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2012年1月25日に発表されたパナソニックのレッツノート春モデル 「 Let’snote J10 」のレビューです。

新製品のSXやNXの詳細記事を先に掲載・・とも思いましたが、
まずは10.1型の J10 から掲載したいと思います。

今回のJ10、従来モデルからの主な変更点はCPUの強化。
筺体などに変更はありません。

従来と同じく最小構成では12万円前後からと、
レッツノートの中でもリーズナブルな価格を実現しています。

というわけで、今回の記事では Let’snote J10 のインターフェースの内容や、
上位のハイパフォーマンスモデルと下位のスタンダードモデルの構成、
パフォーマンスなどに簡単に触れてみました。






まず簡単に外観を確認していきます。

Let’snote J10の左側面。
左から電源コネクター、HDMI、VGA、USB3.0×1を搭載。



Let’snote J10の前面。

暗くて見難いですが、左から電源スイッチ、インジケーターランプ、
ヘッドフォン出力、マイク入力、無線LANのオンオフスイッチ。

この前面の部分のインターフェースは、SXやNX、Bシリーズ共に非常に似た内容となっています。



J10の右側面。
USB2.0×2、LAN、セキュリティロックスロットを搭載しています。



キーボード。
キーピッチは横幅17mmを確保しています。

前の記事(パナソニックの春モデルイベントの記事)にも記載しましたが、
このリーフ型キーボードは、新製品のレッツノートSXやNXと同じもの。

この形のキーボードを採用したのは、J10が一番最初のモデルとなります。

ただし、SXやNXとは若干ですが配列やキーの配置が異なっており、
例えばSXではFnキーが右側にもありますが、J10にはありません。

また右下のカーソルキーも、SXでは最下段のキーと同列に配置されていますが、
J10のカーソルキーは手前に飛び出した形で配置されています。

どちらが使いやすいのか?というと、Fnキーが右側に配置されたSXでは
各種のショートカットキーを片手で行う事ができるというメリットがありますし、
カーソルキーに関しては打ち間違いなどが起こりにくいという点でJ10の方が使いやすいと思います。


なお、キーの形状をリーフ型にするメリットですが、
キーの角に丸みをつけることにより、指の引っ掛かりを軽減する効果があるそうです。

その効果があるのかどうかはよくわかりませんでしたが、
打ち心地は悪くなく、長く使っても指が疲れにくいキーボードだと想像できます。



キートップのはフラットな形状。
指紋が目立ち難く、指ざわりの良い素材が使用されています。



J10 のタッチパッド。
ホイールパッドと呼ばれるレッツノート特有のタッチパッドです。

ただ、J10に搭載されているホイールパッドは他シリーズのそれとは若干異なります。



こちらはSX(NX)のホイールパッド

J10 のホイールパッドはクリックボタンが円の外側に独立して配置されており、
他シリーズ(SXやB)と比べるとややその辺りの操作性に劣る気がします。

もちろん、多くの一体型のタッチパッドのようにマウスを使わなければ・・
というレベルではないですが、他シリーズのホイールパッドと同じだと思って使うと、
あれ?なんて事になりそうなパッドです。



ディスプレイには10.1型ワイドWXGA(1366×768)非光沢液晶を搭載。
解像度は高めなので文字は小さいですが、明るく見やすい画面です。




次にJ10シリーズ専用のジャケットについて。

J10には「ジャケット」と呼ばれる専用のカバーが付属しています。

筺体にジャケットを取り付けたままカバンに入れて持ち歩く事が出来るため、
インナーケースなどは不要です。

上写真はパンサーブラックというカラーになります。



ブックカバーのように筺体を包みます。

重量は、バッテリーパックSを搭載した状態でジャケット無しの場合約0.98kg、
バッテリーパックSを搭載した状態でジャケットを装着すると約1.195kgとなります。



ジャケットの裏側(マシンの底面に当たる部分)には、ハンドストラップを装備。



ハンドストラップに手を通せば、
筺体を片手で持ち、もう片方の手で操作する事が可能になります。

ただ、少し前の記事でも述べたとおり、
そのようなマシンの使い方をする場面があるのかどうかはわかりません。



ジャケットはしっかりと装着されており、
液晶を開閉させてもずれ難く、また簡単に外れないような構造になっています。



こちらはシフォンホワイトというカラーのジャケット。
構造はパンサーブラックと同じです。





次に構成とパフォーマンスです。

今回は量販店で販売されている下位のスタンダードモデルと、
上位のハイパフォーマンスモデルを比較してみます。

これら2モデルは、搭載されているプロセッサーやストレージの内容、
そして付属バッテリーの種類が異なります。

【Let’snote J10 スタンダードモデルの主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i3-2350M (2.30GHz)
チップセット HM65 Express
ビデオカード HD グラフィックス3000
メモリ 4GB(PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大8GB)
ストレージ 250GB HDD
ディスプレイ 10.1型ワイドWXGA(1366×768)、光沢なし
無線機能 インテル Centrino Advanced-N+WiMAX 6250
サイズ 251.9×171.7×27.3~35.1(幅×奥行き×高さ/mm)
重量(付属バッテリー装着時) 約0.97 kg(ジャケット装着で約1.185 kg)
バッテリー バッテリーパックS(バッテリー駆動時間:約7.5時間)

【Let’snote J10 ハイパフォーマンスモデルの主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i5-2435M (2.40GHz、TB時最大3.0GHz)
チップセット HM65 Express
ビデオカード HD グラフィックス3000
メモリ 4GB(PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大8GB)
ストレージ 128GB SSD
ディスプレイ 10.1型ワイドWXGA(1366×768)、光沢なし
無線機能 インテル Centrino Advanced-N+WiMAX 6250
サイズ 251.9×171.7×27.3~35.1(幅×奥行き×高さ/mm)
重量(付属バッテリー装着時) 約0.99 kg(ジャケット装着で約1.205 kg)
バッテリー バッテリーパックL(バッテリー駆動時間:約12.5時間)

※構成内の緑文字は2モデルの異なる部分

今回の春モデルはスタンダードモデル、ハイパフォーマンスモデル共にCPUが強化されました。

各モデルの価格ですが、下位の J10 スタンダードモデルの店頭予想価格は12万円前後で、
上位の J10 ハイパフォーマンスモデルの価格は17万円前後。

量販店モデルは従来のレッツノートの価格を考えると安価です。
どちらのモデルもOffice付きで2万5千円アップの価格となります。


なお、直販モデル(マイレッツ倶楽部モデル)の仕様はというと、OSがWindows 7 Professionalに、
またプロセッサーには Core i5-2540M(2.60GHz)やCore i7-2640M(2.80GHz)が用意され、
ストレージに関しても750GB HDDや256GB SSD等が用意されます。

特に最上位のプレミアムエディションに関しては
ジャケットの種類も2種→4種、また保証なども「3年特別保証プレミアムサービス」という、
プレミアムエディション専用の保証がつくなど、他にはない特別な内容となります。
(さすがにプレミアムエディションは、どのモデルも20万越えと非常に高価ですが)

割引クーポンが使えるというのも直販モデルの魅力です。


ちなみに量販店モデルは時間と共に値が下がるという特徴があるので、
直販限定の256GB SSDや上位のプロセッサーを搭載したモデルが欲しいというのでなければ、
値下がりした量販店モデル(旧モデル)を購入されるのが良いかもしれません。

上にも記載した通り、春モデルと旧モデルの仕様はそれ程変わりませんので、
新製品に拘るのでなければそういう選択肢もありだと思います。





以下、Let’snote J10 スタンダードモデルと
ハイパフォーマンスモデルのエクスペリエンスインデックス スコアです。

【Let’snote J10 ハイパフォーマンスモデル】

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.4
ゲーム用グラフィックス 6.1
プライマリ ハードディスク 6.9


【Let’snote J10 スタンダードモデル】

プロセッサ 6.7
メモリ 5.9
グラフィックス 4.4
ゲーム用グラフィックス 6.1
プライマリ ハードディスク 5.5

スタンダードモデルとハイパフォーマンスモデルで異なるのは、プロセッサとディスクの性能。

内容を考えると、やはりSSDを搭載したハイパフォーマンスモデルを選びたい所です。

ですがスタンダードモデルが12万円前後の価格であるのに対し、
ハイパフォーマンスモデルだと価格が17万円前後に跳ね上がります。

やはり個人的には、値下がりした旧モデルのJ10の方がおすすめかもしれません。
(旧モデルでもCPUは第2世代Core i。但しメモリの容量が少ないモデルもあります)





Let’snote J10 については以上となります。

春モデルで新しく登場したSXやNXなどは魅力ですが、モバイル用のノートを買うのであれば、
10.1型でJ10のような性能を持つマシンの魅力はより大きいです。

決して安価ではないものの、他のシリーズに比べるとかなり価格は抑え目である為、
長く使う事を前提に購入するのであれば下位モデルをサブノートとして買うのも悪くないと思います。

というわけで、製品に興味をお持ちの方は、
量販店モデルや公式サイトの情報などをチェックしてみて下さい。