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Let’snote J10 に引き続き、今度は Let’snote SX1 や NX1 のレビューです。

この Let’snote SXやNXは、従来のSやNシリーズの後継モデルとなる新しいラインアップ。

12.1インチワイド(1600×900)の非光沢液晶を搭載するこれらのマシンは、
SXが光学ドライブ搭載、NXが光学ドライブ非搭載のモデルとして分類されています。

春モデルの大きな特徴の1つとしてあげられるのは筺体が変わった部分で、従来に比べるとかなり薄く、
また天板のデザインやキーボードなども異なるなど、大幅な変更を遂げました。


というわけで今回は、そのような製品の詳細について触れてみたいと思います。

なお SXとNXは、光学ドライブ以外の機能や外観は同じで構成も似ていますので、
ここではSXを中心に詳細を掲載してみました。






まず最初に、Let’snote SX1 のインターフェースをチェックしてみます。

以下は SX1の筺体ですが、上にも記載した通り、
光学ドライブが搭載されている部分以外は NX1も同じ内容です。

Let’snote SX1 の左側面。
左からセキュリティロックスロット、排気口、HDMI、VGA、USB3.0(電源供給機能付)、USB3.0を搭載。



SX1 の前面。
左から電源スイッチ、無線LANのオンオフスイッチ、ヘッドフォン出力、マイク入力、光学ドライブを搭載。



SX1 の右側面。
LAN、USB2.0、メモリカードスロット、電源コネクターを搭載。



背面には何もなし。



SX1 の天板です。

見た目、これまでのモデルと余り変化がないように見えますが、
従来のモデルに搭載されていた天板よりも、ボンネットの起伏をなだらかな形状へと変更しています。

これにより、ディスプレイ側の厚みが8.9mmから6.2mmへと薄型化されました。


従来のモデルに採用されているボンネット

上はB10に採用されているボンネットですが、見てのとおり、
SX1やNX1に今回採用されたボンネットよりも起伏が大きいです。


なお、今回のSXやNXの筺体の変更は液晶側のみに留まらず、
本体側も27.7mmから19.2mmへと薄型化されました。

ですが堅牢性などは従来と変わらないとの事。

その工夫として、液晶側にはこれまでボンネットの高さで強度を確保していたものを、
ボンネットの一部分を補強する事により、これまでと同様の堅牢性を確保。

そして本体側に関しては、従来では樹脂製のトップケースが利用されていたものを、
頑丈なマグネシウム製に変更。(シェルドライブにも変更が加えられています)


マグネシウム製のトップケース

このケースの採用や液晶側のボンネットの工夫により、
本体の薄型化を行いながらも従来通りの堅牢性を踏襲しています。
(76cm底面垂直方向落下試験、100kgf加圧振動試験を実施)



筺体の上に人が乗っても壊れませんでした。
(100%壊れない保証はありません)

この後OSは正常に起動。

なお、筺体に変更を加える事でキーボード入力時のキーの撓みも軽減されました。
これは実際にキーを打ってみてはっきりと実感する事ができます。



SX1 のディスプレイには、12.1インチワイド(1,600×900)非光沢液晶が搭載。
従来機の液晶は1,280×800ドットでしたが、今回より1,600×900へと高解像度化されました。

個人的には高解像度な液晶は使いやすいと感じるのですが、
小さい文字を読む場合にこの解像度では小さすぎるかもしれないという懸念があります。

ただ、ざっとウェブサイトなどに目を通した分では、文字がつぶれて見難いということはありませんでした。


ちなみに実際には未確認なのですが、このSXやNXには「ウィンドウ・セパレーター」
という画面分割ユーティリティが搭載されており、ディスプレイを最大4画面まで分割して利用する事
が可能となっています。(分割パターンは10種から選択可)

この「ウィンドウ・セパレーター」は15.6型の Let’snote B10 で初めて採用されたもの。

画面が大きいからこそ活きる機能(B10は15.6でフルHD)だと思うので、
SXやNXで活用できるのかどうかはわかりません。

ですがSXやNXも解像度は1,600×900と高めですので、
用途によっては便利な場面もあるのかもしれません。



SX1 のキーボード。
前に掲載したJ10と同じく、SX1やNX1にはリーフ型のキーボードが採用されています。

このリーフ型キーボードには、
キーの四隅(特に左上と右下)を丸くする事で、指や爪の引っ掛かりを軽減する効果があるとの事。

普段キーを打つときに余りそういったことは意識しないので、
そのような効果があるのかどうかは自分自身はわかりませんが、
従来モデル(S10)で誤入力率が7%以上の方を対象に行なった測定結果によると、
このリーフ型キーボードを採用する事で誤入力率が25%軽減したそうです。

なお、J10と同じタイプのキーボードですが、キーの配列などはJ10とは異なっており、
SX1やNX1では左だけでなく右側にもFnキーを配置。

これにより、右手のみでもファンクションキー操作を行う事ができます。



キートップはフラットな形状。
ですが・・



上段のファンクションキーには、奥側がやや高くなるようキートップにカーブを設けています。



タッチパッド部分には、ホイールパッドと呼ばれるパッドを搭載。
レッツノートならではのタッチパッドです。

円形の縁を指でクルクルとなぞる事で、スクロールの操作を行う事が出来ます。



SX1の右側のパームレストには、DVDスーパーマルチドライブを内蔵。

レッツノートではシェルドライブと呼ばれます。
(一般的なスライド式のドライブではなく、貝殻のように蓋を開いてメディアの出し入れを行なうため)




なお、ここまで Let’snote SX1の筺体を用いて解説しましたが、
同じ12.1型の Let’snote NX1も光学ドライブが無い以外は、SX1と全く同じ内容となります。

Let’snote NX1。
SX1はパームレスト右側に光学ドライブを搭載していましたが、NX1には搭載されていません。



Let’snote SX1と NX1には、アダプターが2つ付属するモデルと
1つのみ付属のモデルがラインアップされています。

2つ付属するモデルには通常の電源アダプターに加え、小サイズのミニアダプターが付属します。

通常のアダプターは約0.27kg(電源コード含む)、
ミニアダプターは約0.17kg(電源コード含む)とやや軽いため、携帯する場合に便利です。



電源アダプターだけでなく、バッテリーも2つ(4セルと8セル)付属します。
(写真は「ジェットブラック」カラーのモデルに付くバッテリー)

もちろんバッテリー1つのみのモデルも提供されています。



4セル(バッテリーパックS)バッテリーをマシンに装着した所。
SX1、NX1共にバッテリーパックS搭載時のバッテリー駆動時間は約8時間(公称値)。



こちらは8セル(バッテリーパックL)をマシンに装着した所。
SX1、NX1共にバッテリーパックS搭載時のバッテリー駆動時間は約16時間(公称値)。

実際は公称値通りではないと思いますが、従来よりレッツノートはバッテリーの持ちがかなり良いので、
今回のモデルも8セルのバッテリーだとかなり持つと思います。



8セルバッテリーを搭載すると、若干後方にはみ出してしまうのが残念です。





次記事に続きます。