VALUESTAR G タイプL に標準で搭載されているアプリケーションの内容を解説
前記事(VALUESTAR G タイプL に付属可能な 23型IPS液晶「F23W4A」のレビュー)に続き、今回はVALUESTAR G タイプLに標準で搭載されているアプリケーションの内容を簡単にチェックします。
VALUESTAR G タイプLのデスクトップ画面
VALUESTAR G タイプLには初期状態でかなり数多くのソフトウェアが搭載されており、何かをしたいと思った時にソフトを買い足す必要がありません。PCにあまり詳しくない方には、便利な内容だと言えます。
というわけで以下、搭載アプリケーションの内容を簡単にご紹介いたします。
【VALUESTAR G タイプL レビュー記事目次】
・VALUESTAR G タイプL 外観・インターフェース・付属品等をチェック
(外観・インターフェース / 筐体内部の様子 / 付属品)
・主な構成と特徴、ベンチマークテストの結果など
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / 再起動にかかる時間)
・VALUESTAR G タイプLに付属可能な23型ディスプレイ「F23W4A」の外観や機能・品質について
(液晶の外観 / OSD機能 / 視野角 / 色域の広さ / 色ムラ・輝度ムラ)
・プリインストールアプリの内容
(標準搭載されているソフトウェアの内容をチェック)
・製品のまとめ
(VALUESTAR G タイプL まとめ)
標準搭載されているソフトウェアの内容
まず、VALUESTAR G タイプLのデスクトップ画面やスタート画面、アプリ一覧画面の内容を確認します。(以下、クリックで大きな画像が表示されます)
数が多いので、主なものに簡単に触れていきます。
Windows 8.1に標準で搭載されているアプリは含みません。
まず、システムの管理や設定、バックアップやリカバリ等で役立つNEC製のアプリとしては「Smart Update(最新の更新プログラム入手)」や「おてがるバックアップ」、「再セットアップメディア作成ツール」等を搭載しています。
また、多数のアプリの中から最適なアプリを探すのに便利な「ソフト&サポートナビゲーター」、したい事にアクセスする際のナビとなる「おすすめメニューNavi」、他のPCからデータを移したいという場合に利用できる「ファイナルパソコン引越し plus for NEC」も搭載。
インターネット関連では、おすすめサイトの閲覧が可能な「Play.net」、様々なニュースサイトの情報を閲覧できるRSSリーダー「My Timeline」を搭載。
音楽や映像などのAV関連アプリとしては「music.jp」をはじめ、DVDやブルーレイの閲覧ソフト「CyberLink PowerDVD BD」、画像編集機能を持つアプリ「DigiBook Browser」や「Corel PaintShop Pro X4」、音楽やデータの書き込みやメディア作成の「CyberLink MediaShow BD」や「CyberLink PowerProducer」「Roxio CreatorR LJ」などを搭載しています。
その他、スマートフォンやタブレット内にある写真や動画を閲覧できる「Homeリンクマネージャ」や、オンラインストレージを利用して写真等を共有する「コンテンツナビ」、アンチウイルスソフトの「ウイルスバスタークラウド」、ハガキ作成に役立つ「筆ぐるめ 20」、動画で操作を学べる「動画ナビ」や、パソコン初心者のPC学習に利用できる「パソコンのいろは8」などといったソフトウェアを搭載しています。
サウンド設定は、Realtek HD オーディオマネージャを利用。
あと、今回のモデルにはMicrosoft Officeが搭載されているのですが、Officeの使い方を動画で学べる「動画ナビ Office編」などというアプリケーションも搭載されていました。
非常に数多くのアプリケーションが搭載されており、便利であると感じる一方で、利用するアプリは自分でインストールしたいという方には向かない環境です。
PC購入後に、不要なアプリを消すなどして自分で環境を整えるのも良いですが、直販で販売されているカスタマイズモデルでは、シンプルな環境を求める方向けに「ミニマムソフトウェアパック」というカスタマイズオプションを提供しており、そちらを選択する事で最低限必要なアプリのみに抑える事ができます。
ソフト&サポートナビゲーター ソフトの探索や使い方、機能を知るためのナビソフト
再セットアップメディア作成ツール リカバリメディアの作成を行える
おてがるバックアップ 簡単にバックアップが行える
パソコンのいろは8 PCの扱い方やWindowsの操作方法など基礎知識を学べる
動画なび 動画でPCの様々な操作や設定を学ぶことができる
Corel PaintShop Pro X4 画像の編集・加工ソフト
My Time Line 様々ニュースサイトのRSSリーダー
シュフーチラシアプリ for NEC 設定した地域のチラシを検索できるチラシアプリ
ウイルスバスター クラウド アンチウイルスソフト(搭載されているのは期間限定版)
VALUESTAR G タイプL まとめ
VALUESTAR G タイプLについては以上となります。
最後にまとめると・・
・Core i7や外付けのグラフィックカード、最大32GBのメモリを搭載可能
・シンプルでスタイリッシュな筐体を採用
・使いやすい非光沢の19型液晶や、23型IPS液晶を付属可能
・ソフトウェアパックの選択が可能
この製品の特徴としてあげられるのは、コンパクト・スリムな筐体を採用しながらも、Core i7や最大32GBのメモリ、外付けのグラフィックカード等が搭載可能となっている部分。
Core i3などの手頃な構成から、ゲームのプレイも可能なハイスペックな構成も選択出来るようになっており、環境や用途にあわせて好みのPCを構成する事ができます。
メモリやCPU、ストレージ、グラフィックスはもちろん、光学ドライブの種類やカードスロットの有無、ソフトの内容(大まかにですが)なども選択できるようになっており、カスタマイズ性はかなり高いです。
外観に関しても、筐体・液晶とシンプルなホワイトカラーで統一するなど、すっきりとしたデザインは多くの方に好まれるでしょう。インテリアにこだわるような方にも納得いただけるデザインだと思います。
付属の液晶も非光沢パネルで見やすく、長時間の作業には適していると言えるでしょう。使用した23型のIPS液晶は広視野角であるため、複数人での閲覧にも適しています。
ただ、DVDやブルーレイなどの映像を中心に観られるような場合、鮮やかさなどの面で光沢パネルの方が良いと思われる方もいるかもしれません。あと個人的には、液晶画面の下(スタンド部)に、キーボードを収納できるようになっていると良かったです。
その他、ソフトウェアパックの選択肢が提供されており、様々なアプリを使いたい方は「標準ソフトウェアパック」、シンプルなアプリ環境を求める方は「ミニマムソフトウェアパック」という具合に選択できる所も、幅広いユーザーに魅力のオプションです。
性能的にゲームも可能ですが、ゲームメインの場合、BTOメーカーの製品の方が価格は安価であるため、個人的にはゲーム用途にというよりは、ネットやメール等の日常的な作業や、動画や写真等の編集に向いた製品だと思います。
容量の大きいストレージの選択も可能となっており、サイズの大きなファイルの保存も余裕です。