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前記事()に続き、今回はLaVie G タイプZの構成と実際の性能面について。

掲載のLaVie G タイプZの構成は、OSにWindows 8.1、Core i5-4200U、メモリ4GB、128GB SDDという内容。

LaVie G タイプZには量販店向けのカタログモデルと、NECの直販サイト「NEC Direct」で販売されているカスタマイズモデルが存在しており、掲載の製品は直販向けのカスタマイズモデルとなります。

カスタマイズモデルといっても構成はほぼ固定なのですが、SSDの容量やオプション品の有無を選択出来るなど、カタログモデルよりも構成内容に柔軟性があります。

今回は上記内容のモデルを用い、各種のベンチマークテストを実施してみました。


販売中のモデルの詳細については、以下のページをご覧ください。

LAVIE Direct HZ 製品ページ
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【LaVie G タイプZ(タッチパネル フルHD IPS液晶モデル) レビュー記事目次】

・LaVie G タイプZ 外観や操作性・液晶の品質などをチェック
外観・インターフェース角型の電源コネクターキーボード重量付属品液晶の見やすさ

・構成やその特徴・ベンチマークテストの結果など
構成とその特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・搭載されているソフトウェアの内容について
プリインストールソフトウェアの内容

・製品レビュー まとめ
LaVie G タイプZ まとめ


LaVie G タイプZ 構成とその特徴

まず、掲載モデルの主な構成やその特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果とLaVie G タイプZの構成表です。

【CPU-Z】





【LaVie G タイプZ(タッチパネル フルHD IPS液晶モデル) の主な構成】

OS Windows 8 Pro 64bit
プロセッサ Core i5-4200U(1.60GHz/TB時最大2.60GHz)
グラフィックス HD グラフィックス 4400(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 DDR3L SDRAM/オンボード/最大4GB)
ストレージ 128GB SSD(Sumsung製)
光学ドライブ USB 外付けDVDスーパーマルチドライブ(オプション)
ディスプレイ 13.3型ワイドフルHD(1920×1080)光沢あり、IPS、タッチパネル(静電容量方式)
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応、Bluetooth v4.0
バッテリ 公称の駆動時間:約14.5時間
サイズ 319×217×14.9~15.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約964g
カラー ムーンシルバー
オプション品 HDMI-VGA変換アダプタ、USB-LAN変換アダプタ、Microsoft Office Home and Business 2013

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年03月13日時点のものです。

今回掲載しているのは、OSにWindows 8.1、CPUにCore i5-4200U、メモリ4GB、128GB SSD、13.3型ワイドフルHDのタッチ液晶を搭載するモデル。CPUとメモリは固定で、ストレージは今回の128GB SSDの他、256GB SSDも選択可能です。

高性能なUltrabookとしては、標準的な構成だと言えます。

LaVie G タイプZには、タッチ対応のフルHD IPS液晶を搭載する今回のモデルの他に、IGZO液晶を搭載するモデルがラインアップされているという事については前の記事でもお伝えしましたが、この2機種、構成は似てはいるものの選択できるパーツの内容などに若干の違いがあります。

フルHD液晶モデルと IGZO液晶モデルの主な違いは以下の通りです。

【タッチパネル フルHD IPS液晶モデル】

液晶の解像度はフルHD
光沢パネル
タッチ操作に対応
Core i5のみ
重量は約964g
ストームブラック、ムーンシルバーから選択可

【IGZO液晶モデル】

IGZO液晶搭載で解像度が2560×1440ドットと高い
非光沢パネル
タッチ操作には非対応
Core i5の他 Core i7も選択可
重量は約795g
ストームブラックのみ

異なるのは液晶とCPUの選択肢、重量、カラーの選択肢で、同じような構成を選択した場合、タッチパネルを搭載する関係なのか フルHD液晶を搭載したモデルの方がやや高価になります。

内容的にどちらのモデルが良いかは、個々の好みによると思います。


なお、冒頭でも述べた通り、LaVie G タイプZには量販店向けのカタログモデル(LaVie Zと呼ばれるモデル)と、NEC Direct(直販)向けのカスタマイズモデルが用意されており、掲載のモデルはカスタマイズモデルにあたります。

カタログモデルは固定の構成となりますが、カスタマイズモデルは決められた範囲でパーツのカスタマイズやオプション品の有無を選択できるようになっており、自分好みのノートPCを購入したいという方に向いています。

カタログモデルにはOfficeなどが標準で搭載されるなど、構成に融通がきかないため、個人的にはLaVie G タイプZを購入するのであれば、NEC Directで販売されているカスタマイズモデルがお勧めです。



搭載されているストレージの内容を詳しくみてみます。


SSDの詳細


ディスクの内訳

ストレージにはSAMSUNG製の「MZMTD128HAFV-000L1」が搭載されていました。
mSATAタイプの128GB SSDです。

後に載せているディスクのベンチマーク結果を見ていただくとわかりますが、このSSDはReadのスコアは高いのですが、WriteのスコアがReadに比べるとかなり遅いです。

ただ、スコアがそのまま体感速度に表れているかというとそうでもなく、普通にマシンを使用していて遅さを感じるような事はそれ程ないと思います。(ストレージへのデータ書き込み量の多い作業などでは、差が出てくると思いますが)

なお、LaVie G タイプZのすべてのモデルに上記のSSDが搭載されているわけではなく、あくまでも掲載しているモデルの内容となるため、記載の内容は参考程度にお願いいたします。



ベンチマークテストの結果

以下、LaVie G タイプZで実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

Windows 8.1では、エクスペリエンス・インデックスのスコアをGUIで確認する事が出来ないため、以下のスコアは、WinSAT.exeをコマンドラインから実行する事によって取得しています。

プロセッサ 7.2
メモリ 5.9
グラフィックス 4.9
ゲーム用グラフィックス 5.1
プライマリ ハードディスク 7.95


【CrystalDiskMark】

Seq 491.7135.8
512K 415.6134.7
4K 24.4751.28
4K QD32 333.7133.5

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値

前の項でも述べた通り、Writeの値が極端に遅いです。
実際の使用では、目に見えて遅いと感じるような事はありませんでした。


【3DMark】

Ice Storm・・・ 543
Cloud Gate・・・ 4045
Fire Strike・・・ 38407


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 1921~1949
1920×1080 ・・・ 1081~1085


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 中央:1920×1080

1360×768 ・・・ 1041
1920×1080 ・・・ 394

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

【1360×768】
SCORE ・・・ 1191
RANK ・・・ D

【1920×1080】
SCORE ・・・ 725
RANK ・・・ D


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

ワールド編 左:1360×768 / 右:1920×1080

キャラクター編 左:1360×768 / 右:1920×1080

【ワールド編/設定は標準品質】
1360×768 ・・・ SCORE:2387 / 評価:普通
1920×1080 ・・・ SCORE:1360 / 評価:設定変更が必要

【キャラクター編/設定は高品質(ノートPC)】
1360×768 ・・・ SCORE:1501 / 評価:設定変更が必要
1920×1080 ・・・ SCORE:825 / 評価:動作困難


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 16.21fps
CPU ・・・ 2.48pts


内蔵グラフィックスを利用しているため、グラフィック性能を必要とするゲーム系のベンチはそこそこのスコアですが、全体的なパフォーマンスは高いです。

メールやネット、文書作成・編集など日常的な作業を行うにあたり、処理速度が遅いなどと感じるような事はまずないでしょう。

今回掲載のモデルは128GBとストレージの容量がそれ程大きくはありませんが、オプションで256GB SSDへカスタマイズする事も可能です。



消費電力・温度

LaVie G タイプZの消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 27W

多くのUltrabookと同様、消費電力は全体的に低いです。
消費電力量が低いと、それだけバッテリが長持ちします。




次に、パーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の筐体内パーツ温度です。

高負荷時、CPUが70度半ばを少し超える位の温度になります。
低温ではありませんが、他のPCでもこの位の温度になるため、あまり気にする必要はないと思います。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

Ultrabookのような薄いノートPCの場合、キーボード面に内部の熱が伝わりやすかったりするのですが、LaVie G タイプZのキーボード表面の温度は全体的に低く、使っていて熱さを感じるような事はありませんでした。

なお、今回は暖房の効いた屋内でマシンを利用しましたが、利用環境によっては上記とは異なる結果が出る可能性があります。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、LaVie G タイプZの起動やシャットダウンにかかる時間を調べてみました。以下では10回再起動を繰り返させた後、その結果から再起動にかかる平均時間を割り出しています。

1回目 0:48
2回目 0:38
3回目 0:41
4回目 0:35
5回目 0:37
6回目 0:37
7回目 0:38
8回目 0:38
9回目 0:39
10回目 0:38

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 38秒

再起動にかかる平均時間は38秒という結果です。

SSDを搭載するノートPCでは、平均して大体30~40秒という結果が出ているのですが、LaVie G タイプZもそれと同じくらいの速さで起動やシャットダウンが行えるようです。

参考として HDDを搭載するノートPCでは、再起動に大体1分弱から1分30秒程度の時間がかかっています。



バッテリ駆動時間

LaVie G タイプZのバッテリ駆動時間を測定してみました。
測定に利用したのはbbenchで、設定はストロークが10秒毎、またWi-Fiを利用したネットへのアクセス(ブラウザ)が60秒毎に行われるようセットしています。

画面の輝度は50%前後に設定。


バッテリの残量が100%から5%になるまでの時間は33034秒。
約9.2(9.176111…)時間もの間バッテリ駆動が行えるという結果です。

全体的に低消費電力なだけあって、バッテリの持ちもかなり良いです。外出先で少し作業する程度の使い方であれば、一日バッテリの電力残量を気にせず利用できるでしょう。

軽さに加えてバッテリ駆動時間が長い部分など、モバイルには非常に適したノートPCだと言えます。




LaVie G タイプZ の構成や性能面については以上となります。
もう少し記事は続きます。

軽量なモバイルノートをお探しの方や、掲載製品に興味をお持ちの方は、次記事もぜひご覧下さい。
次: LaVie G タイプZ プリインストールソフトは初心者にも扱いやすい内容 他、製品まとめ等