ロリポップ!ハイスピードプランの解説 月額550円~!WordPressが高速に動作するレンタルサーバー
ロリポップの「ハイスピードプラン」は、高速をウリにしながらも月額550円~というリーズナブルな価格を実現した、レンタルサーバーのプラン。
Webサーバーに「LiteSpeed」と呼ばれるソフトウェアを採用しており、重くなりやすいWordPressブログなども高速に動作させることができます。
アクセスの多い大規模サイトを運営している方、またある程度の規模のサイトを複数運営したい方に向くプランです。
今回はそんなハイスピードプランの特徴や、利用するメリット・デメリットについて解説します。
※記事に掲載している価格は税込です。
【目次】
・ハイスピードプランを利用するメリット
Webサーバーに高速な「LiteSpeed」を採用
ハイスペックなのに価格が安い
電話サポートが使える
プランのアップグレードに対応
ドメインが無料でもらえる「ドメインずっと無料」に対応
ハイスピードプランの主な仕様
以下、ハイスピードプランの主な仕様をまとめました。
2021年3月時点で公開されている仕様であり、時間の経過とともに内容が変更となる可能性があるため、正確な仕様については公式サイトに掲載の内容をご確認ください。
月額料金 | 550~1100円 |
---|---|
ディスク容量 | 320GB |
転送量/日 | 600GB/日 |
独自ドメイン | 無制限 |
MySQL | 無制限 |
簡単インストール | WordPress、ownCloud、baserCMS、EC-CUBE、Bootstrap |
無料SSL | 〇 |
7世代バックアップ | 有料で利用可 |
電話サポート | あり |
商用利用 | 〇 |
ディスク容量は320GB、転送量は1日当たり600GBまで、独自ドメインやデーターベース「MySQL」は無制限…と、ハイスペックサーバーと呼べる内容を持ちあわせたプランです。
レンタルサーバーに欲しいひと通りの機能はほぼ備わっているため、基本的にどのような用途にも向きます。
冒頭でも述べたように、このハイスピードプランはWebサーバーに「LiteSpeed」と呼ばれるソフトウェアを採用しており、高速な動作が可能です。
ですのでWordPressでアクセスの多いサイトを運営しているような方や、大規模サイトをお持ちの方に特におすすめだといえるでしょう。
価格については、以下のように長期契約を行うほど割引が適用され、最安では月額550円という、一つ下のスタンダードプランと変わらない価格になります。
1、3か月 1100円
6、12か月 825円
24か月 693円
36か月 550円
ハイスピードプランの内容で月額550円は、正直言って激安です。
しかも、現時点ではレンタルサーバーの新規契約時に必要な初期費用も無料となっており、ロリポップのレンタルサーバーの中ではもっともコストパフォーマンスが高いプランだといっても過言ではないでしょう。
最安価格にする場合、36カ月の長期契約を行う必要があるためハードルは高く感じられるかもしれませんが、サイトを長く運営するのであれば3年はあっという間です。
できるだけお得にレンタルしたい人は、長期契約を検討しましょう。
ハイスピードプランを利用するメリット
ハイスピードプランを利用するメリットについてまとめました。
Webサーバーに高速な「LiteSpeed」を採用
レンタルサーバーを構築する際には、パソコンをWebサーバーとして機能させるためのソフトウェアが必要となります。
特に多く利用されているのが「Apache」と呼ばれるソフトウェアで、現在でもApacheを採用しているレンタルサーバーは数多く見受けられます。
ロリポップレンタルサーバーについても、下位のエコノミー、ライト、スタンダードプランに採用されているのは「Apache」です。
一方で上位のハイスピードプランやエンタープライズプランに関しては、「LiteSpeed」と呼ばれるWebサーバーソフトウェアが採用されています。
LiteSpeedとはApacheと高い互換性を持つ、多数の高速化機能を備えた次世代のWebサーバーです。
Apacheで使用していた環境をそのまま使えるだけでなく、Apacheと比較して何倍も高速に動作させられるという特長を持ちます。
特にWordPressで作成したサイトに関しては、LiteSpeedで利用できるプラグインを併用することで超高速化させられるとあって、アクセスの多いWordpressサイトとも非常に相性が良いです。
今回のハイスピードプランは、とにかく速度に優れたレンタルサーバーを使用したい人にとって、魅力の大きいプランだといえるでしょう。
ハイスペックなのに価格が安い
今回のハイスピードプラン、Webサーバーに高速なLiteSpeedを採用しているだけでなく、容量や転送量、独自ドメインやMySQLなど、とにかくあらゆる仕様がハイスペックです。
ものすごくハイスペックであるのにもかかわらず、最安では月額料金550円と非常に安価なのですよね。
この月額550円という価格は、一つ下位のスタンダードプランと同じ価格です。
スタンダードプランよりもはるかにハイスペックであるにもかかわらず、最安ではスタンダードプランと同じ価格であり、さらには初期費用も無料(2021年3月時点)となるなど、驚きのコストパフォーマンスを実現しています。
ハイスピードプランで最安の月額550円にするには、36か月契約を行う必要があるため、その点でややハードルが高いと感じる方もおられるかもしれません。
ですがサイト運営していると、3年なんてあっという間に過ぎます。
またハイスピードプランほどのスペックなら、よほどの理由がない限りは途中で引っ越しを考える必要もありません。
どうせ長く使うのであれば、最初から長期契約にして最安価格にしてしまったほうがお得だといえるでしょう。
電話サポートが使える
ハイスピードプランでは、メールサポートやチャットサポートのほか、電話を使ったサポートが利用できます。
例えばトラブル発生時にすぐに問い合わせたいときなど、メールだとやり取りに時間がかかりますし、チャットでも文章でトラブルの内容を説明するのは結構大変です。
ですが電話なら、伝えたいことをすぐに伝えられます。
特にビジネスでサイトを運営する場合は、電話サポートが用意されているというのは大きな安心につながると思います。
この電話サポートの利用については、レンタルサーバーを契約すると見ることができる「ユーザー専用ページ」の「サポート」メニューをご覧ください。
ユーザー専用ページの「サポート」メニューより、連絡先にアクセスできる
サポートメニューより、連絡先の番号が記載されたページへアクセスできますので、必要に応じて利用するとよいでしょう。
プランのアップグレードに対応
ハイスピードプランでは、上位プランへ簡単に変更できるプランのアップグレードに対応しています。
上位のエンタープライズプランに変更したいと考えた時に、新規でプランを契約する必要なく、プランを変更することができます。
もともとハイスピードプランは、かなりハイスペックな内容を持つプランであるため、よほどのことがなければプランのアップグレードを考えるようなことはないと思います。
ただ上位のエンタープライズプランは、1TBものディスク容量に加えて転送量も800GB/日であるなど、さらにハイスペックな内容となっているのですよね。
場合によっては、エンタープライズプランに変更したいと考えることもあるかもしれません。
通常だと、プランの変更は新規にプランを契約しなおした上で、データを自分で移行する必要があります。
データを移動する手間がかかるだけでなく、新規契約のための「初期費用」が必要となるなど、無駄が多いです。
ですがプランのアップグレードであれば
・自分でデータを移動させる必要がない
上記のように、一切の面倒や余分なコストをかけずにプランを変更することができます。
あくまでも上位プランへの変更のみができるのであって、下位プランへの変更には対応していませんが、このような機能があるということを覚えておくとよいでしょう。
ドメインが無料でもらえる「ドメインずっと無料」に対応
ハイスピードプランでは、ドメインが無料でもらえる「ドメインずっと無料」に対応しています。
「ドメインずっと無料」とは、条件を満たしたうえでレンタルサーバーを契約すると、独自ドメインが無料で取得できるクーポンがもらえるというもの。
無料でドメインを手に入れられるだけでなく、レンタルサーバーを利用し続けている間はそのドメインをずっと無料で使い続けることができます。
・対象プランを12か月以上契約
・自動更新(支払い)を設定
ロリポップ申し込み後、6日以内に上記の条件を満たすことで、ドメインが無料になるクーポンがもらえます。
どちらの条件も特にハードルは高くありませんので、ハイスピードプランの利用を検討されているのであれば、ドメインが無料になるように契約してみてはいかがでしょうか。
参考:ロリポップの申し込みで独自ドメインが無料になる!ドメインずっと無料について解説
ハイスピードプランを利用するデメリット
次にハイスピードプランを利用するデメリットについてですが、レンタルサーバーの機能や性能面から見た場合、デメリットは見当たりません。
最安だと月額550円という価格からレンタルできるのにもかかわらず、ここまでで説明したようなスペックを実現できているのはすごいです。
使っていてデメリットに感じるようなことは、まず出てこないと思います。
あえてデメリットをあげると、ロリポップの他のプランとは異なり、ハイスピードプランはかなり長期で契約しないと最安料金にならないという点があるでしょうか。
以下で解説します。
最安にするには36か月契約をする必要がある
ロリポップレンタルサーバーでは、最小のエコノミープラン以外は長期で契約するほど月額料金が安くなるような仕組みとなっています。
ハイスピードプランも例外ではなく、短期契約だと月額料金が1100円となりますが、長期契約すると最安では月550円まで月額料金が下がります。
ちなみにどの程度の期間契約すると最安になるか?ですが…
スタンダード 6ヶ月契約で最安
ハイスピード 36か月契約で最安
エンタープライズ 6ヶ月契約で最安
上記のように、ほとんどのプランは6カ月契約で最安となりますが、ハイスピードプランは36か月とかなり長期で契約する必要があります。
他のプランが6か月で最安になるから、ハイスピードプランも同じだと考えてしまう人がいるかもしれませんが、ハイスピードプランで6か月契約をした場合だと、月額料金は825円です。
最安にするには36か月契約をする必要があるため、勘違いしないようにご注意ください。
…と書くと、ハイスピードプランの料金体制がよくないかのように感じてしまう方もおられるかもしれませんが、そんなことはありません。
36か月契約をする必要があったとしても、ハイスピードの内容で月550円となるのは非常に安価です。
加えて、2021年3月時点では初期費用も無料となっており、ロリポップのプランの中でもコスパは一番良いといえるでしょう。
また他社のレンタルサーバープランを見ていただくとわかると思いますが、ほとんどが36か月の長期契約で最安となるような料金体制を採用しています。
ロリポップのプランのように6か月契約で最安…の方が、むしろ珍しいのですよね。
というわけで、ハイスピードプランを最安で借りたい人は、36か月契約を行う必要があることを覚えておいてください。
36か月契約を行う場合、最初に一括でその料金(19,800円)を支払う必要がありますので、そういったことを踏まえたうえで予算や契約期間を考えましょう。
ハイスピードプランの利用に向いている人は?
ハイスピードプランの利用に向いているのは…
・WordPressを超快適に使いたい
・安くハイスペックサーバーを使いたい
上記のような方です。
繰り返しとなりますが、ハイスピードプランには高速表示が可能なWebサーバーソフトウェア「LiteSpeed」が採用されています。
下位プランのシステムとはベースが異なるため、普通ならアクセスが増えると重くなりやすいWordPressも高速に動作させることができます。
とにかく規模の大きいサイトを運営しているとか、アクセスの多いWordPressサイトを運営しているような方には、ハイスピードプランが適しているといえるでしょう。
そのようなハイスペックであっても、最安では月額料金が550円と非常に安いため、できるだけ安くハイスペックなサーバーを利用したいという方にもおすすめです。
10日間無料のお試しで使い心地を試そう
ロリポップレンタルサーバーでは、ハイスピードプランのほぼすべての機能を10日間無料でお試しすることができます。
ハイスピードプランの料金を安くしたいのであれば、なるべく長期間の契約をする必要がありますが、使い心地のわからないサーバーをいきなり長期契約するのは不安ですよね。
なのでまずは、無料お試しで使い心地を試してみることをおすすめします。
ロリポップではお試しの段階では「支払い情報」を登録する必要はありませんので、気軽に試せるはずです。
サーバーの使い心地が気に入ったらそのまま契約できますし、気に入らなければ利用を止めることも簡単にできます。
まずは無料で試してみましょう。