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XPS One 27 タッチスクリーンで幾つかのベンチマークテストを行ってみました。

掲載のXPS One 27 タッチは Core i5-3330Sや8GBメモリ、GeForce GT640Mを搭載する、液晶一体型デスクトップとしてはやや性能が高めなモデル。制作系の作業や動画編集、軽いゲーム程度の利用であれば十分だと思われる内容です。

XPSシリーズは個人向け製品のラインアップの中ではハイパフォーマンスに位置づけられる製品ですので、そのコンセプトどおり、XPS One 27も比較的ハイスペックな内容となっているようです。

今回の記事では、掲載している XPS One 27タッチの構成やベンチマーク結果、消費電力等の測定結果などを掲載してみました。


【XPS One 27 タッチスクリーン レビュー記事目次】

・XPS One 27 タッチスクリーン 外観・インターフェースのチェック
外観多関節のスタンド標準付属のワイヤレスマウス・キーボード

・XPS One 27 タッチスクリーン ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度

・XPS One 27の液晶について
良い点イマイチな点

・XPS One 27 タッチスクリーン 使用感まとめ
長所・短所使用感まとめ


XPS One 27 タッチの構成・特徴

まずは、掲載しているXPS One 27タッチの構成と特徴から触れていきます。
以下、CPU-Zを実行した内容です。

【XPS One 27 タッチスクリーン の主な構成】

OS Windows 8 (64bit)
プロセッサ Core i5-3330S(2.70GHz/TB時最大3.20GHz)
チップセット H77 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 640M(2GB/DDR5)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-12800 DDR3 SO-DIMM/最大16GB/2スロット)
ストレージ 1TB HDD(7200rpm / Seagate製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線機能 IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth 4.0
サイズ 664×412×31.76~71.6(幅×奥行き×高さ(高さは画面端~中央部)/mm)
重量 約15.95kg

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2012年2月27日時点のものです。

上記が、今回掲載しているモデルの構成です。
Core i5-3330Sを搭載した下位モデルの構成ですが、若干現在販売されている下位モデルの構成とは異なる部分があるかもしれません。

グラフィックスのGeForce GT 640Mは標準で搭載されているものです。また上位モデルにはCore i7-3770SやGT 640Mが搭載されています。プロセッサは省電力版ではありますが、デスクトップ向けが搭載されているあたり、XPSらしい仕様だと言えます。


ストレージに関しては、今回のモデルにはSeagate製の1TB HDDが搭載されています。


HDDの詳細

ST1000DM003-9YN162という、HDDにしては比較的高速なモデルです。回転数は7200rpm。他、2TB HDDや、HDDとキャッシュ用のmSATA SSDという構成も提供されています。

27型というサイズの液晶一体型PCのニーズがどの程度のものなのかはわかりませんが、この製品はHDMI入力端子を持っているため、PCとしてだけでなくモニターとして利用する事も出来ます。

家庭用のゲーム機をつなげて画面を表示させるといった事も可能です。


なお、今回のモデルはタッチパネルを搭載した液晶一体型PCですが、タッチパネルを搭載しないXPS One 27も存在します。

構成面では殆ど違いがありませんが(カスタマイズの内容が若干異なっていたりはしますが)、タッチ操作に対応しない分、XPS One 27 タッチスクリーンよりも大体2万円弱程安価です。

また、XPS One 27タッチスクリーンがWindows 8搭載であるのに対し、タッチなしのXPS One 27はWindows 7も選択できます。(2013年2月27日時点)

個人的には、後々の事を考えると少し高くてもタッチパネル搭載・・と思いますが、タッチ操作に対応していなくても特に問題はないのであれば、安いタッチなしのXPS One 27の方という選択肢もありだと思います。比較できる製品はあまりありませんが、27型サイズで12万円台~の価格は安価です。




ベンチマーク結果

以下、XPS One 27タッチスクリーンで行ったベンチマークテストの結果です。

なお、今回のモデルはOptimus機能に対応しています。エクスペリエンス・インデックスなどの一部のベンチマークで内蔵グラフィックスのスコアが表示されていますが、ベンチマークのスコアは全てGeForce GT 640M実行時の値です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.4
メモリ 8.0
グラフィックス 4.8
ゲーム用グラフィックス 6.8
プライマリ ハードディスク 5.9

※上にも記載したとおり、Optimusに対応する関係でグラフィックスのみ内蔵グラフィックスのスコアが表示されています。


【CrystalDiskMark】

Seq 208.7207.3
512K 63.74112.3
4K 0.7171.893
4K QD32 2.0061.817

数値は左がRead、右がWrite

構成解説の所でも述べましたが、HDDの割に高速です。
今回のモデルにはSeagate製のHDDが搭載されていました。(個体差があるかもしれません)


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 12465
SM 2.0 Score ・・・ 4779
SM 3.0 Score ・・・ 5079
CPU Score ・・・ 5338


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:2560×1440

1360×768 ・・・ 1330~1344
1920×1080 ・・・ 755~757
2560×1440 ・・・ 457~459


【デビル メイ クライ 4】

1360×768

1920×1080

2560×1440

【1360×768】
平均fps ・・・ 57.95~94.03
RANK ・・・ A

【1920×1080】
平均fps ・・・ 42.43~62.09
RANK ・・・ B

【2560×1440】
平均fps ・・・ 35.16~50.77
RANK ・・・ C


【ファンタシースターオンライン2 】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 1465
1920×1080 ・・・ 649

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 724
HIGH ・・・ 363


外部グラフィックスを搭載しているといっても GeForce GT 640MはミドルレンジのGPUであるため、さすがに2560×1440の解像度になるとこま落ちが多く、まともに動作させる事は難しいです。(そもそも、この解像度に対応しないゲームも多い)

軽~中程度の負荷のゲームであれば、解像度を落とせばそれなりに出来るのではと思います。

ゲームをメインにプレイする用途には適さないと思いますが、PC利用や映画鑑賞を楽しむ傍ら、ゲーム(重くない)もたまにするといった使い方なら問題ありません。

映像等は非常に美しいです。(再生するメディアの画質にもよります)




消費電力・温度

XPS One 27 タッチの消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(デビルメイクライ4)の消費電力の測定結果です。

アイドル時 ・・・ 56W
ベンチマーク実行時 ・・・ 95W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

画面が大きく外部GPUを搭載しているため、アイドル時でもやや消費電力は高めです。




アイドル時とベンチマーク実行時のパーツの温度を測定してみました。
ベンチマーク実行時の温度はデビルメイクライ4を20分間実行させた後、測定しています。

高負荷な状態が暫く続いても、それ程温度は上昇しませんでした。
GPUのみやや温度が高めですが、高温というほどではありません。




XPS One 27 タッチスクリーンの性能面については以上となります。
次は短い記事になりますが、液晶について簡単に掲載したいと思います。

製品に興味をお持ちの方はご覧下さい。