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前記事(LITTLEGEAR i310 シリーズレビュー 持ち運び用のハンドルを搭載したゲーミングデスクトップPC)に続き、今回はLITTLEGEAR i310 シリーズの構成特徴や性能面について。

掲載のモデルはWindows 10、Core i7-6700、メモリ16GB、GeForce GTX 980(4GB)、256GB M.2 SSD&2TB HDD、700W電源(80PLUS GOLD】を搭載する「LITTLEGEAR i310PA1-SP」。

LITTLEGEARシリーズでは「プラチナモデル カスタム」に位置づけられるハイスペックな製品で、最新の重いゲームでも快適にプレイしたいという性能重視のユーザーに向いています。

M.2 SSDも搭載していますので、普段の作業も非常に快適です。
構成が構成なので価格は少し高くなりますが、多少余裕があるのなら選んでみたい構成の一つだと言えるでしょう。

今回は、そんな「LITTLEGEAR i310PA1-SP」の構成特徴と、実際の性能について詳しく触れてみました。


【LITTLEGEAR i310 シリーズ レビュー記事目次】

・LITTLEGEAR i310シリーズ 持ち運べるケースの外観・構造・インターフェースをチェック
ハンドル搭載ケース外観・インターフェースケース内部の構造主な付属品

・LITTLEGEAR i310PA1-SPの構成特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・プリインストール・ソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェア

・製品レビューのまとめ
LITTLEGEAR i310 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


LITTLEGEAR i310PA1-SP の構成内容とその特徴について

掲載しているLITTLEGEAR i310PA1-SPの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【LITTLEGEAR i310PA1-SP 主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700(3.40GHz/TB時最大4.00GHz)
チップセット   H110 Express
グラフィックス   NVIDIA Geforce GTX 980(4GB)
メモリ   16GB(8GB×2/PC3-12800/2スロット/最大16GB)
ストレージ   256GB SSD(M.2/PCI Express x4接続/SAMSUNG製)2TB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
拡張ベイ   2.5インチ×3、3.5インチオープン×1、スリムODDベイ×1
拡張スロット   PCI Express x16×1
電源   700W(80PLUS GOLD)
サイズ   178×395×330(幅×奥行き×高さ/mm/ハンドル含む)
重量   約8.3kg
保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年10月16日時点の情報となります。

掲載モデルの構成は上記の通り。
Windows 10、Core i7-6700、メモリ16GB、Geforce GTX 980(4GB)、256GB M.2 SSD&2TB HDD、700W電源を搭載する「LITTLEGEAR i310PA1-SP」という型番のモデルです。

LITTLEGEARシリーズではより性能の高い H110チップセットを搭載するモデルで、上位モデルではGTX TITAN Xのようなハイエンドなグラフィックカードも選択可能。小型でありながらも、高い拡張性を実現しています。

LITTLEGEARシリーズ全体について話をすると、本シリーズにはH81を搭載する「i300」と、H110を搭載する「i310」とがラインアップされており、今回のモデルのようにハイスペックな構成が用意されている一方で、例えばH81チップセットやPentiumプロセッサー、GTX 750を搭載するようなモデルも用意されていたりするなど、出来るだけコストを抑えたいというユーザーにも対応できます。

参考までに、H81/Pentium/GTX 750という内容を持つ最小構成モデルの価格は、59,800円(税別)~と非常にリーズナブル。

パーツの内容は事あるごとに見直されるため、選択できるパーツの具体的な内容については製品ページをご覧いただきたいのですが、選択肢の幅は非常に広く、価格重視というユーザーにも、ハイエンドな構成を求めるユーザーにもおすすめできる製品だと言えるでしょう。

なお、M.2 SSDの選択は、H110チップセットを採用するi310シリーズのみとなりますので、M.2 SSDを選択したいという方は i310シリーズをご選択ください。



搭載されているストレージの仕様を確認します。


SSDの仕様


HDDの仕様


ディスクの内訳

SSDには、SamsungのSM951シリーズ「MZHPV256HDGL-00000」が搭載されていました。PCI Express x4 接続で非常に高速かつ人気の高い、容量256GBのM.2 SSDです。

加えてHDDには、Seagate製の「ST2000DM001-1ER164」という2TB HDD(7200rpm)が搭載されるなど、速度も容量面でも全く問題のない、理想のストレージ構成です。

なお、M.2 SSDの搭載はH110チップセットを採用するモデルのみとなりますが、H81採用のモデルであってもSATA規格のSSDを選択可能となっているため、SSD&HDDといった2ドライブの構成を組むことは可能です。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している LITTLEGEAR i310PA1-SPで実施した、ベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.5
メモリ 8.5
グラフィックス 8.8
ゲーム用グラフィックス 9.9
プライマリ ハードディスク 8.65

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq Q32T1 15681260
4K Q32T1 279.5248.5
Seq 13791222
4K 33.35122.5

Ver.5を利用、数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


行ったテストの結果


Fire Strikeの詳細


Fire Strike Ultraの詳細

ce Storm・・・ 163054
Cloud Gate・・・ 28040
Sky Diver・・・ 27242
Fire Strike・・・ 10715
Fire Strike Ultra・・・ 2965


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1920×1080(描画設定3) ・・・ 91947
1920×1080(描画設定5) ・・・ 54114

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:21079 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:16945 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV】

新生エオルゼア キャラクター編


蒼天のイシュガルド DirectX 11で実行


【新生エオルゼア】
1280×720(最高品質) ・・・ SCORE:10880 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:15502 / 評価:非常に快適
3840×2160(最高品質) ・・・ SCORE:5299 / 評価:とても快適

【蒼天のイシュガルド(DirectX 11)】
1280×720(最高品質) ・・・ SCORE:16486 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:11904 / 評価:非常に快適
3840×2160(最高品質) ・・・ SCORE:3725 / 評価:快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(最高品質) ・・・ スコア:17841 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:17909 / 評価:すごく快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 129.77fps
CPU ・・・ 815cb


【Tomb Raider】


1920×1080(NORMAL) ・・・ MIN:252.0 / MAX:354.0 / AVERAGE:305.5
1920×1080(HIGH) ・・・ MIN:174.0 / MAX:250.0 / AVERAGE:214.6
1920×1080(ULTRA) ・・・ MIN:130.0 / MAX:188.0 / AVERAGE:158.3
1920×1080(ULTIMATE) ・・・ MIN:105.5 / MAX:128.0 / AVERAGE:78.0
1920×1080(ULTIMATE/手動で最高設定) ・・・ MIN:38.8 / MAX:74.0 / AVERAGE:56.2


今回の構成は性能に関しては全く問題はなく、非常にハイパフォーマンスです。
フルHDの解像度なら多くのゲームを最高画質設定で、4Kの解像度であっても画質に調整が必要となる可能性はあるものの、普通に遊べると思います。

新旧様々なゲームをプレイするというのなら、本製品位のスペックを持つゲーミングPCを選択しておけば後悔はないでしょう。

さらに上を目指すのなら、2015年10月16日時点のラインアップではCPUにCore i7-6700Kも選択できますし、グラフィックスにはRadeon R9 Fury Xや GTX 980Ti、GTX TITAN Xといったよりハイエンドなモデルを追加した構成もありますので、GPUのSLIを考えているような方でなければ、提供されている構成で十分に事足りると思われます。


ちなみに個人的には、H81を採用する最小構成モデルのパフォーマンスがどの程度なのか、少し気になります。

最初構成モデルのCPUはPentiumではあるものの、グラフィックカードにはGTX750を搭載していますので、多くのゲームを快適にプレイできるとは思いますが、ゲーミングデスクトップPCではあまり使う事がなさそうな構成ですので、実際どのような感じの操作感なのかなと興味があります。

さほど負荷の高いゲームをしない方なら、この最小構成モデルを少しカスタマイズしただけのマシンでも十分でしょうから、非常に安上がりです。

性能はやや抑えめだとはいえ、ケースの機能性や質感の高さなどを考えると 59,800円(税別)~という価格設定は驚異に思えます。



消費電力・温度

LITTLEGEAR i310PA1-SPの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

液晶の電力は含みません。

アイドル時 ・・・ 34W
ベンチマーク実行時 ・・・ 216W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時はそうでもありませんが、ベンチマーク実行時の消費電力は高いです。




「HWMonitor PRO」を利用し、LITTLEGEAR i310PA1-SP のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行した後に測定)の温度測定結果です。

ベンチマーク実行時は、デスクトップPCにしてはパーツの温度がやや高めになるようです。
M.2 SSDの温度がやや上昇し気味になっているのは、CPU裏側の少し下あたりに配置されているためだと思われます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し LITTLEGEAR i310PA1-SPの再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:40
2回目 0:42
3回目 0:37
4回目 0:38
5回目 0:37
6回目 0:38
7回目 0:37
8回目 0:38
9回目 0:37
10回目 0:37

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 38秒

LITTLEGEAR i310PA1-SPの再起動にかかる時間は、およそ38秒。
SSDを搭載する一般的なPCでは、30~40秒程度再起動に時間がかかるという結果が多く出ており、本製品の再起動にかかる時間は、SSDを搭載するPCとしては標準的だと言えます。

使用感を考えるのなら、SSDの選択がお勧めです。



プリインストール・ソフトウェアの内容

LITTLEGEAR i310シリーズに標準搭載されている、ソフトウェアの内容を簡単にご紹介します。
購入時期や選択するオプションの内容によっては、掲載の内容とは異なる可能性がありますので、一例としてご覧下さい。

以下、初期時のデスクトップ画面の様子です。





デスクトップ画面(Windows 10搭載)

主なソフトウェアの内容は、Windows 10標準のソフトやアプリに加え、CyberLink製の各種ソフトウェア、セキュリティソフトのマカフィーリブセーフ、NVIDIAコントロールパネル、オーディオユーティリティのRealtek HD オーディオマネージャ等が搭載されるという内容です。

CyberLinkのソフトウェアについては、写真編集の「PhotoDirector」、動画編集の「PowerDirector」、再生ソフトの「PowerDVD」、ライティングソフトの「Power2Go」、ラベル制作ソフトの「LabelPrint」、写真やビデオの管理・編集を行える「MediaShow」、バックアップソフトの「PowerBackup」などが搭載されていました。

あると便利なソフトは搭載しつつ、全体としては非常にシンプルなソフトウェアの構成です。

ソフトウェアとは関係がありませんが、初期のデスクトップ画面上には、Windows 10の操作方法などを解説するマニュアル(PDF)が設置されていますので、必要に応じて参照すると良いでしょう。



LITTLEGEAR i310シリーズ まとめ

LITTLEGEAR i310シリーズ(LITTLEGEAR i310PA1-SP)のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・持ち運び用のハンドルを搭載した小型ケースを採用
・小型でありながらも拡張性がそこそこ高い
・コスパに優れたH81採用のi300シリーズと、ハイエンド構成も可能なH110採用のi310シリーズを提供
・i310シリーズでは超高速なM.2 SSDを選択可能
・ケースは質感が非常に高い

携帯用ハンドル付きの特殊な小型ケースを採用した、ゲーミングデスクトップPCです。

小型ケースにハンドルを搭載する事で、通常ではあまり考えられない、イベント会場やLANパーティ―などへのゲーミングデスクトップPCの持ち込みを容易にします。

本製品は性能の高いデスクトップPCであるため、決して軽いというわけではないのですが、ハンドルがあるのとないのとでは持ち運びのしやすさは雲泥の差であり、デスクトップPCは自宅利用、モバイルはノートPCで・・というこれまでの概念を覆す製品だと言えるでしょう。

もちろん持ち運びするしないにかかわらず、単に小型のゲーミングデスクトップPCが欲しいという方にもおすすめです。背が低いケースであるため、環境によってはデスクの上などにも設置しやすいでしょう。

様々な部分の質感が非常に高く、外観に拘りがあるような方にも納得いただけるのではないかと思います。私自身、G-TuneのデスクトップPCの中ではLITTLEGEARのケースが最も好みです。


構成や性能面に関しては、H81やH110チップセットを採用するモデルを提供しており、ハイエンド構成をお求めの方にはもちろん、コスパ重視の方にも対応できるようなラインアップとなっています。

ゲーミングPCとして、高性能な構成が入手できるというのは当然だと言えますが、例えば下位のCPUとそこそこ高性能なGPUを搭載するといった、コストパフォーマンスを優先しつつもゲームができるだけの性能を備えたユニークなモデルも用意されています。

余裕があるのなら上位モデルを選択した方が、色々な面で使い勝手が良いという事には違いありませんが、下は59,800円(税別/2015年10月16日時点)~と非常にリーズナブルな価格で提供されていますので、お金がないからゲーミングPCを買う事ができない・・という方にもおすすめ。

小型でも性能面での妥協が必要ありませんので、小型のゲーミングデスクトップPCが欲しいという方には、検討の価値が大いにある製品だと言えるでしょう。