Inspiron 3847 レビュー 3種のAdobe製ソフトが付属するDell Graphic Pro デスクトップPC
デルが販売するデスクトップPC、Inspiron 3847 のレビューです。
Inspiron 3847は、Dell Graphic Proシリーズの製品として提供されているタワー型のデスクトップPC。
写真や動画編集などクリエイティブな作業を行える性能を持ち、Adobe Photoshop Elements や Premiere Elements、Lightroom 5を標準付属しながらも、価格は7~8万円台(2014年9月16日時点)といコストパフォーマンスに優れたマシンです。
3種のソフトがついてこのお値段は非常にお得。
これから写真や動画編集などを始めようとお考えの方、また試してみたいという方に向くお手頃な製品だと言えるでしょう。
今回は、そんな Inspiron 3847の外観や使い勝手、性能面などについて詳しく触れてみました。
【Inspiron 3847 レビュー記事目次】
・Inspiron 3847 のケース外観や内観をチェック
(ケース外観・インターフェース / ケース内部の構造 / 標準キーボード&マウス)
・構成特徴・ベンチマークテストの結果
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / 再起動にかかる時間)
・プリインストールされているソフトウェアの内容
(3種のAdobe編集ソフトが標準付属)
・製品のまとめ
(Inspiron 3847 まとめ)
※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。
Inspiron 3847のケース外観・インターフェースの内容をチェック
Inspiron 3847に使用されているケースの外観とインターフェースの内容をチェックします。
ケースのサイズは幅177.8mm、奥行き431.8mm、高さ368.3mm、重さは最小で7.93kgとそれ程大きくはありません。
プロントパネルのみ、光沢感のある素材を使用。
ブラックカラーのパネルの縁をシルバーのラインで囲うシンプルなデザインを採用しています。
上部に2基の光学ドライブベイ、中央付近には開閉可能なパネルを1つ設置。
写真では見えませんが、フロントパネルは下部にいくつかの穴が設けられており、吸気できるようになっています。
フロントパネルは上からみると若干弓なりに湾曲しており、シンプルながらも洗練された印象
フロント中央のパネル内部の様子。
USB2.0×2基やマイク入力、ヘッドフォン出力、SDカードリーダーなどが並びます。
フロント下部にはDELLのロゴと、その下に電源ボタンやインジケーターランプを配置。
ケース左側のサイドパネル。
やや右寄りの位置にinspironの文字、その左位置にメッシュ状の通気口が設置されています。
ケース右側のサイドパネルには何もありません。
ケース天面部にも何もなし。
四角形の窪みが見えますが、多分トレイとして利用できるようなものだと思います。
ケーブルや周辺機器などの一時的な置き場所として利用すると便利です。
ケース背面側にある端子等の内容をチェックします。
背面全体
ケース背面上部には電源コネクター。
電源ユニットがある通気口のすぐ右側には、セキュリティケーブル用のロックスロットが備えられています。
中央付近には、USB2.0×4基やUSB3.0×2基、LAN、オーディオポート×3(マイク入力、ライン出力、ライン入力)を搭載。
HDMIやVGAなどの端子も見えますが、本製品はグラフィックカードを搭載しているため、映像出力はカードから提供される端子を利用します。
大抵、こういった利用しない映像端子にはキャップによるカバーがかけられている事が多いですが、利用した機器にはそういったものは使われていませんでした。
ケース背面下部付近には、グラフィックカードから提供されているDVIやHDMI出力、VGA端子等の映像出力端子が並びます。
ケース内部の構造をチェック
外観に続き、ケース内部の構造をチェックします。
内部へのアクセスはケース左側から。サイドパネルは背面にある2つのネジを外して開きます。
背面のネジ ドライバーが必要です
ケース左側のサイドパネルを開いた図
スペースに余裕があり、エアフローは良好です。
右上には光学ドライブベイが2基。
2基ありますが光学ドライブが搭載されているのは1基のみ。カスタマイズによる2台めの追加は行えません。
光学ドライブベイからスペースを挟んで下部には、2基のHDDベイを設置。
マウンタの左右を固定しているネジを外す事で、ストレージを取り出す事ができます。
カスタマイズで2台目のストレージを追加する事はできないようですが、空のHDDベイにも予めマウンタが取り付けられているため、HDDやSSDの追加を行う際にマウンタを用意する必要はなさそうです。
ただし、実際に販売されている製品の空のHDDベイに、最初からマウンタが付属しているかどうかは不明です。
CPUやGPU周り
CPUの他、無線LANやグラフィックカードが装着されているのが見えます。
メモリスロットは2基。かなりシンプルな印象です。
カードは専用のステーで固定されており、ドライバー等を使用せずとも脱着が行えるよう。
写真左上に設置されている電源ユニット
今回の製品には300W電源が標準で搭載されています。
+12Vは2系統で、最大出力は216Wまで。
それ程出力の大きい電源ではないため、消費電力の大きい高性能なグラフィックカードなどは搭載できません。
標準付属のキーボード・マウス
本製品に標準で付属するキーボードとマウスを簡単にご紹介いたします。
標準では、KB213と呼ばれるUSBキーボードと、Dell MS111 USBマウスが付属するようです。もちろんカスタマイズで、ワイヤレスキーボードやマウスを追加する事もできます。
標準のUSBキーボードとマウス
キーボード左半分を拡大
キーボード右半分を拡大
特に変わった所はない、アイソレーションタイプのキーボードです。
デスクトップPC向けのキーボードなので、コンパクトタイプのキーボードやノートのキーボードなどにみられる左下のFnキーはありません。
特殊な機能はないものの、ボタンの押し心地などはよく使いやすいキーボードだと思います。
わかり難いですが、キートップは若干中央が窪む形状
Fnキーはなし その分CtrlやWindowsキーの幅が広い
キーボード右側の配置
キーボード底面全体の様子
キーボード面は後方から前方にかけてやや傾斜している
USBマウス。
左クリック、ホイール、右クリックの3ボタンタイプです。
Inspiron 3847の外観や付属品については以上となります。
引き続き、次記事ではInspiron 3847の構成や性能面について詳しく触れたいと思います。
製品に興味をお持ちの方は、ぜひ次記事もご覧ください。
次: Inspiron 3847 のベンチマーク結果 グラフィックスにNVIDIA GeForce GT705を搭載