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レノボが販売するデスクトップPC、Legion Y520 Towerのレビューです。

Legion Y520 Towerは、GTX 1060(3GB)を採用するタワー型のゲーミングデスクトップPC。

Core i7-7700やGTX 1060(3GB)、16GBメモリ、256GB SSD(NVMe)&1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブを標準で搭載するなど、ゲームプレイには十分すぎるともいえる構成を持ったモデルです。

下位モデルには、Core i5やGTX 1050 Tiの構成も提供されています。

いずれもほぼカスタマイズは行えませんが、基本構成でも十分な内容であること、またクーポンを利用することでかなり安くなるため、コスパの高いゲーミングPCが欲しいという方や、予算に余裕がない方におすすめ。

クーポンの割引額にもよりますが、2018年2月22日時点での割引が適用されるのなら、送料&税込みでも10万円以下でGTX 1050 Tiのモデルが購入できます。


なお、CPUから想像できるとおり、本製品は旧モデルにあたります。

後継として、第8世代のCPUを搭載する「Lenovo Legion Y520T」というモデルが同製品ページ内で販売されており、今買うなら、新しい「Lenovo Legion Y520T」が良いでしょう。

新旧モデルでは、CPUが第7世代から第8世代になった以外にはほとんど変わりませんが、チップセットがB250からZ370へとアップグレードされ若干拡張性が増しています。

※いずれにしろ、第7世代CPUのLegion Y520 Towerの方は「在庫なし」となっているようで(2018年2月22日時点)、また買えるようになるのかどうかがわかりません。

性能や筐体については、新モデルと旧モデルとでは大きくは変わらないため、当記事の内容を参考にしていただけると思います。

というわけで以下、Legion Y520 Towerの特徴や性能について詳しくご紹介いたします。

Legion Y520 Tower 製品ページ
※クーポンは製品ページで取得できます。

【Legion Y520 Tower レビュー記事目次】

Legion Y520 Tower 筺体外観
 ・筺体外観・インターフェースをチェック
 ・筺体内部構造をチェック

ソフトウェア
 ・ゲームプレイに役立つLenovo Nerve Centerを搭載

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度

製品のまとめ
・ Legion Y520 Tower まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Legion Y520 Tower 筺体外観・インターフェース

Legion Y520 Towerの筐体外観をチェックします。
ブラックとレッドのカラーリングを採用する、独特のデザインを持つタワー型筐体です。

ゲーミングPCらしいデザインではあるのですが、主張しすぎない所が良いです。リビングや自室に設置しても異質ではないというか、違和感がありません。




フロントパネルの様子。
立体的な構造を持つ、フロントパネルです。

側面にあるメッシュ状の素材は、吸気口。
フロントパネル上部にはマットな素材を、下部に光沢素材を採用するなど、奇を衒うデザインが目を惹きます。



フロントパネルの上部に、いくつかのインターフェースが配置されています。
内容はUSB 3.0×2基、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、電源ボタンです。

正面からアクセスしやすい位置に端子が並んでいるので、机上に置いても、床に置いた場合でも使いやすいです。




電源ボタンのすぐ斜め下にある、鏡面仕上げのLenovoロゴ


フロントパネル中央付近に設けられている、逆三角形の切り込みデザイン


フロントパネル右下には、Legionのロゴを配置



電源をオンすると、フロントパネルの各所でレッドカラーのLEDが点灯します。


いかにもゲーミング、なんて感じがします。
もちろん、フロントパネルのLEDは消灯できます。



背面全体の様子です。

上から順にUSB3.0×2基、USB2.0×2基、LAN、 オーディオ端子×3基が並び、中央の拡張スロット付近にはグラフィックカードに搭載されているDisplayPort×3基HDMI、DVI端子が並びます。

電源コネクタは最下部です。




筐体左右側面の様子。
左サイドパネル(筺体正面から見て左側)のすみのほうに、Lenovoのロゴが配置されています。

右サイドパネルには何もありません。



天面の様子です。
フロントパネルと同様、天面にもやや複雑な形状のデザインが採用されています。



天面のフロントパネル寄りの位置に設けられている、ポケット状のくぼみ。

小物入れかと一瞬考えましたが、筐体の構造から考えて多分通気口か、それとも何も機能もなさないデザイン的なものだと思われます。



天面後部の方にも、通気のための穴が設けられています。



筺体内部構造をチェック

次に、筐体内部の構造をチェックします。
サイドパネルは、左右ともに開閉可能な構造です。

指でゆるめられるネジが使用されているため、ドライバーは不要です。



筐体内部全体の様子です。
ゲーミングPCにしては、比較的スペースに余裕があるように思います。

パーツの配置は、右上から時計回りに光学ドライブベイ、下の方にストレージベイ、電源ユニット、グラフィックカード、CPUやメモリー、M.2 SSDという内容です。

筐体サイズの割に、ストレージベイの数が少なめです。



CPU回りの様子。
CPUの右側にメモリスロットが2基、そのさらに右のほうに256GBのM.2 SSDが搭載されているのが見えます。



下部にあるストレージベイです。
1TB HDDが搭載されています



フロントパネル最上部のすぐ裏側に配置されている、光学ドライブベイ。
掲載モデルには、DVDスーパーマルチドライブが搭載されています。



450Wの電源ユニット。
+12Vは2系統、最大324Wという仕様です。



反対側のサイドパネルも開いてみました。
ケーブルを通せる穴が所々にあり、ケーブルをきれいに収められるようになっています。

ケーブルで筐体内が散らかってしまうのが嫌な方には良いですね。エアフローをよくする効果もあると思います。




なお、冒頭でも述べたとおり本製品はカスタマイズがほぼ行えません。

そのかわりと言ってはなんですが、筐体の構造自体はメンテナンスを考慮した作りを採用しており、個人によるパーツ交換がしやすくなっています。

同梱されていた説明書にも、具体的なパーツ交換の方法が掲載されていました。

イラストで解説しているため、パーツ交換に不慣れな方にもわかりやすいと思います。
ただしパーツ交換を行ってトラブルが発生した場合、保証が利用できなくなる可能性があるため、ご注意ください。



ゲームプレイに役立つLenovo Nerve Centerを搭載

Legion Y520 Towerには、Lenovo Nerve Centerと呼ばれるソフトウェアがプリインストールされています。

筐体フロントパネルのLEDの制御をはじめ、ネットワーク優先使用の設定など、ゲームプレイにも役立つ機能を搭載する独自のソフトウェアです。

このソフトウェアには、CPUのオーバークロック設定が行える機能もあったように思いますが、今回のモデルにはオーバークロックが行えるCPUが搭載されていないためか、項目がありませんでした。



起動画面。
PCの基本構成や、利用状況を確認できます。



ライト制御。
フロントパネルのLEDの設定を行えます。



ネットワークの優先使用の設定です。

あらかじめ、PCにインストールされたゲームを登録しておくことで、ゲームが使用するネットワーク帯域幅が優先されます。

特に遅延が命取りになるオンラインゲームでは、重宝する機能です。



補足として、機能とは関係がありませんが念のため触れておくと、2017年6月に Lenovo Nerve Centerのデスクトップ版ソフトウェアにて脆弱性があることが発表され、修正プログラムが提供されました。

現在販売されている製品には、すでに対策済みのLenovo Nerve Centerが搭載されているのではと思いますが、念のために本シリーズの製品をお持ちの方、また購入予定の方はLenovo Nerve Centerのバージョンを確認し、「1.70.0426」よりも前のバージョンであれば以下を参考に更新するようにしてください。

デスクトップPC用Lenovo Nerve Center の特権昇格(脆弱性についてのページ)



Legion Y520 Tower 構成内容とその特徴について

掲載しているLegion Y520 Towerの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】



【GPU-Z】

【Legion Y520 Tower の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700(3.60GHz/TB時最大4.20GHz)
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 1060(3GB)
メモリ   16GB(8GB×2/DDR4 SDRAM/2スロット)
ストレージ   256GB SSD(PCIe NVMe/Samsung製)+ 1TB HDD (7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
ネットワーク   10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
無線LAN   IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1
拡張スロット   PCI Express x16×1
拡張ベイ   5.25型×1、3.5型×1
電源   450W(80PLUS BRONZE)
カラー   ブラック
サイズ   182×468×402(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約8.71kg
標準保証   1年間 引き取り修理

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2018年02月22日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10、Core i7-7700、GTX 1060(3GB)、16GBメモリ、256GB SSD&1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、無線LANという構成内容のモデルです。

ほかに、Core i5や8GBメモリ、GTX 1050 Ti(4GB)、128GB SSD&1TB HDDに構成を抑えた下位モデルも提供されています。

掲載マシンは第7世代のCPUを搭載していますが、第8世代CPUを搭載した新モデルも販売されており、構成はCPUとチップセット以外はほぼ、第7世代CPUのモデルと同じような内容です。

いずれもカスタマイズはほとんど行えませんが、基本構成で十分な内容のパーツを採用しています。ゲームPCとしては定番の内容を備えているため、悪くないのではないでしょうか。


注目したいのは価格のお手頃さ。
もともとの販売価格はそうでもありませんが、クーポンを適用した価格が驚くくらいに安くなっています。

加えてレノボ製品は、表示価格が多くのメーカーとは異なり「税込み、送料無料」で記載されているのですよね。税抜&送料抜きの価格がどの程度になるのかを考えてみると、リーズナブルという言葉にも頷けるのではと思います。

その時に適用できるクーポンの割引額にもよりますが、記事作成時点での本シリーズのリーズナブルさは、コスパを重視する方には魅力に感じられるはずです。



掲載モデルに搭載されている、ストレージの詳細を確認します。



ストレージの仕様(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)

SSDには、Samsung製の「MZVLW256HEHP-000L7(PM961)」という256GB M.2 SSD(NVMe)が、HDDにはSeagate製の「ST1000DM003-1SB102」という1TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

Core i5やGTX 1050 Tiを搭載する下位モデルには、128GB NVMe SSDや1TB HDDが搭載されます。

用途によって必要なストレージ容量は異なりますが、それでも多くの方にとって理想だと感じられるストレージ構成だと思います。爆速ともいえるほどのスピードを持つ、NVMe規格のSSDを搭載しているところが良いですね。

ストレージが高速だとゲームのロード時などに待たされないため、より快適に遊べるというメリットがあるんですよね。実際にゲームをプレイしたときの快適度が大きく違ってきます。



ベンチマークテストの結果

掲載している Legion Y520 Towerで実施した、ベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】





上からSky Diver、Fire Strike、Fire Strike Ultra、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/ウィンドウモードで実行


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】




上から1280×720、1920×1080、3840×2160(DirectX 11/高品質(デスクトップPC))


【FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION】




上から軽量品質、標準品質、高品質(1920×1080/ウィンドウ)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行。
以下の画質に設定し、フルHDの解像度で実行しています。

【標準画質】
MSAAオフ、リフレクションMSAAオフ、異方性フィルタリング x16、その他多くが「ノーマル、高、超高」

【高画質】
MSAA x8、リフレクションMSAA x8、異方性フィルタリング x16、その他はグラフィックメモリの3GB内で出来うる限り上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 13.034503 144.920532 118.060844
Pass 1 45.953506 159.496750 110.115120
Pass 2 69.222969 158.654587 111.753342
Pass 3 57.665375 198.141632 129.596283
Pass 4 28.371052 218.660736 121.605705


【フルHD&高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
0 4.151976 81.286179 46.655846
1 19.103451 110.994102 39.388500
2 28.496843 177.754425 47.843578
3 30.758701 139.830841 53.800629
4 10.310966 123.615578 48.927349

標準画質、フルHDの設定なら、快適にプレイできます。
やや設定をあげたとしても、やはり快適に動作すると思われます。

グラフィックカードのVRAMが3GBであるため、4Kのような高解像度環境や高画質の設定でのプレイは、少し難しいです。

とはいえ、フルHD&標準画質でプレイできるのなら、CGのクオリティに問題はありません。


【SteamVR Performance Test】

SteamVR Performance Testの実行結果は「VRレディ」。
VRの動作は可能ですが、重いVRコンテンツには向いていません。

コストをできるだけかけず、VRを楽しみたいユーザー向けです。


フルHDの環境なら、多くのゲームタイトルを高画質で遊べるパフォーマンスを持ちあわせています。

価格の割に性能は高いため、コスパ重視のゲーミングPCとしてはお得感の大きい製品だと思います。NVMe SSDの搭載で、ストレージが高速である所も魅力です。



消費電力・温度

Legion Y520 Towerの消費電力を測定。
以下、アイドル時およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 24W
ベンチマーク実行時 ・・・ 158W

※実際の値は若干上下します

高負荷時の消費電力がやや高めです。
といっても、GTX 1060よりも上位のグラフィックカードを搭載するようなPCに比べれば、まだ低い方です。




以下、アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度です。


パーツ温度

高負荷な状態が続くと、CPUやグラフィックカードの温度は高くなりますが、ゲーミングデスクトップPCのパーツ温度としては普通です。



Legion Y520 Tower まとめ

Legion Y520 Towerのレビューは以上となります。
GTX 1060(3GB)、もしくはGTX 1050 Ti(4GB)を採用する、タワー型のゲーミングデスクトップPCです。

カスタマイズが行えない点を気にするユーザーはおられると思いますが、基本構成でもゲームプレイや写真・動画編集等には十分すぎる構成を持ちあわせているため、問題ないでしょう。

実際、多くのゲームタイトルを高い画質でプレイできるという結果がでていますし、ゲームプレイ以外の動作もきびきびとしていて快適です。

今回、第7世代CPUのモデルをご紹介しましたが、買うなら第8世代の新モデルが良いでしょう。新モデルではCPUとチップセットがアップグレードされているため、より快適に利用できるはずです。

個人的な意見としては、ゲームプレイに十分なマシンであることはもちろんなのですが、メモリやSSD&HDDの構成を採用しているのにもかかわらず、クーポン利用でお得に購入できる所に惹かれますね。

製品ページに記載の価格をみて、「相応の価格では?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。が、構成の割にややリーズナブルであること、また送料無料&税込み価格の記載になっている点にご注目ください。

クーポンの割引額によっては価格が変わる可能性はありますが、記事作成時点では、コスパ重視の方にはおいしい製品だと思います。