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前記事(HP OMEN 15-5000のベンチマーク結果 薄型ながらGeForce GTX 860Mを標準搭載)に続き、今回はHP OMEN 15-5000にプリインストールされているソフトウェアの内容について解説します。

主なソフトの内容は、個人向けPCの他のシリーズと大きくは変わらないものの、LEDバックライトなのどゲーミング機能を設定する「HP OMEN Control」や「HP Performance Advisor」など、本製品ならではのソフトも数点搭載されており、他のシリーズに比べると機能が非常に充実しています。

今回は、ういったソフトウェアの内容について詳しくご紹介したいと思います。


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【HP OMEN 15-5000 レビュー記事目次】

・HP OMEN 15-5000  筐体外観やキーボードの操作性・液晶をチェック
豪華な化粧箱外観・インターフェースキーボードの操作性底面の構造液晶の見やすさ・品質

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトHP OMEN ControlHP Performance Advisor

・製品のまとめ
HP OMEN 15-5000 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP OMEN 15-5000 のプリインストール・ソフトウェアについて

まず、HP OMEN 15-5000に標準搭載されているソフトウェアの内容について解説します。

以下はデスクトップ画面やスタート画面、アプリ一覧画面の様子です。
製品の購入時期やカスタマイズ内容によっては異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

主なソフトの内容はWindows 8.1標準のソフトに加え、HP製ツールが数点に、グラフィックスの設定等を行える「NVIDIA GeForce Experience」、セキュリティソフト「マカフィーリブセーフ」、Unigineのベンチマークソフト「Heaven Benchmark」や「Valley Benchmark」、そして「HP Connected Photo」や「Windows 8 入門」などといったストアアプリが数点搭載されるという内容です。

HP製ツールに関しては、電源設定を行える「HP AC Power Control」やユーザーガイドなどの資料類を参照できる「HP Documentation」、システムの状態把握や管理を行う「HP Support Assistant」、リカバリツールの「HP Recovery Manager」、オーディオユーティリティ「Beats Audio」に加え、PCに搭載されているHP製ツールを参照できる「HP OMEN Central Ops」やゲーム関連の機能設定が行える「HP OMEN Control」、パーツやネットワークなどの監視が行える「HP Performance Advisor」など、本製品ならではのソフトウェアが搭載されていました。

「HP Performance Advisor」は、元々HPのワークステーション製品に搭載されているソフトウェアですが、事前の調査によって得られた「ゲームにも役立つ」という意見を元に、本製品にも搭載する事を決定したのだとか。

確かに、CPUやメモリ、ネットワークのリソースを監視・記録する機能などは、動作にシビアなゲームをプレイされるような方には大いに役立つと思われます。

「HP OMEN Control」と「HP Performance Advisor」については、後の項で詳しく解説します。





HP OMEN Central Ops 搭載されている主なソフトウェアにアクセスできる


HP OMEN Control バックライトやプログラマブルキーの割り当てなどを設定できる


HP Performance Advisor PCの構成を参照したりリソース監視機能を利用できる


HP Support Assistant PCの総合的な状態把握や管理を行える


HP Recovery Manager ドライバやアプリの再インストールやシステムカバリを行える


HP Recovery Managerによるリカバリメディアの作成 上記画像にあるいずれかのメディアが必要



HP OMEN Control -バックライトやプログラマブルキーの設定を行える

HP OMEN Controlは、ゲーム関連の機能をコントロールするための専用ソフトウェア。

例えばマシンの照明をカスタマイズしたり、キーボード左端に搭載されているプログラマブルキーの割り当てを設定したり、Windowsキーやタッチパネルの無効化、ファンの速度を最大化するなどといった機能を利用する事ができます。

その他、ファンクションキーを押した場合の動作についても、ファンクションキーならではの機能を優先にするか、輝度調整などのメディア機能を優先するかなどといった設定変更を細かく行えるなど、ゲームプレイ時以外にも便利だと思われる機能を搭載。

設定はプロファイルとして保存できますので、様々なゲームや利用シーンに応じて複数のプロファイルを作成しておくと便利です。

というわけで、各機能について詳しく見ていきます。



キーの割り当て

キーの割り当てタブでは、キーボード左端のプログラマブルキーにショートカットキーを割り当てる事ができます。

プログラマブルキーは単独で利用するほか、fn、ctrl、alt、shiftなどといったキーと組み合わせて利用できるようになっており、最大30通りのキーの組み合わせを設定する事が可能。

ショートカットキーを多用するようなゲームにはとても便利な機能です。




キーの割り当て設定


キーボード左端に並ぶ6つのプログラマブルキー



照明の設定

照明タブでは、キーボードやスピーカーなどのライティングを設定する事ができます。

明るさの調整といった基本的な事をはじめ、カラーピッカーを使用して予め分けられたゾーン毎に異なるカラーを設定する事も可能。

操作性を考えて、WASDキーだけ別カラーに・・なんて事もできます。




照明の設定


全8カ所のカラーを自由に設定できる


プログラマブルキーのみ別のカラーに設定


WASDキーの位置をわかりやすくするため、キーボードとは異なるカラーに


電源ボタンのカラーも変更できる



スピーカーのカラーも変更可能


キーボードは左・中央・右のゾーンごとに色をカスタマイズできる





演出に拘りたい方には面白い機能です。
個人的には、赤のバックライトがこの製品に一番しっくりくるかなと思います。

バックライトに関しても、プロファイルを作成する事が可能です。



その他 キーボードの詳細設定

詳細設定タブでは、Windowsキーやタッチスクリーン、トラックパッドの有効無効を設定したり、ファンの回転速度を最大にするなどといった細かな設定が行えます。

ファンクションキーの設定を細かく行えるなど、ゲームプレイ時以外にも便利だろうと思われる機能を搭載しています。


ファンクションキーはキー毎に細かく機能を切り替える事ができる



HP Performance Advisor -システム構成の詳細表示やリソースモニター機能を搭載

HP Performance Advisorはコンピューターの構成把握や設定変更、またCPUやメモリ、ネットワークなどといったリソースの監視等を行う事ができます。

BIOS設定の表示や変更など、かなり細かい部分まで管理する事が可能です。

リソースの監視については、リソースを大きく消費しているプログラム等を探る事で、パフォーマンスを落とす原因を突き止める手がかりになります。

システムのパフォーマンス低下が即命取りとなるゲームなどでは、役に立つ機能です。




HP Performance Advisor


全体の構成をブロック図で見る事ができる


各パーツの詳細表示をはじめ、BIOSの設定表示や設定の変更も可能


システムのパフォーマンス監視機能


メモリの使用状況を表示


リソースをモニターし、ファイルに記録できる



HP OMEN 15-5000 まとめ

HP OMEN 15-5000のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型のゲーミングノートでありながらUltrabook並の薄型・軽量筐体を採用
・洗練されたデザイン
・Core i7-4710HQやGeForce GTX 860M(4GB)を標準搭載
・256GB M.2 SSDの搭載で非常に高速
・カラーのカスタマイズが柔軟に行えるバックライトを搭載
・プログラマブルキーを搭載

・パーツのカスタマイズが行えるのはメモリのみ

ゲーム向けのPCでありながら、Ultrabook並の薄さと軽さを実現した15.6型ノートPCです。

15.5~19.9mmという薄さながらも、GeForce GTX 860M(4GB)を標準搭載しており、大抵のゲームを余裕でプレイする事ができます。

グラフィックスやCPUが高性能というだけでなく、ストレージに256GBのM.2 SSDを採用しているため、パフォーマンスはサクサクと快適。

カラーのカスタマイズが柔軟に行えるバックライトや、プログラマブルキーの搭載など、ゲーミングPCらしい機能も数多く持ち合わせており、使い勝手はよいです。

デザインも洗練されており、見た目に拘るユーザーにもおすすめできます。


気になる点は、構成のカスタマイズが殆ど行えない部分で、特にグラフィック性能を追求したいユーザーには、GTX 860Mでは今一つ物足りない内容という印象があるかもしれません。

デザイン的にはとても欲しいけれど、構成が完全に納得できるものではなく買うかどうか悩む・・という方も少なからずおられる事でしょう。

完成度が高い製品であるだけに、構成に選択肢がないのは残念ですが、ゲームをプレイするという用途的には十分な内容であり、性能をとことん突き詰めたいというようなユーザーでなければ、使っていて物足りないと感じる事は多分ないでしょう。

性能と同じ位、機能やビジュアルも重視するというユーザーには非常に満足度の高い製品だと思われます。単純に、薄く軽いゲーミングノートが欲しいという方にもおすすめです。