HP Folio13-1000 レビュー ¥79,800のSSD搭載ウルトラブックを使ってみました
日本HPのウルトラブック「 HP Folio13-1000 」のレビューです。
この HP Folio13-1000 は、13.3型の液晶を搭載するコンパクトなボディと高いパフォーマンスが特徴のマシン。
インテルが提唱するウルトラブックの規格に準拠する製品で、
2月初旬より、直販(HP Direct plus)で販売開始されました。
これまでに登場したウルトラブックの中では、¥79,800と比較的安価であるのが魅力のノートで、
安価ながらもSSDを搭載し、約9時間(公称値)ものバッテリー駆動を可能にしています。
個人的に、ウルトラブックは液晶サイズが大きめである事、
また価格が高めである事から余り魅力を感じる事が出来ずにいるのですが、
今回のFolio13は液晶サイズはやはり大きめではあるものの、携帯用のノートとしても購入できなくはない価格帯です。
ウルトラブックであるかそうでないかはともかく、
仕様さえ気に入れば、購入しても良いと考える方もおられるのではないでしょうか。
そういうわけで、今回より数記事にわけて HP Folio13-1000 の外観や性能、
使用感について詳しく触れてみたいと思います。
まずはFolio13の外観やインターフェースの詳細です。

Folio13 の天板にはヘアライン加工を施したアルミ素材を採用。
中央にはhpのロゴを配置しています。
こういったタイプのデザインは、指紋や傷がつきにくく扱いやすいです。
またアルミは軽量かつ耐久性にも優れます。
Folio13の左側面。
左から電源コネクター、LAN、HDMI、USB3.0、2in1メディアカードスロットを搭載しています。
ちなみにこのFolio13の厚みは最薄部で18mm、最厚部でも20.3mmと薄いです。
前面にはなにもなし。
Folio13の右側面。
右端の方にUSB2.0、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボを搭載しています。
通常のノートPCとしてみるとインターフェースの内容はそれ程でもありませんが、
薄型のウルトラブックの中では比較的充実していると思います。
背面には端子類は何もありませんが、中央付近に排気口が設けられています。
多分デザインの関係だと思うのですが、このモデルには目立つ所に排気口がありません。
Folio13のディスプレイには、13.3型ワイドHD(1,366×768)の光沢液晶が搭載されています。
光沢感の強い、普通の液晶です。
映りも特に綺麗ではないですが、普通のノート並だと思います。
液晶の上部には約92万画素のウェブカメラが搭載されています。
Folio13のキーボード。
アイソレーションタイプで、右下のカーソルキーのサイズが小さいキーボードを採用しています。
上段のファンクションキーは、単独押しでは音量や輝度の調整などの機能が動作します。
(BIOSより、通常のファンクションキーの機能が動作するように変更する事が可能です)
キートップは平らで、他のHPのノートに使われている多くのキーボードと同じです。
キー上段のf5キーには、キーボードバックライトの機能が割り当てられており、
ボタンを押すとキーボードバックライトが点灯します。
暗闇で見るときれいです。
Folio13のタッチパッド。
これは従来のHPのノートに採用されていた一体型のタッチパッドと同じものです。
正直、HPのノートに搭載されているこのタイプのタッチパッドは使い難いです。
昨年の初夏ごろより、このタイプのタッチパッドを載せたノートが少なくなってきていたのですが、
今回のFolio13には搭載されています。
一体型のタッチパッドは総じて使い難いものが多いと思うのですが、
このタッチパッドはクリックボタンの部分が重く、長時間利用すると指が疲れます。
とはいえ、ウルトラブックで使い易いタッチパッドを載せたモデルはあまり見た事がないので、
ウルトラブックに限ってはHPのノートのタッチパッドだけが特に使い難いという事はないです。
キーボード上部にはDolby Advanced Audioステレオスピーカーを搭載。
このモデルには、HPのノートに搭載されている事の多い Beats Audioテクノロジーは採用されていません。
液晶右下のベゼル上には、Folio13のロゴを印字。
目で見ても、薄さがわかります。
といってもLANが載る位なので激薄という訳ではありませんが、鞄へのおさまりは良いです。
重量が約1.5kgと、モバイル前提の製品にしてはそれ程軽くはありませんが、
そもそもこの程度の重さを気にする方が13.3型サイズのノートを携帯しようとは余り考えないでしょうから、
問題にはならないのではと思います。
(軽さを追求するのであれば、もっと画面サイズの小さいものを選ぶのではと思います)
Folio13の底面。
底面にはバッテリーを交換できるようなスロットや、
内部パーツにアクセスできるようなスロットは一切搭載されていません。
アダプターのプラグの形状はミッキー型。
アダプターと電源ケーブルをあわせた重量は約371gでした。
ついでに本体の重さを測ると、1493gという数字が出ました。
公称値約1.5kgとあったので、その数字通りのようです。
アダプター類とあわせると1.9kg近い重量で、もしそれらを携帯するとしたら自分には結構重いのですが、
2kg近いモデルを携帯されている方にしてみると、持ち運べない重さではないといえます。
Folio13の外観については以上です。
続いて性能などを見て行きたいと思います。
→ HP Folio13-1000 レビュー ¥79,800のSSD搭載ウルトラブックを使ってみました (現在の記事)
→ HP Folio13-1000 のパフォーマンスをチェック 仕様の特徴やベンチ結果など
→ Folio13 の性能に関する補足 高負荷下だと筺体内の温度が上昇しやすいようです
→ Folio13 ファンクションキーのモード変更について
→ Folio13 はバッテリー駆動時間は長め、搭載ソフトは特に変わったものはなし