ドスパラが販売するノートPC、Critea DX-K H7のレビューです。

Critea DX-K H7は、15.6型液晶を搭載するノートPC。

インテルの第7世代Core i7-7500Uを採用し、メモリは最大16GB、2ドライブ構成も選べるハイパフォーマンスなマシンです。ネットや動画の閲覧、オフィスソフトの利用、ライトな写真編集など様々な作業がこなせるパワーを提供します。

高性能に加え、光学ドライブなど一通りの機能を備えながらも価格が抑えられているため、自宅で利用できるメインノートPCをお探しの方には、コストパフォーマンスの高さで魅力の大きい製品だといえるでしょう。

今回は、基本構成のCritea DX-K H7を利用してみましたので、その外観や使い勝手、実際の性能などについて詳しくご紹介いたします。

【Critea DX-K H7 レビュー記事目次】

・製品の特長
Critea DX-K H7の主な特長

・Critea DX-K H7 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性筐体内部の構造液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Critea DX-K H7 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Critea DX-K H7の主な特長

以下、Critea DX-K H7の主な特長です。
構成は変更となる可能性があります。

・15.6型HDの大画面と、テンキー付きキーボードを採用
・Core i7-7500Uを標準搭載
・最大16GBメモリや、M.2 SSDとHDDの2ドライブ構成を選べるなど、柔軟なカスタマイズが可能
・光学ドライブ標準搭載
・11ac対応の無線LANを搭載
・低価格

多くの方に利用しやすい、15.6型HD解像度の液晶を搭載するノートPCです。

Core i7-7500Uを標準搭載しており、メモリは最大で16GBまで、ストレージは2ドライブも選べるなどハイパフォーマンス。

パフォーマンスが高いとはいっても、ゲームに向くような製品ではありませんが、Core i7-7500UくらいのCPUを搭載していれば、軽いゲーム程度ならプレイできますし、簡単な写真や動画編集を行うパワーもあります。

またサクサクとした使用感がお好みだというのなら、カスタマイズでSSD&HDDの2ドライブ構成を選べば、大容量と速度を両立できるなど、日常作業用のノートPCとしては、理想的な構成を持つ製品だといえるでしょう。

構成の割に価格が抑えられている点も、大きな魅力です。



Critea DX-K H7 筺体外観・インターフェース

Critea DX-K H7の筐体外観をチェックします。
スリムという程ではありませんが、15.6型のノートにしてはやや薄型の筐体を持つ製品です。

シルバーカラーをベースとするアルミ調のシンプルデザインを採用しており、趣味や日常用途、ビジネスなど、どんな用途にも使いやすいです。






天板の様子です。
シルバーカラーのアルミ調のデザインを採用しています。

シンプルではありつつも、中央から放射状に細かい斜線が入るようなやや凝ったパターンを採用しており、見た目にシャープな印象を受けます。




天板の端にはDiginnosのロゴがさりげなく入っている




背面全体の様子


正面側から見た筐体全体の様子


電源オン時の様子



ディスプレイには15.6型ワイドHDの光沢パネルが搭載されています。

光沢感はやや強めであり、屋内では操作のしづらさなどはありませんが、外光が入る明るい場所だとやや使いづらいです。




液晶上部のベゼルにはHD画質のWebカメラを内蔵



ディスプレイの開閉角度は約135度。
画面の角度調整はしやすいです。

光沢パネルは、ディスプレイの角度によってはライトの光や外光が画面に映り込むことがあるため、液晶面の角度調整がしやすいという点は大事です。




筐体側面のインターフェースを確認します。

左側面です。
電源コネクター、VGA、LAN、HDMI 1.4(HDMI、D-Subは排他使用)、USB3.0×2基が並びます。




右側面には、マイク入力&ヘッドフォン出力のコンボポートや USB2.0×2基、光学ドライブ、セキュリティケーブル用のスロットが搭載されています。





正面側には、端の方にSDカードリーダー。




背面には何もありません。



最新のインターフェースは見当たらないものの、映像出力は2系統、USB端子は全4基、また光学ドライブやLAN端子、カードリーダーを備えるなど、メインノートPCに欲しいインターフェースやデバイスをひととおり備えています。

多くの方に使いやすい内容です。





PC本体、付属の電源アダプター&ケーブル


電源アダプターは19V、2.37Aで45W。



キーボードの操作性

Critea DX-K H7に搭載されているキーボードの操作性をチェックします。





角に丸味を持たせたキーを採用する、テンキー付きの日本語キーボードです。

キーは標準的な配置で、特別変わった機能は見当たりません。
Enterキー下の矢印キーがテンキー側にはみ出しているため、その辺りがやや使いにくいですが、操作性は悪くないです。

タイピング作業が多い方でも、難無く利用できると思います。




キートップは平らな形状 マットな質感で指紋跡が目立ちません



パームレストには、ややざらざらとした加工が施されています。
こちらもキートップと同様、付着した汚れが目立ちにくいです。



キーボード上部には、左右にスピーカーが内蔵されています。



タッチパッドはボタン一体型。
ドライバーはElanです。

ボタンは適度な硬さでタッチパッドの面積も広く、ボタン一体型のタッチパッドにしては使いやすい方ではと思います。

とはいえ、屋内で利用するのならマウスを使った方が操作はしやすいでしょう。



筐体底面からアクセスできる内部の構造

Critea DX-K H7の筐体底面からアクセスできる、内部の構造をチェックします。



筐体底面の様子。
写真は上が筐体背面、下が筐体正面側となります。

バッテリは取り外しが可能です。
バッテリの手前には開閉可能なカバーが配置されており、そこから内部パーツへアクセスできるようになっています。




バッテリはラッチをスライドさせて簡単に着脱できるような構造ではなく、筐体にねじ止めされています。

取り外すには、まずドライバーでねじを緩める必要があるなど手間がかかりますが、本製品でバッテリを取り外す機会なんてそうないでしょうから、手間といっても知れています。




37Whのリチウムイオンバッテリーが搭載されていました。




底面カバーを開き、内部の構造をチェックしてみます。

なお、内部パーツへのアクセスによるトラブルは保証外となる可能性があるため、パーツの追加や換装をお考えの方はご注意ください。


ほぼすべてのパーツへアクセス可能な構造です。




CPUや冷却ファン


2基のメモリスロット


ストレージ 基本構成ではHDDが搭載されていますが、カスタマイズでSSHDやSSDを載せることもできます


M.2 SSD用のスロット


M.2スロットの奥に無線LAN

無線LANカードが搭載されているスロットのすぐ近く、写真中央付近に見えているねじ(左側)をはずすことで、光学ドライブを取り外すことができるようになっています。


ストレージやメモリを追加したり、容易に交換できる構造を持っているというのは、そういったスキルをお持ちの方には利便性が高いです。

ただし先にも書いたとおり、内部パーツへのアクセスによるトラブルは保証外となる可能性があります。



液晶のみやすさ

Critea DX-K H7に採用されている、液晶の見やすさをチェックします。




15.6型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶です。
初期時、画面のスケーリングは100%に設定されている状態でした。

解像度が低く、細かい文字を読むのが苦手な方にも見やすい液晶です。

個人的にはフルHD程度の高解像度液晶の方が、多くのウィンドウを広げて作業を行ったり、写真や動画編集ソフトを利用しやすいという理由で好ましいのですが、HD程度の表示の方が、目が疲れにくくて作業がしやすいという方も少なくはないでしょう。

光沢タイプのパネルであるため、明るい場所ではやや作業がしづらいですが、一般的な明るさの屋内では、部屋のライトの反射さえ気をつければ特に使いづらさは感じません。


なお、画面の輝度を最小値まで下げると、ディスプレイをオフしたときのような真っ暗な状態になります。余りこのようなノートは見かけませんが、多分本製品の仕様だと思います。



外光が差し込むような明るい場所では、画面の内容が見づらくなるため、細かい操作がしにくいです。
明るい部屋であっても、光の入る窓際から離れて利用すれば問題ありません。





視野角は狭いです。
斜めから見ると画面の色が大きく変化してしまい、何が表示されているのかよくわからなくなります。

複数人同時の画面閲覧には向かない液晶ですが、正面から見る分にはまったく問題のない表示であるため、普段の作業には影響はないでしょう。



重量

Critea DX-K H7の重さをはかってみました



PCの重さは2226g。
モバイルには向かない重さですが、15.6型サイズの画面を持つノートにしては軽い方です。

この程度の重さなら、PCを持って部屋を移動するのも楽です。



電源アダプターやケーブルの重さは201g。
こちらも軽いです。



Critea DX-K H7 構成内容とその特徴について

掲載しているCritea DX-K H7の構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】






【Critea DX-K H7 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7500U(2.70GHz~最大3.50GHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドHD(1366×768)、光沢
グラフィックス   インテル HD グラフィックス 620
メモリ   8GB(DDR3L SO-DIMM/4GB×2/2スロット)
ストレージ   1TB(5400rpm/HGST製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   Intel Wireless-AC 8265(IEEE802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.2
バッテリ   リチウムイオンバッテリー
サイズ   380×260×24.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.2kg
ソフトウェア   マカフィー・リブセーフ 12ヶ月 製品版
標準保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年02月17日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、15.6型HD光沢液晶、Core i7-7500U、メモリ8GB、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、ac対応の無線LANという構成内容です。

基本構成そのままの内容であり、カスタマイズではメモリやストレージ、光学ドライブなどを変更できるようになっています。

例えば、メモリは容量を落として4GBも選べますし、最大では16GBを選択することも可能。
ストレージは基本構成ではHDDが搭載されますが、カスタマイズでは最小500GB HDD(5400rpm)から、データキャッシュ用のフラッシュメモリを搭載したSSHDも選べますし、もちろんSSDも選択可能。

SSDは、最大1TBの大容量モデルを選ぶこともできます。
M.2 SSDを追加して2ドライブ構成にもできるなど、選択肢の幅がとても広いです。

種類が多いため、選べる構成については製品のカスタマイズ画面にてご確認いただきたいのですが、様々な用途に対応できる構成の選択が可能です。

本製品のようなタイプのノートPCは、メーカーによっては細かい構成を変えられない、または選択肢の幅が狭い製品も多いです。自分の用途にあった構成を選びたいユーザーには、Critea DX-K H7のように柔軟なカスタマイズが行えるマシンはメリットが大きいといえるでしょう。



以下、掲載モデルに搭載されていたストレージの詳細です。


HDDの仕様


ストレージの内訳

HGST製の「HTS541010A9E680」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。基本構成のストレージです。

ベンチマークテストのスコアは、ノートに搭載されるHDD相応という感じで高くはないものの、CPUの処理性能が高いからか、HDDにしてはサクサクとした動作であるように思います。

基本的に、ドスパラのPCはソフトウェアの構成がシンプルであり、バックグラウンドで動いているソフトが少ないために、そうでないPCと比較すると動作が軽いという理由もあるかもしれません。

といっても、SSDのように高速だというわけではないため、常に快適に作業を行いたいのなら、カスタマイズでHDDをSSHDやSSDへアップグレードしたり、HDDに加えて M.2 SSDを追加されることをおすすめします。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している Critea DX-Kで実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】




上からSky Diver、Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1280×720(最高品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1280×720、1920×1080(DirectX 9/標準品質(ノートPC))


【Minecraft】



デフォルト画質~画質をあげても快適に動作(MODなしの状態です)


【CINEBENCH R15】


外部グラフィックスを搭載しない製品ですが、軽いゲーム・・・例えばドラゴンクエストX程度の負荷のゲームなら、よほど画質を高くしなければ普通にプレイできると思われる性能です。

ネットや動画閲覧、ビジネスアプリケーションの利用などをはじめ、複雑でない写真や動画編集など、幅広い用途に使えるパワーがあります。

本製品くらいの性能があれば、日常作業にはまず困らないでしょう。

ストレージがHDDであっても、比較的動作は快適であるように感じますが、常にサクサクと作業を行いたいという方は、カスタマイズでSSHDやSSDを選びましょう。

容量が必要な方には、M.2 SSDとHDDの2ドライブ構成がおすすめです。



消費電力・温度

Critea DX-K H7を使用し、アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定してみました。画面の輝度は50%に設定しています。(以降、全てのテストでこの設定)

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 32W

※実際の値は若干上下します

15.6型の高性能ノートながら、低消費電力です。




Speccyを用い、アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度を測定してみました。


アイドル時のパーツ温度


ベンチマーク実行時のパーツ温度

高負荷な状態が長く続いた場合でも、CPU温度は60度をやや切るくらいと温度は低い方です。




高負荷な状態が続いた場合の、キーボード表面温度を測定してみました。

いずれも30度前後と、低温です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

Critea DX-K H7の再起動時間を測定してみました。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 1:23
2回目 1:22
3回目 1:16
4回目 1:19
5回目 1:13
6回目 1:12
7回目 1:16

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分17秒

Critea DX-K H7の再起動時間は およそ1分17秒。
HDDを搭載するPCとしては、標準的な時間です。

遅くはありませんが、速いという程でもありません。
起動やシャットダウンをはじめ、サクサクとした使用感をお好みの方にはSSDの選択をおすすめします。



バッテリ駆動時間

bbenchを利用し、Critea DX-K H7のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、無線LAN接続によるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は22887秒。
約6.4(6.3575)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちが良いという程ではありませんが、充電ができない場所でも、まとまった作業を行える程度の駆動時間は確保できるようです。

屋内での利用が主だと思われる製品ですから、6時間も持てば十分だと思います。



なお、本製品には「電源管理ユーティリティ」と呼ばれるソフトウェアがプリインストールされています。


消費電力の表示(写真は充電中)


バッテリ―充電のしきい値の設定


ピークシフトの設定

消費電力の表示やバッテリ―充電のしきい値の設定、ピークシフトの設定を行えるソフトウェアです。

バッテリの劣化を気にして満充電したくないという方はおられると思いますので、充電周りの細かな設定を行えるというのは便利です。



Critea DX-K H7 まとめ

15.6型の大画面液晶を搭載する、多くの方に使いやすいノートPCです。

比較的低価格な製品ですが、CPUには第7世代のCore i7-7500Uを標準搭載するなど、スタンダードノートとしてはハイパフォーマンス。

カスタマイズでは最大16GBものメモリや、SSDとHDDの2ドライブ構成も選べるなど、用途に合わせて柔軟に構成を変更できます。

光学ドライブやac対応の無線LANなど、基本的な機能も備えており、自宅で利用するメインPCとしては不足のない製品です。

近年では、スリムでデザイン性は高いけれど光学ドライブやLAN端子がない、また拡張性が全くないなどやや癖のある製品も少なくはありませんが、本製品ではそのような心配は無用です。

光沢タイプのパネルは好みが分かれるところですが、明るい屋外で利用するというのならばともかく、屋内で利用する分には使用感に問題はありません。液晶のパネルタイプにこだわりがないのなら、あまり気にする必要はないと思います。

ネット閲覧やビジネスアプリの利用など、日常的な用途に利用できるノートPCをお探しの方、また高性能なノートPCの購入を検討されている方には、コストパフォーマンスの高さで魅力の大きい製品です。

高性能なノートが欲しい、でも値段も気になる・・なんて方は、とりあえず本製品を購入候補に加えておいても損はないでしょう。