ロリポップ!スタンダードプランの解説 月額550円~!ビジネス利用にも向くレンタルサーバー
ロリポップが提供する「スタンダードプラン」は、月額550円~とリーズナブルでありながら充実した機能を持つレンタルサーバーです。
下位のエコノミープランやライトプランと比較して、ディスク容量や転送量ほか、いずれにおいても十分すぎるスペックが備わったプランで、趣味のサイトはもちろん、ビジネスサイトの運営にも適しています。
レンタルサーバーのプラン選びに迷ったら、このスタンダードプランを選んでおくと後悔しないはずです。
今回は、このスタンダードプランの特徴と、利用するメリット・デメリットについて解説します。
※記事に掲載している価格は税込です。
【目次】
・スタンダードプランを利用するメリット
データベース「MySQL」が50まで使える
WordPressが高速で使える
電話サポートに対応
プランのアップグレードに対応
ドメインが無料になる「ドメインずっと無料」に対応
スタンダードプランの主な仕様
以下、2021年3月時点で公開されているスタンダードプランの主な仕様です。
時期によって変化する可能性があるため、正確な仕様については公式サイトに掲載の情報をご参照ください。
月額料金 | 550~660円 |
---|---|
ディスク容量 | 150GB |
転送量/日 | 200GB/日 |
独自ドメイン | 200 |
MySQL | 50 |
簡単インストール | WordPress、baserCMS、EC-CUBE、Bootstrap |
無料SSL | 〇 |
7世代バックアップ | 有料で利用可 |
電話サポート | あり |
商用利用 | 〇 |
月額料金550~660円で、ディスク容量は150GB、転送量は1日あたり200GB、独自ドメインは200まで設定可能など、下位プランと比較すると余裕のある内容です。
WordPressの利用に必要なデータベース「MySQL」が50まで使えるという点も、このスタンダードプランの特徴。
複数のブログを運営したいというニーズにも対応できます。
電話によるサポートも用意されており、何らかのトラブルが起きた時にも短期間での解決が期待できるなど、趣味をはじめ、ビジネスサイトにも利用しやすいプランだといえるでしょう。
ちなみに価格についてですが、長期契約をするほど割引が適用されて安くなります。
具体的には1か月、3か月契約だと660円の月額費用となりますが、6か月以上契約すると月額料金が500円と最安になります。
他社でも、長期契約で割引を実施しているところは多いのですが、36か月契約で最安価格になるといった具合に、かなり長期の契約をしなくてはならない場合がほとんどです。
そういった他社のプランに比べると、ロリポップのスタンダードプランでは6か月以上の契約で最安となるため、気軽に利用しやすいです。
スタンダードプランを利用するメリット
スタンダードプランを利用するメリットについてまとめてみました。
データベース「MySQL」が50まで使える
人気のCMS「WordPress」を利用するには、「MySQL」と呼ばれるデータベースが必要です。
MySQLは、スタンダードプランの下位プランであるライトプランでも利用することができますが、ライトプランでは1つしか利用できません。
MySQLが1つしか利用できないと、複数のWordPressブログを作る場合に1つのMySQLを使いまわさなくてはならず、データベースへの負荷が問題となる可能性がありました。
しかしスタンダードプランでは、MySQLを50まで利用できます。
50も利用できれば、WordPressブログ1つにつきデータベースを1つ割り当てられるため、複数のWordPressブログを作ったとしても快適に運営していくことが可能です。
このように、新たなWordPressブログが作りたくなった時にためらわずに作れるという点は、スタンダードプランの魅力だといえるでしょう。
WordPressが高速で使える
通常、レンタルサーバーでのWordPressの実行には、CGI版PHPと呼ばれるプログラムが使われます。
CGI版PHPは利用しやすい反面、サーバーとは独立して動作しているという性質上、スクリプトが呼び出されるたびに毎回PHPの読み込みが行われるため、速度が低下しがちです。
例えばWordPressブログを運営していたとして、アクセスが少ないうちはよいのですが、アクセスが増えてくるとサイトの動作が遅くなるという問題があります。
ですがスタンダードプランでは、モジュール版PHPと呼ばれるPHPの利用に対応しています。
モジュール版PHPは、Webサーバーの内部で動作するPHPであり、CGI版PHPのように何度も読み込む必要がありません。
そのため、WordPressのようなPHPで実行するプログラムであっても速度が低下しにくく、CGI版PHPを利用しているときよりもWordPressを高速に動作させることができます。
このモジュール版PHP、従来は共用サーバーではセキュリティ面で利用しづらいものだったのですが、ロリポップでは独自開発の技術によって利用できるようなりました。
アクセスが大きいサイトほど、モジュール版PHPの利用によって高速なレスポンスを実感できるはずです。
電話サポートに対応
スタンダードプランでは、下位プランでは使えない「電話サポート」に対応しています。
下位のエコノミーやライトプランでは、メールサポートやチャットサポートには対応しているものの、電話によるサポートは利用できません。
ですがスタンダードプランでは電話サポートを利用できるため、すぐに問い合わせたい場合に活用できます。
電話サポートの使い方についてですが、レンタルサーバーを借りると利用できる「ユーザー専用ページ」の「サポート」メニューより、連絡先が記載されたページへアクセス可能です。
ユーザー専用ページの「サポート」メニューより、連絡先にアクセスできる
アクセス先のページに番号が記載されていますので、その番号に電話をかけてください。
プランのアップグレードに対応
スタンダードプランでは、上位プランへのアップグレードに対応しており、面倒な工程を踏むことなく上位プランへと変更することができます。
例えばサイトのアクセスが増えて、現在のプランのスペックでは物足りなくなった場合でも、簡単にプラン変更が行えます。
通常だと、利用しているプランを変えるには、まず新規で上位プランを契約して、さらにサイトのデータを自分で移動させる必要があります。
データの移動に手間がかかりますし、プランの新規契約にはサーバー料金以外に「初期費用」もかかるため、余計なコストがかかってしまうというデメリットがありました。
しかしプランのアップグレード機能を利用すれば、
・自分でデータを移動させる必要がない
上記のように、一切の無駄なくプランを変更できます。
下位プランへの変更には対応していませんが、気軽に上位プランへ変更できるのは、大きなメリットだといえます。
ドメインが無料になる「ドメインずっと無料」に対応
スタンダードプランでは、ドメインが無料になるサービス「ドメインずっと無料」に対応しています。
この「ドメインずっと無料」とは、レンタルサーバーを借りる際に一定の条件を満たすことで、独自ドメインが無料でもらえるというもの。
しかもレンタルサーバーを借り続けている間はずっと、ドメインを無料で利用できます。
・対象プランを12か月以上契約
・自動更新(支払い)を設定
ロリポップの申し込み後、6日以内に上記の条件を満たすことで、無料でドメインと引き換えられるクーポンが入手できます。
特にハードルが高い条件ではないため、レンタルサーバーを借りて独自ドメインでサイト運営しようと考えている方は、条件を満たすように契約を行うとドメインが無料でもらえてお得です。
参考:ロリポップの申し込みで独自ドメインが無料になる!ドメインずっと無料について解説
スタンダードプランを利用するデメリット
スタンダードプランを利用するデメリットについてですが、私自身が使っている限りでは特にデメリットだと感じるようなところは何もありません。
無理やりにでも何かデメリットをあげようと思ったのですが、何も思いつきませんでした。もしデメリットを感じたら、追記します。
スタンダードプランは他のプランに比べ、価格、内容ともにバランスよくコスパに優れるため、よほどアクセスのあるサイトを運営しているとかではない限り、このプランを選んで後悔するようなことは、あまりないでしょう。
スタンダードプランの利用に向いている人
スタンダードプランの利用に向いているのは…
・複数サイトを運営したい
・どのプランを選べばよいかわからない
上記のような方です。
記事中でも述べたように、スタンダードプランではWordPressの利用に必要な「MySQL」を複数作成できること、またWordPressを高速化できるモジュール版PHPにも対応しています。
なので、複数のWordPressブログを運営したいという方に特に向いているといえるでしょう。ある程度アクセスがある複数サイトの運営にも耐えられるはずです。
また電話サポートにも対応していますので、、ビジネスサイトにも安心して利用できます。
あと、どのプランを選べばよいのかがわからないという初心者にも、このスタンダードプランはおすすめです。
ひと通りの機能を網羅していますので、レンタルして後悔することはないはずです。
まずは10日間無料のお試しを試してみよう
ロリポップレンタルサーバーでは、各プランのほぼすべての機能を10日間無料でお試しすることができます。
いきなり契約するのではなく、まずはお試しで使ってから本契約するかどうかを検討するとよいでしょう。
お試し利用の段階では「支払い情報」を登録する必要はないため、気軽に試せると思います。
気に入ったらそのまま使い続けることができますし、気に入らなかったとしても簡単に止められますので、まずは無料お試しを試してみましょう。