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前記事(Dell Vostro 15 3000(3558)シリーズレビュー コスパに優れた15.6型ビジネスノート)に続き、今回はVostro 15 3000(3558)シリーズの構成と性能面について。

記事に掲載しているのは Windows 8.1、15.6型HD液晶、Core i3-4005U、メモリ4GB、500GB HDDを搭載するVostro 15 3000(3558) ベーシックモデル。

本製品では主にCeleronやPentiumをはじめ、第4世代のCore i3を搭載するモデル、そして最上位の第5世代Core i5を搭載するモデルがラインアップされています。

ビジネス用途にはCore i3やCore i5程度の性能があれば十分で、作業内容によってはそれでもオーバースペックだという場合もあるでしょうから、選択肢としては十分な内容だと言えるでしょう。

今回は、その中でもややスペック高め(Core i3)のモデルの性能について詳しく見ていきたいと思います。


【Vostro 15 3000シリーズ(3558) レビュー記事目次】

・Vostro 15 3000シリーズ(3558) 筺体外観・液晶・操作性などをチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体内部の一部構造液晶の見やすさ

・構成とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェア

・製品レビューのまとめ
Vostro 15 3000(3558)シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Vostro 15 3000(3558)シリーズ 構成内容とその特徴

掲載しているVostro 15 3000(3558)の主な構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【Vostro 15 3000(3558)ベーシック の主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Core i3-4005U (1.70GHz)
グラフィックス   インテル HD グラフィックス 4400
メモリ   4GB(4GB×1/DDR3L)
ストレージ   500GB HDD(5400rpm/Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ   15.6型HD(1366×768)、非光沢
無線機能   Intel Centrino ワイヤレス-AC 3160、Bluetooth 4.0
バッテリ   4セル(40WHr/実測値は後の項に掲載)
保守   1年間 オンサイト サービス (6営業日9-17時)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年08月18日時点のものです。

Windows 8.1、15.6型HD(1366×768)非光沢液晶、Core i3-4005U、メモリ4GB、500GB HDDを搭載するベーシックモデルの構成内容です。

本製品では、上記の他にCeleronやPentium(いずれもBroadwell)、そしてHaswellのCore i3 や Core i5を選択可能。

液晶はHDの解像度のみとなりますが非光沢タイプと、長時間事務作業を行うようなビジネス用途に適した仕様となっており、OSにはWindows 7の選択肢も提供されているようです。

もちろん保証などの選択肢にも、法人製品ならではのサービスが提供されており、製品のカスタマイズ時に選択する事ができるようになっています。

低価格な製品ですが、非光沢液晶、VGA端子搭載、保証の充実など、ビジネス向けの要素を抑えた堅実なノートPCだと言えるでしょう。



搭載されているストレージの内容を確認します。


HDDの詳細


ディスクの内訳

ストレージにはSeagate製の「ST500LT012-1DG142」という、500GB HDDが搭載されていました。回転数5400rpm、7mm厚のHDDです。

遅くはないけれど速いという程でもない、HDDなりの性能を持つモデルです。
2015年8月18日時点では、選択できるのはこのストレージのみのよう。提供される構成が変わる可能性はありますが、基本的にHDD提供のモデルだと考えて良いでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているVostro 15 3000(3558)シリーズで実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.7
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 5
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 109.8112.7
512K 1.1390.837
4K 105.5111.6
4K QD32 0.4730.833

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


実行したテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 33542
Cloud Gate・・・ 3375
Sky Diver・・・ 2187
Fire Strike・・・ 474


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1280×720(描画設定3) ・・・ 862

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:1136 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV】

【新生エオルゼア キャラクター編】

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】

【新生エオルゼア】
1280×720(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:2273 / 評価:普通

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】
1280×720(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:2151 / 評価:普通


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(低品質) ・・・ スコア:3956 / 評価:普通
1280×720(標準品質) ・・・ スコア:3397 / 評価:普通


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 18.82fps
CPU ・・・ 162cb



Minecraft MODなし、デフォルトの設定でそこそこ快適に動作


Minecraft実行時 リソースの消費具合は上記のような感じに


ビジネス系の作業用PCの構成としては十分な内容だと思います。
HDD以外の構成は提供されていませんが、SSDなどを搭載すれば結構快適に作業が行えるマシンとなるのではないでしょうか。

軽い作業しか行わないというのであれば、CeleronやPentiumのモデルでも十分対応できると思います。



消費電力・温度

Vostro 15 3000(3558)の消費電力を測定。
以下はアイドル時、およびベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

画面の輝度は50%に設定しています。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 26W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

超低電圧版のCPUを搭載しているだけあり、消費電力は低いです。




次に、Vostro 15 3000(3558)の筐体内パーツの温度を測定。
以下アイドル時、およびベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。

高負荷な状態が続いても、筐体内の温度はそれ程高温にはなりませんでした。




さらに、高負荷な状態が続いた場合のキーボード表面温度を測定してみました。

全体的に低い温度です。
常時、キーボード入力作業などを快適に行えると思います。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Vostro 15 3000(3558)の再起動にかかる時間を測定。
以下は9回の再起動測定時間とその平均値です。

1回目 1:50
2回目 1:43
3回目 1:45
4回目 1:40
5回目 1:32
6回目 1:32
7回目 1:32
8回目 1:32
9回目 1:32

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分37秒

Vostro 15 3000(3558)の再起動にかかる時間はおよそ1分37秒。

HDDを搭載するPCでは、再起動に大体1分弱~1分半程度かかるマシンが多く、比較すると本製品の再起動時間はHDD搭載のPCとしては標準的か、少し遅い位だと思います。

HDD搭載のPCとしてはこんなものでしょう。



バッテリ駆動時間

Vostro 15 3000(3558)のバッテリ駆動時間をbbenchで測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%程度に設定しています





bbench実行時のリソースの消費具合は上記のような感じ かなり軽めの作業となる

バッテリの電力残量が100%から5%になるまでの時間は26088秒。
約7.2時間(7.24666666..)のバッテリ駆動が可能という結果です。

搭載されているパーツが低消費電力だという事もあって、15.6型サイズのノートにしてはバッテリの持ちは良いよう。

本製品を外出時に携帯する事はあまりないと思いますが、バッテリの持ちが良いとコンセントの有無にかかわらず様々な場所で利用できるため、PCの利用が屋内オンリーでも扱いやすいです。



プリインストール・ソフトウェアの内容

Vostro 15 3000(3558)に標準搭載されている、ソフトウェアの内容を簡単にご紹介します。
製品の購入時期や購入時に選択するオプションの内容によっては、以下に掲載の内容とは異なる可能性があります。




デスクトップ画面


スタート画面



アプリ一覧画面

Vostro 15 3000(3558)に搭載されているソフトウェアは上記の通り。

特徴的なものとしては、システムの総合管理を行う「My Dell」やバックアップ&リカバリーツール「Dell Backup and Recovery」、電源管理の「Dell Power Manager Lite」、システムを最新に保つ「Dell Update」、購入ソフトをクラウドで管理する「Dell Degital Delivery」、オーディオユーティリティ「Dell Audio」等のデル製のツールに加え、セキュリティソフトの「McAfee Security Center 12カ月版」を「Dell Degital Delivery」でダウンロード・インストールする事ができるようになっていました。

さらに上記の他、CyberLink製の「LabelPrint」や「Power2Go」、「PowerDirector」、「PowerDVD」といったソフトウェアも搭載。とりあえず、搭載ソフトで一通りの作業が行える内容となっているようです。




My Dell PCの総合的な管理を行うためのソフトウェア


Dell Backup and Recovery バックアップやリカバリーを管理


Dell Power Manager Lite 電源管理ソフトウェア


Dell Degital Delivery 購入したソフトウェアをインターネット上からダウンロードできる



Vostro 15 3000(3558)シリーズ まとめ

Vostro 15 3000(3558)シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型HDの非光沢液晶を標準搭載
・映像出力にはVGA端子を装備
・CPUにCeleron、Pentium、Core i3、Core i5の4種を提供
・ビジネス向けならではのサポートを提供
・価格がリーズナブル

光学ドライブなど基本的な機能を備えた、15.6型のビジネス向けノートPCです。

主にCeleron、Pentium、Core i3、Core i5の4種のモデルを提供しており、ビジネス向けとしては十分な性能を発揮できるマシンだと言えるでしょう。

非光沢のパネルで長時間の作業もしやすく、またVGA端子の搭載などオフィスでの利用に向く構成内容となっています。

外観も仕様もやや地味ではありますが、15.6型のビジネスノートとしては堅実な内容を持つマシンであり、かつリーズナブルである点など魅力は大きいです。

コストは抑えつつも作業がしやすいノートPCが欲しい、という方におすすめの製品です。

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