31sの性能は似たようなものだと思いますが、体感ではAllwinner A31s搭載のDG-Q7Cの方がパフォーマンスが高いように感じます。

また幾つかのベンチマーク結果でも、Allwinner A31s搭載のDG-Q7Cの方がスコアが高いという結果が出ており、性能面では今回のDG-Q7Cの方が勝っていると言えるでしょう。

その他、メモリやストレージはそれぞれ1GB、8GBと両モデルで変わりありません。
ストレージの8GBはシステム含めての容量ですので、それが心許ないという場合は、必要に応じた容量のmicroSDカードをデータ保存に利用されると良いでしょう。最大32GBのmicroSDHCカードを利用する事が可能です。(それ以上の容量のカードも利用できるのかもしれませんが、未検証)


非常に安価であるのにもかかわらず、1年の製品保証が付属するという所は褒められる点だと思います。秋葉原のショップなどで売られている安価なタブレットは、製品保証がないものも多いですし、あっても1週間~1か月など短期である事が大半。安価でありながら、安心して使えるという点は大きな魅力だと言えます。

なお、今回のDG-Q7CはBluetoothに対応していませんので、タブレットでBluetooth機器を利用しようとお考えの方はご注意ください。



ベンチマークテストの結果

Diginnos Tablet DG-Q7C で行ったベンチマークテストの結果を掲載します。
参考データとして、Rockchip RK3168を搭載した Diginnos Tablet DG-D07S/GPのスコアを()内に掲載していますので、あわせてご覧いただければと思います。


【3DMark】


Ice Storm・・・ 4899(2568)
Ice Storm Extreme・・・ 2794(1494)
Ice Storm Unlimited・・・ 4279(2401)


【安兎兎ベンチマークv4.3】

UX Multitask ・・・ 2047(2138)
UX Runtime ・・・ 650(Dalvik:1045)
CPU 整数性能 ・・・ 1533(976)
CPU 浮動小数点演算性能 ・・・ 953(668)
RAM Operation・・・ 924(764)
RAM Speed・・・ 661(774)
2D(800×1216) ・・・ 1017(651)
3D(800×1216) ・・ 3484(2720)
ストレージIO ・・・ 424(755)
データベースIO ・・・ 465(605)
トータルスコア ・・・ 12158(11096)


【PassMark PerformanceTest Mobile】

システム・・・ 1689(1290)
CPU・・・ 5921(4174)
ディスク・・・ 1252(1290)
メモリ・・・ 1179(1047)
2Dグラフィック・・・ 1785(1314)
3Dグラフィック・・・ 775(490)


【Quadrant Standard】

score total・・・ 3200(3024)

今回のDiginnos Tablet DG-Q7C、最近のタブレットの中で考えると高性能・・と呼べるほどではないですが、そこそこ高い性能を持っているという事がお分かりいただけたかと思います。

普段の利用では全くストレスを感じない、快適な使用感です。



消費電力・温度

Diginnos Tablet DG-Q7Cの消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク(3DMark)実行時の消費電力測定値です。

アイドル時 ・・・ 4W
ベンチマーク実行時 ・・・ 6W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

高負荷時でも6~7Wと消費電力はかなり低いです。
動画再生時の場合、4~5Wという消費電力値でした。




次に、高負荷時のタブレット表面の温度について。
3DMarkを20分以上繰り返し実行させた後に、赤外線放射温度計を用いてタブレット背面の表面温度を測定しています。

写真では左上(縦持ちで使用した場合に、右上に当たる部分)の温度が高め。手で触って熱さを感じる位の温度です。

上記は常に高負荷な状態で使用した場合の温度であり、普段の使用でここまで温度上昇する事はないと思いますが、縦持ち時もしくは横持ち時共に、できるだけ温度の低いタブレットの下側を持つようにした方が快適に利用できると思います。



バッテリ駆動時間

Diginnos Tablet DG-Q7Cのバッテリ駆動時間について。
ストレージ内にある動画を連続再生し、バッテリの電力がなくなるまでの時間を測定しました。画面の輝度は60%程度に設定、無線LANはオンにしたままの状態で測定しています。

バッテリ起動時間・・約4時間41分

バッテリの電力残量が100%の状態から電力が低下して切れてしまうまでの時間は、約4時間41分。
公称値では約3.5時間という事でしたが、作業内容や輝度の設定などによって消費電力量は変わるため、大体4時間前後持つと思っておけばよいでしょう。

外出時に利用する場合、頻繁にタブレットを利用される方だと一日バッテリを持たせるのは難しいかもしれません。



プリインストールソフトウェアの内容

Diginnos Tablet DG-Q7Cにプリインストールされているソフトウェアの内容について、一通り簡単に触れておきたいと思います。

以下、ホーム画面とアプリ一覧画面の様子です。(クリックで大きな画像が表示されます)


左:ホーム画面左側 / 中央:ホーム画面 / 右:ホーム画面右側


アプリ一覧画面


ウィジェット

初期時にインストールされているアプリケーションの数は非常に少ないです。
Google Playに対応しておらず、Google関連のアプリケーションが搭載されていないため、余計に少ないのだと思います。

主なものとしては4Kプレイヤー、Tapnowマーケット、ES ファイルエクスプローラー、ESタスクマネージャー、Kingsoft Office、MX動画プレイヤー、Simejiなどが搭載されています。




デフォルトの入力アプリはSimeji


KINGSOFTOffice for Android オフィス文書の閲覧や編集・保存などが可能


Tapnowマーケット 利用は登録が必要

Google Play非対応ですが、一応アプリはTapnowマーケットからダウンロードできるようになっており、必要に応じてアプリを追加可能です。ライトな使い方しかされない方には、アプリ数の少ないTapnowマーケットでも十分間に合うでしょう。

ただ、Google Playストアのような豊富な品揃えではないため、Google Play対応のタブレットと同じような環境を再現したいという場合、Tapnowマーケットでは難しいです。




Diginnos Tablet DG-Q7Cの性能面や搭載アプリについては以上となります。

個人的には他のDiginnos Tabletよりも高性能、かつ安価なDG-Q7Cに面白さと魅力を感じるのですが、Google Play非対応である所や、Bluetoothにも対応しないという所が気になる方はおられるでしょう。

BluetoothやGoogle Play対応が良いという方は以前掲載したDG-D07S/GPをご選択いただく事をお勧めします。それらに対応していなくても別に良いという方は、今回掲載の DG-Q7Cがお勧めです。価格は今回のDG-Q7Cの方が3千円程安価です。

なお、Diginnos Tablet DG-Q7CはGoogle Play非対応ではありますが、以前のモデルと同じように導入は可能。というわけで、次記事ではその導入の手順について解説したいと思います。

次: Diginnos Tablet DG-Q7C にGoogle Playを導入する