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マウスコンピューターが販売するゲーミングデスクトップPC、LITTLEGEAR i310 シリーズのレビューです。

LITTLEGEAR i310 シリーズは、インテルのH110チップセットを採用するゲーミングデスクトップPC。

つい先日、G-Tuneのラインアップに加わったばかりの新しいシリーズで、持ち運びを想定したハンドル付きの小型筺体を採用しています。

ゲーミングデスクトップPCを持ち歩くの?と疑問にお思いの方もおられるかもしれませんが、例えばイベントやLANパーティーに参加する場合など、自分のPCを持参する機会は結構あるのだそうで、そういった場合に小型かつハンドルを搭載した本製品であれば、比較的楽に持ち運ぶことができます。

PCを携帯しないという場合でも、設置や移動など様々な場面で扱いやすく、小型のゲーミングデスクトップPCが欲しいという方には、うってつけの製品だと言えるでしょう。

小さくても、サイズの大きなハイエンドグラフィックカードを搭載する事ができるなど、性能にも妥協はないです。

コスト面の魅力も大きく、例えば下位モデルのH81を採用した LITTLEGEAR i300では、最小構成でなんと59,800円(税別/GTX 750搭載)から提供されるなど、単に「安いゲーミングデスクトップPCが欲しい」という方にも一押しの製品です。

今回は、そんなLITTLEGEAR i310 シリーズの外観や内部の構造、性能、使用感等について詳しく触れてみました。


【LITTLEGEAR i310 シリーズ レビュー記事目次】

・LITTLEGEAR i310シリーズ 持ち運べるケースの外観・構造・インターフェースをチェック
ハンドル搭載ケース外観・インターフェースケース内部の構造主な付属品

・LITTLEGEAR i310PA1-SPの構成特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・プリインストール・ソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェア

・製品レビューのまとめ
LITTLEGEAR i310 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


ケースに持ち運び用のハンドルを搭載

まずこの製品の要所ともいえる、ケース上部に搭載されたハンドルについて。

正直、LITTLEGEARはハイエンド構成も可能なゲーミングデスクトップPCですので、小型だとは言ってもそれなりに重いのですが、ハンドルがあるのとないのとでは持ち運びの大変さが大きく異なります。

通常、タワー型のPCだと下から持ち上げるようにして運ばなくてはならず、少し移動するにも結構パワーを使いまずが、ハンドルがあると立ったままケースを上げ下げしたり持ち運ぶ事ができるため、かかる労力が少なくて済みます。

持ち上げた際のケース前後の重さのバランスもちょうど良く、ハンドルの位置なども細かく調整して配置されているのかなと思います。





ケースの前方寄りの位置にハンドルを搭載


滑り止めの加工がなされておりグリップ力は高い

頻繁に持ち運びするうちにハンドルが取れてしまわないか、何て事が気になる方もおられるかもしれませんが、なんでもこのハンドル、約50kgの負荷をかけたとしても歪んだり抜け落ちたりしない構造となっているとの事。

いくら重いPCでも50㎏を超える事はまずありませんので、本製品程度の重さのPC(約7㎏台)で不具合が起きる心配はないでしょう。



ケース外観・インターフェースの内容

LITTLEGEARシリーズのケース外観の様子や、インターフェースの内容をチェックします。



フロントパネル全体の様子。
マットな質感のブラックカラーのパネルに、赤いラインとG-Tuneのロゴが入るシンプルなデザインを採用しています。

とても質感の高い、きれいなフロントパネルです。




フロントパネルの赤いラインにはLEDが内蔵されており、電源オンでLEDが点灯する

マシンの状態によって、ランプに若干の色変化があるよう。
製品ページの解説によると、通常時は赤色ですが、ストレージへのアクセス時に紫色へと変化するようです。特に意識してみていなかったので、良くわかりませんでした。



ケース右側面の様子。
サイドパネルの大部分にメッシュ状のパネルが取り入れられています。



ケース左側面のサイドパネルにも、メッシュ状のパネルを採用。
とても風通しが良いです。



フロントパネルのすぐ右側に、USB等の端子が配置されているのが見えます。
上から電源ボタン、USB3.0×2基、ヘッドフォン出力、マイク入力という内容です。

最初、側面の端子に気づかず、天面にもフロントにも端子がないとちょっと面倒くさいなと思ったのですが、その点は問題なさそうです。



天面の様子。
ハンドルが搭載されている以外には、何も見当たりません。



・・と思いましたが、天面のパネルを前後にスライドさせる事で、光学ドライブへのアクセスが可能です。

内部には、スロットイン式の光学ドライブが搭載されています。
中々凝った構造です。

なお、本製品では光学ドライブなしの構成も選択可能です。



背面全体の様子。
インターフェースの内容は上からPS/2端子、USB2.0×2、USB3.0×2、USB2.0×2、LAN、オーディオ端子×3に加え、下の方にはグラフィックカードから提供されるDVI-I×1や、DisplayPort×3基が並びます。

かなりコンパクトなサイズの筺体ですが、端子の内容などに特に不足は感じないと思います。




底面の吸気口に取り付けられているメッシュカバーは、背面側から簡単に取り外しが可能です。
底面は結構埃が溜まりやすい場所ですが、本製品ならメッシュカバーを取り外すだけで簡単に掃除する事ができます。

G-Tuneの他のシリーズでも同じようにいえる事ですが、こういったメンテナンスのしやすさに配慮されている所がとても便利だと思います。



ケース内部の構造

次に、LITTLEGEARシリーズのケース内部の構造をチェックします。

大型のケースに比べると、ケース内部へのアクセスはほんの少し余分に手間がかかる印象ですが、外側から見るよりも拡張性は高く、様々なカスタマイズを加える事ができるようになっています。





右側のサイドパネルを外した図



さらに外していきます。



ケース内部、側面のパネルに3.5インチ、および2.5インチベイが搭載されているのが見えます。

掲載モデルでは、3.5インチベイにHDDが搭載されているのが見えますが、さらに手前にある2.5インチベイにはSSDを搭載する事が可能です。

ケースの容量が小さいだけに、HDDベイを一般的な位置に配置するとエアフローを悪くしてしまう可能性がありますが、側面への配置なら問題ありませんし、大型のグラフィックカードを搭載するためのスペースも確保できます。



ケース内部全体の様子。
左上にCPUやメモリ、右上には電源や光学ドライブ、そして下部にグラフィックカードが搭載されるというパーツの配置です。



ケーブルの向こう側に見えるブラックカラーのボックスは、電源ユニットです。
その右側にあるのが光学ドライブ。



CPU回りの様子。



下部にはグラフィックカード。
コンパクトなケースを採用しながらも、例えばGTX TITAN Xのような大型のグラフィックカードも搭載可能となっています。




記事の途中で、側面にあるストレージベイにHDDとSSDを搭載できると述べましたが、H110採用のLITTLEGEAR i310シリーズでは、さらにマザーボード背面にもM.2 SSDを搭載する事ができるようになっています。

左サイドパネルを開いた図。
右側にはマザーボードの背面、左側には電源ユニットの裏側が見えます。



わかり難いですが、CPUが搭載されている裏側の少し下あたりに、M.2 SSDが搭載されているのが見えます。非常に高速であり、速度重視の方にはおすすめのストレージです。

なお、M.2 SSDを選択できるのは LITTLEGEAR i310シリーズのみで、H81を採用するLITTLEGEAR i300シリーズでは選択できませんのでご注意ください。



内部の構造については以上となります。

小型のゲーミングデスクトップPCは珍しくはありませんが、小型だと電源アダプターを利用するものだったり、搭載できるグラフィックカードがせいぜいミドルレンジ止まりだったりと、色々なところで制約がある製品が多いと思います。

LITTLEGEARシリーズにはそういった制約が少なく、小型のゲーミングPCが欲しいけれど、小型の製品だと構成がイマイチ・・とお思いのユーザーには魅力が大きいです。



主な付属品の内容について

掲載製品の主な付属品を簡単にご紹介いたします。
実際の製品とは異なる可能性がありますので、一例としてご覧ください。


まずキーボードとマウスですが、今回のモデルにはゲーミング向けではないUSB日本語キーボードとUSBマウスが付属していました。

同じものを過去の記事にも掲載していますので、詳しくはそちらをご覧ください。(→キーボードやマウス

カスタマイズでは他に、G-Tuneオリジナルのゲーミングキーボードやマウス、またサードパーティー製のキーボードやマウスを選択する事も可能です。



USBタイプのキーボードやマウス ゲーム向けではないが普通に使いやすい



その他の付属品をチェックします。

変換アダプターやファーストステップガイド、付属品一覧用紙、サポートマニュアルの冊子が同梱されていました。



マウスコンピューターサポートマニュアルは、主に Windows 10のセットアップやリカバリーなどについて掲載したマニュアルです。

Windows 10の操作方法などについては、製品を起動した後のデスクトップ画面上にマニュアルとなるPDFが用意されていますので、そちらをご覧ください。





LITTLEGEAR i310シリーズの特徴や外観、内部構造、付属品等については以上となります。

引き続き、次記事では掲載製品の構成や、実際の性能について詳しく触れたいと思います。
LITTLEGEARシリーズの性能について興味をお持ちの方は、ぜひ次記事もご覧ください。

次:LITTLEGEARでベンチマーク! GTX 980を搭載する「LITTLEGEAR i310PA1-SP」の性能を検証