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レノボの12.5型ノートPC「 Thinkpad Edge E220s 」のレビューです。

Edge E220s天板

今回掲載する製品は、2011年6月の頭に登場したEdgeシリーズの12.5型ノートPC。

見た目非常にスタイリッシュでシンプルなボディが目を惹くこのE220s、
レノボ製品の中でも1、2を争うほどの薄さを実現したという、モバイル向けのマシンです。

過去記事でも何度か、Edgeシリーズのデザインは初期のEdgeに比べると
格段に良くなったというような事を述べましたが、このモデルもそれに違わず、
シンプルでありながらどこか洗練された雰囲気を持ち合わせています。

ちなみにこのノート、「プレミアムノート」などとあちこちで謳われているようですが、
見た目はともかく、内容はどちらかというとコストパフォーマンス重視のマシンです。

なので「プレミアム」とはどういった意味合いでそう謳われているのだろうかと考えてしまうのですが、
価格を考えると内容は決して悪くは無く、自分的にはこういうモデルもアリだろうと思うような魅力を持つ製品です。


というわけで今回は、主に「 Thinkpad Edge E220s 」のデザインやインターフェースの詳細、
筐体内部の様子などについて触れてみたいと思います。




E220sの天板。
他のThinkpadと同じく、lenovoとThinkPadのロゴが左右に配置されています。



天板の拡大写真です。
この素材はThinkpadならでは。

なお、初期のEdgeには光沢天板も用意されていたのですが、
現在ではこのような非光沢の天板のみとなっています。



Edge E220s左側面

Edge E220sの左側面。
左から電源コネクタ、4in1メディアカードリーダー、LAN、VGA、Powered USB、
ヘッドフォンとマイクのコンボジャック。

LANポートなどがギリギリおさまるくらいの薄さです。
IdeaPadのU260がそのような感じのインターフェースでした。

ちなみにU260というと、9月の頭にIFA 2011で発表されたUltrabookのU300sが思い浮かびますが、
そちらは更に薄く、LANポートはありません。

U260については、また後ほどの記事にレビューを載せます。



Edge E220s前面

前面には何もありません。



Edge E220s右側面

Edge E220sの右側面。
USB2.0、eSATA/USB2.0のコンボ、HDMI、セキュリティロックケーブル・スロットを搭載。



Edge E220s背面

背面。
中央に小さなパネルが見えます。



パネルを開けると、黒いビニールのようなものが・・
ここは一応SIMカードスロットのようです。



Edge E220sのディスプレイ

E220sのディスプレイには、12.5型HD(1366×768)光沢液晶を搭載。
インフィニティ・ガラスを使用しており、ベゼルと画面がフラットな構造になっています。

他のEdgeでは非光沢の液晶も用意されているのですが、E220sは光沢のみ。



液晶下部、左右にあるlenovoとE220sのロゴ。



液晶上部には720P HDカメラ、内蔵マイク、キーボードライトを配置。



Edge E220sのキーボード

E220sのキーボード。
他のEdgeシリーズと同じく、6段配列のアイソレーションタイプのキーボードを採用しています。

自分はどちらかというと、アイソレーションタイプのキーボードよりも
スクエア型のキーボードの方が打ちやすいのですが、
Edgeのキーボードはアイソレーションタイプにしては打ちやすいです。



キーの形状などもちゃんと考えられています。

Fn

キートップは僅かにですが、外側よりも中央が窪んでおり、
指への抵抗が少なくなるよう設計されています。



上段のファンクションキーには、輝度の調整や音量などの機能が割り当てられています。
他のEdgeシリーズと同じです。

あとPrtScも、Edgeのキーボードでは手前に配置されています。(通常は上段)

さらに、コンテキストメニュー表示のキーがあるはずの位置にはAltキーが配置されており・・
キーの操作(Alt+PrtScなど)を考えるとこれは結構便利な配置です。

これはE220s特有のものではなく、
E220s以外のEdgeでも同じようなキー配列になっています。



カーソルキーのすぐ側に、PgUpやPgDnキーが並んでいるのですが、
カーソルキーと同じような形状なので、ここはちょっと使い難いです。(誤って押しやすい)



中央のスペースキーには、キーボードライトのオンオフ機能。
Fnとの同時押しで、ライトがオンオフされます。

ここは通常は拡大・縮小機能が割り当てられているのですが、
最近のThinkpadでは、E220sのようなキーボードライトの機能が割り当てられているモデルがあります。



キーボードライトは液晶上部に配置。

他のThinkpadに搭載されているようなThinkLightとは様子が違いますが、
このE220sのディスプレイにはインフィニティガラスが使用されているため、
このような構造のライトになります。



タッチパッドはパッドとボタンが一体となったクリックパッドを搭載。

X220やX1でもこのようなパッドが使用されていますが、
このE220sのクリックパッドはそれらよりもかなり使い難いように思います。
コスト云々などいろいろあるのでしょう。

Thinkpadにはトラックポイントが搭載されているので特に問題にはなりません。



右側のパームレストには、Edgeのロゴと指紋センサー。
書くまでも無いですが、起動時はThinkPadの「i」の上についた点が赤く光ります。




※液晶側面がピンク色なのは、自分の服の色が移りこんでいるため

Thinkpadにしてはとても薄くコンパクトです。

気分的なものなのか、これよりも若干軽い筈のX220などよりも軽く思えます。
ですが実際は約1.58kgとそれ程軽くはありません。

薄さなど、サイズ的にはとてもよい感じだと思うのですが、
重量だけはこのモデルのネックかもしれません。



E220sの底面

Edge E220s の底面。

少し暗くて見難いのですが、底面に開く事のできるようなパネルはなく、
メンテナンスを行なうとなるとちょっと作業が面倒です。

あと、バッテリーは内蔵なので外せません。
(8セルで駆動時間は約6.2時間)



ただ、HDDベイにだけは簡単にアクセスできるようになっています。



しかし、他のThinkpadのHDDの側面に取り付けられているような、
衝撃を吸収するためのゴムレールがありません。

HDDの厚みは7mm。
カスタマイズでSSDも選択できます。



メモリスロット等へは、底面のネジを幾つか外し、
キーボード側からアクセスします。



内蔵電池や無線LANモジュール。



メモリスロットは1つだけ。





Thinkpad Edge E220sの外観やインターフェース等については以上となります。

薄さなど良い所もある反面、これはどうだろうと思うような箇所もあり、
人によって評価が分かれそうな製品です。

ですが様々な要素を総合すると、ニーズは結構あるのではないかと・・
なによりかなり安価だという部分が、大きな魅力です。
(9月17日現在 Core i5-2467M搭載モデルが¥58,800。クーポン使えば更に安くなります)

というわけでややまとめのような感じになっていますが、レビューは続きます。
次はE220sの構成とベンチ結果を掲載します。