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HPの個人向けデスクトップ、HP ENVY Phoenix h9-1490jpのレビューです。

h9シリーズは、HPの個人向けラインアップ中でフラッグシップに位置づけれられるデスクトップPC。HPのデスクトップ製品で唯一、水冷CPUクーラーを採用しています。

拡張性が他のシリーズよりも高めであるのが特徴で、やや負荷のかかる用途からハイエンドなゲームのプレイも可能な構成を選択する事ができます。またメンテナンス性に優れているため、自分で増設等を行いたいというような場合にも対応可能。

内容の割に価格も安く、見た目にもスタイリッシュでお洒落なので、男性だけでなく女性の方にもおすすめできるゲーミングデスクトップPCだといえるでしょう。

今回の記事では、そんなh9-1490jpの外観やインターフェース、筐体内部の構造について詳しく解説します。


【HP ENVY Phoenix h9-1490jp レビュー記事目次】

・HP ENVY Phoenix h9-1490jp 筐体の様子・内部構造
外観・インターフェース筐体内部の様子付属品

・h9-1490jp ベンチマークテストの結果
主な構成と特徴ベンチマーク結果消費電力や温度

HP ENVY Phoenix h9-1490jpのレビューまとめ


外観・インターフェース

まずは外観の様子からチェックしていきます。

ケースはh8シリーズのものと非常によく似ていますが、筐体内部が側面のウィンドウ越しに見えるようになっていたり、いくつかラインが入っていたりする所がh8とは異なります。

といっても、ベースは同じでしょう。

ゲーム向けの製品ですが、他メーカーの製品に比べてデザインに威圧的な所がなく、かといって地味でもなくスタイリッシュでおしゃれです。部屋においても違和感のないゲームPCだと思います。




筐体上部。
よく見ると天面はわずかに湾曲しており、トレイのように使う事ができます。

小物などを置くのに便利です。




筐体上部の前方には、USB3.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力が並びます。





次に、前面パネルの様子です。



上から順に見ていきます。

筐体の前面上部には、2基の光学ドライブベイ。
標準では上のベイにDVDスーパーマルチドライブが搭載されています。

掲載のモデルは上のベイにブルーレイディスクドライブを搭載、下のベイは空ですが、カスタマイズではブルーレイディスクドライブを搭載する事が可能です。



その下(2基のドライブベイの下)にあるパネルは・・

上写真のように、下にスライドさせる事ができるようになっています。




パネルの内部には15in1メディアカードスロット、USB2.0×2。




前面パネル下部の左右には、hpのロゴと ENVY phoenixのロゴがプリントされています。





次に側面の様子です。

筐体の右側面には通気口、シリアルナンバー等が記載されたシール以外は何もなし。




筐体底面前側にある足が後側の足よりも高く作られており、底面が前から後にかけて傾斜するような作りになっています。




筐体左側の様子。
一部スリット設計になっている部分があり、内部を視認する事ができます。




マシン起動時は、水冷システムのラジエーターファンが赤く点灯する様子を見る事ができます。こういったイルミネーションを取り入れている所が、ゲーム向けの製品らしいです。





筐体背面の様子をチェックします。

背面上部に電源コネクター。

電源が上にある事からもわかるように、h9は内部のマザーボードが逆倒立となる形で設置されています。内部のエアフローをよくして効率よく排熱するための工夫です。h9だけでなくh8シリーズにもこの配置が採用されています。




背面中央部には拡張スロットが並びます。
下2段を占有しているのはGTX660。グラフィックカード上のDisplayPortやHDMI、DVI×2を利用できます。




背面下部には、オーディオポート、USB3.0×2、USB2.0×4、LAN、デジタル音声出力(光)を搭載。

背面のインターフェースは、TVチューナー搭載の有無やグラフィックカードの種類など、構成内容によって若干変わります。(今回のモデルはTVチューナー非搭載でグラフィックカードはGTX660)




筐体内部の様子

h9-1490jpの筐体内部の様子をチェックします。
筐体内部へアクセスするには、筐体左側のパネルを外します。

パネルは背面にあるネジを外すだけで簡単に開きます。ネジは指で回して緩める事が可能です。




筐体内部全体の様子。

左から時計まわりに光学ドライブベイ、電源ユニット、グラフィックカード、CPU(水冷システム)、メモリ、HDDベイという内容です。中央付近に無線LANモジュールが見えます。

ケーブル類がまとめられているため、どのパーツにもアクセスしやすいです。




電源は最大600W。

+12Vラインは4系統で最大540W(4系統)。最近の電源では、+12Vラインが消費電力の高いGPUやCPUに電力を供給している為、ここのW数を見る事が重要。最大600Wでも、+12VラインのW数が低いと動作が不安定になる事があります。

この製品は最大でGTX680を搭載できるようになっていますが(今回の製品はGTX660)、電源は余裕です。




プロセッサと水冷システム。
水冷による冷却は、ファンを用いて冷却を行うよりも効率よく冷却でき、静音性が高いという特徴を持ちます。

下位のh8シリーズでもゲーム向けの構成を選択する事はできるのですが、h8は水冷ではありません。負荷のかかる作業(ゲーム)を長時間されるような場合はh9がおすすめです。




HDDベイ。最大で3基まで搭載することができます。
ちなみに、このHDDベイはh8に採用されているものとは形状が異なります。





h8シリーズのHDDベイ

h8のHDDベイはマウンタの上から挿入するタイプなので若干取り付けに手間がかかります。そして搭載できるのは最大2基までです。

一方でh9で採用されているマウンタは前面から取り付けるタイプで、HDDやSSDを最大3基まで搭載可能。前面からアクセスできるので、h8のベイよりも取り付けが容易に行えます。




付属品

h9の付属品を掲載します。
なお、付属品は選択する構成によって異なってきますので、参考程度にご覧ください。

まずはキーボードとマウス。

普通のキーボードとマウスです。

標準は両方ともUSBタイプですが、カスタマイズでワイヤレスも選べます。付属のキーボードやマウスを使う場合は、断然ワイヤレスがおすすめです。




他のシリーズと同じ標準のキーボードだと思います。使い心地は普通。




マウスも他のシリーズに付属する標準マウスと同じだと思います。




DVI>VGAの変換コネクタです。
こういったコネクタ類は、選択するグラフィックカードによって異なります。

今回のモデルの付属品は掲載の3点のみでしたが(説明書などを除き)、例えばTVチューナーを選択した場合などは、リモコンや専用のカードなどが付属する・・といったように、構成によって付属品は異なります。




h9-1490jp の筐体や付属品等については以上となります。
次記事では、h9-1490jpの性能面について触れてみます。

興味をお持ちの方は、次の記事も是非ご覧いただければと思います。