Ideapad Z560 これまでになかったスタンダードな構成のノートPCレビュー
先日記事にした IdeaPad Y560 と同じ15.6型のノートPC、IdeaPad Z560 のレビューです。
このZ560は、2010年7月初旬に発売が開始されたばかりの比較的新しいシリーズのモデルで、
Ideapad各製品の中では、ちょうど標準的な構成のカテゴリに属します。
Thinkpadでいうと、14~15.6型のTシリーズに該当するモデルで、
サイズも小さくはなく低性能でもないけれど、Yシリーズのようにハイパフォーマンスな構成でもない、
悪く言うと中途半端、良く言うとあらゆる面でバランスの良いモデルだといえます。
一般的に操作面では、このサイズのモデルが一番使いやすいと私は思うのですが、
そのようなスタンダードモデルに当たる製品がこれまでのIdeapadにはなく、
少し前の記事にも書きましたが、まさに「ありそうでなかったモデル」だといえるでしょう。
というわけで、今回は Ideapad Z560 の特徴や性能などに関しての詳細に触れてみたいと思います。
また後の記事では、Z560の構成や性能面以外に、
Ideapadの他シリーズとの性能比較なども掲載しますので、興味がありましたらご覧下さい。
Ideapad Z560の概要です。
ブルーレイ搭載、OneKey Theater(映画鑑賞モード)、オーディオ品質、キーボード等の特徴が謳われています。
販売想定価格は89000円台~129000円台との事で、
価格もちょうどUシリーズとYシリーズの間といった感じの製品です。
この Z560、中身を知らずに製品の概要だけを見た場合、Y560とどこがどう違うシリーズなのか?
と思われる方もいるのではないかと思います。
しかし実際に見ると、パフォーマンス面だけでなく、
キーボードなど様々な部分で異なる事がわかります(後述します)。
Z560の左側面。
セキュリティロック・スロット、LAN、VGA、USB2.0、USB2.0/eSATAのコンボポート、ExpressCardスロット。
Z560の正面全体図。
Z560の正面左側には、無線LANのオンオフスイッチを配置。
正面の中央付近には、各種のインジケーターランプ。
Z560の正面右側付近には、5in1メディアカード・リーダー。
Z560の右側面。
マイク入力、オーディオ出力、光学ドライブ、USB2.0が1基、電源コネクタが配置されています。
背面側には特に何もありません。
Z560のキーボード。
アイソレーションタイプのキーボードが採用されています。
また右下のカーソルキーには突起が設けられているのですが、
これは手元を見なくても他のキーとの区別がつくようにとの工夫です。
ちなみに、Z560 と Y560 は液晶サイズは同じですが、
このキーボード部分が大きく異なります。
というわけで以下、Y560のキーボードを掲載してみました。
上はY560のキーボードです。
これを並べてみます。
まず決定的に異なるのが、Z560がアイソレーションタイプのキーボードを使用している部分。
あと、Z560には右側にテンキーも搭載されています。
またY560 では右一列にPgDn等のキーが配置されていますが、
Z560 ではテンキーを搭載している関係で、テンキーの上部にPgDn等のキーが配置されています。
このように、キーボードが変わると操作感が全く違ったものになるので、
そういった意味では Y560 と Z560 は全く似ていないともいえるかもしれません。
Z560のキーボード左上には、電源と各種インジケーターランプ。
Z560のキーボード右上には、OneKey Rescure(バックアップ&リカバリー)や、
OneKey Theater(画質モードを変える)などが配置されています。
Z560のタッチパッド。
パッドとボタンが分離したタイプのタッチパッドです。
見辛いですがボタンは緩やかにカーブがつけられ、またパッド部分には僅かに凹凸が設けられています。
このタイプのタッチパッドは操作がしやすくて良いです。
Z560のトップパネル。
反射してよく分からなくなっていますが、光沢のあるブラック一色です。
トップパネルの端にはlenovoのロゴ。
Z560の外観写真やインターフェースは以上となります。
外面的には、特に不足していると思われるようなものはないと思います。
自分はアイソレーションタイプのキーボードは余り好きではないのですが、
好きな方は、同サイズのYシリーズよりもこちらの方が良いと思われる方もいるかもしれません。
(価格や構成などを考慮せず、筐体のみを見た場合)
では、次のZ560の記事では、Z560の構成とエクスペリエンスインデックスのスコア、
そしてIdeaPadの他シリーズ(YシリーズやUシリーズなど)のスコアなども比較として掲載してみたいと思います。
・Ideapad Z560 これまでになかったスタンダードな構成のノートPCレビュー(現在のページ)
・IdeaPad Z560 の実際のパフォーマンスや U、Yシリーズとの性能比較
【IdeaPad Z560 関連記事】
→ IdeaPad S10-3tのレビュー記事
→ IdeaPad U160のレビュー記事
→ IdeaPad Y560のレビュー記事