ThinkPad X230 のバッテリーファームウェアを更新する
X230のバッテリを、少し前にリリースされた新しいファームウェアに更新しました。
今回適用した新しいファームウェアは、2013年7月にリリースされたもの。
新ファームウェアではバッテリの問題を修正・・という事で気になっていたのですが、X230は普段フルに使用しているモデルなので中々更新する間がありませんでした。
現在、バッテリに特に大きな問題が発生しているわけではないのですが、新しいファームウェアの適用によって「充電アルゴリズムの変更による、バッテリーの充電と耐用年数のバランスの向上」が見込めるようで、もしかしたらバッテリ駆動時間が伸びるかも(購入時よりもかなり短くなっているので)しれません。
バッテリーファームウェアアップデート ユーティリティをダウンロード
今回、アップデートの対象となるバッテリは以下の通り。
赤くマークしている所は、現在自分がX230で使用しているバッテリ。
購入時期によっては、このリストにないバッテリが搭載されているX230もあるかもしれません。
というわけでまず、レノボの「ドライバーとソフトウエア」のページで公開されている、Lenovo バッテリー ファームウェア アップデート ユーティリティー をダウンロードします。
上に記載されている、g7fu05wj.exeというファイルです。
g7fu05wj.exeをダウンロードし、実行します。
バッテリーファームウェアアップデート ユーティリティのセットアップが開始されました。
インストール先を指定するとセットアップウィザードは完了、次にバッテリー・ファームウェアの更新ツールが起動します。
特に問題がなければ、次へ進みます。
アプリケーションなどは全て終了させておいてください。
収集されたファームウェアの情報によると、「0003-0086-0100-016B」というファームウェアのバージョンから「0003-0086-0101-0205」というバージョンへアップデートする事ができるようです。
新しいバージョンのファームウェアに更新すると書かれた項目のチェックボックスをオンにし、次へ進みます。
ファームウェアの更新が開始されました。
この作業にはしばらくかかります。といっても終わるまでに15分かからない位の時間でした。
ファームウェアの更新中は、バッテリ残量が0%と表示されていました。
バッテリのファームウェア更新が完了しました。
このままウィザードに従って、シャットダウンを実行します。
その後、起動すると・・
バッテリーメーターは元通りの表示に。
ファームウェアはこの通り、最近の「0003-0086-0101-0205」というバージョンに変わっています。
その後のバッテリの様子ですが、何が変わったのか良くわかりませんというのが正直な所。
バッテリ駆動時間の延長を期待しましたが、あまり変わらないようです。きっちり時間を測定したわけではないので何とも言えませんが、普段の使い方では(マックスパフォーマンスの設定)電力があまり持ちません。
今のところ、外出時は大体電源のあるところで使用しているのでバッテリの残量を気にする事は殆どありませんが、電源の確保できない場所で使う場合は、新しいバッテリを買う必要がありそうです。
・ThinkPad Xシリーズ