EC Technology「Bluetooth4.0 ワイヤレススピーカー」のレビュー コスパに優れた持ち歩ける小型スピーカー
EC Technologyが販売する「EC Technology 5W Bluetooth4.0 ワイヤレススピーカー」のレビューです。
本製品は、持ち運びに便利な小型タイプのBluetoothスピーカー。
質感の良いボディや携帯性、シンプルでわかりやすい機能・UIを持ちあわせながらも非常にリーズナブルな価格で販売されており、気軽に利用できるワイヤレススピーカーが欲しいという方に向いています。
音に拘ったスピーカーは既に持っているけれど、例えばスマートフォンやタブレットに入っている音楽を、外出先や車の中などで聴きたいとか、キッチンで料理をしながら音楽を聴きたいなんて場合もあると思いますが、そういった場合に本製品のようなスピーカーが1つあると便利です。
同社が販売する他の製品と同様、主にAmazonから購入可能となっており、コストパフォーマンスの高さからか人気は高いよう。現時点では価格もかなり安くなっており、お買い得な製品だと思います。
今回は、そんなEC Technologyの「Bluetooth4.0 ワイヤレススピーカー」の外観、使用感等について詳しく触れてみました。
【EC Technology 5W Bluetooth4.0 ワイヤレススピーカー レビュー記事目次】
※掲載製品は メーカー様よりご提供いただいたものとなります。
主な付属品の内容
まず、製品の箱の中身をチェックします。
左から取り扱いマニュアル、3.5mmオーディオケーブル、MicroUSBケーブル、そして本体。
マニュアルには日本語の解説も掲載されています。
スピーカ―本体は表面が光沢素材であるため、指紋はやや付きやすいですが、とても質感が高くスタイリッシュな雰囲気。
カウンタ―に並べても違和感を感じません。
安価な製品ですが、全く安物っぽく見えない所が良いです。
本体外観・インターフェースの内容
スピーカーの外観とインターフェースの内容をチェックします。
正面から見たところ。
前面側にはメーカーのロゴ以外、何もありません。
Amazonの製品ページの写真では、前面側にファンクションボタンが配置されていましたが、そちらの写真とは少しボタンの位置等が異なるようです。
旧製品の写真などが掲載されているのかもしれません。
個人的には、前面には何も配置されていない今回の製品デザインの方が、すっきりとしていて綺麗だと思います。
背面にはボタンと端子。
ボリュームコントロール兼「曲送り・曲戻し」ボタンに、オーディオ入力、充電用のMicroUSBポートが並びます。
Bluetooth接続での利用が基本だと思いますが、オーディオ入力端子を搭載しており、Bluetoothに対応していない機器でも利用できる点が便利です。ただ背面側に、ボリュームコントロールや曲送りなどの機能を持つボタンが配置されているのは少し不便だと感じます。
本体左右側面や底面には何もありません。
底面はゴム仕様となっていますので、設置していても滑りにくいです。
本体上部中央には、スピーカーのオン・オフや電話応答などの、複数の機能を持つファンクションボタンが搭載されています。
音も上部から抜けるような構造です。
本体の重さ
スピーカー本体の重量を測定してみました。
重量は268g。
ほぼ仕様と変わらない重さで、非常に軽いです。
バッグなどに放り込んでも全く気にならない重さだと思います。
手のひらにも余裕で乗るコンパクトな形状。
設置も場所を取りません。
使いたいと思ったときに、サッと持って移動できる扱いやすさが便利です。
スピーカーの主な仕様
今回掲載している、Bluetooth4.0 ワイヤレススピーカーの仕様は以下の通り。
付属のマニュアルに掲載されていた情報を記載しています。
Amazonに掲載の製品ページの内容とは、再生時間(連続使用)などが少し異なるようです。
【EC Technology 5W Bluetooth4.0 ワイヤレススピーカー 主な構成】
バッテリ容量 3.7V、800mAh
定格出力 5W
充電時間 約2.5時間
再生時間 約6時間
サイズ 64.1×64.1×69.6(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 272g
※記載の内容は、記事を作成した2015年10月6日時点の情報です。
今回掲載のスピーカーの仕様は上記の通り。
モノラルですが、低価格帯のスピーカーにしては出力が大きいです。
また機能面での特徴としては、書くまでもないですが Bluetoothによるワイヤレス接続に対応している事、また最大2基までのマルチペアリングに対応していますので、複数の機器で本製品を利用しようと思っている方には便利だと思います。
あとマイクも内蔵しており、スマートフォンで受けた電話での通話が可能。
私自身は、このようなスピーカー利用時に電話を利用した事はないですが、一応電話の応答や切断、電話の拒否や最後に掛けた番号へのリダイヤルなどといった操作を行えるようです。
価格については、2015年10月6日時点では割引が適用され3,000円を少し切るくらいの価格となっており、コンパクトタイプのスピーカーとしては非常にコストパフォーマンスは高いと思います。
実際の使用感は?
実際の使用感については、iOS、Androidなど複数の機器とペアリングして利用してみましたが、特に繋がらないといった事はありませんでした。
iPhoneでのBluetooth接続設定では「EC01」という名称で表示されていた
先にも書いた通り、マルチペアリング機能を搭載していますので、複数の機器でこのスピーカーを利用したいという場合には結構便利です。
登録してある最初の機器に繋がらなければ、次に登録してある機器との接続を行おうとしますので、いちいちペアリングし直す必要がありません。
操作性に関しては、電源のオン・オフは上部にボタンが搭載されていますので問題ないですが、ボリュームコントロールや曲送り・曲戻しなどのボタンが背面に搭載されているため、それらの操作を行う場合には背面まで手を伸ばさなくてはならず、その点だけ少し不便だと感じました。
音質はモノラルではあるものの、コンパクトかつ低価格のスピーカーにしては良い方です。
稀に音が飛ぶことがあるものの(接続環境にもよると思います)ボディが小さい割に音はかなり大きく出ますし、ボリュームを上げても明らかに音が割れるといった事はありません。室内での利用であるため、最大音量では試していませんが、かなり大きめの音を出しても普通に聴けるレベルの音です。
低音もそこそこ出ています。
なお、スピーカーのオン・オフ時に特有の音が鳴るような仕様となっているのですが、デバイスの音量にかかわらずオン時の音が少し大きいようで、最初の利用時のみ少しびっくりしました。
スピーカーの電池残量については、iOS搭載のデバイスと接続している場合、画面右上にアイコンが表示されるようになっていますので、そちらで大体の残量を確認できます。
iPhoneでは画面右上に小さく残量が表示されている
残量表示が出ない機器での利用であっても、スピーカー本体に搭載されている「ボリューム+」ボタンをダブルクリックし、上部の赤ランプが点滅した回数によっておおよその残量を確認できます。
1回の点滅では満充電、2回点滅は75%、3回点滅は50%、4回点滅では25%の電池残量を示しているとの事です。
EC Technology 5W Bluetooth4.0 ワイヤレススピーカー まとめ
EC Technology 5W Bluetooth4.0 ワイヤレススピーカーのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・
・設置場所を選ばず、どこにでも携帯できるコンパクトなボディ
・高級感ある美しいデザイン
・小型スピーカーながら音は大きくしっかりと出る
・マルチペアリング機能搭載
・Bluetooth対応機器以外でも利用可能
・ボリュームなどのボタンが背面にある為、操作時に少し不便
Bluetooth接続に対応する、コンパクトなワイヤレススピーカーです。
とても小さく軽い為、自宅での利用はもちろん、車の中や外出先など様々な場所に持って行って活用する事ができます。
気軽に使えるスピーカーが欲しいという方はもちろん、ちゃんとしたスピーカーを既にお持ちの方でも、ちょっと部屋を移動して音楽を楽しみたいなどという場合に、1つあると結構便利です。
低価格ながらも欲しい機能を一通り搭載しており、音も安価なスピーカーとしては十分な質であるなど、この価格の製品としては悪くないと思います。操作系もわかりやすく、一般的な操作に関してはまず迷う事はないでしょう。
ボリューム(兼 進む&戻る)ボタンの位置だけどうにかならないかなと思いますが、それ以外の部分で不満を感じる箇所はありません。
安いスピーカーをお探しの方には、コスパが高くお勧めできる製品です。