更新日: 2018/05/07
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HP Stream 14-z000は、日本HPが販売する低価格帯の14型ノートPC。

CPUにAMD A4 Micro-6400T APU を搭載する製品で、メモリ2GB、ストレージは32GB eMMCと、ノートPCというよりはタブレットに近い構成を持つ製品です。

ストレージが32GBは少なすぎるのでは?とお思いの方もおられるかもしれませんが、標準で Microsoft OneDrive 100GBの利用権が2年分付属。クラウドストレージの併用を想定した構成となっている事が伺えます。

コストパフォーマンスは非常に高く、価格はなんと¥39,800(税抜/2014年11月11日時点)。

最近は3万円台のノートもそう珍しくはありませんが、本製品はOSにwith Bingではない 通常版のWindows 8.1 を搭載、またBeatsAudioにも対応するなど、限界までコスト削減を行った製品という印象は感じられません。

外観も際立って特徴的な所はないものの、高級感のあるシルバーのシンプルなデザインを採用しており、言わなければ低価格帯の製品だとは分からないと思います。



【主な特徴】

・CPUはAMD A4 Micro-6400T APU(Radeon R3 グラフィックス)、メモリ2GB、32GB eMMCを搭載
・14.0型ワイドHD(1366×768)光沢液晶を搭載
・Microsoft OneDrive 100GBの2年利用権が標準で付属
・BeatsAudio対応 クアッドスピーカーを搭載
・約 1.6kgと14型ノートにしては軽い
・光学ドライブ、Ethernetはなし

同様の価格帯の製品では、良くCeleron搭載のモデルを見かけますが、
本製品に搭載されているAMD A4 Micro-6400T APUはCeleron N2830よりもパフォーマンスが高いのだとか。

AMD A4 Micro-6400TにはRadeon R3 グラフィックスが内蔵されていますが、
CPU性能、グラフィックス性能共にCeleron N2830と比較して倍以上の性能差があるそうです。(製品ページの解説によると)

私自身が実際に性能比較を行ったわけではないため、両CPUを比較してどうとは言えませんが、
ネットを閲覧したりフォルダやファイルを開いたりといった基本的な操作は素早く行えており、操作感は悪くはないです。

ストレージがクラウド利用を想定しての容量なので、場合によっては使い難いと思われる事、
またカードスロットがmicroSDであったり、Ethernetや光学ドライブが搭載されないなど、一般的な14型サイズのノートPCとしては利用しづらい面もあると思います。

ただ、14型サイズのノートでありながら約1.6kgとやや軽量であるため、
外出時の携帯はともかく、部屋を移動しての利用は行いやすいでしょう。

総合的に見て、コストパフォーマンスは非常に高いです。
出来るだけ安い方が良いけれど、価格以上のクオリティを追求したいというユーザーに向く製品だと言えます。


【構成の一例】

HP Stream 14-z001AU スタンダードモデル

Windows 8.1 Update 64bit
AMD A4 Micro-6400T APU (1.00GHz~1.60GHz)
2GBメモリ
14.0型ワイドHD(1366×768/光沢)
Radeon R3 グラフィックス
32GB eMMC + Microsoft OneDrive 100GB (2年間)
IEEE802.11b/g/n+Bluetooth v4.0
サイズ: 幅346mm、奥行き240mm、高さ17~20.5mm、重量約1.6kg
駆動時間: 約6時間30分(3セル)
カラー:ナチュラルシルバー/モダンシルバー

¥39,800 (税別/送料別)
価格・構成内容は2014年11月11日時点

現時点でラインアップされているのは、上記のモデルのみとなります。
構成は固定であり、周辺機器などオプションの追加等はおこなえるものの、パーツのカスタマイズには対応していません。



以下、HP Stream 14-z000の実機写真と簡単なレビューです。
実際に販売されている製品とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。


HP Stream 14-z000を正面から 液晶は青味が強く感じる


天板と底面の様子 天板はシルバーカラーのパネルの中央にhpのロゴが入るおなじみのデザイン

個性的、特徴的なデザインではありませんが、天板・底面共にシルバーで統一されており、高級感があります。
液晶の縁が太いなど、やや古い印象は受けますが、少なくとも3万円台の製品には見えません。

なお、バッテリの着脱は不可となります。



キーボード面全体の様子 アイソレーションタイプのキーボードにボタン一体型のタッチパッドを搭載

タッチパッドは面積が広くジェスチャー操作等は行いやすいですが、
ボタンがやや硬めであるため、何度もクリック操作をしていると指が疲れます。

キーボードはテンキーはなし、打鍵感は特別良いというわけではないものの悪くはなく、こんなものだろうという印象です。
ただ、右端一列にHomeやPgUp等のキーが並ぶ配列は個人的に苦手です。




キーボードを拡大 キーのサイズには余裕がある

右端一列にHomeやPgUp等の機能キーが配置されている ここがちょっと残念


14型ワイドHD(1,366×768)の光沢液晶を搭載 液晶の視野角は狭い



筺体側面のインターフェースを確認します。


筺体左側面の様子

左側面にはHDMI、USB3.0、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポート、microSDカードスロット、底面にスピーカーが搭載されているのが見えます。

カードスロットはSDカードではなく、microSDカード対応です。
本体の容量が少ないだけに、クラウドストレージと合わせて活用する機会が多いと思います。



右側面にはUSB2.0×2、電源コネクター 底面にスピーカーが搭載されています

全部で4基搭載されているスピーカーはBeatsAudioに対応



性能面について簡単に触れます。
構成は上でも述べた通り、AMD A4 Micro-6400T(Radeon R3 グラフィックス内蔵)、メモリ2GB、32GB eMMCという内容です。



デバイスマネージャの内容とWindows エクスペリエンス・インデックスのスコア

CPU性能は5.6、メモリは5.5、グラフィックスは4.3、ゲーミンググラフィックスが4.4、ディスクは6.65というスコアです。

性能は高いとは言えませんが、ちょっとした用途になら十分快適に使える程度のパフォーマンスは持ち合わせており、
手軽に使えるノートPCとしては悪くはないと思います。

クラウドストレージの利用は便利な反面、通信環境によってはかなり使い勝手が悪くなってしまうため、
そういった煩わしさを感じたくない方、また日ごろからサイズの大きいファイルを扱う機会が多い方には向かないと思いますが、価格の安さは大きな魅力。

気軽なPCが欲しい方、ネットや動画等を閲覧するだけというような方にお勧めの製品だと思います。





HP Stream 14-z000については以上となります。
製品の詳しい仕様や価格など、正確な情報についてはHPの公式製品ページにてご確認ください。