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NECが販売するノートPC、LaVie G タイプZ のレビューです。

LaVie G タイプZは、13.3型の液晶を搭載するノートPC。
13.3型サイズでありながら、1kgを切る軽さを実現するモバイル向けの製品で、今回記事に掲載するのは2種あるラインアップのうち、タッチ操作に対応するフルHD IPS液晶を搭載したモデルとなります。

LaVie G タイプZについては、以前にも展示機を用いた記事を掲載しましたが、簡単な内容にしか触れる事が出来ませんでした。とというわけで今回は実機を用い、外観や操作性・実際の性能面などについて詳しくレビューしてみたいと思います。

とにかく軽いため、長時間ノートPCを持ち歩くような方にはお勧めの製品です。
興味をお持ちの方は、是非記事をご覧ください。


販売中のモデルの詳細については、以下のページをご覧ください。

LAVIE Direct HZ 製品ページ
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【LaVie G タイプZ(タッチパネル フルHD IPS液晶モデル) レビュー記事目次】

・LaVie G タイプZ 外観や操作性・液晶の品質などをチェック
外観・インターフェース角型の電源コネクターキーボード重量付属品液晶の見やすさ

・構成やその特徴・ベンチマークテストの結果など
構成とその特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・搭載されているソフトウェアの内容について
プリインストールソフトウェアの内容

・製品レビュー まとめ
LaVie G タイプZ まとめ


LaVie G タイプZ 外観とインターフェースのチェック

まず、LaVie G タイプZ のデザインやインターフェースの内容について解説します。


天板の様子。
掲載製品はボディーカラーにムーンシルバーを採用したモデルで、天板をはじめ、筺体全体に削り出しアルミを施したような外観となっています。

他、ストームブラックというカラーバリエーションも用意されていますが、個人的にはムーンシルバーの方が指紋の跡が目立ち難くて好みです。




背面斜めからみた筐体全体図。
サイズはモデルによって若干異なっているのですが、今回の「タッチパネルフルHD IPS液晶モデル」は筺体の幅が319mm、奥行きは217mm、高さ14.9~15.9mmというサイズになります。重量は約964g(公称値)。

モバイルノートとしてはそれなりにサイズは大きめであるため、見た目ではもう少し重く見えるのですが、その見た目と実際に手にした時の重量のギャップに驚かされます。

薄いのでカバンへの収納もしやすいです。





ディスプレイには、タッチ操作に対応した 13.3型ワイドフルHD(1920×1080)のIPS液晶を採用。光沢タイプです。

LaVie G タイプZには、掲載している「タッチパネル フルHD IPS液晶モデル」の他、WQHD(2560×1440)の解像度を持つIGZO液晶を搭載した「WQHD IGZO液晶モデル」もラインアップされており、そちらは非光沢タイプとなります。

液晶の特性上、発色の鮮やかさという面では光沢液晶の方が勝りますが、作業は反射などの少ない非光沢液晶の方がしやすいです。ただ、非光沢液晶を搭載するIGZO液晶モデルの方は、タッチ操作に対応していません。




縁までパネルで覆われた、シャープなイメージのディスプレイ


液晶上にはHD対応のWebカメラとマイクを内蔵 液晶下にはNECのロゴが印字されています




筺体側面のインターフェースの内容をチェックしていきます。

筺体左側面には、セキュリティロックケーブル用のスロットとSDカードスロットを搭載。
SDカードスロットは、スロットの入り口付近がやや窪んだ形状となっているため、カードの出し入れが行いやすいです。





前面には中央付近に各種のインジーケーターランプが並ぶのみ。

現在、どの程度の方がPC使用時にインジケータランプを意識されているのかは不明ですが、個人的にはインジケータランプはあると便利だと感じているため、見やすい位置にあるのは良いと思います。




筐体右側面の様子。
左からヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポート、USB3.0×2、HDMI出力、電源コネクターを搭載。

なお、USB3.0は片側のみ(写真では左側)電源オフ時の充電に対応しています。




背面には何もありません。


全体として、標準的な薄型のUltrabookという感じのインターフェースの内容です。

LANも搭載されないため、ネットへの接続には無線LANを利用するか、有線LANを利用するのであれば、有料のカスタマイズオプションとして提供されている「USB-LAN変換アダプター」を購入されると良いでしょう。





ディスプレイは、上写真程度にまで後方に開きます。
程々にディスプレイの角度調整が行え、特に不便に感じる所はありません。



角型の電源コネクターを採用

LaVie G タイプZは、角型の電源コネクターを採用しています。


角型の電源コネクター

レノボ・ジャパンのノートPCに採用される電源コネクターと、全く同じ形状のものです。





電源コネクターはノートPC本体に比べ、かなりコンパクト。
コンパクトかつ軽量で携帯も楽です。

電源アダプターのプラグの形状はメガネ型。




電源アダプターの最大出力は20V、2.25Aで45W。





左がLaVie G タイプZの電源アダプター、右がレノボ・ジャパンのノートPC用の45W電源アダプター


プラグの形状は全く同じ角型



キーボードの操作性

LaVie G タイプZのキーボード周辺の配列や、操作性をチェックします。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分


キーボード右半分

PC本体と同色のアイソレーションタイプのキーボードを採用しています。

筺体が薄い為か、キーストロークがかなり浅目です。私は普段、そこそこキーストロークのあるキーボードを利用しているためか、やや打ち難さを感じます。薄型ノートのキーボードに慣れているという方には、特に問題ないでしょう。

その他細かい部分について触れると、FnキーとCtrlキーの配置が一般的なノートPCのそれとは逆です。私自身は逆に使いやすいですが、今までCtrlキーが左でFnキーが右のキーボードを使っていた場合、慣れるまでは使い難いかもしれません。

あとカーソルキーの上下もサイズが小さい為か、慣れるまでは打鍵ミスする事がありました。

総合してキーボードは使い難いとまではいきませんが、長時間の入力はちょっとしんどいと感じます。ただ、キーストロークの浅いキーボードが好みの方には、逆に使いやすいかもしれません。





キートップの形状は完全に平ら


主要なキーのピッチは実測で17.4mm やや小さい~普通サイズです




タッチパッドはボタン一体型。
最初、薄型のノートのタッチパッドなので使い難いかなと想像しましたが、こちらはボタン一体型のパッドの割に使いやすかったです。

クリックボタンが柔らかく、長時間このタッチパッドを使って操作を行ってもそれ程疲れません。

ただ、ややキーボードのホームポジションから右寄りの位置にあるため、キーボード操作時に右手が触れてしまう事がありました。



重量

LaVie G タイプZ本体と電源アダプターの重量を測定してみました。
まずは本体から。

本体の重さは958gという測定結果です。
公称の重量が約964gという事でしたから、ほぼ変わらないようです。

ちなみに、WQHDのIGZO液晶を搭載したモデルの方は、重量約795g(公称値)という驚きの軽さ。今回掲載のモデルでも十分に軽いと感じるのですが、それを上回る軽さを実現しています。

軽さ重視の方には、WQHD IGZO液晶モデルの方が断然おすすめです。




付属の電源アダプターと電源ケーブルをあわせた重量は、215g。
本体と合わせて持っても1kgを少し超える位の重さで、楽に持ち運びできます。

この軽さに魅力を感じるユーザーは多いのではないでしょうか。
本当に中にパーツが詰まっているのだろうか?と思うような軽さです。



付属品

本製品に添付されていた付属品の内容をチェックします。

なお、以下の付属品はカスタマイズで有料オプションとして提供されているものも含んでおり、基本構成では付属しないものもあります。このようなアイテムもあるという参考情報としてご覧ください。

製品の解説書に、Microsoft Office Home and Business 2013。
オフィスはオプションです。




電源アダプターやケーブル以外に、いくつかのケーブルが添付されていました。
上から、外付けのDVDスーパーマルチドライブ用のUSBケーブルに、USB-LAN変換アダプター、HDMI-VGA変換アダプター。

いずれもオプションで提供されているものです。



外付けDVDスーパーマルチドライブは、以下のようなデザインとなります。


天面にヘアライン加工のデザインが施された、ブラックカラーのスリムなドライブです。
光学ドライブが必要だという方は、オプションにて選択されると良いでしょう。



液晶の品質と見やすさをチェック

LaVie G タイプZの「タッチパネル フルHD IPS液晶モデル」には、フルHDの液晶が搭載されています。

13.3型サイズでフルHDの解像度の場合、文字などの表示がかなり小さくなりますが、掲載製品は画面の表示がデフォルトで150%表示に設定されており、細かな文字も見やすいです。


解像度はフルHD


デフォルトでは150%表示に設定されている



画面の表示を150%にした場合と、100%表示にした場合の見え方の違いは以下の通りです。


150%表示の場合


100%表示の場合

ブラウザなどでは表示サイズを個別に設定できるため、必ずしも上写真のような表示になるとは限りませんが、100%表示の場合、かなり文字などが小さくなるという事がお分かり頂けると思います。

「WQHD IGZO液晶モデル」の場合、解像度が2560×1440ドットとより高い為、100%表示だと文字などが細かくなりすぎて読みにくいのではと思われます。




次に、液晶の品質面について。
まずは視野角をチェックしてみます。


液晶を正面から見た所


上から


右側面から

IPSを謳うだけあって、視野角はとても広いです。
斜めから見ても色変化が少なく、画面の内容をはっきりと視認できます。



次に、色域について。


以降、Spyder 4 Eliteで測定

sRGBのカバー率は96%、AdobeRGBは74%という結果がでました。
一般的なノートPCにしては普通~広い方です。



ガンマカーブを見てみます。

右は、ターゲット(ガンマ2.2)に掲載モデルの液晶のガンマカーブ(補正前)を重ねたものです。

低輝度域でRGBバランスにややばらつきが見えますが、初期状態でも大きな狂いはないようです。(一般的なノートPCのガンマカーブはバラバラに崩れている事が多い)



そして、色差や輝度の均一性について。


色の均一性(左:輝度100%の場合 / 右:輝度50%の場合)


輝度の均一性(左:輝度100%の場合 / 右:輝度50%の場合)

色差は比較的大きく、特に画面右下の部分が大きいです。
輝度100%の状態で、画面右下の範囲と、基準としている左上の範囲(ΛEが0の部分)に同色を表示させて並べ比べた場合、色の差が認識できる程度の違いがあるよう。

写真編集などをされる場合は、できるだけ画面左上の方で色を見た方が良いと思います。

画面の輝度に関しては、中央から左下にかけてがもっとも明るいよう。といっても明るさにムラがあると感じるほどではないです。

全体として、やや色ムラはあるようですが、一般的なノートPCの液晶としては比較的綺麗なものだと思います。見た目にも、画面の表示は明るく色鮮やかです。

なお、「WQHD IGZO液晶モデル」には異なる液晶が搭載される事、また同モデルであっても同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、掲載情報は参考程度にお願いいたします。




LaVie G タイプZ の外観やインターフェース、液晶については以上となります。
次記事では、構成や性能面について触れたいと思います。

製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧ください。
次: LaVie G タイプZ のベンチマーク結果 軽さに加えてバッテリの持ちも良い