マウスコンピューターが販売するノートPC、m-Book Kシリーズのレビューです。

m-Book Kシリーズは、15.6型フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPC。
CPUにはインテルの第6世代Coreプロセッサを、グラフィックスには GTX 950M(2GB)を標準搭載するマシンです。

GTX 950MはミドルレンジのGPUの中では下位にあたるモデルですが、軽めのゲームであれば高画質設定でもプレイできる性能を持つなど、そこそこパワーのあるグラフィックスです。重いゲームには向きませんが、軽めのゲームプレイや写真、動画編集など、幅広い作業に本製品は向いています。

液晶サイズもゲームや写真編集などの作業に程良いサイズであり、安くて使い勝手の良い高性能ノートをお探しの方にお勧めのモデルだと言えるでしょう。

価格が最小構成で8万円台(税抜)と、とても安いところも魅力です。
今回は、そんなm-Book Kシリーズの外観や特徴、使い勝手、性能面などについて詳しくご紹介したいと思います。

【m-Book Kシリーズ(MB-K670XN-SH2) レビュー記事目次】

・m-Book Kシリーズ 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性筐体底面内部の構造液晶の見やすさ

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・便利なソフトウェアを搭載
Control Centerをはじめとする便利なソフトウェアを搭載

・製品のまとめ
m-Book Kシリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


m-Book Kシリーズ 筺体外観・インターフェース

まず、m-Book Kシリーズの筐体外観をチェックします。

最近は15.6型サイズのノートでも薄型のモデルをちらほら見かけますが、本製品はそれほどコンパクトでも薄くもなく、普通の15.6型ノートと言う感じの筐体です。

重さが約2.4kgあるため持ち運びには向きませんが、持って部屋の中を移動するくらいなら苦になりません。





マットかつサラサラとした質感を持つ、暗めのシルバーカラーをベースにしたシンプルな天板です。
端の方にmouseのロゴがプリントされています。

指紋汚れなどが目立ち難く、扱い易い素材です。




筐体を背面・正面から見たところ。
そこそこ厚みがある事がわかると思います。

最近は外部グラフィックスを搭載したノートでも、筐体が薄く設計されているものをよく見かけますが、本製品はそういった感じのノートではありません。

まあ、持ち歩かないのなら少々厚みがあってもそうでなくてもどちらでもよいと思います。



ディスプレイには15.6型フルHDの非光沢パネルを採用。
反射や映り込みが目立ち難い非光沢であるため、ゲームはもちろんですが、普段の作業も行いやすいです。




液晶上側のベゼルには 約200万画素のWebカメラを内蔵。
下部にはmouseのロゴがプリントされています。




筐体側面のインターフェースの内容をチェックします。

筐体左側の様子。
写真左が背面側、右が正面側です。

電源コネクター、VGA、LAN、USB3.0×2、HDMI端子が搭載されています。



右側の様子です。
マイク入力やヘッドフォン出力、USB2.0、USB3.0、セキュリティスロットが並びます。

光学ドライブは今回のモデルは搭載していませんが、BTOで追加する事も可能です。

光学ドライブは要らない人は要らないデバイスでしょうから、光学ドライブなしの構成を選択できるのは良いと思います。私自身も光学ドライブは不要派です。




正面側。
端の方にメディアカードリーダーが配置されています。



背面には何もありません。


家庭用ノートとしては標準的な内容のインターフェースだと思います。
映像出力にHDMIの他、VGAを搭載していること、また光学ドライブの有無を選択できる点などが特徴的です。




PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル。




電源アダプターは19.5V、6.15Aで120W。



キーボード周りの操作性をチェック

m-Book Kシリーズのキーボードや、その周辺の操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
主要なキーのピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mm、右側には3列のテンキーを搭載しています。

テンキーやカーソルキー付近がやや詰まった配置となっている所が、慣れるまでは少し使いにくいですが、キーの配置や機能に変わったところはなく、操作性も普通。

Windowsキーも標準的な左側の配置ですが、Windowsキーは本製品にプリインストールされているソフトウェアにて、動作の有効無効を切り替えることができるようになっています。



キートップは完全に平らです。



タッチパッドはボタン独立型。
ボタンがやや固いかなと思いますが、普通に使いやすいです。




タッチパッドのドライバーは Synaptics TouchPad V1.2

タッチパッドのデバイス設定は、タスクトレイ内にあるタッチパッドアイコンより起動できます。



筐体底面内部の構造をチェック

m-Book Kシリーズの筐体底面の様子と、底面からアクセスできる内部の構造をチェックします。



底面全体の様子です。
写真は上側が筐体背面、下側が筺体正面側となります。

バッテリは着脱が可能です。
底面カバーの一部が開閉可能な構造となっており、そのカバーから内部へアクセスできるようになっています。



正面寄りの位置には2基のスピーカー。



搭載バッテリの仕様は11.1V、48.84Wh。




底面内部の様子をチェックします。
パネルのカバーは2本のネジで留められており、そのネジを外してカバーを手前にスライドさせれば簡単に開く事ができます。

底面内部の様子です。
メモリ、CPUやGPU、無線LAN、M.2スロット、ストレージベイなど、全てのパーツにアクセスできます。





M.2スロットにはSATA接続のM.2 SSDが搭載されていますが、NVMe SSDの搭載も可能です。



液晶の見やすさ

m-Book Kシリーズに搭載されている、液晶の見やすさをチェックします。




15.6型ワイドフルHD(1920×1080)の非光沢パネルです。
初期時の画面のスケーリング設定は125%と、やや拡大表示されるような設定となっていました。

特別きれいと感じるような液晶ではありませんが、非光沢タイプで使いやすいです。画面サイズも程良いと思います。





液晶の視野角は狭いです。
画面を斜めから見ると表示内容が白っぽく色変化してしまい、よく見えません。

複数人で見るのには適さない液晶ですが、真正面から見ている分には表示に問題はなく、普通に使いやすいです。



m-Book Kシリーズ(MB-K670XN-SH2) 構成内容とその特徴について

掲載しているm-Book Kシリーズ(MB-K670XN-SH2)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【m-Book Kシリーズ(MB-K670XN-SH2)の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ(2.60GHz/TB時最大3.50GHz)
ディスプレイ   15.6型 フルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 950M(2GB)/HD グラフィックス 530
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-17000 DDR4 SODIMM/最大32GB)
ストレージ   256GB SSD(M.2/SATA3/SanDisk製)+ 1TB HDD (SATA2、5400rpm/Western Digital製)
光学ドライブ   なし
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2 + LE
バッテリ   公称の駆動時間:約6.4時間
サイズ   374×249.5×32.8(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.4kg
保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年11月10日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i7-6700HQ、GTX 950M(2GB)、16GBメモリ(DDR4)、256GB SSD&1TB HDDという構成内容のモデルです。

GTX 950Mは標準搭載、その他の構成に関してはある程度カスタマイズが出来るようになっています。

下位モデルではCore i5のモデルも選択可能です。
また光学ドライブは搭載していませんが、こちらもカスタマイズで選択する事ができます。

ゲーミングノートとしてはエントリー機といった感じの構成で、重いゲームのプレイには適しませんが、軽いゲームのプレイや写真、動画編集など、様々な作業に利用する事ができる高い性能を持ち合わせています。

ストレージも2ドライブ構成が可能など、申し分のない内容です。



以下、搭載ストレージの詳細です。


SSDの仕様


HDDの仕様


ディスクの内訳

SSDにはSanDisk製の「SD8SNAT256G1122」という256GB M.2 SSDが、
HDDにはWestern Digital製の「WD10JPVX-22JC3T0」という1TB HDDが搭載されていました。

SSDはSATA接続のモデルです。
NVMe SSD程の性能は持ちませんが、性能は高いです。

カスタマイズではNVMe SSDへとアップグレードする事も可能であるため、速度に拘る方は選択しておくと良いでしょう。HDDもより容量の大きいモデルを選択できます。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているMB-K670XN-SH2で実施したベンチマークテストの結果です。

NVIDIAコントロールパネルより設定できる3D設定にて、「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」に設定した状態で各ベンチマークを実行しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア



【3DMark】



各テストの実行結果



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1920×1080/ 最高品質、Windowsモードで実行



【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1280×720(設定3) / 1920×1080(設定3) / 1920×1080(設定6)



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1280×720、1980×1080(DirectX 11/高品質(ノートPC))



【Minecraft】



画質の設定を上げても快適に動作



【CINEBENCH R15】


軽めのゲームなら高画質設定でも快適に、やや負荷のかかるゲームに関しては画質を調整する必要はあるものの、プレイは可能です。

軽いゲームしかしない方なら十分な性能のマシンだと思います。

ゲームはしないけれど、高性能なノートが欲しいという方にも手頃で悪くないです。写真や動画編集の専用機としてもおすすめ。



消費電力・温度

MB-K670XN-SH2の消費電力を測定。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力測定値です。

NVIDIAコントロールパネルより設定できる3D設定は「自動選択」に、画面の明るさは50%に設定したうえで測定しています。(以降、全てのこの設定でテストを実施)



アイドル時 ・・・ 9W
ベンチマーク実行時 ・・・ 65W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

ベンチマーク実行時はやや消費電力が大きくなるものの、アイドル時は外部GPUを搭載しないノートと同じくらい低消費電力です。




MB-K670XN-SH2のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時と、ベンチマーク実行時(3DMarkを10分以上実行)のパーツ温度です。

高い負荷が続くとCPUやGPUの温度は上昇するものの、ゲームがプレイできる構成を持つノートとしては温度は低い方だと思います。




高負荷時のキーボード表面の温度です。

高負荷な状態が続くとパームレストの左側がやや温かくなりやすいようですが、全体的には低温です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、MB-K670XN-SH2の再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:51
2回目 0:50
3回目 0:50
4回目 0:48
5回目 0:50
6回目 0:50
7回目 0:50
8回目 0:49
9回目 0:49
10回目 0:49

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 49秒

MB-K670XN-SH2の再起動にかかる時間は およそ49秒。
SSDを搭載しているため、起動やシャットダウンにかかる時間は比較的短いです。



バッテリ駆動時間

MB-K670XN-SH2のバッテリ駆動時間を測定。

測定にはbbenchを使用、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。


バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は22156秒。
約6.2(6.15444444…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

ミドルエンドでも下位に位置づけられるGTX 950M搭載とはいえ、ゲームプレイも可能なノートPCにしてはバッテリの持ちは良い方です。

本製品をモバイル利用する事はないと思いますが、ちょっと移動してPCを使うような場合にバッテリの持ちが良いと便利です。



Control Centerをはじめとする便利なソフトウェアを搭載

m-Book Kシリーズには、PCのシステム設定を一括変更できる「Control Center」や、マクロキーの設定を行う「Flexikey」などのソフトウェアがプリインストールされています。

いずれもゲームをプレイされるような方には便利なソフトです。



Control Centerのゲーミング設定では、左Windowsキーの動作の有効・無効設定を行うことが可能です。



そしてFlexikey。
複数のキーの組み合わせを特定のキーに割り当てるマクロキー機能や、キーの押下頻度の記録等の機能を持つソフトウェアです。

いずれもゲームユーザーには便利なソフトウェアだと思います。



m-Book Kシリーズ まとめ

m-Book Kシリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・第6世代のCoreプロセッサ、GeForce GTX 950M(2GB)を標準搭載
・15.6型フルHDの非光沢液晶を採用
・光学ドライブなしの構成を選べる
・ゲームや写真、動画編集も可能な性能を持ちながら、価格が安い

GTX 950M(2GB)を標準搭載する、15.6型フルHDのノートPCです。

GTX 950MはミドルレンジのGPUの中でも下位にあたるモデルですが、軽いゲームなら高画質でも快適にプレイできることに加え、やや重めのゲームであっても画質を調整すればプレイは可能であるなど、ゲーム用途にも十分活用できるパワーを持ちあわせています。

ライトなゲーム用ノートとしてはもちろん、写真や動画編集用に適当なノートPCだと言えるでしょう。単純に高性能なノートが欲しい方にもおすすめです。

価格が最小構成だと8万円台(税抜)からと、とても安い所も魅力です。
細かい話ですが、光学ドライブ無しの構成を選べる点も、その分のコストを抑えることができるので良いと思います。

軽めのゲームに向くノートや、コストパフォーマンスに優れた高性能ノートをお探しの方には是非チェックしてみてください。