デルが販売するノートPC、Vostro 15 7000(7570)のレビューです。

Vostro 15 7000(7570)は、15.6型フルHDのビジネス向けノートPC。

コストパフォーマンスを重視するVostroシリーズの中でも、特にパワー重視の7000シリーズでラインアップされている製品です。

主な構成は、第7世代のCoreプロセッサに、グラフィックスにはGTX 1050(4GB)やGTX 1050Ti(4GB)、GTX 1060(6GB)の3種を提供、メモリは最大8GB、ストレージには1TB HDDもしくは128GB SSD&1TB HDDを提供しています。

大画面かつ性能が高く、写真や動画編集のような重い作業に向いた製品です。
コスト重視のシリーズだけあって、内容の割に価格が手頃なところが魅力。

今回、GTX 1060(6GB)を搭載する最上位のプラチナモデルを使用してみましたので、製品の特徴や使用感、性能について詳しくご紹介いたします。

【Vostro 15 7000(7570) レビュー記事目次】

Vostro 15 7000(7570) 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観をチェック
 ・キーボードの操作性をチェック

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
・ Vostro 15 7000(7570) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Vostro 15 7000(7570)の筺体外観をチェック

Vostro 15 7000(7570)の筐体外観をチェックします。

本シリーズはビジネス向けのノートPCですが、コンシューマー向けといっても違和感がないくらい、洗練されたカラーリングを採用しています。

ゲームプレイも可能な外部グラフィックスを搭載しているため、本体サイズはやや大きめです。





ビジネス向けのノートには珍しい、メタリックブルーと呼ばれるカラーを採用しています。

トーンを抑えた色ではあるのですが、適度な艶があって洗練された印象です。DELLのロゴまで、やや青みがかったカラーであるところが凝っているように思います。

このメタリックブルーは有料のカスタマイズによって選べるもので、基本構成の筐体カラーはプラチナ・シルバーとなります。




背面、正面側からみた筐体全体の様子。
厚みがあるとまではいえないものの、薄型ノートの筐体に比べるとサイズは大きいです。

背面にある排気口や、ヒンジ付近の特徴的なデザインが目立ちます。
ディスプレイは、最近多い薄型ベゼルを採用したものではなく、一般的なノートPCという感じのデザインです。



ディスプレイには、15.6型フルHD(1,920×1,080)のIPS非光沢液晶を採用。

映り込みや反射が目立たない非光沢液晶を採用しているため、日常的な事務作業をはじめ、写真や動画編集等が行いやすいです。

特に長時間画面を見続けるような場合だと、非光沢液晶と光沢液晶とでは目の疲れ方が全然違ってくるのですよね。






IPS方式のパネルであるため、視野角は広いです。
上下左右からでも、画面の表示内容がくっきりきれいに見えます。

15.6型でフルHDの解像度も、程よい表示サイズで見やすいです。




液晶の上部ベゼルには、HD Webカメラとデュアルマイクが内蔵されています。

液晶下部にはDELLのロゴを配置。
天板のロゴと同じく、このベゼル上のロゴも、やや青みがかったカラーできれいです。



ディスプレイの最大開閉角度は約135度。
ノートPCのディスプレイの可動域としては、標準的な範囲です。




筐体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面です。
こちら側にはセキュリティケーブル用のスロット、電源コネクター、LAN、USB3.1、SDカードリーダーが搭載されています。



右側面には、ヘッドフォントマイクのコンボジャック、USB3.1×2基、USB3.1 Type-C(Thunderbolt3、DisplayPort対応)、HDMI、VGAが並びます。

映像出力端子にVGAを採用しているところが、ビジネス向けらしいです。大きめの筐体ですが、光学ドライブは搭載していません。




正面、背面側には端子類は何もありません。
背面左右に、大型の排気口を採用しているところが印象に残ります。

大型の排気口に加えて、内部に2基の冷却ファンを内蔵するなど、冷却性能を重視している様子がうかがえます。




筐体底面側の様子。
写真は上が筐体正面側、下が背面側です。

底面カバーのカラーや素材が、天板や筐体左右とは異なっているところが特徴的です。
見てのとおり、バッテリの脱着は行えません。




底面中央に、型押しによるvostroロゴを配置

底面左右に、Waves MaxxAudio Proテクノロジーを採用したスピーカーを内蔵。

標準搭載のWaves MaxxAudio Proサウンドユーティリティを使用し、サウンドの細かなカスタマイズが行えるようになっています。




Waves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティ



PC本体と、付属の電源アダプターやケーブルです。




電源アダプターは19.5V、9.23Aで180W。
製品ページを確認したところでは、GTX 1050、もしくは GTX 1050Tiの構成を選んだ場合には、130Wの電源アダプターがついてくるようです。



キーボードの操作性をチェック

Vostro 15 7000(7570)に搭載されている、キーボードまわりの外観や操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用しています。
右側にはテンキーを搭載。

キーストロークは筐体サイズを考えると、やや浅めです。

あと、BackspaceやEnter付近のキーの形状が独特。
といっても、デルのノートPCでは以前からあるものですが、キーの幅が狭いです。

右側にテンキーが配置されているため、Backspaceがやや押しづらく感じてしまうのですが(NumLockを押しそうで)、テンキーとの間にスペースを持たせて区切ってあるため、打ち慣れればあまり気にはなりません。



キートップの形状は、平ら。
ややざらつきのある素材を使用しており、指紋あとが目立ちにくいです。



タッチパッドは、ボタン一体タイプ。
サイズが大きく操作がしやすいこと、またボタンも適度な硬さでクリックしやすいです。

テンキーの搭載により、タッチパッドの配置がホームポジションからずれてしまっているノートPCも少なくない中、本製品のタッチパッドはホームポジションにあわせた配置が採用されており、タイピング時に手のひらが触れづらいです。

もし、タイピング中のタッチパッドの誤動作が気になる場合は、Windows 10の設定にあるデバイスより、タッチパッドの感度を調整するか、マウスを利用するのならタッチパッドの機能をオフにしてしまってもよいでしょう。



Vostro 15 7000(7570) 構成内容とその特徴について

掲載しているVostro 15 7000(7570)の構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】


【GPU-Z】

【Vostro 15 7000(7570)プラチナモデル の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700HQ(2.80GHz/TB時最大3.80GHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドフルHD(1,920×1,080)、非光沢、IPS
グラフィックス   GeForce GTX 1060(6GB/Max-Q Design)+ インテル HD グラフィックス 630
メモリ   8GB(8GB×1/DDR4 2400MHz)
ストレージ   128GB SSD(M.2 SATA/SanDisk製)+ 1TB HDD(5400rpm/Western Digital製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2、2.4&5GHz、1×1
バッテリ   56 Wh、4セルバッテリ
サイズ   389×270×3.95~24.95(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.65kg
カラー   メタリックブルー
ソフトウェア   マカフィー スモール ビジネス セキュリティ (12ヶ月間更新サービス)
標準保証   1年間 オンサイトサービス (6営業日9-17時)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2018年02月25日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i7-7700HQ、GTX 1060(6GB)、8GBメモリ、128GB SSD&1TB HDDという構成のモデルです。

本製品の主な構成については、CPUには第7世代のCore i5-7300HQやi7-7700HQが、グラフィックスにはGTX 1050(4GB)、GTX 1050Ti(4GB)、GTX 1060(6GB)の3種が、ストレージにはHDDもしくはSSD&HDDの2ストレージをラインアップするなど、パフォーマンスを重視した構成が提供されています。

掲載モデルくらいのパワーがあれば、やや複雑な写真・動画編集などにも十分に活用できるでしょう。

本製品はどちらかというとコンシューマーよりのビジネスノートだと思われ、特にビジネス用途にこだわらず、何にでも使えるノートPCがほしいという方にも向いています。

お値段もお手頃ですから、買いやすいです。



以下、掲載モデルに搭載されているストレージの詳細です。



ストレージの仕様(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

SSDには、SanDisk製の「X400」と呼ばれる128GB M.2 SSD(SATA)が、HDDにはWestern Digital製の「WD10SPZX-75Z10T0」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

高速、かつHDDは容量も十分と、多くの方におすすめの使いやすい2ストレージ構成です。

Vostro 15 7000(7570)にはほかに、1TB HDDを搭載する構成も提供されていますが、使い勝手を重視するのならSSD&HDDを搭載する上位モデルがおすすめです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているVostro 15 7000(7570)で実施したベンチマークテストの結果です。

NVIDIAコントロールパネル内の3D設定の管理より、「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」が優先される設定にした上で実行しています。


NVIDIAコントロールパネル 3D設定の管理


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】




上からSky Diver、Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720、1920×1080/最高品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】




上から1280×720、1920×1080、3840×2160(DirectX 11/高品質(ノートPC))


【CINEBENCH R15】


ビジネス向けの製品ですが、ゲームPCとしても通用するくらいのパワーを持ち合わせています。

CPU性能、グラフィックス性能ともに優れているため、制作系のソフトウェアを利用するような負荷のかかる用途におすすめです。



消費電力・温度

アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)のVostro 15 7000(7570)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定、グラフィックスはGPUが切り替わる設定(Optimusが有効の状態)にした上で測定しています。(以降、全てこの設定を適用)

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 96W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力が、外部グラフィックスを搭載しないノートPC並みに低いです。
こころなしか、ベンチマーク実行時も構成の割にやや低消費電力であるように思います。




以下、アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

デュアル冷却ファンを搭載しているからなのか、グラフィックスの温度がやや低いように思います。

ちなみにグラフィックスの項目に「GeForce GTX 1060 with Max-Q Design(Max-Qとは、ゲームPC並みの高性能を薄型ノートで実現するための技術)」と記載されていますが、温度が低いのは、また前述したように消費電力がやや抑えられているのはこのせいかもしれません。

キーボード温度に関しては、キーボードの中央付近がやや高温になりやすいものの、温度が高くなるのは部分的にであるため、特に気にはなりませんでした。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、Vostro 15 7000(7570)のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は42224秒。
約11.7(11.728888…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

低負荷時の消費電力が低いためか、ネット閲覧や軽い入力作業などであれば、バッテリは相当に持つようです。

高性能なグラフィックカードを搭載しているため、負荷をかけると大幅にバッテリの持ちが短くなることが考えられますが、電源を接続して利用する場面が大半だと思われ、問題はないでしょう。

電源のない場所でも使いやすいという点で、便利なノートPCだと思います。



Vostro 15 7000(7570) まとめ

Vostro 15 7000(7570)のレビューは以上となります。

パワー重視のビジネス向けノートということで、グラフィックスにGTX 1050(4GB)やGTX 1050Ti(4GB)、GTX 1060(6GB)のラインアップを提供するなど、重い作業には打ってつけの高性能ノートです。

デュアル冷却ファンの採用により、冷却性能も高く、負荷のかかりやすい作業にも安心して活用できます。

ビジネス向けのノートは価格が高くなりやすいのですが、Vostroはビジネス向けの割に、また構成の割に価格がお手頃であり、手を出しやすいところが魅力。

制作用途等に利用できるノートをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
購入時は、割引クーポンの利用を忘れないようにしましょう。