ThinkPad W701ds 2ndディスプレイを持つ最上位ノートの外観や特徴(レビュー)
Thinkpad記事が続いていますが、またThinkpadです。
今回の記事では、ThinkPad W701dsという、
Thinkpadで最上位の構成を誇るモバイルワークステーションの外観や特徴、性能などをレビューします。
以前、W701dsと同じWシリーズである Thinkpad W510 のレビューを掲載した事があるのですが、
掲載のW510が最上位の構成でなかったのにも関わらず、パフォーマンスが非常に高かった事、
また他のThinkpadにはないWシリーズ特有の機能の搭載など、かなり面白い内容のモデルだった事を覚えています。
今回の ThinkPad W701ds は、Wシリーズの中でもより上位の機能と性能を持ち合わせたモデルで、
やはりお値段も最上位という感じではありますが、他にはないかなり希少なマシンです。
というわけで、ThinkPad W701dsの概要や構成、性能などを順に掲載していきます。
なお、いつもと同じく性能の比較として、W701dsと同シリーズである
「Thinkpad W510」のエクスペリエンスインデックスのスコアなども同時に掲載したいと思いますが、
今回は2回に分けて記事をアップする予定ですので、性能について知りたい方は後の記事をご覧下さい。
Thinkpad W701ds の概要。
RAID機能、カラーキャリブレーションなど、
高性能デスクトップに迫るハイパフォーマンスなモバイルワークステーションとあります。
カラーキャリブレーション機能は同シリーズのW510にも搭載されていましたが、
RAID機能や、W701ds特有のセカンドディスプレイ、デジタイザーなどはW510には搭載されていません。
ちなみにWシリーズは、どちらかというと専門性の高い分野に適したシリーズですが、
W510は普通に高性能マシンが欲しいという方にも人気のあるモデルです。
それに対し、今回のW701dsは一般の使用には不必要な機能なども搭載されており、
Wシリーズの中でも特に専門分野に特化した内容のマシンであるといえます。
ディスプレイ右下の「W701ds」ロゴ。
ディスプレイ下、液晶ベゼルの下側中央に、各種インジケーターランプが並びます。
W701dsの左側面。
IEEE 1394、USB 3.0、USB2.0/eSATAのコンボポート、ExpressCard スロット、
ExpressCard/スマート・カード/コンパクトフラッシュ・カード・スロット。
W701dsの前面左側には、無線LANのオンオフスイッチ。
W701dsの前面右側。
5-in-1 メディア・カード・リーダー、ヘッドホン出力、マイク入力。
W701dsの右側面。
PoweredUSB、USB2.0が2基、モデム、デジタイザー・ペン、光学ドライブ、セキュリティー・キーホール。
W701dsの背面側。
これでは見難いので・・
W701dsの背面側を拡大。
Displayポート、VGA、DVI、LAN、AC電源。
このモデルではDisplayポートとDVIを通し、
最大30型のモニターまで劣化を抑えた出力が可能だそうです。
W701dsのトップパネルはこのような感じ。
デザインは他のThinkpadシリーズと同じですが、ディスプレイにかなり厚みがあるようです。
W701dsのキーボード全体。
17型のモデルですので、横幅に余裕があります。
キーボード左半分を拡大してみました。
このキーボード自体は、他のThinkpadシリーズと同じタイプのものを使用しています。
しかし
Thinkpad W510のキーボードです。
W510のキーボードはEscやDeleteが縦に大きく、音量などのボタンの形状も異なります。
W701dsは、従来のタイプ(EscやDeleteが普通サイズ)のThinkpadキーボードを搭載しているようです。
W701dsのキーボード右半分を拡大。
テンキーパッドが搭載されています。
ウルトラナビ(トラックポイント+タッチパッド)を搭載。
このタッチパッドもW510のものとはほんの少し、パッドの表面の状態が異なるようです。
(W510では、パッドの表面がメッシュのような状態だった)
タッチパッドの隣には、120cm×80cmのWacom パームレスト・デジタイザーを搭載。
※デジタイザー・ペンは、マシンの右側面に収納されています。
そしてデジタイザーの左上には、X-Riteカラー・キャリブレーターを内蔵。
(左上の指紋センサーのような形状の小さな機器)
なお、カラー・キャリブレーターの詳細と使用の実際については、こちらの記事をご参照下さい。
→ Thinkpad W510 に搭載のカラー・キャリブレーション機能とは
指紋センサーはパームレストの右端にあります。
ディスプレイには、LEDバックライト搭載 17型ワイドWUXGA(1920×1200)液晶を搭載。
ちなみにこのW701dsのディスプレイ
このように液晶ベゼル右側より・・
10.6型WXGA(768×1280)のセカンドディスプレイを引き出す事ができます。
このセカンドディスプレイを開いた状態だと、
そうでない時と比較して約39%もの作業領域を広げる事が可能だそうです。
W701dsの外観や機能については以上となります。
次の記事ではW701dsの実際のパフォーマンスや、
W510との比較などを掲載しますので、宜しければご覧下さい。
・ThinkPad W701ds 2ndディスプレイを持つ最上位ノートの外観や特徴(現在のページ)
・超高性能ノート ThinkPad W701ds の実際の構成とパフォーマンスは?
【Thinkpad W701ds 関連記事】
→ Thinkpad W510の実機レビュー
→ Thinkpadの実機レビュー一覧 (Ideaシリーズも含まれます)