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HPの水冷PC、HP ENVY Phoenix h9-1490jpで各種のベンチマークテストを行ってみました。

今回掲載のh9-1490jpは、Core i7-3770や GeForce GTX 660、メモリ16GB、1TB×2 HDD、256GB SSDを搭載しています。

大抵のゲームを快適にこなす事ができる高性能な内容ですが、上位のモデルでは GTX 680などの高性能グラフィックスや、オーバークロックも可能なCore i7 -3770Kといった、よりハイエンドな構成も用意されており、環境やプレイしたいゲームタイトルにあわせて最適な構成を選択する事が可能です。

水冷なので、長時間負荷をかけ続けるような作業を頻繁にされる方に向く製品だといえるでしょう。


今回の記事では、上記構成のh9-1490jpで行ったベンチマークテストの結果や、消費電力等の測定結果等を掲載してみました。構成選択の目安としてご覧いただければと思います。


【HP ENVY Phoenix h9-1490jp レビュー記事目次】

・HP ENVY Phoenix h9-1490jp 筐体の様子・内部構造
外観・インターフェース筐体内部の様子付属品

・h9-1490jp ベンチマークテストの結果
主な構成と特徴ベンチマーク結果消費電力や温度

HP ENVY Phoenix h9-1490jpのレビューまとめ


主な構成と特徴

まずは、掲載しているh9-1490jpの主な構成と特徴から触れていきます。

【HP ENVY Phoenix h9-1490jp/CT の主な構成】

OS Windows 8 Pro (64bit)
プロセッサ Core i7-3770(3.40GHz/TB時最大3.9GHz)
チップセット Z75 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 660(1.5GB)
メモリ 16GB(8GB×2/PC3-12800 DDR3 DIMM/最大32GB/4スロット)
ストレージ 256GB SSD(6Gb/s) + 1TB×2(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)
無線機能 IEEE 802.11a/b/g/n + Bluetooth 4.0
拡張スロット PCI Express x16×1、PCI Express x1×3、PCI Express Mini Card ×1
電源 600W
サイズ 175×412×415(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約10.7kg

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2012年3月14日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。

以前掲載したh8シリーズのモデルと非常に内容が似ていますが、ストレージの内容が前回のh8では1TB HDDであったのに対し、今回のh9では1TB×2 HDD&256GB SSDという内容になっています。

h8はHDDベイが2基しかありませんが、h9では最大3基までのHDDおよびSSDを搭載する事ができるため、今回の構成はh9ならではのものだといえます。


搭載されているSSDの内容は以下の通り。SSDが起動ドライブです。

Micron製の「MTFDDAK256MAM-1K1」という型番のSSDが搭載されています。
6Gb/s対応で、非常に高速なドライブです。



h9シリーズでは今回の構成以上のスペックが提供されていますが、掲載モデルの内容で大抵のゲームは快適に行えます。マルチモニタでゲームをされる場合などでなければ、下位構成でも余裕です。

電源容量などもメーカー製のPCにしては大きく、ゲーム用途には十分な製品だといえます。

h9は十分コストパフォーマンスの高い製品ですが、水冷である分、h8シリーズよりも価格は高めですので、価格にこだわる方や、水冷システムが必要ないという方にはh8の方が適しているかもしれません。

あわせてご覧いただければと思います。
→ HP ENVY h8-1560jpのレビュー




ベンチマーク結果

h9-1490jpのベンチマーク結果を掲載します。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.0
メモリ 8.0
グラフィックス 7.8
ゲーム用グラフィックス 7.8
プライマリ ハードディスク 8.1


【CrystalDiskMark】

Seq 448.2252.9
512K 352.6260.1
4K 22.3359.05
4K QD32 189.2230.3

数値は左がRead、右がWrite

上記は、Micron製の「MTFDDAK256MAM-1K1」というSSDのスコアとなります。
今回のモデルはSSDが起動ドライブとなっている為、処理が非常に高速です。

ゲームをする分には起動ドライブがHDDであっても殆ど性能は変わりませんが、SSDを搭載しているとOSやアプリの起動などで速度が全く違ってきますので、予算に余裕がある場合は起動ドライブにSSDを選択されるのがおすすめです。

なお、今回は256GBのSSDですが、128GBのSSDも提供されています。コストを抑えるなら容量の小さいSSDを選択・・となりますが、それだと容量面で心許ないです。

ですがh9シリーズでは、2ndドライブや3ndドライブにHDDを載せる事ができるようになっているため、特に問題ないかと思います。


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 24561
SM 2.0 Score ・・・ 9652
SM 3.0 Score ・・・ 11101
CPU Score ・・・ 7548


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P6521
Graphics Score ・・・ 6391 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 8772 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 5295 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 19606~19731
1920×1080 ・・・ 11619~11673


【デビル メイ クライ 4】

1360×768

1920×1080

【1360×768】
平均fps ・・・ 211.00~450.20
RANK ・・・ S

【1920×1080】
平均fps ・・・ 162.38~303.78
RANK ・・・ S


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1920×1080

【1360×768】
スコア ・・・ 11524
RANK ・・・ S

【1920×1080】
スコア ・・・ 7453
RANK ・・・ S


【ファンタシースターオンライン2 】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 30014
1920×1080 ・・・ 14916

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左:LOW / 右:HIGH

LOW ・・・ 6716
HIGH ・・・ 5163


負荷の高い最新のゲームであっても、快適にプレイできる性能を持ち合わせています。

マルチモニタを用いて、非常に高い解像度でゲームをするというのでない限りは余裕の内容だと思いますが、より性能を追求するのであれば上位のグラフィックカードなどを選択すると良いでしょう。




消費電力や温度

h9-1490jpの消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(デビルメイクライ4)の消費電力です。

アイドル時 ・・・ 53W
ベンチマーク実行時 ・・・ 176W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

高性能なプロセッサやグラフィックスを搭載しているため、アイドル時でも消費電力は高め。構成的に考えると、普通だと思います。




次に、アイドル時とベンチマーク実行時の筐体内パーツの温度測定結果です。
ベンチマーク実行時の温度は、デビルメイクライ4を20分間実行した後に測定しています。

水冷システムを導入している効果で、プロセッサの温度は高負荷時でも低めです。
長時間負荷を加えてもそれ程温度が上昇しませんでした。



ストレージ以外ほぼ同じ構成のh8シリーズのモデルと、CPU温度を比較してみます。
h9が水冷CPUクーラー採用であるのに対し、h8は通常のCPUクーラーを用いています。

負荷をかけた時の温度差が結構大きいです。
水冷クーラー採用のh9の方が、明らかに温度が低いです。

h8シリーズが他と比べて高温になるというわけではありませんが、高負荷なゲーム等を長時間・頻繁にされるような場合は、水冷のh9シリーズが適していると思います。




h9-1490jpの性能面については以上です。
ゲーム用途のPCとしては、十分な内容でした。

なお、h9には今回の記事で掲載した以外にも様々なカスタマイズオプションが用意されています。
製品に興味をお持ちの方は公式サイトの製品情報をご覧下さい。