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デルが販売するノートPC、Latitude 12 7000シリーズ(E7270)のレビューです。

Latitude 12 7000シリーズ(E7270)は、12.5型の液晶を搭載するビジネス向けのノートPC。

CPUにはインテルの第6世代Coreプロセッサを、メモリにはDDR4規格のモデルを採用し、ストレージにはM.2 SSDを標準搭載するなど、デフォルトでスペックの高い構成を採用しています。

加えてデル Eシリーズのドッキングステーションにも対応するなど、周辺機器と組みあわせる事により高い拡張性を実現できる点も、本製品の大きな特徴です。

マグネシウム合金やカーボンファイバーを用いた筐体は堅牢性が高く、かつ約1.26kgと軽量で長時間のバッテリ駆動が可能であるなど、モバイルノートとしては非常に扱いやすい製品だと思います。

低価格帯の製品に比べると価格は少し高めですが、堅牢性や拡張性、性能、バッテリなど、あらゆる点に妥協がないノートPCをお探しのユーザーには満足度の高い製品だと言えるでしょう。

今回は、そんなLatitude 12 7000シリーズ(E7270)の外観や使用感、性能面等について詳しくご紹介したいと思います。


【Latitude 12 7000(E7270) レビュー記事目次】

・Latitude 12 7000(E7270) 筺体外観・操作性をチェック
外観・インターフェースの内容キーボードの操作性重量液晶

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品レビューのまとめ
Latitude 12 7000(E7270) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Latitude 12 7000(E7270) 筐体外観・インターフェースの内容をチェック

まず、Latitude 12 7000(E7270)の筐体外観の様子をインターフェースの内容をチェックします。

筐体サイズは幅310.5mm、奥行き215.15mm、厚みが18.85mmで、重量は構成にもよりますが約1.26kgと薄く軽量な筐体となっています。

ブラックカラーをベースにした筐体はシンプルながらも高級感があり、上質なビジネスノートだという印象です。





天板は石のようにスムースでとても美しい素材感。
表面にコーティングが施してあるのか、少し弾力を感じる様な柔らかな感触です。

指紋等の汚れも付きにくく付いても殆ど目立たないため、筐体に触れる事が多いモバイルノートとしては扱いやすいと思います。



背面から見た筐体全体の様子。
ディスプレイ等、見た目に薄い事がよくわかります。



ディスプレイには12.5型HD(1366×768)の非光沢液晶を採用。
使いやすいかそうでないかは個人の環境の好みにもよりますが、非光沢タイプのパネルで見やすく、作業はしやすいです。



液晶上部にはWebカメラを内蔵。



ディスプレイの最大開閉角度は180度強。
完全に背面側に倒してしまう事が可能です。

複数人で画面を見なくてはならない時などに便利な構造ですが、一人で作業をしている私でも、この液晶が開く仕様は外部モニター出力時などに便利であるため、好みです。





筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面の様子です。
セキュリティケーブル用のスロットがあるのみですが、オプションでスマートカード リーダーを追加できるようです。



右側面にはヘッドフォンとマイクのコンボポート、カードリーダー、PowerShare仕様のUSB3.0、SIMカードスロットが並びます。

光学ドライブは搭載されていません。



正面側には何もなし。



背面にもいくつかの端子が並びます。
内容はLAN、HDMI出力、DisplayPort、USB3.0×2基、電源コネクターと、一度ケーブルを繋いだらそのままになる事が多い端子が配置されており、周辺機器などを利用する場合には便利です。

もっとも、本製品は専用のドッキングステーションの接続に対応していますので、周辺機器の利用が多いのならそういった機器を利用した方が便利かもしれません。



筐体底面の様子です。
底面は継ぎ目のない一枚のパネルで覆われています。

背面側に見えるのはドッキングコネクターです。



別売りされているDell Eシリーズのドッキングステーションを接続できます。
先にも述べたように、接続する周辺機器の数が多いのであればドッキングステーションを利用した方が便利です。



PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル。




電源アダプターの仕様は19.5V、3.34Aで65W。
90Wのアダプターも選択できるようです。



キーボード周りの操作性

次に、Latitude 12 7000(E7270)に搭載されているキーボードの操作性をチェックします。





Ultrabookというとキーが浅く使いにくい印象ですが、本製品はキーはやや浅目ではあるもののその割に押しやすいキーボードを採用しています。

他の多くの機種と同じく、右端にあるEnterやBackpace等のピッチが狭いですが、テンキーを搭載しないので使いにくいとは感じませんでした。

カーソルキーのやや独立した配置は使いやすいです。
打鍵感も良く、キー入力を頻繁に行うような方でもストレスなく利用できるキーボードだと思います。

なお、掲載製品にはバックライトは搭載されていませんが、オプションでバックライトキーボードの選択が可能。指紋認証センサーなども追加できるようです。



右端のキーボードの様子。
ピッチの狭いキーが幾つか見受けられます。

右にテンキーなどを搭載していた場合、EnterやBackspaceの幅が狭いと打ち辛いのですが、本製品では問題ありません。



キートップはやや湾曲した形状となっており、指なじみが良いです。
キーの質感も○。

指先にストレスをかけずにキー入力が行えます。



タッチパッドはボタン独立型。
ボタンは柔らかくも程良いクリック感があり、とても使いやすいタッチパッドです。

ボタンとパッドの表面の素材感がやや異なっており、パッドの表面はサラサラとしているのですが、ボタン部分はやや滑り止めのような抵抗感ある質感となっています。

マウスがなくても快適に作業が行えるタッチパッドです。



重量

Latitude 12 7000(E7270)の重量を測定してみました。



PC本体の重量は1.3kg。
12.5型で堅牢性や操作性重視のノートとしては適当な重さかなと思います。

軽量かつ筐体がコンパクトであるため、持ち運びはしやすいです。



電源コネクターやケーブルの重量は306g。
PCと合わせると1kg台後半と少し重くなりますが、十分持ち運べる重さです。

ただ本製品はバッテリの持ちが非常に良い為、普段電源アダプターを持って出る必要はあまりないと思います。



液晶の見やすさ

Latitude 12 7000(E7270)に搭載されている液晶をチェックします。
すべての製品に掲載モデルと同じ液晶パネルが搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。



12.5型ワイドHD(1366×768)の非光沢液晶を搭載しています。
見たところ、今本製品で選択できるのはHD解像度のみでその他の選択肢はないよう。

程良いサイズ感で多くの方に見やすい液晶だと思います。
非光沢で光の反射などがあまり気にならないため、目が疲れにくく作業に集中しやすいです。





TNパネルが搭載されているようで、視野角は狭いです。
斜めから見ると白っぽく、色の変移もそこそこ感じられます。

好みはあると思いますが、正面から見ている分には明るく鮮やかな表示であり、ビジネス作業用の液晶としては全く問題のない品質です。



Latitude 12 7000(E7270) 構成内容とその特徴について

掲載しているLatitude 12 7000(E7270)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【Latitude 12 7000(E7270) の主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Core i5-6300U (2.4GHz/TB時最大3GHz)
グラフィックス   インテル HD グラフィックス 520
メモリ   4GB(4GB×1/DDR4 2133MHz)
ストレージ   128GB M.2 SSD(SAMSUNG製/SATA)
ディスプレイ   12.5型ワイドHD(1366×768)、非光沢
無線機能   インテル Dual Band Wireless-AC 8260(802.11ac) + Bluetooth
バッテリ   4セル、55WHr (実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   65W
サイズ   310.5×215.15×18.85(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.26kg(実測値)
保証   プロサポート: 3年間 翌営業日対応オンサイト保守サービス(6営業日9-17時)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年03月31日時点の情報に基づくものです。

主にWindows 8.1、12.5型HD液晶、Core i5-6300U、4GBのDDR4メモリ、128GB M.2 SSDを搭載するという構成内容のモデルです。

あくまでも現時点で提供されている構成となりますが、上記の他に第6世代のCore i3やCore i7、またメモリは最大8GB、ストレージは256GB容量のM.2 SSDも選択できるなど、CPUはU付きの省電力版ではあるものの、全般的にハイパフォーマンスな構成内容となっています。

比較的容量の大きいバッテリが搭載されており、パフォーマンスが高い割にバッテリの持ちが良い事、またビジネス向けならではの3年保証が標準となっている点も本製品の特徴です。

上位構成になると少し価格は高めになるものの、本製品は堅牢性や携帯性、操作性、拡張性に優れており、それだけの価値があると思います。

選択する構成にもよりますが、軽い作業からやや重めの作業までを快適にこなす事が可能です。



搭載されているストレージの内容をチェックします。


搭載されているSSD


ディスクの内訳

SSDにはSumsung製のPM871という、128GB M.2 SSDが搭載されていました。

ディスクのベンチマークテストでは、読み込みに比較して書込みが少し遅くはあったもののトータルでは高速な環境を実現しており、利用でストレスをためる様な事はまずないと思われます。

より容量の大きい256GBのSSDを選択する事も可能です。


ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているLatitude 12 7000(E7270)で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】


各テストの結果


Fire Strikeの詳細



【BIOHAZARD 6】


1280×720



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】


上から1280×720、DirectX 9、標準品質(ノートPC)で実行



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


640×480、1280×720 / 標準品質、Windowsモードで実行



【CINEBENCH】


本製品でゲームはしないですが、かなりライトなゲームタイトルを低画質~標準画質でプレイできるくらいの性能を持ちあわせています。

軽~やや重めのビジネス作業程度であれば、難無くこなせるでしょう。
M.2 SSDを搭載しているため、体感でもかなり快適な使い心地です。



消費電力・温度

Latitude 12 7000(E7270)の消費電力を測定。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

画面の輝度は50%に設定しています。



アイドル時 ・・・ 5W
ベンチマーク実行時 ・・・ 24W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時の消費電力がとても低いです。
負荷の軽い作業では、かなりバッテリが持つと思われます。




続いて、Latitude 12 7000(E7270)のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

発熱の大きいパーツは搭載していないため、高負荷な状態が続いてもまずまずの温度上昇で留まっています。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

全体的に低温です。
快適にキーボード入力が行えます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Latitude 12 7000(E7270)の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:38
2回目 0:34
3回目 0:34
4回目 0:34
5回目 0:34
6回目 0:35
7回目 0:34
8回目 0:34
9回目 0:34
10回目 0:34

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 34秒

Latitude 12 7000(E7270)の再起動にかかる時間は平均して34秒。
非常に高速です。

私はPCはスリープ状態にしておく事が殆どですが、仮にPCを使用する度に起動・シャットダウンを行ったとしても、本製品なら快適に利用できると思われます。



バッテリ駆動時間

Latitude 12 7000(E7270)のバッテリ駆動時間を測定。

駆動時間測定のソフトウェアはbbenchを使用、設定内容はストロークの実行が10秒毎に、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。

液晶の輝度は50%に設定。




バッテリの電力が100%から8%に減少するまでの時間は48006秒。
約13.3(13.335…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

やや容量の大きいバッテリを搭載していることに加えて消費電力が低めであるためか、非常にバッテリの持ちは良いです。

上記は軽作業時のバッテリ駆動時間ですが、やや負荷をかけた使い方をしたとしても、そこそこ長い時間のバッテリ駆動が可能だと思われます。

モバイルノートであるだけに、バッテリの持ちが良いのは大きなメリットです。



Latitude 12 7000(E7270) まとめ

Latitude 12 7000(E7270)のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・12.5型の非光沢液晶を採用
・インテルの第6世代CoreプロセッサやDDR4メモリ、M.2 SSD搭載でハイパフォーマンス
・Dell Eシリーズのドッキングステーションに対応するなど、拡張性が高い
・薄型・軽量かつ堅牢性に優れた上質なボディ
・長時間のバッテリ駆動が可能

12.5型の非光沢液晶を搭載するビジネス向けのモバイルノートです。

ビジネス利用に相応しい高い堅牢性や操作性を持ちながらも、約1.2~3kgという薄型軽量を実現するなど、頻繁にノートPCを持ち歩くユーザーにとっては特に利用しやすいノートPCだと思います。

拡張性に関しても、筐体には一通りの端子が揃っている事に加えて、ドッキングステーションの接続に対応しているため全く問題はなく、構成に関しても第6世代のCoreプロセッサやDDR4メモリ、M.2 SSDを搭載するなど、どの構成を選択してもハイパフォーマンスな内容となっており、さほど重くはない一般的なビジネス作業であればサクサクと快適に作業が行えます。

バッテリ駆動時間も非常に長く、モバイルユーザーはもちろん屋内メインでPCを利用するような方であっても、電源にとらわれずに済むためかなり快適に利用する事ができるでしょう。

あらゆる点でバランスの良いモバイルノートだと言えます。
操作性に優れたノートPCが欲しいという方にはもちろんですが、特に外出時のPC利用が多い方におすすめしたいノートPCです。