更新日: 2018/05/08
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ThinkPad X1 Yoga は、ディスプレイが360度回転する14型のノートPC。

液晶回転タイプのThinkPadとしては、12.5型の「ThinkPad YOGA」シリーズの製品が既に存在していますが、ThinkPad X1 Yogaは X1ブランドにカテゴライズされる製品であり、大画面ノートでありながらも薄さ16.8mm、重量1.27kg~の軽さを実現しています。

液晶にはWQHD(2,560×1,440ドット)タッチ対応のIPSパネルと、フルHDでタッチ対応のIPSパネルをラインアップしており、既に直販では購入可能。

もう1点、有機ELディスプレイ(OLED)搭載モデルも発表されており、そちらについては発売が夏頃とかなり先になってしまうのですが、販売予定となっています。

提供される主な構成については2016年3月11日現在、CPUには第6世代のCore Core i5-6200Uや Core i5-6300U、Core i7-6500U、Core i7-6600Uなどを選択でき、メモリは最大16GB(オンボード)、ストレージは各種のSSDを選択可能、さらに指紋センサーや本体に内蔵可能なThinkPad Pen Proも標準付属。

SSDについてはSATAとPCIe-NVMe接続タイプが提供されており、いずれもOPAL対応のSSDを選択可能です。

なお、OLED採用モデルについては2,560×1,440ドットのパネルしか提供されないそうで、液晶搭載モデルにあるようなフルHDは選択できません。
高解像度液晶はマシンの用途によっては少し扱いにくいのですが、発色鮮やかでコントラストの高いOLEDと液晶とではその画質の差は一目瞭然であり、買うなら絶対にこれと決めているユーザーも少なからずおられるのではないでしょうか。


ThinkPad X1 Yoga 実機写真

簡単にではありますが、ThinkPad X1 Yogaの実機写真を掲載します。



OLED採用のThinkPad X1 Yoga(試作機)

左がOLEDモデルで、右が液晶搭載のThinkPad X1 Yoga

OLEDと液晶の見た目の違いは写真で伝えるのは難しく、どちらも殆ど違いなく見えてしまっているのですが、目視ではその差は歴然。
液晶モデルも結構綺麗ではあると思うのですが、OLEDモデルとはパッと見て全然違うと感じる程の画質の差があります。

特に赤や緑の発色が鮮やかで、その色味は一般的な液晶と比較すると少々不自然にも感じられるくらいなのですが、写真や動画などを閲覧される方には非常に魅力は大きいでしょう。

2016年4月1日追記:以下、各パネルの色域の測定結果です。
いずれもsRGBはカバー率が100%、OLEDにおいてはAdobeRGBが97%と色域は広いです。

sRGB AdobeRGB
FHD 100% 74%
WQHD 100% 74%
OLED 100% 97%



ディスプレイを閉じたところ とても薄いです。

約16.8mmと言う薄さを実現しており、かつ高い堅牢性を持ちあわせているため、薄くても安心して持ち運べます。
ディスプレイなどもとても薄くできているのですが、開閉時なども撓みなどが殆どありません。



ラップトップモードをはじめ、テントやスタンド、タブレットなど様々なスタイルで利用できます。


Lift’n’ Lock(リフトン ロック)キーボードが採用されており、画面回転時もキーの引っ掛かりなどを防ぎます。

Lift’n’ Lock(リフトンロック)キーボードとは、ディスプレイを回転させるとキーボード周りのフレームが浮き上がり、キーをロックしてしまう機構の事。

一般的な画面回転型のノートでは、ディスプレイを一定以上回転させるとキーボードが動作しなくなるという仕組みを持つ製品が多いですが、動作はしなくともキー自体は押す事が出来る状態であるため、持った場合の手触りがとても悪い事、またキーの引っ掛かりや擦れなども気になってしまいます。

しかし、ThinkPad X1 Yogaが採用するLift’n’ Lock(リフトンロック)キーボードはキー自体をフレームに埋めてロックし、キーボード面を平らな状態にしてしまうため、前述したような使い勝手の悪さがありません。

特にThinkPadはトラックポイントが搭載されている為、画面回転タイプの製品ではこの機構が欠かせないと思います。



筺体左側面 電源コネクター、Lenovo OneLink+ポート、miniDisplayPort、Powered USB 3.0が並びます。

筺体右側面 ペンスロット、電源ボタン、音量調整ボタン、マイクとヘッドフォンのコンボジャック、USB3.0が2基、HDMIという内容です。

microSDカードスロットは本体の背面にある、カバーの内部に配置されています。
頻繁に抜き差しする場合、本体背面という位置とカバー内に配置されているのは少し不便かもしれません。




以上となります。

有機ELディスプレイを搭載したモデルの価格はまだ不明ですが、
液晶搭載モデルよりも価格はかなり高めになると思われます。(数万円程度のアップには留めるそうですが)

とはいっても、X1ブランド自体が決して安価ではないラインアップであるため、相応のお値段になるだろうという事は簡単に想像できる所ですが、有機ELを好むユーザーなら迷わず買ってしまうだろうと思われるくらい魅力は大きいと思います。

OLEDモデルは夏ごろと随分と先になりますが、液晶タイプのThinkPad X1 Yogaについては既に販売されていますので、興味をお持ちの方は是非チェックしてみてください。