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日本HPが販売するノートPC、HP OMEN 15-5000のレビューです。

HP OMEN 15-5000は、GTX 860Mを標準搭載する15.6型のゲーミングノートPC。

ゲームをプレイできる高い性能を持ちながらも、厚み15.5~19.9mm(ゴム足を除く)と薄型ノート並の薄さを実現しており、非常にスタイリッシュな外観が特長的なノートPCです。

プログラマブルキーの搭載やカラーを自由にカスタマイズ可能なバックライトの搭載など、ゲーム向けのPCらしい機能も数多く搭載。

性能を追求したい方にはやや物足りない感はあるものの、非常に個性的な製品であり、ビジュアル重視の方や、薄く持ち運びも可能なゲーミングノートが欲しいと思っていた方にぴったりの製品だと言えるでしょう。

今回は、そんなHP OMENの外観や機能、操作性、性能面などについて詳しく触れてみました。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
販売中の製品、およびキャンペーン&セール情報については以下でご確認ください。

HP製品のキャンペーン一覧

【HP OMEN 15-5000 レビュー記事目次】

・HP OMEN 15-5000  筐体外観やキーボードの操作性・液晶をチェック
豪華な化粧箱外観・インターフェースキーボードの操作性底面の構造液晶の見やすさ・品質

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトHP OMEN ControlHP Performance Advisor

・製品のまとめ
HP OMEN 15-5000 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


豪華な化粧箱を採用

まず、HP OMEN専用の化粧箱とその中身をチェックします。

デザイン重視の製品というだけあって、本製品にはまるでファッションブランドの化粧箱のような、非常に凝った形状・デザインの箱が用いられています。




PCの箱としてはとても珍しい、台形の箱が採用されています。
シンプルながら、迫力を感じさせるデザインです。




化粧箱のカバー天面にはOMENの製品名と写真 ベースにVoodoo PCのロゴマークが描かれている



カバーを外したところ これだけでも十分に存在感がある



箱の中身を見てみます。



HP OMENの基本機能について触れたカタログ

カタログの他に、「速効!HPパソコンナビ特別版」や保証書などの資料類、クリーニングクロス、電源アダプターやケーブル、HP USB Ethernetアダプターが同梱されていました。




電源アダプターやケーブル


本製品にはLAN端子がないため、標準でHP USB Ethernetアダプターが付属している


「速効!HPパソコンナビ特別版」や資料類、クリーニングクロス

HP OMENはゲーミングノートにしては珍しく、液晶に光沢のタッチパネルを採用しており、クリーニングクロスは液晶画面の指紋汚れなどをふき取るためのものだと思われます。




「速効!HPパソコンナビ特別版」は、Windows 8以降のOSを搭載したPC操作の解説書。
操作についてかなりわかりやすく書かれており、Windows 8以降の操作に慣れていない方には重宝すると思われる本です。




簡単なガイドブックなどの資料類

本製品には、世界中のホットスポットへ接続できる国際ローミングサービス「iPass」の1年間無料使用権が標準で付属します。

上記は、iPassを利用するためのトークンコードが記載されたカードです。




Voodoo PCのロゴマーク



HP OMEN 15-5000 の筐体外観とインターフェースの内容

HP OMEN 15-5000 の筐体外観の様子やインターフェースの内容を確認します。


天板のカラーはブラック。
耐久性に優れるアルマイト処理を施した素材が使用されており、見た目に重圧感があります。

天板全体にはトライアングルドットの繊細なパターンが散りばめられており、シンプルではあるものの質素すぎる感じがしない所が良いです。

きれいな天板ですが、やや指紋が付きやすいため、神経質な人だとその辺りがちょっと気になるかもしれません。




繊細なトライアングルドットのテクスチャー


添えられたHEWLETT-PACKARDのロゴはアルミ削り出しによるもの 見る角度によって光沢感が変わる




筺体全体の様子です。




見ての通り、液晶も本体も非常に薄いです。

仕様によると筺体のサイズは幅383mm、奥行き251mm、高さ15.5~19.9mm、ゴム足を含めたとしても最厚部の厚みが22.6mmと、よくある薄型ノート並の薄さです。

重量も約 2.15㎏と非常に軽量。
Ultrabookのようなノートならまだしも、高性能なCPUとGPUを搭載した15.6型ゲーミングノートとしては、驚きの数字です。

日常的に携帯するのは辛いですが、携帯しようと思えばできない事はないマシンだと思います。




筺体側面のインターフェースの内容を確認します。


筺体左側面には何もありません。





筺体右側面にはSDカードスロット。





筐体前面にも何もなし。





筺体背面側に殆どの端子が搭載されています。
左から電源コネクター、USB3.0×4、HDMI、Mini DisplayPort、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートという内容です。

USBは4基とも電源オフ時の充電に対応。
LAN端子はありませんが、標準でUSB-LAN変換アダプターが付属します。

背面にほぼすべての端子を搭載する理由ですが、筺体の左右に端子類が配置されていると、例えばマウスなどのUSBデバイスや外部ディスプレイに出力するためのケーブルを接続した場合に、それらが手元の邪魔になる事があります。

背面への端子の配置は、そういった操作性を考慮してのものですが、デザイン的なものも関係あると思います。

個人的には、1基くらいはUSB端子が左右にあった方が便利ではとは思いますが、ケーブルでPC周りが散らからないのは精神衛生上良いです。




液晶と本体を接続するヒンジは不思議な色合い

ヒンジの左右に金属的な青味のある色合いが施されていますが、これはレーシングカーのマフラーをイメージしたものなのだとか。

青と一口に言っても様々な色味の青が存在しますが、本製品の青は鮮やかであるのにもかかわらず主張は強くはなく、筺体のシンプルな配色に上手くマッチしていると思います。

青からシルバーへと変化するグラデーションが美しいです。




ディスプレイには15.6型フルHDのIPS光沢液晶を採用。
マルチタッチに対応しています。

ゲーミングノートにタッチパネルの搭載はなんとなくしっくりこないのですが、これは操作性を重視して取り入れたものなのだとか。

ゲーミングPCといっても、純粋にゲームだけに利用するかというとそうでもなく、PCとして利用する場合、やはりタッチ操作に対応していた方が操作はしやすいです。

専用のソフトを利用してタッチスクリーンの機能をオフにする事もできますので、タッチ対応であっても、特にゲーム操作への影響はないと思います。

光沢パネルは賛否両論ありそうですが、輝度を高くして利用していれば、映り込みや反射が目立って気になってしまう事は殆どありませんでした。




液晶上には約200万画素のWebカメラとマイクを内蔵


液晶下にはHEWLETT-PACKARDのロゴ


Beats Audioに対応


ヒンジは正面からも見える構造

デザイン的な面から考えると、液晶のヒンジは無機質で機械的なものを連想してしまうため、どちらかというと隠したい部分なのではと思うのですが、本製品のヒンジは色や質感が美しく、あえて見せる事で製品に近未来的なイメージを追加しているように感じます。

すらっとした直線的なデザインが印象的です。





ディスプレイは約135度程度の位置まで後方に開く事ができる


ディスプレイを後ろに倒しても排熱口を塞がない冷却重視の構造


PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル


電源アダプターのプラグの差込口の形状はミッキー型


電源アダプターの出力は19.5V、6.15Aで120W



キーボードやタッチパッドの操作性

HP OMEN 15-5000のキーボードやタッチパッドの操作性をチェックします。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

アイソレーションタイプのキーボードです。
キーピッチは縦横とも約18.6mm、キーストロークは約1.8mと、HPのノート製品としてはそれなりにキーの深さはある方でしょうか。薄型ノートにしては、ストロークは深いです。

テンキーは搭載されていませんが、キーボードの左側にプログラマブルキーが備わっています。プログラマブルキー以外は、HPならではという感じのキー配列で特に変わったところはありません。

使用感については、キーを多少強く打っても撓みなどが全くでず、打ち心地は中々良いと感じます。

一般的なノートと比べると、プログラマブルキーの搭載によって全体的にキーが右寄りの配置であるため、使い始めだけやや違和感を感じましたがすぐに慣れました。

プログラマブルキーについては、専用のソフトウェアを利用し、各キーにショートカットを割り当てる事ができるようになっています。

特定のキー操作を繰り返し行うようなゲームをする場合には便利です。(こういったキーの利用に慣れてしまうと、普通のPCのキーボードでゲームをし難くなるのですが)

ソフトについては、また後の記事で触れます。





計6個のプログラマブルキー


Windowsキーは左、WASDキーに印字はない

Windowsキーについては、専用のソフトで有効無効を設定できます。
WASDキーに関しては、バックライトでWASDのキーにだけ別のカラーを設定する事が可能です。




キートップの形状は平ら 素材的なものなのか指のフィット感は良い


カラーのカスタマイズが可能なバックライトを搭載

バックライトのカスタマイズについては、また後の記事で詳しく触れます。





キーボードの左右にスピーカーを内蔵

BeatsAudio対応のスピーカーです。

音質はBeatsAudioによる調整効果と、スピーカーの配置的なものも関係あると思いますが、15.6型の薄型ノートPCにしては音がはっきりとしていて中々良いです。



タッチパッドはボタン一体型。
ボタンはクリック感はあるけれど押し心地はそこそこ柔らかく、普通に使いやすいタッチパッドだと思います。

パッドが一般的なノートに比べると横に長く、キーボード操作時に手のひらがパッド面に触れてしまうのではと思いましたが、今回の利用では手のひらが触れる事による誤動作は殆ど気になりませんでした。

とはいえ、タッチパッドを全く使わないのなら(マウスを利用するのなら)機能をオフにしてしまった方が良いでしょう。



底面の構造 -ゴム足の形状や高さに工夫

筺体底面の様子をチェックします。



筺体底面全体の様子 写真は上が筐体背面側、下が筐体前面側

ネジ穴などがどこにも見当たらない、すっきりとしたデザインです。
バッテリは内蔵式。

ちなみに開けて換装・・は無理ではないと思いますが、トラブル時に保証が使えなくなる可能性がある為、本体の分解やパーツの自己交換を行う場合は注意が必要です。




背面に近い部分にOMENの文字


前面に近い部分にはHEWLETT-PACKARDの文字


底面カバーには異なる2つのテクスチャーが採用されている

底面にも、天板にあるトライアングルドットのパターンに似た模様が施されていますが、良く見ると内側に通気口が設けられているのがみえます。



写真のピンク色に着色した部分が吸気口です。



底面から吸気し、背面の排気口から排気する・・というエアフローですが、背面から排出された熱い空気を再度吸ってしまわないよう、排気口と吸気口の間をゴム足で仕切るような構造が採用されています。

ゴム足の位置や高さなど、冷却を考慮して非常に細かい部分まで調整してあるのだとか。



液晶の見やすさと品質をチェック

HP OMEN 15-5000に搭載されている、液晶の見やすさや品質をチェックします。
全ての製品に同じ液晶が利用されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。




タッチ対応の15.6型フルHD(1920×1080)IPS光沢液晶を搭載


初期時の画面表示サイズは125%

マルチタッチに対応した15.6型フルHDのIPS光沢液晶を搭載しています。
初期状態では画面の表示サイズは125%に設定されており、ややアイコンや文字のサイズは大き目でしょうか。

100%に変更したい、またより表示サイズを大きくしたいという場合は、「コントロールパネル > デスクトップのカスタマイズ > ディスプレイ」を開き、好みのサイズに設定すると良いでしょう。

なお、画面のサイズ設定を変更する場合には、一旦サインアウトする必要があります。




画面の視野角を確認します。


画面を正面から見た場合


画面を上から


画面を右側面から

IPSパネルというだけあり、視野角は広いです。
斜めから見ても画面の内容をはっきりと読み取ることができます。色の変化も小さいです。




次に、色域について。
以降、Spyder 4 Eliteによる測定結果を掲載しています。

sRGBのカバー率は99%、AdobeRGBのカバー率は79%。
広色域で、見た目にも色鮮やかな液晶です。




ガンマカーブの測定結果を確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブには若干のバラつきがみられはするものの、そのずれは僅か。
初期状態ではやや青味がかった色味の画面ですが、補正幅は小さいです。




さらに、画面の均一性について。
測定結果を元に、色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

わずかにムラは存在するものの、見た目では殆どそれと分からない程色ムラも輝度ムラも小さいです。


総合すると、ムラもなくきれいで見やすい液晶だと思います。
色域が広めであること、また光沢パネルであることも手伝って発色は鮮やか。大抵の方は、この液晶を見てきれいだと感じるのではないでしょうか。

発色の鮮やかさは、ゲームの映像を楽しめるという点では良いと思います。

光沢感については好き嫌いが分かれると思いますが、よほど照明の多い場所とか、明るい屋外で利用するというのでなければ、反射や映り込みが気になる事はあまりないと思います。輝度をあげて利用するのがおすすめです。




HP OMEN 15-5000の外観や操作性、液晶については以上となります。
引き続き、次記事では掲載製品の構成や特徴、性能面について詳しく触れたいと思います。

製品について興味をお持ちの方は、ぜひ次記事もご覧ください。
次: HP OMEN 15-5000のベンチマーク結果 薄型ながらGeForce GTX 860Mを標準搭載