STYLISTIC QHシリーズのカスタムメイドモデル、WQ2/Jの性能面を検証してみました。

カスタムメイドモデルとは、富士通の直販サイト WEB MART限定で購入できるモデル。

量販店向けのモデルが固定仕様であるのに対し、カスタムメイドモデルのSTYLISTIC QHシリーズ WQ2/JではCPUやSSDの種類、キーボード・ドッキングステーションや外付けDVDスーパーマルチ、Office Home and Business 2010等の有無が選択出来ます。

より高性能なSTYLISTIC QHシリーズが欲しいという方は、カスタムメイドモデルがお勧めです。
掲載製品の公式ページはこちら: STYLISTIC QH

以下、掲載モデルの主な構成やベンチマーク結果です。


【STYLISTIC QHシリーズ WQ2/Jのパフォーマンスをチェック】

まずはSTYLISTIC QHシリーズ WQ2/Jの主な構成から。
以下、CPU-Zを実行した内容です。

【STYLISTIC QHシリーズ WQ2/Jの主な構成】

OS Windows 8 64bit
プロセッサ Core i5-3427U(1.80GHz/TB時最大2.80GHz)
チップセット QM77 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 DDR3 SDRAM/最大4GB/オンボード)
ストレージ 256GB SSD(サムスン製/6.0Gb/s対応)
ディスプレイ 11.6型ワイドHD(1366×768)、光沢なしIPS液晶、タッチパネル対応
キーボード・ドッキングステーション あり
無線機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ(キーボード・ドッキングステーションなし/あり) 駆動時間:約4.8時間 / 約10.7時間
サイズ(キーボード・ドッキングステーションなし/あり) 302×195×12.7 / 302×203×26.1(幅×奥行き×高さ/mm)
重量(キーボード・ドッキングステーションなし/あり) 約850g / 約1.70kg

※以下に記載の仕様等は記事を作成した2012年11月26日時点のものです。

今回掲載しているモデルの構成は上記の通りとなります。

冒頭にも記載したとおり、カスタマイズが可能なカスタムメイドモデルではCPUの種類やSSDの容量、
キーボード・ドッキングステーションの有無等が選べるようになっています。

WQ2/JではCore i5-3427Uの他、下位のCore i3-3217Uの選択が可能となっていたり、
SSDも最大256GB 容量のものを選択することができます。

マシンの使い方にもよりますが、標準約64GBのストレージ容量では少々心許ない為、
個人的には128GB~のSSDの選択が好ましいのではないかと思っています。


性能に関わる部分に関しては、CPUやSSDの容量を選択できる以外を除けば
直販限定のカスタムメイドモデルと量販店向けのカタログモデルとではそれ程大きな差はないのですが、
カスタムメイドモデルではキーボード・ドッキングステーションの有無を選択できるようになっている所が面白いと思います。

カタログモデルでは標準でキーボード・ドッキングステーションが付属していますが、
ウェブ限定のカスタムメイドモデルではキーボードなしで購入することも出来るようにもなっており、
タブレットのみが欲しいという方にも対応できます。

私自身はキーボードなしでのWindowsの利用は考えられませんが、
キーボードなしで良いのであれば、その分製品価格を抑えることができます。


タブレット関連という事で一応触れておくと、富士通では他にもWindows OSを搭載した
ARROWS Tab Wi-Fiというタブレット製品をラインアップしています。

今回のSTYLISTIC QHシリーズのタブレットとARROWS Tab Wi-Fiとの主な違いは、
ARROWS Tab Wi-Fiはディスプレイサイズが10.1型だということ、またARROWS Tab Wi-Fiの方がコンパクトで軽く、
CPUにAtom Z2760を搭載している関係よりバッテリー駆動時間も長め。

防水仕様だという部分もSTYLISTIC QHシリーズとの大きな違いです。

性能面ではSTYLISTIC QHシリーズの方が優れていますが、
携帯性に関してはARROWS Tab Wi-Fiの方が優秀だといえるでしょう。




上記構成の、STYLISTIC QHシリーズ WQ2/Jのベンチマーク結果をチェックしていきます。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.6
メモリ 5.9
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 5.9
プライマリ ハードディスク 8.1



【CrystalDiskMark】

Seq 469.9263.1
512K 322.7194.4
4K 15.8841.63
4K QD32 294.480.01

数値は左がRead、右がWrite

ディスクはとても高速。
今回搭載のSSDはサムスン製で、6.0Gb/sに対応しています。

プロセッサにCore i3を搭載した構成であっても、ディスクが高速だとかなり快適に使えると思います。



【3DMark11】

3DMark score ・・・ P252
Graphics Score ・・・ 216 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 1947 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 246 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)



【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 859~872



【デビル メイ クライ 4】

1280×720

【1360×768】
平均fps ・・・ 14.12~26.88
RANK ・・・ D



【ファンタシースターオンライン2 】

1360×768

1360×768 ・・・ 137

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作



【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 468
HIGH ・・・ 237

グラフィック性能に関しては、処理が軽めなPCゲーム程度であれば、
快適にプレイできる性能を持ち合わせています。(ゲームをされる方はいないでしょうが、目安として)

一般的な用途から動画編集など、PCゲームのような負荷の高い用途で無ければ十分快適に使えるでしょう。

タブレットでこのような高いパフォーマンスを発揮できるというのは、
この製品の大きなメリットの一つです。





次に、STYLISTIC QHシリーズ WQ2/Jの消費電力を測定してみました。
消費電力の小ささはバッテリー駆動時間にも影響しますので、重要な要素です。

以下、アイドル時とベンチマーク実行時(デビルメイクライ4)に測定した消費電力の値です。

アイドル時 ・・・ 11W
ベンチマーク実行時 ・・・ 24W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

低電圧版のプロセッサを搭載している為か、総じて消費電力は小さいです。




続いてSTYLISTIC QHシリーズ WQ2/Jの筐体内の各パーツの温度について。
消費電力測定時と同じく、アイドル時とベンチマーク実行時(デビルメイクライ4)の温度を測定しています

なお、ベンチマーク実行時の温度は、ベンチマークを実行して20分程度経過した後に測定した温度です。

負荷をかけても温度はそれ程上昇しませんでした。

この程度の温度上昇であれば特に気にする必要はありませんが、
この製品はディスプレイ側にプロセッサ等の発熱部品が搭載されており、負荷をかけるとディスプレイ側が熱くなります。

キーボード操作時には温度は全く気にならないと思いますが、
タブレットスタイルでの操作時に負荷をかける操作を行った場合、やや熱が気になるかもしれません。





負荷をかけた際の筐体表面の温度も測定してみました。
(ベンチマークを実行して20分程度経過した後の温度です)

キーボード側はどの部分も殆ど温度が変わらないのに対し、
ディスプレイ側は左半分の温度上昇が目立ちます。

特に排気口付近は40度弱程度まで温度が上昇しました。

タブレット操作時に、ベンチマークのような負荷の高いプログラムを動かす事は余りないと思いますが、
使い方によっては熱くなる事もあると覚えておくとよいかもしれません。

温度自体はそれ程高いものではないので、気にする必要はないです。





最後に、STYLISTIC QHシリーズ WQ2/J のバッテリー駆動時間を測定してみました。
タブレットとキーボード・ドッキングステーションを接続した状態で測定しています。

使用したソフトウェアはbbenchで、設定はストロークが10秒毎、インターネットへのアクセスが60秒毎。

画面の輝度は中間程度まで下げてあります。
この製品は元々画面が明るめなため、輝度を中間程度まで下げても十分快適に使えます。

バッテリーの電力残量が100%の状態から6%になるまでの時間は36582秒。
約10時間(10.16166666..)ものバッテリー駆動時間が可能という結果が出ました。

バッテリー駆動時間の公称値は約10.7時間(タブレットとキーボード・ドッキングステーション接続時)
とありますので、ほぼその値と変わらないといえます。

STYLISTIC QHシリーズは、タブレットとキーボード・ドッキングステーションの両方に
バッテリーが内蔵されているため、ノートPCとして利用する場合は非常にバッテリーの持ちが良いです。

なお、タブレット単体でのバッテリー駆動時間の公称値は約4.8時間。
今回タブレット単体では測定していませんが、上記の測定結果より公称値とほぼ同じだと考えて良いでしょう。



一つ補足として付け加えておくと・・

バッテリーの電力はキーボード・ドッキングステーション側から消費されているようでした。


なお、STYLISTIC QHシリーズではタブレットをキーボード・ドッキングステーションに接続すると、
キーボード・ドッキングステーション側からタブレット側へと充電されるように設定する事が出来ます。


充電が行われるのは電源オフ時、かつ電源アダプター非接続時。上の説明にある「パソコン本体」とはタブレットの事です。



性能面については以上です。
STYLISTIC QHシリーズの記事はまだ続きます。

製品に興味をお持ちの方は、引き続き次記事もご覧下さい。